理学療法士だった俺、異世界で見習い聖女と診療所を開きました

burazu

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異世界生活は大変です

スキルの理屈

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 スキルの習得方法を教本に書いていないことで俺はザリアン氏より肝心な部分を説明しないつもりかと追及されるが、Q&A機能で改めてスキルの理屈を問い、その状況を若い治癒士であるゴルさんが見届けその結果を領主様とザリアン氏に伝える事になったのだ。

 俺としては技術や知識を秘匿するつもりはなく、あくまで現段階では伝えられない事があるというのを証明しなくてはならないのだ。

 まさか以前も聞いた質問をまたする事になるとはな、まあいい、やるしかないからな。

「質問だ、他の人にもスキル:最適化リハビリを伝授したいが、どのような方法で伝授できるか教えてくれ」

 俺がそうスマホに呼びかけると検索中という言葉が液晶に表示されしばらくすると回答画面に移行する。

『回答:申し訳ありませんがご回答できかねます』

 やはり前と同じか、ゴルさんも今俺が見ている液晶を確認し、確認を終えると領主様とザリアン氏の所に向かい、2人に対し耳打ちをする。

 ゴルさんが2人への耳打ちを終えるとまず領主様が俺に対し言葉を発する。

「ミヤシタ殿、やはり貴殿の申す事は事実のようだな、あくまでそのスキルの習得そのものは偶発的なものであり、貴殿はそのスキルの効力は理解しても理屈までは理解してないと判断するほかなさそうだ」
「ありがとうございます、ですが何故そう思われたのですか?」

 俺が領主様に対して質問をしているとザリアン氏が立ち上がり発言をする。

「それには私が答えよう、ゴルが側でその鉄の板を確認したところその鉄の板より貴殿の魔力を感じなかったからだ、これは貴殿が魔法により文字の書き換えをしていない事の証明になる」
「まさか、それだけでですか?」
「貴殿の話を聞くかぎり、その鉄の板に質問をし回答を求めているという事はスキルそのものも完全に理解していないと判断するのが妥当と思ったのだ」
「それじゃあ、私の教本は……」

 俺がスキルのすべてを理解していないと判断され、教本がどうなるかを心配しているとザリアン氏が言葉を発する。

「案ずるな、私は領主様がよろしければ買い取りは良いと思っている」
「え⁉」
「さっきも言ったが、リハビリの知識や技術の習得は我らにとっても興味深いと、そして我らも習得の必要があると判断した」
「そうですか、実に光栄にございます」

 俺がザリアン氏に感謝の意をしめしていいると更にザリアン氏は話を続ける。

「とはいえ、そのスキルの習得法が分かれば、我ら治癒士の活動領域も広まるのも事実だ、そこで提案がある」

 ザリアン氏が俺に提案⁉いったい何を?
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