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第三十二話「涙の再会と別れ」
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ジャックは無言でサムの顔面を殴り続けた。
サムは鼻や口から血を流し、見るからに痛々しかった。
ジャックの拳も血まみれになっていた。
「や、やめ……もうこれ以上は……」
サムの意識は朦朧としていた。
それでもジャックは殴り続ける。
積年の恨み、そして何より亡き母親への想い。
それらが殺意と化していた。
(殺してやる……! 殺してやる……!)
ジャックは我を忘れ、狂犬のような顔をしていた。
そして、ついにとどめを刺す時が来た。
ありったけの力を拳に込める。
「うぉおおおお!!」
ジャックは大声を響かせながら手を振り上げた。
これにサムは震え上がった。
「ひ、ひぃ……!」
とその時、
『待ちなさい』
と、誰かに引き止められた。
ジャックは我に返り、手を止めた。
その声は、あの謎の女の声だったのだ。
(どうして……どうしてあの声が!?)
すると、ディメオから真っ赤な光が激しく解き放たれた。
「うわっ!」
あまりの眩しさに、ジャックは思わず目を覆った。
まさかエンファーが発動したのか。
やがて、光はスゥーッと消えていった。
ジャックはゆっくりと目を開けていく。
「う、嘘だ……嘘だぁぁああああ!!」
突如として響き渡るサムの絶叫。
その視線の先には、半透明の女が光を放って佇んでいた。
この世のものではないと、一目見て分かった。
『子が親を殺すようなことだけはあってはなりません』
女はジャックを見つめながら、そう言い放った。
どうやら謎の女の声は、この人のものだったようだ。
ジャックは女をジーッと見つめた。
彼にはそれが誰なのか見当がついていた。
はっきりと覚えているわけではないが、分かる。
本能というものなのだろうか。
「母上……?」
ジャックはボソッと呟いた。
これに女は優しく微笑み、ゆっくりと頷いた。
そう、女はクレアだったのだ。
途端に、ジャックはクレアの元へ駆け寄った。
「母上!!」
ジャックはクレアの胸の中に飛び込んだ。
そして、二人は抱きしめ合った。
クレアは亡くなっているはずだが、なぜか温かかった。
「母上……! 母上……! ずっと、ずっと会いたかった……!」
ジャックはしゃくり上げながら泣いていた。
『ジャック……』
クレアの頬にも涙が伝っていた。
こうして、母と子は12年の時を経て再会を果たした。
「な、なぜお前が……! お前は死んだはずじゃ……」
サムの顔色はすっかり青ざめていた。
12年前に亡くなったはずのクレアが、今目の前にいる。
半透明となり、光を放っているが、クレアであることには間違いない。
一体どういうことなのだろうか。
すると、クレアがサムの方を向いた。
『たしかに私は12年前、あなたの手によって殺されたわ。でも私はそれを事前に感じ取っていたの』
「感じ取っていただと?」
『ええ。帝国軍の研究が進むにつれて、私の体からは魔力がどんどん奪われていって、やがて廃人同然となってしまったわ。これではただ生きているだけ。誰よりも家の名声を気にするあなたが、そんな私を許すはずがない。研究が終われば、きっと殺される。そうしたらこの子を守ってあげられる人が誰もいなくなってしまう。だから私は、ディメオに自分の魂の一部を封じ込めることにしたの』
信じられないような話だ。
もしそれが本当であれば、今目の前にいるクレアは、彼女の魂が姿を現したものということになる。
だが魔石に魂を封じ込めるなど、並大抵の人間どころか、優秀な魔術師でさえ無理な話だ。
理解が追いつかずにいたサムは、声を荒げて問い詰める。
「魂を封じ込めただと? どういうことだ!?」
『できることなら生きて、この子のそばにいてあげたかったわ。でもそれは叶わぬ願い。だからせめて私が死んだとしても、ディメオに封じ込めておいた私の魂がこの子を守ってくれるようにしたの。私が母親としてこの子に残してあげられるものは、それくらいしかなかったわ』
「それじゃあ、ワシの右腕やデミオンの首が吹き飛んだのは……」
『ディメオがこの子を守るためにエンファーを発動したのよ』
「ば、馬鹿な……そんなことが……」
サムはひどく動揺していた。
これまで謎に包まれていた、ディメオによる事象。
それは、クレアのジャックへの想いがディメオに託されたことで引き起こされたものだった。
最期の最期まで息子を想い、愛し続けたクレア。
天才魔術師である以上に、偉大なる母親だ。
『ジャック、ずっとあなたに辛い思いばかりさせてしまってごめんなさい』
「母上……」
『でももう大丈夫よ。もうすぐ、全てが終わるから』
「……え?」
クレアは含みのある言い方をすると、サムに歩み寄っていった。
「お、おい、何をする気だ!?」
サムの問いかけに、クレアは無言だった。
二人の距離はだんだん近づいていく。
サムは恐怖を感じ、思わず逃げようとした。
だが、彼の足はジャックが放ったペネトレイトで負傷しており、立ち上がることができない。
「く、来るな……!」
と、尻を床に擦りながら後退りするサム。
そんな彼に、クレアはどんどん迫っていった。
そして、サムに追いつくと、彼をジーッと見つめた。
その冷酷な視線に、サムは震え上がった。
すると次の瞬間!
突如として激しい光が現れ、サムの体をみるみるうちに包み込んだ。
「な、なんだこれは!?」
サムは慌てふためいた。
その様子を見たジャックは、ハッとした。
「まさか母上、父上を!?」
『ええ。私の魂に残された魔力を使って、この人の人生に終止符を打つわ』
「よしてください! そんなことをすれば、母上の魂まで消えてしまいます!」
『いいのよ、私はあなたが何よりも大切なの。あなたが平穏に暮らせるためなら何だってするわ』
「しかし……!」
『それに、私は消えたりなんかしない』
「……え?」
『あなたが私を覚えていてくれている限り、私はあなたの心の中で生き続けるわ。それが”愛”というものなのよ』
「母上……」
ジャックは涙ながらに呟いた。
せっかく母親との再会を果たしたのだ。
できることなら、このまま一緒に居続けたい。
もう二度と離れたくない。
だが、どうすることもできなかった。
クレアはサムに手を伸ばす。
「よ、よ、よせぇぇええええ!!」
サムは絶叫した。
すると次の瞬間!
天井に漆黒の渦のようなものが風を纏いながら現れた。
そこから真っ赤な光が激しく放たれ、猛烈な風が辺りを襲った。
「ギャアァァァァァァ!!」
途端に、サムの断末魔の叫びが響き渡った。
彼の体は風によって引き裂かれ、漆黒の渦から吸い上げられていった。
「ぬぅ……!」
ジャックは身構え、なんとか風に耐えていた。
とその時、彼の視界にクレアが入った。
彼女は優しく微笑んでいた。
そして、
『ジャック、愛してる』
と言い残すと、スゥーッと光の中に消えていった。
「母上ぇぇええええ!!」
ジャックはありったけの声で叫んだ。
気づけば、光は収まっており、クレアとサムの姿はどこにもなかった。
ふとディメオを見てみると、エメラルドグリーンに輝いていた。
だが、いつもより輝いておらず、生気を感じられなかった。
静寂に包まれる部屋の中で、ジャックはゆっくりと目を瞑った。
「ありがとう、母上……。僕も……僕も愛してる……」
ジャックは声を詰まらせながらそう言うと、グッと唇をかみしめた。
その目からは涙が溢れ続け、止まることを知らなかった。
しばらくすると、廊下から足音が響いてきた。
それは部屋の方へと近づいてくる。
そして、扉が思い切り開けられた。
そこにいたのは、レオンだった。
どうやら衛兵たちとの戦いに勝ったようだ。
「はぁ、はぁ、奴は……」
レオンは激しく息を切らしながら部屋の中を見回した。
だが、そこにはサムの姿はない。
すると、レオンは慌ててジャックに詰め寄り、
「おい、奴は……奴はどうなったんだ!?」
と、ジャックの体を大きく揺すった。
「全て、終わってしまいました」
「……どういうことだ?」
ジャックの答えに、レオンの顔は険しくなった。
その後、ジャックはこの部屋で何が起こったのかを語った。
サムは鼻や口から血を流し、見るからに痛々しかった。
ジャックの拳も血まみれになっていた。
「や、やめ……もうこれ以上は……」
サムの意識は朦朧としていた。
それでもジャックは殴り続ける。
積年の恨み、そして何より亡き母親への想い。
それらが殺意と化していた。
(殺してやる……! 殺してやる……!)
ジャックは我を忘れ、狂犬のような顔をしていた。
そして、ついにとどめを刺す時が来た。
ありったけの力を拳に込める。
「うぉおおおお!!」
ジャックは大声を響かせながら手を振り上げた。
これにサムは震え上がった。
「ひ、ひぃ……!」
とその時、
『待ちなさい』
と、誰かに引き止められた。
ジャックは我に返り、手を止めた。
その声は、あの謎の女の声だったのだ。
(どうして……どうしてあの声が!?)
すると、ディメオから真っ赤な光が激しく解き放たれた。
「うわっ!」
あまりの眩しさに、ジャックは思わず目を覆った。
まさかエンファーが発動したのか。
やがて、光はスゥーッと消えていった。
ジャックはゆっくりと目を開けていく。
「う、嘘だ……嘘だぁぁああああ!!」
突如として響き渡るサムの絶叫。
その視線の先には、半透明の女が光を放って佇んでいた。
この世のものではないと、一目見て分かった。
『子が親を殺すようなことだけはあってはなりません』
女はジャックを見つめながら、そう言い放った。
どうやら謎の女の声は、この人のものだったようだ。
ジャックは女をジーッと見つめた。
彼にはそれが誰なのか見当がついていた。
はっきりと覚えているわけではないが、分かる。
本能というものなのだろうか。
「母上……?」
ジャックはボソッと呟いた。
これに女は優しく微笑み、ゆっくりと頷いた。
そう、女はクレアだったのだ。
途端に、ジャックはクレアの元へ駆け寄った。
「母上!!」
ジャックはクレアの胸の中に飛び込んだ。
そして、二人は抱きしめ合った。
クレアは亡くなっているはずだが、なぜか温かかった。
「母上……! 母上……! ずっと、ずっと会いたかった……!」
ジャックはしゃくり上げながら泣いていた。
『ジャック……』
クレアの頬にも涙が伝っていた。
こうして、母と子は12年の時を経て再会を果たした。
「な、なぜお前が……! お前は死んだはずじゃ……」
サムの顔色はすっかり青ざめていた。
12年前に亡くなったはずのクレアが、今目の前にいる。
半透明となり、光を放っているが、クレアであることには間違いない。
一体どういうことなのだろうか。
すると、クレアがサムの方を向いた。
『たしかに私は12年前、あなたの手によって殺されたわ。でも私はそれを事前に感じ取っていたの』
「感じ取っていただと?」
『ええ。帝国軍の研究が進むにつれて、私の体からは魔力がどんどん奪われていって、やがて廃人同然となってしまったわ。これではただ生きているだけ。誰よりも家の名声を気にするあなたが、そんな私を許すはずがない。研究が終われば、きっと殺される。そうしたらこの子を守ってあげられる人が誰もいなくなってしまう。だから私は、ディメオに自分の魂の一部を封じ込めることにしたの』
信じられないような話だ。
もしそれが本当であれば、今目の前にいるクレアは、彼女の魂が姿を現したものということになる。
だが魔石に魂を封じ込めるなど、並大抵の人間どころか、優秀な魔術師でさえ無理な話だ。
理解が追いつかずにいたサムは、声を荒げて問い詰める。
「魂を封じ込めただと? どういうことだ!?」
『できることなら生きて、この子のそばにいてあげたかったわ。でもそれは叶わぬ願い。だからせめて私が死んだとしても、ディメオに封じ込めておいた私の魂がこの子を守ってくれるようにしたの。私が母親としてこの子に残してあげられるものは、それくらいしかなかったわ』
「それじゃあ、ワシの右腕やデミオンの首が吹き飛んだのは……」
『ディメオがこの子を守るためにエンファーを発動したのよ』
「ば、馬鹿な……そんなことが……」
サムはひどく動揺していた。
これまで謎に包まれていた、ディメオによる事象。
それは、クレアのジャックへの想いがディメオに託されたことで引き起こされたものだった。
最期の最期まで息子を想い、愛し続けたクレア。
天才魔術師である以上に、偉大なる母親だ。
『ジャック、ずっとあなたに辛い思いばかりさせてしまってごめんなさい』
「母上……」
『でももう大丈夫よ。もうすぐ、全てが終わるから』
「……え?」
クレアは含みのある言い方をすると、サムに歩み寄っていった。
「お、おい、何をする気だ!?」
サムの問いかけに、クレアは無言だった。
二人の距離はだんだん近づいていく。
サムは恐怖を感じ、思わず逃げようとした。
だが、彼の足はジャックが放ったペネトレイトで負傷しており、立ち上がることができない。
「く、来るな……!」
と、尻を床に擦りながら後退りするサム。
そんな彼に、クレアはどんどん迫っていった。
そして、サムに追いつくと、彼をジーッと見つめた。
その冷酷な視線に、サムは震え上がった。
すると次の瞬間!
突如として激しい光が現れ、サムの体をみるみるうちに包み込んだ。
「な、なんだこれは!?」
サムは慌てふためいた。
その様子を見たジャックは、ハッとした。
「まさか母上、父上を!?」
『ええ。私の魂に残された魔力を使って、この人の人生に終止符を打つわ』
「よしてください! そんなことをすれば、母上の魂まで消えてしまいます!」
『いいのよ、私はあなたが何よりも大切なの。あなたが平穏に暮らせるためなら何だってするわ』
「しかし……!」
『それに、私は消えたりなんかしない』
「……え?」
『あなたが私を覚えていてくれている限り、私はあなたの心の中で生き続けるわ。それが”愛”というものなのよ』
「母上……」
ジャックは涙ながらに呟いた。
せっかく母親との再会を果たしたのだ。
できることなら、このまま一緒に居続けたい。
もう二度と離れたくない。
だが、どうすることもできなかった。
クレアはサムに手を伸ばす。
「よ、よ、よせぇぇええええ!!」
サムは絶叫した。
すると次の瞬間!
天井に漆黒の渦のようなものが風を纏いながら現れた。
そこから真っ赤な光が激しく放たれ、猛烈な風が辺りを襲った。
「ギャアァァァァァァ!!」
途端に、サムの断末魔の叫びが響き渡った。
彼の体は風によって引き裂かれ、漆黒の渦から吸い上げられていった。
「ぬぅ……!」
ジャックは身構え、なんとか風に耐えていた。
とその時、彼の視界にクレアが入った。
彼女は優しく微笑んでいた。
そして、
『ジャック、愛してる』
と言い残すと、スゥーッと光の中に消えていった。
「母上ぇぇええええ!!」
ジャックはありったけの声で叫んだ。
気づけば、光は収まっており、クレアとサムの姿はどこにもなかった。
ふとディメオを見てみると、エメラルドグリーンに輝いていた。
だが、いつもより輝いておらず、生気を感じられなかった。
静寂に包まれる部屋の中で、ジャックはゆっくりと目を瞑った。
「ありがとう、母上……。僕も……僕も愛してる……」
ジャックは声を詰まらせながらそう言うと、グッと唇をかみしめた。
その目からは涙が溢れ続け、止まることを知らなかった。
しばらくすると、廊下から足音が響いてきた。
それは部屋の方へと近づいてくる。
そして、扉が思い切り開けられた。
そこにいたのは、レオンだった。
どうやら衛兵たちとの戦いに勝ったようだ。
「はぁ、はぁ、奴は……」
レオンは激しく息を切らしながら部屋の中を見回した。
だが、そこにはサムの姿はない。
すると、レオンは慌ててジャックに詰め寄り、
「おい、奴は……奴はどうなったんだ!?」
と、ジャックの体を大きく揺すった。
「全て、終わってしまいました」
「……どういうことだ?」
ジャックの答えに、レオンの顔は険しくなった。
その後、ジャックはこの部屋で何が起こったのかを語った。
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