ディメオ~首切り魔術師は返り咲く~

わらべ

文字の大きさ
23 / 33

第二十三話「美少女の手料理」

しおりを挟む
 突如として現れたバルムリケアナコンダ。

「ペネトレイト!」

 ジャックはペネトレイトを放った。
 鋭利な金属片がバルムリケアナコンダを目掛けて飛んでいく。
 すると、それは奴の右目に突き刺さった。
 首を振り回し、うろたえている。
 これにシエラはすかさず杖を構える。

「無慈悲なる氷精よ!
 刃となりて、魂の理を貫かん!
 ヘイルブレード!」

 鋭利な氷柱がとてつもない勢いで放たれ、奴の胴体を貫いていた。
 その頃、三人の女子生徒はセドリックに肩を貸していた。

「セドリック様! しっかりなさってください!」

 そして、逃げるようにその場を後にした。

「深淵の闇に眠る無限の力よ!
 我が手に鞭を紡ぎ出し、その波動を煌めかせ!
 ウィップブレーカー!」

 ハンナは空中で鞭を作り出し、バルムリケアナコンダに向けてしならせた。
 だが、それは惜しくも外れてしまった。
 すると、奴はハンナに牙をむいて突進してきた。

「危ない!」
「キャッ!」

 ミシェルは咄嗟にハンナを庇い、間一髪で救った。

「怪我は!?」
「え、ええ、大丈夫よ。ありがとう」
「な? 必ず俺が守ってみせるって言ったろ?」

 ミシェルはドヤ顔をしていた。
 相変わらずの痛い発言に、ハンナは苦笑した。
 余計なことさえ言わなければ、カッコよかったのだが。
 ちょうどその時、アテコが奮闘していた。

「我の高貴なる力を示さん! アテコスパイラル!」

 彼は魔力を使って、奴の動きを封じ込めた。
 なんと自作の魔術のようだ。
 これにはジャックも呆気にとられる。

「ジャックよ! 我の魔力が持つ間にとどめを刺すのだ!」
「は、はい!」

 アテコの呼びかけで我に返り、ジャックはすぐさま杖を構える。

「天空を貫き、地を揺るがす雷霆よ!
 雷神の司法を現出し、雷華の嵐を永劫に刻み付けん!
 無慈悲なる稲妻の翼を翻し、我が前に立ち塞がる全てを殲滅せよ!
 サンダーディストラクション!」

 たちまち辺り一面が猛烈な光に覆われた。
 そして、

 ドガァァァァァァン!!

 と、とてつもない轟音や爆風が襲いかかってくる。
 バルムリケアナコンダは断末魔の叫びを上げた。
 気づけば、奴は焼け焦げ、所々に肉片が散らばっていた。
 これを見て、ミシェルは複雑な表情をしていた。

「で、殺したはいいけどどうするんだ?」
「これでは調査できませんね……」

 今回はあくまで班別魔物調査なのだ。
 やむを得なかったとはいえ、殺してしまっては成績にならない。
 すると、シエラが思わぬ提案をしてきた。

「ねえ、もったいないし料理にしてみない?」
「え? 本気で言ってるんですか?」
「もちろん。生態は調査できなかったにしても、魔物料理を作ったとなれば、それなりの評価はしてもらえるはずよ」
「な、なるほど……」

 さすがは特待生だ。
 考えることが斬新である。

「我も食べなければならないのか……?」
「当たり前でしょ。同じ班なんだから」
「えぇ……」

 アテコはあからさまに嫌そうな顔をした。
 たしかに魔物料理は、彼のような上級貴族が食べるものではない。
 だが、今はそんな我儘も言っていられない。

「まぁ文句は言ってられねぇよな」
「そうね。私も協力するわ」

 ミシェルとハンナは前向きだった。

「じゃあ、そうと決まれば作っていきましょ!」

 こうして、ジャックたちは魔物料理を食べることとなった。



 その頃、セドリックと三人の女子生徒は森の中を彷徨っていた。

「クソッ! ここは一体どこなんだ!?」

 どこを見ても、視界に入るのは木のみ。
 帰り道を完全に見失ってしまった。

「セドリック様、これからどうしましょう……」
「適当に動いたところで埒が明かねぇ。助けが来るまでの間、ここで大人しくしておこう」
「セドリック様がそう仰るのなら」

 とその時、彼らに一人の大柄な男が近づいてきた。

「やっと見つけた。こんな所にいたとはな」
「あら、いいところで助けが来てくれましたわ!」

 一人の女子生徒が歓喜して、その男に駆け寄った。
 すると次の瞬間!
 男が女子生徒のみぞおちを思い切り殴った。

「ぐぅぇえ……!」

 女子生徒は悶絶し、膝から崩れ落ちた。
 残りの二人の女子生徒は驚きのあまり、悲鳴を上げた。

「な、なんだ貴様は!」

 セドリックは咄嗟に身構えた。
 この男は一体何者なのだろうか。



 一方、ジャックたちはというと。

「はい、お待たせ!」

 シエラとハンナが料理を持ってきた。
 目の前に置かれたのは、バルムリケアナコンダの丸焼き。
 それとよく分からない雑草のスープ。
 一同はまず、バルムリケアナコンダの丸焼きを手にした。
 紫色をしており、あまり食欲がそそられない。
 とはいえ、大事なのは味だ。
 勇気を振り絞って口にしてみる。

「お、美味しいです……!」
「美味いなこれ!」
「うむ。高貴なる味だ」

 普通の肉よりは少し固いが、味付けが絶妙だった。
 これにはミシェルも感激していた。

「これハンナちゃんが作ったのか?」
「ううん、これはシエラが作ったやつで、私が作ったのはこっち……」

 ハンナが指さしていたのは、よく分からない雑草のスープだった。
 なんだか自信なさげである。
 すると、ミシェルはそのスープを手に取った。

「ハンナちゃんの手料理かぁ!」

 そして、嬉しそうに口に運んだ。

「うっ……!」

 だが、ミシェルの顔色はみるみるうちに青ざめていった。
 飲み込むのに必死な様子である。
 しばらくすると、ごくりと喉を鳴らした。

「う、うま、美味いよ……」

 その言葉とは裏腹に、ミシェルは今にも泣きそうな顔をしていた。

「無理しなくてもいいわよ」

 ハンナは苦笑した。
 どうやら彼女は料理が苦手なようだ。

「はぁ、私もうお嫁に行けないのかしら……」
「そ、そんなわけねぇだろ!」
「だって私、シエラみたいに料理できないし……」
「料理ができないくらいどうってことねぇって! それにほら、シエラちゃんと違って胸に栄養が行ってるしよ」
「ミ、ミシェルさん!」

 ジャックは咄嗟に止めに入った。
 たった今、ミシェルはとんでもない地雷を踏んでしまった。
 当のミシェルも何かを察知したようで、身震いしていた。
 そして、恐る恐るシエラの方を見る。

「ミーシェールー、覚悟はいいかしら?」

 シエラは鬼の形相で杖を構えていた。

(あ、この人死んだな)

 その場にいる誰もがそう思った。

「ちょ、ちょっと待ってくれ! 話を!」
「問答無用!」

 シエラは容赦なく魔術を放った。

「ギャアァァァァァァ!!」

 途端に、ミシェルの断末魔の叫びが森中に響き渡った。



 その後、ミシェルはジャックに治癒魔術を施してもらった。

「大丈夫ですか?」
「あ、ああ……」
「今のはミシェルさんが悪いですよ」
「反省してる……」

 ミシェルはしょんぼりしていた。
 シエラはむすっとしており、明らかに不機嫌そうである。
 なんだか気まずい空気が流れる。
 そんな中、ハンナがシエラに話しかけた。

「それにしても、シエラって本当に料理が上手よね。普段から作ってたりするの?」
「うん、お父さんは料理できないから」
「お父さんはって……。お母さんは?」
「お母さんは12年前に死んじゃったの」
「……っ! ごめんなさい……」
「気にしなくていいわ」

 焦るハンナに、シエラは優しく微笑んだ。

(シエラさんのお母さん、亡くなってたんだ……)

 考えてみれば、シエラの母親を見たことがなかった。
 まさかそういうことだったとは。
 すると、シエラが話を進める。

「お父さんとお母さんは帝国軍の魔導士だったの。そこで出会って結婚したらしいわ」

 これを聞いて、ジャックは腑に落ちた。
 魔導士とは、魔術を研究する者のことだ。
 帝国軍とはいえ、現場ではないので体力は必要とされない。
 つまり、基礎体力があるのかすら怪しいフランクでも、魔導士としてならば帝国軍になれるのだ。

「でも、お母さんが仕事中に死んじゃって。お父さんからは不慮の事故だったと聞いてる。それが原因なのか分からないけど、お父さんはすぐに帝国軍を辞めてしまったわ」

 シエラはどこか寂しげだった。
 それからしばらく沈黙が続いた。

(12年前……)

 ジャックの頭にふとその数字がよぎった。
 実は彼の母親であるクレアも、12年前に亡くなった。
 とはいえ、理由は分からない。
 グレース家では、クレアの名を口にする者は誰一人としていなかったのだ。
 まるで触れてはならない存在のように。

「さてと、暗い話はここまでにして。そろそろ行きましょうか」

 シエラはそう言うと、すっと立ち上がった。
 気持ちの切り替えが早い。
 ジャックたちもシエラの後に続いた。



 しばらく森の中を歩くジャック一行。
 だが、なかなか帰り道が見当たらない。

「なあ、俺たち迷子になっちまったのか?」

 ミシェルは不安げな顔をしていた。
 既に日が暮れ始めており、ただでさえ薄暗い森がさらに暗くなっていく。

「はぁ、はぁ、我はもう疲れてしまった……。少し休ませてはもらえぬか」
「休んでたら、もっと暗くなって危なくなるだけですよ」
「そ、そんなぁ……」

 アテコはひどくげんなりした。
 しかし困ったものである。
 こんな森の中では助けを呼ぼうにも呼べない。
 それに、夜になれば魔物の動きが活発になる可能性もある。

(まずいな……。こんな所で死んで骸骨になるだなんて冗談じゃないぞ……)

 とその時、

「キャッ!」

 と、ハンナが悲鳴を上げた。
 思わずその方を見ると、彼女は呆然と立ち尽くしていた。

「どうしたんだ!?」

 ミシェルは慌てて駆け寄った。
 すると、彼は「あっ!」と声を上げ、絶句した。
 そこには、あの三人の女子生徒が転がっていた。
 どうやら気を失っているようだ。

「い、一体何が……」

 ジャックは険しい顔で彼女たちを見つめる。

「フランクから聞いてはいたが、坊主もアルフォナ魔術学院に入ったんだな」

 その声の方を向いてみると、赤髪の頭で大柄の男が立っていた。
 目つきが鋭く、眉間にはしわが寄っている。
 そして何より筋肉が凄い。
 ジャックはその男を見るや否や、目を見開いた。

「あ、あなたは……!」

 そう、その男はダグラスだったのだ。

「ダグラス、あなた何をしているのよ……」

 シエラは動揺していた。
 ダグラスの傍らには、ぐったりとしたセドリックがいた。
 戦っていたのか、魔剣を手にしたままだ。
 体中が傷だらけで、鼻や口から血を流している。
 腫れ上がった顔は見るからに痛々しい。
 すると、ダグラスは溜め息をついた。

「バレてしまった以上は仕方ない」
「……ダグラスさん?」
「悪いが、お前たちにはここで死んでもらう」

 ダグラスはそう言うと、空中に大きな金属製の槍を作り出した。

(クソッ! 軍用魔術か!)

 ダグラスは帝国軍にいたと聞いた。
 おそらくフランクとは違い、現場だったのだろう。
 戦うとなると、恐ろしい強敵である。
 とその時、

「行くぞ!」

 と、ダグラスが槍を振り回しながら突進してきた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】

田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。 俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。 「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」 そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。 「あの...相手の人の名前は?」 「...汐崎真凛様...という方ですね」 その名前には心当たりがあった。 天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。 こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。

宿敵の家の当主を妻に貰いました~妻は可憐で儚くて優しくて賢くて可愛くて最高です~

紗沙
恋愛
剣の名家にして、国の南側を支配する大貴族フォルス家。 そこの三男として生まれたノヴァは一族のみが扱える秘技が全く使えない、出来損ないというレッテルを貼られ、辛い子供時代を過ごした。 大人になったノヴァは小さな領地を与えられるものの、仕事も家族からの期待も、周りからの期待も0に等しい。 しかし、そんなノヴァに舞い込んだ一件の縁談話。相手は国の北側を支配する大貴族。 フォルス家とは長年の確執があり、今は栄華を極めているアークゲート家だった。 しかも縁談の相手は、まさかのアークゲート家当主・シアで・・・。 「あのときからずっと……お慕いしています」 かくして、何も持たないフォルス家の三男坊は性格良し、容姿良し、というか全てが良しの妻を迎え入れることになる。 ノヴァの運命を変える、全てを与えてこようとする妻を。 「人はアークゲート家の当主を恐ろしいとか、血も涙もないとか、冷酷とか散々に言うけど、 シアは可愛いし、優しいし、賢いし、完璧だよ」 あまり深く考えないノヴァと、彼にしか自分の素を見せないシア、二人の結婚生活が始まる。

完結 辺境伯様に嫁いで半年、完全に忘れられているようです   

ヴァンドール
恋愛
実家でも忘れられた存在で 嫁いだ辺境伯様にも離れに追いやられ、それすら 忘れ去られて早、半年が過ぎました。

商人の男と貴族の女~婚約破棄から始まる成り上がり~

葉月奈津・男
恋愛
「あなたとの婚約、破棄させていただきます!」 王立学院の舞踏会。 全校生徒が見守る中、商家の三男カロスタークは、貴族令嬢セザールから一方的に婚約破棄を突きつけられる。 努力も誠意も、すべて「退屈だった」の一言で切り捨てられ、彼女は王子様気取りの子爵家の三男と新たな婚約を宣言する。 だが、カロスタークは折れなかった。 「商人の子せがれにだって、意地はあるんだ!」 怒りと屈辱を胸に、彼は商人としての才覚を武器に、静かなる反撃を開始する。 舞踏会の翌日、元婚約者の実家に突如として訪れる債権者たち。 差し押さえ、債権買収、そして“後ろ盾”の意味を思い知らせる逆襲劇が幕を開ける! これは、貴族社会の常識を覆す、ひとりの青年の成り上がりの物語。 誇りを踏みにじられた男が、金と知恵で世界を変える――!

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!

古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。 その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。 『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』 昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。 領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。 一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――

処理中です...