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突撃歩兵と平和への祈り
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塹壕の奥深くに作られた人が住むスペースは異様に狭い。身を寄せ合うように縮こまると俺は隣にいるイヴァンに話しかける
「ガチガチになった黒パン、まずい缶詰こいつらとおさらばできるのはいつになるんだろうな」
「この戦争が続く限りはじゃないかな…
でもいつになるやら」
しばらく後方にいた俺とイヴァンは、最前線に近い所に配属された。この戦争はもう数年も続いているが終わる気配は一向にない。
「僕は思うんだセルゲイ、神はきっとこの戦争を終わらせてくれるよ近いうちに」
ヘーゼル色の目は暗いままだが口調明るくイヴァンは言う。
「その神とやらが戦争を終わらせてくれる前に俺たちが死ななきゃいいがな」
「そうだね。でも難しいな突撃歩兵になったからには生きて帰るのは厳しい」
「いざとなったら白旗でもあげるさ。俺は生きたい」
イヴァンも黙って頷く
わずかな望みをかけて俺たちは神に祈った
このクソみたいな戦争を早く終わらせてくれと
おわり
「ガチガチになった黒パン、まずい缶詰こいつらとおさらばできるのはいつになるんだろうな」
「この戦争が続く限りはじゃないかな…
でもいつになるやら」
しばらく後方にいた俺とイヴァンは、最前線に近い所に配属された。この戦争はもう数年も続いているが終わる気配は一向にない。
「僕は思うんだセルゲイ、神はきっとこの戦争を終わらせてくれるよ近いうちに」
ヘーゼル色の目は暗いままだが口調明るくイヴァンは言う。
「その神とやらが戦争を終わらせてくれる前に俺たちが死ななきゃいいがな」
「そうだね。でも難しいな突撃歩兵になったからには生きて帰るのは厳しい」
「いざとなったら白旗でもあげるさ。俺は生きたい」
イヴァンも黙って頷く
わずかな望みをかけて俺たちは神に祈った
このクソみたいな戦争を早く終わらせてくれと
おわり
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