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異世界での転生
進軍ルート説明
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今回僕はオリビン家の軍事演習に参加し、間近でマハール・オリビン卿の指揮を見学するものであったが、同時にテールもまた大きな部隊の指揮能力を試される演習でもあった。
「ではニック様、テールは自分の部隊を集結させるので、私が今回の進軍ルートを説明いたしましょう」
「うん、オリビア、コール、君達も説明を受けてくれ」
「ええ」
「分かりました」
テールが自分の部隊の集結をさせている中、僕達はオリビン卿が用意していた地図の置かれたテーブルに案内されてそこで今回の進軍ルートの説明を受ける。
「では今回の演習について説明します、我らはこの北側のルートを使い、テール達は南側のルートを使用し、この目的地で合流する手はずになっております」
「北側は平原を進んで、南側は少し荒野が多いんだね」
「はい、ニック様には私の指揮をご覧になって進軍の基礎を学んでいただきたいので、このようなルートにいたしました」
「テールは荒野を進むのか、大丈夫かな?」
テールの事を少し心配する声を出すとそれに対してオリビン卿が言葉を発した。
「ニック様、テールはいずれニック様を補佐する役目です、まずは大部隊の指揮が必要ではあります」
「オリビン卿、テールは教育係としてもしっかりと僕に必要な事を身に付けさせようとしているし、護衛騎士に認定されたのもテールの力もあってだよ」
「今はそれでよろしいでしょうし、ニック様の覚えがよろしいのは光栄であります、ですがやはりいずれはガリアス様をお支えしている私やガニアン卿のような役割を担ってもらう必要があります」
「それは僕も理解している、だけど万一の事もあるし、不測の事態でテールを失いたくはない、だから……」
僕はここでテールの為に提案をしてみた。
「オリビン卿、コール・ガニアンをテールの部隊に置いて、不測の事態が生じれば彼に報告をさせるというのはどうかな?彼は神速のスキル持ちだし」
「え?二、ニック様⁉」
「これは演習だとは理解している、だけど実際僕の初陣にも謎の勢力が介入してきたし、王城に向かう途中にも襲撃されたから領内は不安定だろうし、念には念を入れておいていいだろう」
「ニック様……」
「もちろん、テールにはしっかりと部隊を指揮してもらうし、彼は不測の事態の連絡要員と考えれば問題ないだろう」
「承知いたしました、連絡要員としてのコール・ガニアンのテールの部隊への編入を認めましょう」
最近は領内でも何があるか分からない、コールの神速なら僕達との連絡は取りやすいはずだ。
「ではニック様、テールは自分の部隊を集結させるので、私が今回の進軍ルートを説明いたしましょう」
「うん、オリビア、コール、君達も説明を受けてくれ」
「ええ」
「分かりました」
テールが自分の部隊の集結をさせている中、僕達はオリビン卿が用意していた地図の置かれたテーブルに案内されてそこで今回の進軍ルートの説明を受ける。
「では今回の演習について説明します、我らはこの北側のルートを使い、テール達は南側のルートを使用し、この目的地で合流する手はずになっております」
「北側は平原を進んで、南側は少し荒野が多いんだね」
「はい、ニック様には私の指揮をご覧になって進軍の基礎を学んでいただきたいので、このようなルートにいたしました」
「テールは荒野を進むのか、大丈夫かな?」
テールの事を少し心配する声を出すとそれに対してオリビン卿が言葉を発した。
「ニック様、テールはいずれニック様を補佐する役目です、まずは大部隊の指揮が必要ではあります」
「オリビン卿、テールは教育係としてもしっかりと僕に必要な事を身に付けさせようとしているし、護衛騎士に認定されたのもテールの力もあってだよ」
「今はそれでよろしいでしょうし、ニック様の覚えがよろしいのは光栄であります、ですがやはりいずれはガリアス様をお支えしている私やガニアン卿のような役割を担ってもらう必要があります」
「それは僕も理解している、だけど万一の事もあるし、不測の事態でテールを失いたくはない、だから……」
僕はここでテールの為に提案をしてみた。
「オリビン卿、コール・ガニアンをテールの部隊に置いて、不測の事態が生じれば彼に報告をさせるというのはどうかな?彼は神速のスキル持ちだし」
「え?二、ニック様⁉」
「これは演習だとは理解している、だけど実際僕の初陣にも謎の勢力が介入してきたし、王城に向かう途中にも襲撃されたから領内は不安定だろうし、念には念を入れておいていいだろう」
「ニック様……」
「もちろん、テールにはしっかりと部隊を指揮してもらうし、彼は不測の事態の連絡要員と考えれば問題ないだろう」
「承知いたしました、連絡要員としてのコール・ガニアンのテールの部隊への編入を認めましょう」
最近は領内でも何があるか分からない、コールの神速なら僕達との連絡は取りやすいはずだ。
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