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278.ミャウミャウミャオーⅡ
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人間的には一匹ずつ順にやった方が楽だろうけど、順番こだと待っている方の恐怖が募る。
瀬名家では二匹まとめて浴室にお連れするのが恒例だそうだ。よって人手は二人以上が必要。
キキはここまで来ると諦めがつくようでそう大げさには暴れなかった。瀬名さんの手つきはとにかく優しいから怖がっている様子はないが、不服そう。顔面がヤクザだ。なんでもいいからさっさとしやがれと猫目がずっと言っている。
恐怖におののいているのはココだけで、大変というか手に負えない。浴室に入った瞬間に豹変した姿はいよいよ別猫。ものっすごい鳴く。
「にゃぁぁぁッゥゥゥナァああにゃーニャーうにゃァあああアアア!」
断末魔の叫び。
「ワォー」
犬になった。
「あぅあぅあぅあぅあぅあぅ」
なんか喋ってる。
瀬名さんにワシャワシャされる濡れ猫。これでもかというほど丁寧に洗われているのに、心の底から絶望の表情を見せていた。
「めっちゃ嫌そう」
「六年も家猫やってんだからいいかげん慣れろよ殺さねえよ」
「本能レベルで怖いんでしょうね」
DNAに刻み込まれたリビアヤマネコの遺伝子の記憶がココをパニックに陥らせている。濡れると意外とほっそりしている本体を人間二人の目に晒し、隙あらばガラス張りのドアの方へと逃走しようとするので都度捕まえた。
「ミャ゛ッッッッ!!!!」
ごめんな。
「……これ嫌われない?」
「大丈夫だ。乾かした頃には全部忘れてる」
「それは大丈夫じゃないのでは」
ショックで記憶抜けてるんじゃないのか。隣のキキの顔を見てみろ。おとなしく一緒にワシャワシャされながらも妹の悲鳴にドン引きしている。
その後もココの絶叫が鳴り止む事だけはなかった。切り刻まれる食材の心情を表現するかのような顔つき。ギンギンに見開かれた両目。
あとは泡を流すだけだから、もうちょっとだけ耐えてくれ。
ズブ濡れの猫をそれぞれ一匹ずつ抱えてやっとの思いで脱衣所に出た。用意しておいたバスタオルでキキの体をふんわり包むと、行儀よく水気を拭わせてくれる。この子はお出かけの寸前で面倒臭くなるけど出かけちゃえば満足するタイプだろう。
一方、瀬名さんにタオルでポフポフされているココはもうほとんど放心状態。一人で待っているの嫌だから苦手なのにジェットコースターに乗っちゃって隅っこのベンチで三十五分くらい再起不能になるタイプだ。
とにかくお風呂ミッションの峠は越えた。瀬名さんによるとドライヤーは二匹とも嫌がらないらしい。
むしろココはドライヤーに興味があるようで率先して風に当たりに来るそう。自分にブンブン向かってくる風を顔面から待ち受けて、食っているかのように口をパクパクさせる動作をなぜなのか毎回するらしい。
二匹の猫の心配はもうない。風邪をひかせてしまわないようにきちんと乾かしてやるだけだ。
ここで大変なことになっているのは、どちらかと言うと俺の方。
「ところで無事か」
「そう見えますか」
胸から上を中心にビシャビシャだ。急に自分のしっぽに驚いて垂直に飛び上がったココに驚いた俺がシャワーをガシャンと落っことし、その弾みで顔面から思いっきりお湯をひっ被った。
思わぬ事故に遭って水浸し。用意してあった人間用のタオルを首に巻きつけ、すでにズブ濡れ状態なのでビシャビシャのキキさんを抱っこしながらポフポフする。
「最後の最後で派手に浴びたもんな」
「湿度二百パーセントです」
「こいつらが終わったら次はお前のドライヤーだ」
この後は俺がモフモフされる。
***
膝の上ではフカフカになったキキが丸くなっていた。お風呂で気力体力ともに使い果たしたのだろう。ズッシリとその身を預けてくれる。
それが不意にすくっと立ち上がった。しかし膝の上から退く気はないようで、俺の太ももを踏みつけながらクククーっと一度背伸びをすると、両前足を折りたたんで再びモフッと身を伏せた。そしてついでとばかりに、くわッと大あくびを一つ。
「ふ、……」
俺の口も僅かに開いた。くふっと押し込めたこの欠伸。
「うつった」
「うつったな」
「キキさんがあんまりにも気持ちよさそうだから」
猫のお風呂は人間にとっても体力勝負だった。眠い。肩にはクイッと腕を回され、遠慮なくトサッと寄り掛かる。
人んちだという事も忘れそうになる程の平和だ。膝の上の白黒を撫でているその最中にも、視界にはさっきからドタバタちょこまかオレンジのモフモフが映り込んでくる。
あちこちを縦横無尽に駆け回っているココは元気マンタン。ドライヤーから放たれる温風をパクパクアグアグ食いまくってすこぶる満足したようだ。もっふり感が増した毛並みをたなびかせながら一時も休まず疾走していた。
「綺麗になったら元気度上がりましたね」
「いつになったら一歳児になるんだ」
生後五ヵ月気分が一向に抜けないレディーは、今もまた俺達の目の前をニャッハーッと爆走していった。
ついさっきのお風呂が嫌だった記憶は本当に全部忘れているように見える。むしろ大丈夫なのかあれは。ヤバいものキめてる猫になっていないか。
「……あれ本当に大丈夫なの?」
「大丈夫だ。今はサッパリしてハイになってるだけだからあと十五分もすれば燃料切れ起こす」
「それは大丈夫じゃないよ」
充電ゼロになるまでそこら中を走り回るのは生き物としてちょっとどうなんだ。
***
先ほど瀬名家に到着したのは朝のまだまだ早い時間だった。人様のお宅に上がり込むには常識的とは言えない頃合いであったが、玄関を開けたそこには猫二匹以外に生き物の気配なし。グランピングを満喫するためご両親はすでに出発していた。瀬名家の皆さんの朝は早い。
「……ココさんの顔面ヤバくない?」
「とうとう切れたな燃料が」
視線の先の茶トラがどこか遠くを見はじめた。あれは完全に思考がどっか飛んでる。
活動開始時間が前のめり気味だったから一日が長く感じるかと言えば、全くそうはならなそうだ。猫と遊んだり猫を洗ったりしているうちにいつの間にかとっくにもう午後。
どうりで腹が減ると思った。再び大きく伸びをしてからトスッと床に降り立ったキキと、急にポケッとした顔になりその場で座り込んだココのために、まずはキャットフードを出してやる。手分けしてご飯と水を用意する俺達の足元に、人間の動作の意味をきちんと把握している二匹の猫がすかさず寄って来た。
二匹がモグモグしている間に俺達も少し遅めの昼メシ作りだ。肉や魚なんかはお二人が出発前にわざわざ買いそろえてくれていたようだ。使ってね、と冷蔵庫に貼り付けられたメモ書きとともに十分な食材が置いてあった。ありがたい。
さっき庭で収穫させてもらったナスとシシトウも贅沢に持ち出してくる。ツヤツヤの紫と色の濃い緑は揚げ浸しにしよう。そうと決まればさっそく準備に取り掛かる。
野菜を洗っている俺の横では、瀬名さんが気合を入れていた。
「新たなメニューに挑戦しようと思う」
スマホをじっくり睨み付け、決意したように重々しく言った。横からそれとなく覗き込んだその画面。ストンと、俺の顔面の筋肉が一瞬で無を体現する。
オムライスのレシピ動画だった。
「どうせケチャップ味のチャーハンになるんですから素直にチャーハンの動画見たらどうです?」
「なんだとコラ」
「あなたにオムライスはまだ早い」
「見くびるんじゃねえ。俺はやれる」
「オムレツ上手に焼けるくらいで調子に乗らないでもらえますか」
「俺のオムレツの出来栄えを知っているお前なら分かるはずだ。日本全国の卵たちが今こそ次のステップに進む事をこの俺に求めてる」
「勝手な妄想のせいでケチャップ味のチャーハンにされる卵たちの身にもなってください」
こんな姿になるはずじゃなかったと何匹の卵を泣かせるつもりか。
言っているそばから瀬名さんが冷蔵庫から取り出してきた三つの卵。本日の犠牲者はこちらの三タマ様だ。
「……何を作り出しても構いませんけど爆発だけは絶対やめてよ。あなたここの居住権ないんだから」
「部屋なくて悪かったな」
そうして紆余曲折ありながらも瀬名さんは最終的に、ケチャップライス入りオムレツを作り上げた。逆に凄い。
瀬名家では二匹まとめて浴室にお連れするのが恒例だそうだ。よって人手は二人以上が必要。
キキはここまで来ると諦めがつくようでそう大げさには暴れなかった。瀬名さんの手つきはとにかく優しいから怖がっている様子はないが、不服そう。顔面がヤクザだ。なんでもいいからさっさとしやがれと猫目がずっと言っている。
恐怖におののいているのはココだけで、大変というか手に負えない。浴室に入った瞬間に豹変した姿はいよいよ別猫。ものっすごい鳴く。
「にゃぁぁぁッゥゥゥナァああにゃーニャーうにゃァあああアアア!」
断末魔の叫び。
「ワォー」
犬になった。
「あぅあぅあぅあぅあぅあぅ」
なんか喋ってる。
瀬名さんにワシャワシャされる濡れ猫。これでもかというほど丁寧に洗われているのに、心の底から絶望の表情を見せていた。
「めっちゃ嫌そう」
「六年も家猫やってんだからいいかげん慣れろよ殺さねえよ」
「本能レベルで怖いんでしょうね」
DNAに刻み込まれたリビアヤマネコの遺伝子の記憶がココをパニックに陥らせている。濡れると意外とほっそりしている本体を人間二人の目に晒し、隙あらばガラス張りのドアの方へと逃走しようとするので都度捕まえた。
「ミャ゛ッッッッ!!!!」
ごめんな。
「……これ嫌われない?」
「大丈夫だ。乾かした頃には全部忘れてる」
「それは大丈夫じゃないのでは」
ショックで記憶抜けてるんじゃないのか。隣のキキの顔を見てみろ。おとなしく一緒にワシャワシャされながらも妹の悲鳴にドン引きしている。
その後もココの絶叫が鳴り止む事だけはなかった。切り刻まれる食材の心情を表現するかのような顔つき。ギンギンに見開かれた両目。
あとは泡を流すだけだから、もうちょっとだけ耐えてくれ。
ズブ濡れの猫をそれぞれ一匹ずつ抱えてやっとの思いで脱衣所に出た。用意しておいたバスタオルでキキの体をふんわり包むと、行儀よく水気を拭わせてくれる。この子はお出かけの寸前で面倒臭くなるけど出かけちゃえば満足するタイプだろう。
一方、瀬名さんにタオルでポフポフされているココはもうほとんど放心状態。一人で待っているの嫌だから苦手なのにジェットコースターに乗っちゃって隅っこのベンチで三十五分くらい再起不能になるタイプだ。
とにかくお風呂ミッションの峠は越えた。瀬名さんによるとドライヤーは二匹とも嫌がらないらしい。
むしろココはドライヤーに興味があるようで率先して風に当たりに来るそう。自分にブンブン向かってくる風を顔面から待ち受けて、食っているかのように口をパクパクさせる動作をなぜなのか毎回するらしい。
二匹の猫の心配はもうない。風邪をひかせてしまわないようにきちんと乾かしてやるだけだ。
ここで大変なことになっているのは、どちらかと言うと俺の方。
「ところで無事か」
「そう見えますか」
胸から上を中心にビシャビシャだ。急に自分のしっぽに驚いて垂直に飛び上がったココに驚いた俺がシャワーをガシャンと落っことし、その弾みで顔面から思いっきりお湯をひっ被った。
思わぬ事故に遭って水浸し。用意してあった人間用のタオルを首に巻きつけ、すでにズブ濡れ状態なのでビシャビシャのキキさんを抱っこしながらポフポフする。
「最後の最後で派手に浴びたもんな」
「湿度二百パーセントです」
「こいつらが終わったら次はお前のドライヤーだ」
この後は俺がモフモフされる。
***
膝の上ではフカフカになったキキが丸くなっていた。お風呂で気力体力ともに使い果たしたのだろう。ズッシリとその身を預けてくれる。
それが不意にすくっと立ち上がった。しかし膝の上から退く気はないようで、俺の太ももを踏みつけながらクククーっと一度背伸びをすると、両前足を折りたたんで再びモフッと身を伏せた。そしてついでとばかりに、くわッと大あくびを一つ。
「ふ、……」
俺の口も僅かに開いた。くふっと押し込めたこの欠伸。
「うつった」
「うつったな」
「キキさんがあんまりにも気持ちよさそうだから」
猫のお風呂は人間にとっても体力勝負だった。眠い。肩にはクイッと腕を回され、遠慮なくトサッと寄り掛かる。
人んちだという事も忘れそうになる程の平和だ。膝の上の白黒を撫でているその最中にも、視界にはさっきからドタバタちょこまかオレンジのモフモフが映り込んでくる。
あちこちを縦横無尽に駆け回っているココは元気マンタン。ドライヤーから放たれる温風をパクパクアグアグ食いまくってすこぶる満足したようだ。もっふり感が増した毛並みをたなびかせながら一時も休まず疾走していた。
「綺麗になったら元気度上がりましたね」
「いつになったら一歳児になるんだ」
生後五ヵ月気分が一向に抜けないレディーは、今もまた俺達の目の前をニャッハーッと爆走していった。
ついさっきのお風呂が嫌だった記憶は本当に全部忘れているように見える。むしろ大丈夫なのかあれは。ヤバいものキめてる猫になっていないか。
「……あれ本当に大丈夫なの?」
「大丈夫だ。今はサッパリしてハイになってるだけだからあと十五分もすれば燃料切れ起こす」
「それは大丈夫じゃないよ」
充電ゼロになるまでそこら中を走り回るのは生き物としてちょっとどうなんだ。
***
先ほど瀬名家に到着したのは朝のまだまだ早い時間だった。人様のお宅に上がり込むには常識的とは言えない頃合いであったが、玄関を開けたそこには猫二匹以外に生き物の気配なし。グランピングを満喫するためご両親はすでに出発していた。瀬名家の皆さんの朝は早い。
「……ココさんの顔面ヤバくない?」
「とうとう切れたな燃料が」
視線の先の茶トラがどこか遠くを見はじめた。あれは完全に思考がどっか飛んでる。
活動開始時間が前のめり気味だったから一日が長く感じるかと言えば、全くそうはならなそうだ。猫と遊んだり猫を洗ったりしているうちにいつの間にかとっくにもう午後。
どうりで腹が減ると思った。再び大きく伸びをしてからトスッと床に降り立ったキキと、急にポケッとした顔になりその場で座り込んだココのために、まずはキャットフードを出してやる。手分けしてご飯と水を用意する俺達の足元に、人間の動作の意味をきちんと把握している二匹の猫がすかさず寄って来た。
二匹がモグモグしている間に俺達も少し遅めの昼メシ作りだ。肉や魚なんかはお二人が出発前にわざわざ買いそろえてくれていたようだ。使ってね、と冷蔵庫に貼り付けられたメモ書きとともに十分な食材が置いてあった。ありがたい。
さっき庭で収穫させてもらったナスとシシトウも贅沢に持ち出してくる。ツヤツヤの紫と色の濃い緑は揚げ浸しにしよう。そうと決まればさっそく準備に取り掛かる。
野菜を洗っている俺の横では、瀬名さんが気合を入れていた。
「新たなメニューに挑戦しようと思う」
スマホをじっくり睨み付け、決意したように重々しく言った。横からそれとなく覗き込んだその画面。ストンと、俺の顔面の筋肉が一瞬で無を体現する。
オムライスのレシピ動画だった。
「どうせケチャップ味のチャーハンになるんですから素直にチャーハンの動画見たらどうです?」
「なんだとコラ」
「あなたにオムライスはまだ早い」
「見くびるんじゃねえ。俺はやれる」
「オムレツ上手に焼けるくらいで調子に乗らないでもらえますか」
「俺のオムレツの出来栄えを知っているお前なら分かるはずだ。日本全国の卵たちが今こそ次のステップに進む事をこの俺に求めてる」
「勝手な妄想のせいでケチャップ味のチャーハンにされる卵たちの身にもなってください」
こんな姿になるはずじゃなかったと何匹の卵を泣かせるつもりか。
言っているそばから瀬名さんが冷蔵庫から取り出してきた三つの卵。本日の犠牲者はこちらの三タマ様だ。
「……何を作り出しても構いませんけど爆発だけは絶対やめてよ。あなたここの居住権ないんだから」
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