不老不死カクテル47

ネギモバ

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0013 熊本 タクマ

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ポイント・インパクトと呼ぶ『アンテナ』をマスターの居る外側四隅に設置する。


そうすると、アンテナから発する電波をマスターの脳内チップが受信し、その範囲内の『平面』を感じ取れる。


同じくアンテナを立体的にマスターを囲んでしまえば、その範囲内を『立体』で可視化できる。


これを現在では、マスターの働く財善ビルの地下3階から屋上まで、立体的に設置していた。


故に、マスターは地上47階に居ながらにして、ビルの全ての階にある人、物の位置、動きをダイレクトに把握できる。


言わばビルの中でのみ千里眼だ。ん。


カウンターに座る美しい女性客のスリーサイズが分かるどころか、肛門のシワの数まで数えられる。


化粧も整形も、ヅラも下着についた恥ずかしいシミも。


マスターには隠しても意味をなさない。ん。





マスターがカクテルの能力を獲得したのはオレの不手際。


ビルの地下2階のレストランで飯を食いながら、ノートパソコンをいじってしまったのだ。


カクテル、その全てを知る者は地球上で1人もいない。


インターネットが普及し応用された歴史と同じだ。


ネットの閉鎖はあり得なく、カクテルも同様、火の使用や言語などと同じく、『善』にも『悪』にも転び得る。


さらにカクテルの汎用性(はんようせい)はネットを超え、時(とき)を超え、未来すら視えてしまう。


デベロッパ(開発者)ですら未来永劫(みらいえいごう)研究せざるを得ない。ん!


故にオレはノートパソコンに住むAIの11号とカクテルの謎を解き明かすべく、二進法で討論をしていた。


それを200メートル上空、47階に居るマスターに視られてしまったのだ。


複雑さ極まりないカクテルの汎用性に、賢いと言われるオレの脳もテンパり、他言すると死ぬ可能性が跳ね上がった事に気づきづらかった。


危なかった!  ん!


結果として、オレは自らカクテルを吐露した(意思・同意)のではなく、覗き見されたから死なずに済んだ。


当然マスターはカクテル能力者になった。ん。


それも極めて高い能力者になった。


マスターに元々人として備わる吸収力と負けん気の強い向上心、苦労と努力を惜しまない意思と気性。


気概は高みを追い求め、エリート能力者となった。


ただマスターは、エロく、変態だ。


ん!


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