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コウスケ
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しおりを挟む店で働きだした3日目、俺は同じ寮に住む先輩から命令された。
先輩の命令は絶対だから、3日も経つ頃になると俺は先輩を神様と呼んでいた。
俺は先輩2人と相部屋で、その2人にしてみれば、俺は文句一つ言わない召使いの如く掃除に洗濯、タバコなどの買い物をやらせる便利ロボットだ。
「コウスケ、この洗濯たのむわ」
寮に二層式洗濯機はあるものの、10年ほど前に壊れたらしく、歴代の神様(先輩方)は誰も修理に出さなかった。
神様は洗濯、乾燥代をキッチリ400円俺に渡し、お駄賃(だちん)は無い。
神様の洗濯物と自分の洗濯物を両手に持ち、近くのコインランドリーに行った。
今日は店の勤務がAM5時に終わり、比較的時間があったからいいようなものの、洗濯と乾燥の時間は2時間近くかかる。
昼12時に出勤だから4時間くらいしか眠れない。
こんな厳しい仕事、続くのかと考えながらコインランドリーに到着して、洗濯機に神様の洗濯物を入れようとしたら、一つビニール袋があり、開けたら腐った海水パンツが入っていた。
本当に腐っているんだ。
「くっさ!」
背後から女の声がした。
振り向くと、ユリコだった。
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