124 / 160
高校2年編
最強の女流棋士
しおりを挟む
竹田九段との指導対局を終え、梢子は今日の試験は3勝と、勝ち越しを確定する。
その梢子の強さに研修会員や他の受験生もざわついている。
「すごい……」
「あの子今すぐ女流棋士でも通用しそうよ」
研修会員や受験生がざわつく中、竹田が声を発する。
「ええっと、研修生並びに受験生の皆さん、ここまで3局消化されたと思いますが、今の所全勝という方はいますか?」
竹田がそう言うと、梢子を含めた数名が手を挙げる。
「では、その方々で希望する方はもう1人の指導対局を受ける事ができます」
竹田のその発言に幹事である高田七段が驚きのあまり声をあげる。
「待って下さい!今日の指導対局は私と竹田さんだけだったはずです!」
「まあ、3勝している方々のみなのでね、ちょっと待って下さい、今ご本人を呼んできますので」
そう言って竹田は1度部屋をでて、その人物を呼びに行った。しばらくするとその人物と共に戻って来るが、その人物には研修生も受験生も驚きを隠せず、最初に声を出したのが高田七段であった。
「宮里さん!竹田さん、一体どういう事ですか⁉」
「宮里さんは今日はイベント用の写真撮影に来ていたので、撮影が終わったと聞いてお誘いしてみたんですよ」
「あの、高田先生、竹田先生が私に研修生の指導対局をして欲しいとお願いされて来たんですがよろしいんですか?」
「ちょ、ちょっと待っていただきたい」
そう言って高田は竹田を連れて一度部屋を出て廊下で竹田に現在の状況について問いただす。
「竹田さん、どういうつもりですか?偶然撮影で普段は関西を拠点にしている宮里さんがこっちに来ているからといって、彼女に指導対局なんて」
「まあまあ、そう固い事は言わないでください」
「それに彼女が将棋イベントとかなら別ですが、この手の指導対局でも手を抜かない性分だというのはあなたもご存じのはずです」
「ええ、確か関西の研修会で指導対局をしたら研修会員を完膚なきまでに負かした事は私も知っていますよ。まったく普段はおっとりしているのに、将棋だと鬼のようですよ」
宮里が関西の研修会員の指導対局の際に完膚なきまで負かしたことを知ったうえであえて宮里に指導対局を任した事に更に疑問が浮かんだ高田は更に竹田に疑問をぶつける。
「それが分かってて何故……」
「私はただ暇だからってだけで、今日の指導対局の依頼を受けたわけではないんですよ」
「え?」
「私はね確かめたいんですよ、佐藤梢子さんが女流最強の本気にどこまで戦えるのかをね」
竹田の真意とは一体?
その梢子の強さに研修会員や他の受験生もざわついている。
「すごい……」
「あの子今すぐ女流棋士でも通用しそうよ」
研修会員や受験生がざわつく中、竹田が声を発する。
「ええっと、研修生並びに受験生の皆さん、ここまで3局消化されたと思いますが、今の所全勝という方はいますか?」
竹田がそう言うと、梢子を含めた数名が手を挙げる。
「では、その方々で希望する方はもう1人の指導対局を受ける事ができます」
竹田のその発言に幹事である高田七段が驚きのあまり声をあげる。
「待って下さい!今日の指導対局は私と竹田さんだけだったはずです!」
「まあ、3勝している方々のみなのでね、ちょっと待って下さい、今ご本人を呼んできますので」
そう言って竹田は1度部屋をでて、その人物を呼びに行った。しばらくするとその人物と共に戻って来るが、その人物には研修生も受験生も驚きを隠せず、最初に声を出したのが高田七段であった。
「宮里さん!竹田さん、一体どういう事ですか⁉」
「宮里さんは今日はイベント用の写真撮影に来ていたので、撮影が終わったと聞いてお誘いしてみたんですよ」
「あの、高田先生、竹田先生が私に研修生の指導対局をして欲しいとお願いされて来たんですがよろしいんですか?」
「ちょ、ちょっと待っていただきたい」
そう言って高田は竹田を連れて一度部屋を出て廊下で竹田に現在の状況について問いただす。
「竹田さん、どういうつもりですか?偶然撮影で普段は関西を拠点にしている宮里さんがこっちに来ているからといって、彼女に指導対局なんて」
「まあまあ、そう固い事は言わないでください」
「それに彼女が将棋イベントとかなら別ですが、この手の指導対局でも手を抜かない性分だというのはあなたもご存じのはずです」
「ええ、確か関西の研修会で指導対局をしたら研修会員を完膚なきまでに負かした事は私も知っていますよ。まったく普段はおっとりしているのに、将棋だと鬼のようですよ」
宮里が関西の研修会員の指導対局の際に完膚なきまで負かしたことを知ったうえであえて宮里に指導対局を任した事に更に疑問が浮かんだ高田は更に竹田に疑問をぶつける。
「それが分かってて何故……」
「私はただ暇だからってだけで、今日の指導対局の依頼を受けたわけではないんですよ」
「え?」
「私はね確かめたいんですよ、佐藤梢子さんが女流最強の本気にどこまで戦えるのかをね」
竹田の真意とは一体?
0
あなたにおすすめの小説
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
不倫妻への鎮魂歌 ―サレ夫が選んだ、最も残酷で静かな復讐―
MisakiNonagase
大衆娯楽
「サレ夫、再生。不倫妻、転落。──その代償は、あまりに重い。」
「嘘で塗り固めた20年より、真実で歩む明日がいい。」
失って初めて気づく、守られていた日々の輝き。
46歳の美香にとって、誠実な夫と二人の息子に囲まれた生活は、退屈で窮屈な「檻」だった。若い男からの甘い誘惑に、彼女は20年の歳月を投げ打って飛び込んだ。 しかし、彼女が捨てたのは「檻」ではなく「聖域」だったのだ。 不倫、発覚、離婚、そして孤独。 かつての「美しい奥様」が、厚化粧で場末のスナックのカウンターに立つまでの足取りと、傷つきながらも真実の幸福を掴み取っていく夫・徹の再生を描く。 家族とは何か、誠実さとは何か。一通の離婚届が、二人の人生を光と影に分かつ。
アガルタ・クライシス ―接点―
来栖とむ
SF
神話や物語で語られる異世界は、空想上の世界ではなかった。
九州で発見され盗難された古代の石板には、異世界につながる何かが記されていた。
同時に発見された古い指輪に偶然触れた瞬間、平凡な高校生・結衣は不思議な力に目覚める。
不審な動きをする他国の艦船と怪しい組織。そんな中、異世界からの来訪者が現れる。政府の秘密組織も行動を開始する。
古代から権力者たちによって秘密にされてきた異世界との関係。地球とアガルタ、二つの世界を巻き込む陰謀の渦中で、古代の謎が解き明かされていく。
サイレント・サブマリン ―虚構の海―
来栖とむ
SF
彼女が追った真実は、国家が仕組んだ最大の嘘だった。
科学技術雑誌の記者・前田香里奈は、謎の科学者失踪事件を追っていた。
電磁推進システムの研究者・水嶋総。彼の技術は、完全無音で航行できる革命的な潜水艦を可能にする。
小与島の秘密施設、広島の地下工事、呉の巨大な格納庫—— 断片的な情報を繋ぎ合わせ、前田は確信する。
「日本政府は、秘密裏に新型潜水艦を開発している」
しかし、その真実を暴こうとする前田に、次々と圧力がかかる。
謎の男・安藤。突然現れた協力者・森川。 彼らは敵か、味方か——
そして8月の夜、前田は目撃する。 海に下ろされる巨大な「何か」を。
記者が追った真実は、国家が仕組んだ壮大な虚構だった。 疑念こそが武器となり、嘘が現実を変える——
これは、情報戦の時代に問う、現代SF政治サスペンス。
【全17話完結】
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる