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11話 仲良しな2人
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ドンっ
「…っつぅ、…うわっ!」
ベッドで目を覚ましたアクアは、隣に眠る女の子を見て驚いた。
(アッ、アイリス⁉︎何で一緒に寝てるんだ⁉︎)
アイリスが自分の体に手を巻きつけていて、抱き枕のようにされていた。
ちょうど寝返って勢いよく置かれたアイリスの手が傷に当たり、痛みで目が覚めたらしい。
(…そうか、昨日なんでかわからないけど狼になってしまって、アイリスが僕だとわかってくれたからその後床で寝てたんだよな?あれ?なんでベッドにいるんだ、僕は…)
自分の体を見ると…裸だった。
(うわっ、なんだこれ!…そうか、人間に戻ったら寒くて無意識にこっちへ来てしまったのか?いつ人間に戻ったんだ…?わからないけど、戻れて…よかった…)
「ぅ…うん」
(ま、まずいっ)
アイリスが起きそうになったので、慌ててベッドから降りて床にあった毛布に包まる。
自分の服をキョロキョロ探すと、床にまるで抜け殻のように包帯と服が落ちていた。
(…そうだ、昨日アイリスが泣き疲れて眠ってしまったから、ベッドを交代して寝かせたあと、急に体が熱くなって、おかしいと思ったら、…あの狼になったんだ…
なんなんだ、この体…今回が初めてなのか、それとも記憶を失っているだけでずっとこうだったのか…これは…早く記憶を思い出さないと…まずいな)
服を着ながらそう思っていると、部屋の奥に上着が吊るされているのが見えた。取りに行くと、少し破れたあとが綺麗に繕われている。それに石鹸のいい香りもした。
(アイリス…君は公爵令嬢だと言うのにこんなことまでできるのか……
しかし、ここまでさせるほどに追い詰めた婚約者も婚約者だな。一年も行方不明になっているんだから、もう諦めて違う相手にしてやれば、この子も家に帰れるのに。ほんとにひどい奴だな、その王子とやらは)
アクアはアイリスを思って溜息を吐きながら、上着を着る前に自分で包帯を巻こうとしていたが、なかなかうまくいかない。
「…ぅん……アクア?」
「あ、ああ、アイリス、おはよう。ごめん、起こしてしまったね」
アクアは申し訳なさそうに微笑んだ。
「あっ‼︎あー!アクアだ!
えっ⁉︎じゃあ、あの狼は⁇どこに消えたの⁇」
アイリスは眠気まなこをこすりながら、アクアを指差して大きな声を上げた。
「…僕にもさっぱりわからないんだ。…でもあの狼は確かに僕だよ…
昨日君が泣き疲れて寝てしまった後、急に体が熱くなって、あの狼になってしまった。
それで、朝起きたらこの通り、人間に戻ってたんだ」
「えー‼︎何それ⁉︎すごい、アクア!あなた狼に変身できるのね⁉︎」
アイリスは目を輝かせた。
「君は…恐くないのかい?こんな記憶もない上に狼にまで変わってしまう僕のこと…」
アクアは不安そうに聞いたが、アイリスの輝いた顔はそのままだった。
「ちっとも!だってあの狼すごく可愛かったわ!大きいのに大人しいし、ふわふわの毛は柔らかくて、とっても気持ち良かったのよ…?」
アイリスは夢見心地でうっとりと話した。
「ハハハっ、そんなに喜ばれたら、悩んでたのが馬鹿馬鹿しくなるな。ほんとにアイリスって面白い子だね?」
毎度毎度自分の悩みを吹き飛ばしてくれるアイリスの明るい性格が可愛いくて、ついついアクアは笑いながらそう言ったのだが、アイリスは面白いと言われたのが馬鹿にされたように思えて拗ねたような顔をする。
「そうかしら?誰だってあんなに可愛い子みたらそう思うわよ?」
「ふふっ、でもあんまり可愛い可愛い言われると、男の僕としては複雑なんだけどね?」
と、アクアは困ったように微笑んだ。
「あっ、ご、ごめんなさい。そうね、中身はあなたなのよね?……え?あっ!ということは…つまり私は…あなたに抱きついたり顔を埋めたりしてたってことなの⁉︎」
急に恥ずかしくなったアイリスは赤くなる顔を手で覆った。
「だ、大丈夫、あんまり記憶がないから!あの姿になってる時の記憶はそんなに残ってないみたいだから気にしなくて大丈夫だよ、ね?アイリス落ち着いて?」
(嘘だ、…全部覚えている)
でもそう言ってやらないと収まりそうにないので、仕方なくアクアは本当のことを言わないことにした。
「そ、そうなの?」
顔を覆った手の指の隙間を少し広げて、アクアを覗き見ながら弱々しく聞いた。
「あ、ああ」
「…ほんとに?…じゃあ昨日どうやって私に自分の名前教えたかも覚えてないってこと?」
手を退けて、アクアを食い入るように見ながら質問する。
「あ、ああ、そうだね?そ、そんなことしたんだ?」
「ふーん…?そっか!よかった!」
完全に納得して、アイリスは晴々とした表情になった。
「……ははは」
簡単に信じたアイリスに良心が傷んだアクアは、言葉を失って苦笑いで誤魔化した。
「あっ、アクア?包帯自分で巻くの大変でしょ?新しい薬草も持ってくるからちょっと待ってて」
ベッドから飛び起き、パタパタと薬草を取りに行って急いで戻ってくると、アイリスはまた綺麗に包帯を巻き直してくれた。
「はい!もう大丈夫よ?」
スッ
「…何?」
アクアが少し体をアイリスから離したのを見てそう聞いた。
「あっ、いや、また傷口を叩かれるのかと思って…」
「ひどーい!」
アイリスは小さな拳を軽く振り上げた。
「ハハハっ、ごめん、ごめん、許して?」
「ぷっ、何その恐がってる顔!ふふふっ」
2人は顔を見合わせてケラケラと楽しそうに笑い合った。
「…っつぅ、…うわっ!」
ベッドで目を覚ましたアクアは、隣に眠る女の子を見て驚いた。
(アッ、アイリス⁉︎何で一緒に寝てるんだ⁉︎)
アイリスが自分の体に手を巻きつけていて、抱き枕のようにされていた。
ちょうど寝返って勢いよく置かれたアイリスの手が傷に当たり、痛みで目が覚めたらしい。
(…そうか、昨日なんでかわからないけど狼になってしまって、アイリスが僕だとわかってくれたからその後床で寝てたんだよな?あれ?なんでベッドにいるんだ、僕は…)
自分の体を見ると…裸だった。
(うわっ、なんだこれ!…そうか、人間に戻ったら寒くて無意識にこっちへ来てしまったのか?いつ人間に戻ったんだ…?わからないけど、戻れて…よかった…)
「ぅ…うん」
(ま、まずいっ)
アイリスが起きそうになったので、慌ててベッドから降りて床にあった毛布に包まる。
自分の服をキョロキョロ探すと、床にまるで抜け殻のように包帯と服が落ちていた。
(…そうだ、昨日アイリスが泣き疲れて眠ってしまったから、ベッドを交代して寝かせたあと、急に体が熱くなって、おかしいと思ったら、…あの狼になったんだ…
なんなんだ、この体…今回が初めてなのか、それとも記憶を失っているだけでずっとこうだったのか…これは…早く記憶を思い出さないと…まずいな)
服を着ながらそう思っていると、部屋の奥に上着が吊るされているのが見えた。取りに行くと、少し破れたあとが綺麗に繕われている。それに石鹸のいい香りもした。
(アイリス…君は公爵令嬢だと言うのにこんなことまでできるのか……
しかし、ここまでさせるほどに追い詰めた婚約者も婚約者だな。一年も行方不明になっているんだから、もう諦めて違う相手にしてやれば、この子も家に帰れるのに。ほんとにひどい奴だな、その王子とやらは)
アクアはアイリスを思って溜息を吐きながら、上着を着る前に自分で包帯を巻こうとしていたが、なかなかうまくいかない。
「…ぅん……アクア?」
「あ、ああ、アイリス、おはよう。ごめん、起こしてしまったね」
アクアは申し訳なさそうに微笑んだ。
「あっ‼︎あー!アクアだ!
えっ⁉︎じゃあ、あの狼は⁇どこに消えたの⁇」
アイリスは眠気まなこをこすりながら、アクアを指差して大きな声を上げた。
「…僕にもさっぱりわからないんだ。…でもあの狼は確かに僕だよ…
昨日君が泣き疲れて寝てしまった後、急に体が熱くなって、あの狼になってしまった。
それで、朝起きたらこの通り、人間に戻ってたんだ」
「えー‼︎何それ⁉︎すごい、アクア!あなた狼に変身できるのね⁉︎」
アイリスは目を輝かせた。
「君は…恐くないのかい?こんな記憶もない上に狼にまで変わってしまう僕のこと…」
アクアは不安そうに聞いたが、アイリスの輝いた顔はそのままだった。
「ちっとも!だってあの狼すごく可愛かったわ!大きいのに大人しいし、ふわふわの毛は柔らかくて、とっても気持ち良かったのよ…?」
アイリスは夢見心地でうっとりと話した。
「ハハハっ、そんなに喜ばれたら、悩んでたのが馬鹿馬鹿しくなるな。ほんとにアイリスって面白い子だね?」
毎度毎度自分の悩みを吹き飛ばしてくれるアイリスの明るい性格が可愛いくて、ついついアクアは笑いながらそう言ったのだが、アイリスは面白いと言われたのが馬鹿にされたように思えて拗ねたような顔をする。
「そうかしら?誰だってあんなに可愛い子みたらそう思うわよ?」
「ふふっ、でもあんまり可愛い可愛い言われると、男の僕としては複雑なんだけどね?」
と、アクアは困ったように微笑んだ。
「あっ、ご、ごめんなさい。そうね、中身はあなたなのよね?……え?あっ!ということは…つまり私は…あなたに抱きついたり顔を埋めたりしてたってことなの⁉︎」
急に恥ずかしくなったアイリスは赤くなる顔を手で覆った。
「だ、大丈夫、あんまり記憶がないから!あの姿になってる時の記憶はそんなに残ってないみたいだから気にしなくて大丈夫だよ、ね?アイリス落ち着いて?」
(嘘だ、…全部覚えている)
でもそう言ってやらないと収まりそうにないので、仕方なくアクアは本当のことを言わないことにした。
「そ、そうなの?」
顔を覆った手の指の隙間を少し広げて、アクアを覗き見ながら弱々しく聞いた。
「あ、ああ」
「…ほんとに?…じゃあ昨日どうやって私に自分の名前教えたかも覚えてないってこと?」
手を退けて、アクアを食い入るように見ながら質問する。
「あ、ああ、そうだね?そ、そんなことしたんだ?」
「ふーん…?そっか!よかった!」
完全に納得して、アイリスは晴々とした表情になった。
「……ははは」
簡単に信じたアイリスに良心が傷んだアクアは、言葉を失って苦笑いで誤魔化した。
「あっ、アクア?包帯自分で巻くの大変でしょ?新しい薬草も持ってくるからちょっと待ってて」
ベッドから飛び起き、パタパタと薬草を取りに行って急いで戻ってくると、アイリスはまた綺麗に包帯を巻き直してくれた。
「はい!もう大丈夫よ?」
スッ
「…何?」
アクアが少し体をアイリスから離したのを見てそう聞いた。
「あっ、いや、また傷口を叩かれるのかと思って…」
「ひどーい!」
アイリスは小さな拳を軽く振り上げた。
「ハハハっ、ごめん、ごめん、許して?」
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2人は顔を見合わせてケラケラと楽しそうに笑い合った。
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