インチキ霊媒師探偵

アリス

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プロローグ

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探偵と名乗るものは数多く存在する。

ただ、小説やドラマのように活躍する探偵は現実には存在しないと思われている。

霊媒師もまた同じだ。

漫画やドラマで恰好よく悪霊を退治し、自分もそうなりたいと思うものは結構いるだろう。

私もそのうちの一人だった。

だが、現実にはそんな人間は存在しない。

なぜなら、幽霊がいるという存在を証明できないからだ。

視えない人間にとっては、いくらそこにいると言われてもわからないからだ。

テレビに出ているひとが本物かどうか知りようがないのだ。

偽物とまでは言わないが信じることは難しいだろう。

少し前までの私なら、そう思っていただろう。

ここからする話は嘘ではなく、本当のことだ。

私が見たことをそのまま書くと約束する。

これから登場する彼は間違いなく本物の「霊媒師」だ。

そして、その力を犯罪者を裁くために使う「探偵」でもある。

私は今日から彼を「霊媒師探偵」と呼ぶことにした。

これからは彼が解決したことを、過去に解決してきた事件について書いていきたいと思う。

まずはじめに書くのは、今日あった事件についてだ。

私はこれを「人形に恋した男の事件」と呼ぶことにした。
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