不老不死カクテル47

ネギモバ

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0005 宮崎 ミレイ

21ページ

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カチカチと振動があり、情報が頭に流れ込んで来た。


【カクテルの仕組み】


★脳波で個人特定。


★脳波でオリジナル世界を創造。


★脳波で創造した世界に進入。


★脳波で創造した世界を複数人で共有。


※脳波で創造した世界の時間は、現実世界の30億倍。





カクテル世界の仕組みが私の脳に刻み込まれた。


その間1秒。


カプセルから起き上がると、財善さんは、開発者として色々な事を説明してくれたの。


このカクテル技術は、2つの医療の観点から発明されたんだって。


1つは20世紀の後半、車椅子を脳波で動かす事に成功。


その車椅子は、脚が不自由な人だけじゃなく、腕すら動けない人が目的地までモーターの動力とブレーキを操る技術。


当初は頭に電極の着いたヘルメットを被り、脳である事を想い描くと機械が命令に従うというもの。


『前進』は頭で川のせせらぎをイメージする。


『ブレーキ』は頭で氷をイメージする。


その脳波を受信した車椅子が動いたり止まったりする仕組み。


もう1つは、『走馬燈』


走馬燈は、人が「死ぬ!」って確信した瞬間に、これまで生きて来た人生が、一瞬で脳内を駆け巡る現象よ。


走馬燈は脳内で起こる超スピード回転。


この時間は普段の30億倍の速さ。


なので車椅子を操る脳波で個人特定して、走馬燈で描いた世界に人が入ることが可能になったと説明されたわ。


医療の観点から、重度の麻薬常習者がこの現実世界で中毒を断つのは、残りの人生、その全てを使い切るくらいに過酷。


そこでカクテルの世界に入って治療をする。


現実世界の1秒がカクテル世界では100年に相当するから、その世界で趣味にでも打ち込める。


ぶっちゃけた話、麻薬そのものが無い世界を創造して、その世界で一生を過ごせば断ち切れる。


これらの事を教えてくれた財善さんの感想は、世の為人の為。凄く偉い人格者。


私を選んだ理由は3つ。


1つは“美容”に興味があり過ぎる事。


2つ目は美容のDVDを販売した商才(売れなかったけど)。


最後に、本人が美しいって事。


嬉しいじゃない。


あと、カクテル世界で眠ると、若返りホルモンが脳下垂体から分泌されて美容に良い。


最後に、私の体を4Dデータとして保存するらしいわ。


私はいろんなポーズをした。


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