僕らの鳥獣戯画

葵田そら

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第三話「あの少女と出会えたので入部」

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 四階建ての西館の校舎は、一階が食堂で二階が図書室、その他に音楽室があると昼休みに林田はやしだに簡単に案内されていた。
 肝心の書道部はどこにあるのかと、教室の前を一つ一つ通り過ぎながら、階段を上がって行く。
 三階辺りから、他の生徒たちとすれ違わなくなり、四階に登ると人っ子一人いなくなった。
 シーンとして静寂に包まれた雰囲気は、書道部には持って来いの環境なのかもしれないけれど、どこか不気味でひんやりとした空気に、ゾクッと背筋を震わす。

「あった」

 廊下の一番奥の突き当りにある教室。三年A組と書かれたプレートの下に〝書道部〟と筆で書かれた半紙がテープで貼られてぶら下がっていた。書道部員が書いたのだろうか、達筆な崩し文字というより、ただ雑に見える。少なくとも、顧問になっていると聞いた、功兄の字ではないのは明らかだ。
 外観からして何だかなぁと思いつつ、扉の前で僕はしばし立ち止まって中の様子を窺ったけれど、物音一つもしない。皆、無心になって書道をしているのだろうか。だとしたら、いきなり教室の扉をガラァンと音を立てて開き邪魔をしてしまってはいけないと、少しタイミングを見計らったものの、そんな気配は訪れそうにない。仕方がないので僕は呼吸を一つ吸って吐き、やや緊張する手で扉を引いた。

 カラリ──

 扉の音は小さくてホッとしたのも束の間、

「!」

 目の前の光景にギョッとする。
 ズラリと半紙が僕の視界一面を遮るように現れた。天井にロープの紐が張られていて、半紙が鯉のぼりのように吊るされていた。それだけならば、あぁ、書いた作品を乾かしているんだなぁ、普通は床に置くけどね。と突っ込みながら思えたけれど……、

「な……に、コレ?」

 半紙に字ではなく何かの生き物らしきもの。まず、書道では書かないものだ。渦を巻いた目玉のようなものもあり、墨汁がだらりと垂れているのがおどおどしい。その中には、やたら達筆な字が書かれたものもあった。
 なに、ここ?
 異様さに、そっと扉を閉めて回れ右をしようとしかけた時──ふわりと風が吹き半紙がはためく。そこから垣間見えた一人の女子生徒。その姿に僕は一瞬にして目を奪われる。
 窓際の席に座り、筆を持った手を半紙の上に滑らかに動かしていた。背筋はピンと正して頭だけうつむかせ、伏せがちな瞳には長いまつ毛が覆い被さっている。後ろに一つ結びされた長く艶のある黒髪がわずかに風に揺れていた。

 ──デジャヴ

 どこかで、この子を見たことがある。
 ピタリと女子生徒は筆を持つ手を止めた。そして、ゆっくりと首を回して僕の方を向く──間違いない。あの日、商店街で大きな筆を振り上げ、堂々たるパフォーマンスをしてみせ僕の心を動かした――あの時の少女。
 まさか、また会えるなんて思いもしていなかった。彼女は、あの大きな存在感のイメージとは違って、間近に見ると華奢な身体をしていた。頭と顔も小さくて、その中にある澄んだ瞳に僕は吸い込まれてしまい、目が離せなくなった。真っ直ぐに向けられた視線。しばし見つめ合う。というよりも、段々と彼女の目つきは鋭くなり、僕は蛇に睨まれた蛙みたいな状態になる。だらりと額に変な汗が滲んできた。あれだ、野生動物の視線を先に外したら負けってやつ。でも、僕に争う気はない。

「あの……君って、ここの部員?」

 張り詰めた空気をやんわりとほどこうと声をかけたところへ、

 ドンッ──

 背後に強い衝撃を受けて体がよろめき倒れかける「イデッ」

「よっ! 入部希望者ってキミ? なに? さーっそく、美也子みやこに一目惚れぇ?」

 振り向くと、女子生徒がもう一人。

「あたしにも、一目惚れしちゃっていいよー?」

 と、片目でウィンクを飛ばしてくる。それをさりげなく避けながら、僕は咄嗟の返答に詰まる。

「えぇと、書道部ってここだよね? 君、部員?」

 出会った瞬間にタックルしてきた目の前にいる女子生徒は、ボーイッシュなショートカットの髪型をしていて、とても明るく活発そうだ。どう見ても運動部に思えて疑惑の目を向けてしまいそうになったけど、それは差別になる。

「そっ、ちゃんとした部員よ!」

 胸を張ってエッヘンと。今〝ちゃんとした〟って付け足した。

「何で僕が入部希望者だって分かったの? というか、まだ決めてないんだけど。その情報って……もしかして、林田から?」
「へぇ、もうあいつと気のおけない仲なんだ? あいつ、人を見る目はあるからねぇ。キミ、認められたってワケかぁ……って、あいつのことは、さておき。あたしの名は明瀬七海あかせななみ、二年C組。よろしくねーん。っと、キミは……葛斎先生の親戚なんでしょ?」
「んーまぁそうだよ。葛斎文也かさいふみや、二年A組。功……葛斎先生とは従兄なんだ」
「ふむふむ、確かに。よく見なくても似てるのが分かる。これで眼鏡を掛けてれば、若い青春時代の葛斎先生ね。こりゃあ、女子共が騒ぐはずだわ」

 眼鏡、授業中に掛けてます。と言ったらどうなるか。僕は自然にバレる時までは黙っておくことにした。
 お互いに自己紹介を交わしたところで、「さて」と明瀬さんは両手を腰に当て、

美也子みやこ、あんたもちゃんと挨拶しなさい」

 母親が子供を叱るような口調だ。下の名前は美也子だと、すでに分かってしまった。そんな彼女は視線を窓の方へと向けている。「ほらっ」と、明瀬さんに無理矢理に背中を押される形で、

「……正堂せいどう美也子。二年B組です」

 ボソッと一言。
 あの少女の名は、正堂美也子だった。

「もう、困った子。この子、ちょーっと人見知りだから、気にしないであげてねん」

 そうか、あの睨みようは警戒心を表したものだったのか。すぐに窓際に視線を向けて僕の方を向こうとしない。

「部員は君たち二人だけ?」

「一応はねー」と、何故か曖昧に言葉を濁して、「美也子、どうする? こいつ、入部許可する?」
 と、明瀬さんは僕の肩をペシペシと叩く。出会って数分で僕は〝こいつ〟と呼ばれる下僕になったらしい。その明瀬さんが、正堂美也子にお伺いを立てている。ここの主は正堂美也子か。
 その正堂美也子は何やらボソリと喋ったけれど、声が小さくてはっきりと僕の耳には聞き取れなかった。しかし、明瀬さんには聞こえたというか、二人は以心伝心のように言葉はいらないようだった。

「そうか、よし。今からキミは審議にかけられる。さぁ、書道具を手に、思いのたけを一文字に示すのだ!」

 何だ、その無茶ぶりは?

 たった三人しかいない部室の教室内を見回し、天井から吊り下げられた渦巻き模様が目に留まり、軽くめまいを伴う。できるなら、こんな怪しい部活は避けたい。けど、彼女──正堂美也子が気になる。もっと色々と知りたいと思う。そのためには、ここに入部するのが一番の近道だ。
 そのためにも、その審議とやらに僕は挑むことにしよう。

「……あの、書道具持ってないんだけど、借りられるかな?」
「あぁ、そっか。えーと、じゃあ、あたしので……」

 明瀬さんが教室内の後ろにあるロッカーへと向かおうとして、正堂美也子がスッと筆を手に差し出してきた。

「使っていいの?」

 コクリと白く細い首を頷かせる。
 筆を受け取ろうとして、手と手が触れてドキリと胸が鳴り耳が熱くなった。小学生のガキかよと、自分で自分が恥ずかしくなる。そして、背中に熱いものを感じて振り返ると──明瀬さんがニヤついた視線を送っていた。
 僕がごまかすよう咳払いを一つする間に、正堂さんは半紙と墨汁などの小道具一式を、一つ離れて空いていた席へと用意してくれた。

「ありがとう、正……堂さん」

 一瞬、名を呼ぶのにためらいが生じた。本当は名前で呼びたいけれど、無難に名字にさん付けで呼んだ。

「さっ、邪心は捨てて、無心になって書くのだよ?」
「……分ってるよ」

 邪心はどちらだろうかと、少しムッとした顔と口調で返すと、明瀬さんは、おっ。と手応えを感じた風に目を丸めた。僕は本来はいじられキャラではない。ドジでもない方だ。故に中途半端なキャラの立ち位置になっている。
 椅子を引いて机に座ると、姿勢をピンと伸ばして呼吸を整えた。明瀬さんはも笑いを止めて静かになり、正堂さんは自分の机に戻って、素知らぬ顔で窓の外を眺めている。
 習字なんて、どのくらいぶりだろう。正堂さんから借りた筆を大切に扱いながら、墨汁を浸した筆を垂直に立てて、穂先を半紙に乗せる。あとは、明瀬さんの言うように、無心になって手元を動かした。出来上がったのは──、

『願』

 途端に明瀬さんが笑い転げる。確かに、審議に対して率直過ぎるだろうと、書き上げてから気づく。希望の〝希〟とかの方がマシだったかもしれない。

「ケッコー柔らかい字で女性っぽいんだねぇ」

 あまり男としては褒め言葉にならない、明瀬さんの感想。

「筆圧、弱いから」
「それって、あんまカンケーなくない?」
「うん、関係ないね」

 言い訳をしたけれど、意味不明になった。

「あっ、正堂さん?」

 正堂さんは突然、椅子の上に立ち上がったかと思えば、僕の習字を天井のロープへと洗濯バサミで止めた。まだ乾き切ってない墨が垂れそうだけど、気に留めていないようだ。じっと鑑賞すると言うより、観察しているようだった。

「どう?」

 明瀬さんの問いに、正堂さんはコクリと小さく頷き返す。

「認めるって! 良かったじゃん!」

 バンッと明瀬さんが背中を叩いてくる。僕自身よりも、明瀬さんの方が喜びが大きい。僕は力いっぱいに叩かれた背中を後ろ手で撫でながら、声をひそめて気になることを明瀬さんに聞いた。

「正堂さんって、いつもこんな感じ? 僕ってホントに認められたの? あまり歓迎されてる気がしないんだけど……」
「あぁ、だから人見知りなのと、単に会話がメンドーなだけね」

 結構な人見知りのようだ。それは初対面だし仕方ないとしても、僕と会話するのが面倒なのか。いささかショックを受ける。確かに僕も愛想も良くなければ、面白い人間でもないと自負している。人間関係を面倒に思うのは一緒のようで、共通点を見つけたことに嬉しさを感じる。

「てなことだ、新入部員くん、改めて、よろしくねん!」
「僕の名前は新入部員くんじゃなくて、葛斎文也だけどね。こちらこそ、よろしく」
「言うこと言えるじゃん。これからの成長が楽しみだわぁ。と、ほら、美也子も歓迎の挨拶しなよ!」

 そろそろ性格が掴めてきたテンポの良い元気な明瀬さんに反して、

「……さっき、した」

 正堂さんの心はまだ掴めない。

「うん、あれは自己紹介ね。もー、美也子さえ乗り気なら、カラオケ行って歓迎会なんだけどなぁー、ワッフル食べたーい!」

 相変わらず、窓の外をぼんやりと見つめている正堂さんに、明瀬さんはつまらなそうに背伸びした。カラオケへ行って歌いたいのか、ワッフルが食べたいのか、どっちか分からないけど、とりあえずワイワイ騒ぎたいのだろう。しかし、このメンバーでは無理な気がしている。

「僕、流行りの歌とか知らないし歌えもしないし、ワッフルならファミレスでも食べれるんじゃないかな? てか、歓迎会とかいいから」
「わぁ、テンション低っ。あんたたち揃って、低っ。林田も、ようやく捕まえてくれたのはいいけどさぁー。そうだ、林田を呼べばいい!」
「ちょっ、待って」

 明瀬さんがスマホをスカートのポケットから取り出したのを、僕は手で制止する。林田は、確か幽霊部員だと聞いたけど、それって……、

「林田が幽霊部員って言ってたのって、ここ?」
「あぁ、あいつはどこにでも現れるから。でもそう、籍を置いてるのは、うち。うろつき過ぎて色んな部にカン違いされてるケド」

 そういう事だったのか。何故、林田が隠して言わなかったのかは、逃げ出されないためか。だけど、まさか彼女──正堂さんに会えた事は想定外だった。そこは、結果的に感謝すべきか。
 しかし、明瀬さんと正堂さんは息の合った姉妹のような関係だろうと推測できるけど、ここに僕と林田が加われば……一体、僕たちメンバーはどこへ向かえばいいのか。軽く頭痛がした。
 ガタンと、古びた椅子の音を立てて席を立った正堂さんは、テキパキと帰り支度を始めた。書道具は古びた木目調の整理棚に片付けられた。
 この部屋全体、棚以外にも机もロッカーも古びていた。半紙が鯉のぼりのようにあるせいで部屋全体をパッと一望する事はできないけれど、ほんのりと墨の香りも漂っている。目を閉じて静かにしていれば心が落ち着く。嫌いじゃない、この感覚。書道だって、そうだ。
 チラッと正堂さんが何か言いたそうにしているのに気づく。

「何? ぁ、入部認めてくれてありがとう。これからよろしくお願いします」

 おそらく部長であろう正堂さんに頭を下げる。

「……書道具、次回は持参して下さい」

 ようやくはっきりと話し掛けられた言葉は、大事な連絡事項だった。いつまでも今日みたいに借りるワケにはいかない。ボーッとしているようで、やはりそこは部長らしくしっかりしていた。
 そのまま、僕の前を通り過ぎて、教室を立ち去る際にもう一言だけ。

「あなたの字は、嘘のない優しさでした」

 一瞬、何を言われたのか分からずにいたけれど、先程書いた書道の感想らしかった。風に吹かれた半紙の隙間から、彼女が微かに微笑んだ。
 呆然と突っ立っている僕の顔をしげしげと見た明瀬さんが、

「ほーう、〝嘘のない優しさ〟か。意味神妙ですなぁ」
「それって、なに? そんな自覚ないよ」

 一切、嘘をつかないなんて事はない。この間、父さんの塩まんじゅうを食べてしまったのは、僕だ。無性に口が欲したんだ。こっそり母のせいにしておいた。幸い、夫婦喧嘩は発生しなかった。
 優しさも、そんなに兼ね備えていない。道を尋ねられても、自信が無ければ断る。親切に一緒に調べて探してあげようとまではしない。
 僕は納得いかないでいると、

「その、自覚がないってところが、本物だと思うけど?」

 ひらりと、明瀬さんは吊るされている僕の書いた作品を掴む。

「一切、きれいに書いてやろうとか下心ないんだよね。作法も守ってないというか、知らないんでしょ? 小学校の習字の時間は、あくびしてたな? それを隠しもしてなくて、自然っていうかね、嘘はないよ、この字には」
「あくびをしていたのは確かだけど。優しさってのは?」
「嘘を隠さない人は、優しいんだよん」

 明瀬さんは一人、自分の解釈に満足していた。僕は、さっきの正堂さんの顔を頭に思い浮かべる。あの微笑みこそ、嘘のない優しさだと思った。

「で、アンタも帰っちゃうの?」
「逆に、帰らないの?」
「そうね、誰もいない教室で男子と二人っきりなんて、襲われちゃうわ」

 どっちがだよ、と言いたい。

「じゃ、また明日。お会いしましょうか」

 荷物を取ろうと後ろのロッカーを開けた明瀬さんは、薄っすら曇ったミラーで身だしなみを整える。ボーイッシュだけど、オシャレには関心があるんだなと思いきや、ポーチからリップまで取り出して塗り出したので、帰りに一体どこへ行くのかと疑問している僕を、

「なに、見てんのよ?」

 後ろに目でも付いているのか、こちらに背中を向ける。

「失礼しました!」

 僕は鞄を肩に引っ掛けて、逃げるよう教室を出た。
 ピシャンと扉を閉めて、腕時計を見ると、まだ他の部活は終わっていないだろう少し早い時間帯。この書道部とやらは本当に機能しているのだろうかと、溜め息が出た。
 けれど、あの少女──正堂美也子に出会えた。僕の勝手なイメージとは少し違って謎めいていたけれど、これから打ち解け合えたらいいな。と、淡い期待を胸に膨らませた。
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