ばかやろう 〜たった1つの愛〜

ネギモバ

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生と死

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②のサギ師をサギする手法は、相手が詐欺師だから騙しても警察に訴えられない。


騙すモノがモノだと更に絶対訴えられない。


極め付きは、架空口座だ。


名古屋にいた頃、後輩の青ちゃんが、中学生で身分証も無いのに口座を開設した事がそもそもの閃き。


口座をなんの信用も無く開設した。


実際自分も借金を返済する時、店長の口座に振り込む。


この時、詐欺師は個人特定できない口座を絶対に欲しがると思ったんだ。


だから俺は自分の『川谷』っていう苗字を避けて『佐藤』っていうありふれた苗字の印鑑を百均で沢山買った。


ユリコのお陰でマンションに住んでたから、念の為部屋番号だけ変える。


変えた部屋は空き部屋。でもポストに佐藤と薄く表示しダイヤル式の鍵も設置する。


この空き部屋の住所をつかい佐藤になりすまし、銀行口座を開設する。


ここから先が重要。


口座開設の時に『代理人カード』を作る。


空き部屋のポストに投函された通帳と代理人カードを入手して、通帳を売りさばく。


売りさばく先はネットの無い時代だったから、裏モノ系の雑誌やダイヤルQ2で『架空口座あります』って堂々と。


いつの時代もある振り込め詐欺。


架空口座は、かなり複雑な経路を経て渡っていることが多く、警察が購入者に行き着くにはほぼ不可能とされている。


だからある程度寝かせる方がいい。


詐欺師にとって、足のつかない架空口座は、喉から手が出るほど需要がある。架空口座の価格は安すぎると怪しいから5万円くらいが妥当。


それくらいの値段なら本物だろうと相手が勝手に考えてくれる。実際本物だしね。


その売りさばいた通帳には当然、詐欺師が詐欺で得た金が振り込まれる。


で、その詐欺師の口座の残高は代理人カードで常に見張れるから、入金されたら抜き取るっていう仕組みだ。


ただ抜き取るとバレる為、金額を見定め、絶妙のタイミングで1度しかチャンスはない。


飛ばし携帯やクスリや裏ビデオ販売など、架空口座は詐欺師以外にも需要がある。


裏社会の必需品だ。


俺が稼いだ金じゃないのに詐欺師の金を代理人カードで奪い取る。


詐欺師も警察に行って『詐欺で得た金を取られました』と言うバカはいない。


俺のカモは泣き寝入りするしかない詐欺師だ。


ネタはまだまだある。


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