不老不死カクテル47

ネギモバ

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0002 山梨 ナナ

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ほっぺたにイナズマのタトゥーをしている女の子。


タトゥーじゃなくてシールかしら……。話し方が変。中国人かな?


「ナナさんを保護しまシタ」


「え、保護?  誰ですか?  何であたしの名前を知っているの?」


「ワタシの名前は“エイリやん”デス。お爺様の言いつけで来まシタ」


エイリアン?  エイリヤン?  宇宙人?  何それ。バカにされてんのかしら。


ジジイの差し金か。ってことは、探偵?


あたし家出してまだ初日なんですけど。


スマホのGPSも切ってるし、今日家に帰れば家出にならないし、何で家出と分かったのか不思議。


「ジジイに言っといて!  あたしは家出したの!  富豪の家に頼らず自立して、自分の力で小説家になるのよ!」


「家出の確率がGPSを切った時50%、その後の行動により、現在99%となりマス。安全確保の為、カクテル技術を植え付けマス」


「は?  つーかあんた誰?  身分を明かしなさいよー!」


「エイリやんデス。“エイリ”が片仮名で、“やん”が平仮名の愛称で呼ばれたいデス」


「エイリやん……さん?  何者?」


「エイリに  “さん”よりも、馴れ馴れしく“やん”と付けて下サイ。あつかましい人、図々しい人、ワタシは好きデス」


この子は頭がおかしいのかな?


やたらとエイリやんっていう呼び名に執着している。


ジジイの手下?


「あんた、ジジイの差し金?」


「地球は良いデス。あなたも良いデス。ワタシはお爺様の部下デス。好きな言葉はツンデレ」


「ツンデレって古っ……。Mの香りがする子ね~。あたしは今日、家出したの!  だから家には帰らないわ!」


「ではナナさん、ワタシをお供に従えて下サイ。私は保険デス」


「保険?  意味わかんない。どんな保険?」


「あなたが死なない為の保険デス。あなたは気性が激しいノデ、お爺様はかねてから家出することをお見通しでシタ。現に家出しまシタ」


そんなぁ……家出する自由すらないの?……ボディガードか。


「でもあんた女の子でしょ?  暴漢に襲われたとき勝てんの?」


エイリやんは、地面に落ちている小石を1つ拾い上げた。


「フン!」


ガギッ!


す、凄い、手で石が粉々に砕けた!  人間業じゃないわ。


何この子、ほんとに宇宙人?


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