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76話 魔王様登場
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「話の途中にすまなかったな」
王は2人に向き直った。
「いえ、先程お話の間に薬の最後の行程を終わらせておきました」
そう言って、ミラは小瓶を揺らして見せた。
「…ほんとにいいの?」
アレスは心配そうにミラを見た。
「ええ、あなたと一緒に生きて、同じように歳を取って、同じくらいの寿命で死ねるなら、本当に嬉しいです」
笑顔でそう言ったミラをアレスは思い切り抱きしめた。
その時!
急にその部屋にゲートが開き、その部屋にいた3人は驚いてそちらを見る。
「待て‼︎ミラ‼︎騙されるな‼︎」
姿が見えるより先に声がした。
その声は⁈
とミラがドキンッとすると、ゲートから、焦った形相のカーティスが飛び出し、ミラの持つ小瓶をサッと取り上げると、壁に強く投げつけた!
パリンッ
と音がして、小瓶が割れ、中身が全て溢れてしまった。
「カーティス様!どうして⁈」
カーティスは驚いたミラに近寄り、アレスから奪うと、王の時間を止める。
「…やってくれたな⁇」
金色の目が鋭くアレスを睨みつけた。
王は2人に向き直った。
「いえ、先程お話の間に薬の最後の行程を終わらせておきました」
そう言って、ミラは小瓶を揺らして見せた。
「…ほんとにいいの?」
アレスは心配そうにミラを見た。
「ええ、あなたと一緒に生きて、同じように歳を取って、同じくらいの寿命で死ねるなら、本当に嬉しいです」
笑顔でそう言ったミラをアレスは思い切り抱きしめた。
その時!
急にその部屋にゲートが開き、その部屋にいた3人は驚いてそちらを見る。
「待て‼︎ミラ‼︎騙されるな‼︎」
姿が見えるより先に声がした。
その声は⁈
とミラがドキンッとすると、ゲートから、焦った形相のカーティスが飛び出し、ミラの持つ小瓶をサッと取り上げると、壁に強く投げつけた!
パリンッ
と音がして、小瓶が割れ、中身が全て溢れてしまった。
「カーティス様!どうして⁈」
カーティスは驚いたミラに近寄り、アレスから奪うと、王の時間を止める。
「…やってくれたな⁇」
金色の目が鋭くアレスを睨みつけた。
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