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牢屋
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カール達により拘束されたギン達は兵士の詰所の地下にある牢屋に放り込まれる。階段より1番遠い牢屋にギンが閉じ込められ、その正面にブライアン、ギンの牢屋の左隣にエイムが閉じ込められる。牢屋に入れられた3人に向けて兵士が言葉を放つ。
「いいか、まずはお前達のことを国境の兵士に確認する。ブライアン、お前の処分はその結果次第になるからな」
兵士が言いたかったのは脱走の手引きを他人に依頼したかどうかで罪の重さが変わるというものである。この言葉を聞いて結局自分は断罪されるとブライアンは悟ったのである。
「ちきしょう、奴らは最初から理由をつけて目障りな俺を消したかったんだ。すまねえ、俺のせいであんたらまでこんな目にあわせてしまって」
「そんな、ブライアンさんのせいではありません。あの方達はご自分たちが貴族だからと言って平民のブライアンさんを悪者扱いする方が間違っています」
エイムの言葉に少し引っ掛かりを覚えたギンが自分の見解を述べる。
「いや、それは少し違うかもしれない」
「え?どういうことですか?」
「奴らは貴族や騎士の家の生まれ。ブライアンは平民の生まれ。これだけなら両者に本来関りは生まれにくいのだが、同じ隊に所属することとなった。そうだな?」
ギンの発言に不意を突かれたのか一瞬戸惑うブライアンであったが、すぐさま返答する。
「あ、ああそうだが、それが何だってんだ?」
「お前自身も言っていたが、魔物討伐で功績をあげるお前が目障りだというのが答えだ」
「魔物討伐の功績ですか?」
エイムはギンの言葉に疑問を感じたがギンもすぐさまに返答する。
「ブライアンが功績をあげることで奴らは自分たちの地位が揺らぐのではないかと恐れた。ブライアンの力量が並であれば排除は考えなかったかも知れない。奴らは功績をあげブライアンが出世することで、貴族出身の自分たちが平民での男の下につかなければならないということの実現を恐れたんだ。特に先程のカールという男はかなりプライドが高いと見受けられるな」
「ああ、そうだ。プライドが服を着て歩いているような奴だ」
ギン達の会話を聞いて兵士が声をあげる。
「うるさいぞ、貴様ら!おい旅の男!貴様ごときが貴族社会の何たるかを分かったように語ることが許されると思うな。ブライアンは我らの隊にふさわしくない。ただそれだけのことだ!分かったなら黙っていろ。次くだらんことをほざくと命はないと思え」
そう言って兵士は去っていき、ギン達は黙り込む。
沈黙が続く中、兵士達の話声が聞こえてきてギン達は聞き耳を立てる。
「なあ、おい聞いたかブライアンとあの旅の奴らのこと」
「何でも3人とも死罪だってよ」
この言葉を聞いてギン達は驚愕する。
「ま、ブライアンはどんな形であれいなくなってもらうつもりだったんだけどな」
「そうだな、あの旅の奴らがブライアンと接触しちまった。それでカールさんもまとめて消すことをきめたんだもんな」
兵士達の声が遠くなっていくのを感じたギン達はカール達がいずれにしても自分達を断罪するつもりであったことを悟った。
命の危機を感じたギンはここを脱出する方法を思案するがいい方法が見つからない。
そんな時にギンは鉄格子を見て何かに気付き、左隣のエイムの牢屋側の壁をある法則にのせたリズムで叩く。
「えっ?ギンさん?」
エイムは戸惑うが聞き耳を立てて音を読み取り、ギンの伝えたいことを自ら言葉にする。
「き・こ・え・る・か」
自分で言葉にしてギンが「聞こえるか」と伝えったかったことに気付き、すぐに返答する。
「き・こ・え・ま・す」
ギンもすぐに返答して牢屋越しの無言の会話を実現させる。
「1つ聞きたい、熱だけを発生させる魔法は使えるか?」
「出来ますが、火を起こさず熱を発生させるのは魔力コントロールが難しく、失敗すれば建物ごと私達まで溶けてしまうかも知れません」
「熱の発生の範囲を絞ればどうだ?」
「少しはコントロールがしやすくなります」
「じゃあ、鉄格子だけに熱を発生させてくれ」
「分かりました、やってみます」
エイムはギンの指示で鉄格子のみに魔法で熱を発生させることとした。兵士に聞かれないよう小声で呪文の詠唱を始める。
「火を司りし者よ、古の盟約に従ひて我の望みに応えよ。我が望し空間に理を歪め熱を起こし給へ。熱の向上!」
エイムの牢屋の鉄格子が熱で溶けていく。
牢屋から抜け出したエイムはギンの牢屋の鉄格子を溶かそうとするがギンに制止される。
「俺より先にあいつを出してやってくれ」
「はい、わかりました」
エイムはギンの言うようにブライアンの牢屋の鉄格子を魔法で溶かす。
「助かったぜ、お嬢ちゃん」
「いえ。ギンさん今出します」
突如、牢屋が慌ただしくなったのを察した兵士がエイムとブライアンの前に現れる。
「貴様ら、脱獄か!逃がさんぞ」
次の瞬間、ギンが魔法で強化した剣で鉄格子を破壊して兵士の懐に飛び込み、剣を持っている逆の手で殴り倒す。
「ぐはっ!」
その場に兵士は倒れこみ、ギンがエイムたちに言葉を掛ける。
「いくぞ!脱出だ」
牢から脱出した3人は無実を証明できるのか?
続く
「いいか、まずはお前達のことを国境の兵士に確認する。ブライアン、お前の処分はその結果次第になるからな」
兵士が言いたかったのは脱走の手引きを他人に依頼したかどうかで罪の重さが変わるというものである。この言葉を聞いて結局自分は断罪されるとブライアンは悟ったのである。
「ちきしょう、奴らは最初から理由をつけて目障りな俺を消したかったんだ。すまねえ、俺のせいであんたらまでこんな目にあわせてしまって」
「そんな、ブライアンさんのせいではありません。あの方達はご自分たちが貴族だからと言って平民のブライアンさんを悪者扱いする方が間違っています」
エイムの言葉に少し引っ掛かりを覚えたギンが自分の見解を述べる。
「いや、それは少し違うかもしれない」
「え?どういうことですか?」
「奴らは貴族や騎士の家の生まれ。ブライアンは平民の生まれ。これだけなら両者に本来関りは生まれにくいのだが、同じ隊に所属することとなった。そうだな?」
ギンの発言に不意を突かれたのか一瞬戸惑うブライアンであったが、すぐさま返答する。
「あ、ああそうだが、それが何だってんだ?」
「お前自身も言っていたが、魔物討伐で功績をあげるお前が目障りだというのが答えだ」
「魔物討伐の功績ですか?」
エイムはギンの言葉に疑問を感じたがギンもすぐさまに返答する。
「ブライアンが功績をあげることで奴らは自分たちの地位が揺らぐのではないかと恐れた。ブライアンの力量が並であれば排除は考えなかったかも知れない。奴らは功績をあげブライアンが出世することで、貴族出身の自分たちが平民での男の下につかなければならないということの実現を恐れたんだ。特に先程のカールという男はかなりプライドが高いと見受けられるな」
「ああ、そうだ。プライドが服を着て歩いているような奴だ」
ギン達の会話を聞いて兵士が声をあげる。
「うるさいぞ、貴様ら!おい旅の男!貴様ごときが貴族社会の何たるかを分かったように語ることが許されると思うな。ブライアンは我らの隊にふさわしくない。ただそれだけのことだ!分かったなら黙っていろ。次くだらんことをほざくと命はないと思え」
そう言って兵士は去っていき、ギン達は黙り込む。
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そんな時にギンは鉄格子を見て何かに気付き、左隣のエイムの牢屋側の壁をある法則にのせたリズムで叩く。
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エイムは戸惑うが聞き耳を立てて音を読み取り、ギンの伝えたいことを自ら言葉にする。
「き・こ・え・る・か」
自分で言葉にしてギンが「聞こえるか」と伝えったかったことに気付き、すぐに返答する。
「き・こ・え・ま・す」
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「出来ますが、火を起こさず熱を発生させるのは魔力コントロールが難しく、失敗すれば建物ごと私達まで溶けてしまうかも知れません」
「熱の発生の範囲を絞ればどうだ?」
「少しはコントロールがしやすくなります」
「じゃあ、鉄格子だけに熱を発生させてくれ」
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エイムはギンの指示で鉄格子のみに魔法で熱を発生させることとした。兵士に聞かれないよう小声で呪文の詠唱を始める。
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「はい、わかりました」
エイムはギンの言うようにブライアンの牢屋の鉄格子を魔法で溶かす。
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突如、牢屋が慌ただしくなったのを察した兵士がエイムとブライアンの前に現れる。
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次の瞬間、ギンが魔法で強化した剣で鉄格子を破壊して兵士の懐に飛び込み、剣を持っている逆の手で殴り倒す。
「ぐはっ!」
その場に兵士は倒れこみ、ギンがエイムたちに言葉を掛ける。
「いくぞ!脱出だ」
牢から脱出した3人は無実を証明できるのか?
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