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体育祭
第29話 一生の不覚
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2年3組で陽が成仏してから、1ヶ月が経過した。その間は不気味なくらい平和で、まさに嵐の前の静けさといった感じだった。
いや……このまま平和が続く可能性だってあるだろう。魔王時代は平穏な時間が長く続くと不安になったものだが、今はその戦乱の時代とは違うのだ。
この世界は、本来は平和な世界なのだ。破壊神だの悪霊だの……この平和な世界で聞いていい単語じゃない。
管理者……吸血鬼……まだまだ危機的な単語は多く聞く。最近になって、急に危険な単語を聞くようになった。
もちろん私はこの時代の新参者だ。だが、過去の歴史を調べても、ここまで物騒なワードが並んでいる時代は少なかった。
何かが起こっているのかもしれない。私の知らないところで、何かが乱れているのかもしれない……
とはいえ……
「相変わらずもふもふしてるね……ケントニス・ノレッジ・コネサンス・シュテルケ・ポテンツァ・サジェス・ウィズダム・ヴィスハイト・ヴィゴーレ・マハト・フォルスさん……」
「ニャー(相変わらずなのはお前だよ。遊)」
なんで毎回、こいつは私のことをフルネームで呼ぶのだろう。ご主人はご主人でまともに私の名前を呼ばんし……
「すっかりキミも馴染んだねぇ……」閑古鳥が遊に撫でられる私を見て、「キミにもなにか役職を与えてあげようか」
「ニャー(いらん)」
役職なんて、もううんざりだ。魔王なんて大層な役職をもらったがばっかりに、私はえらい苦労をした。もはやこの猫の姿で役職をもらおうとは思わない。
ともあれ、今現在私は生徒会室にいる。ご主人が生徒会室に遊びに来たり、補習のときはこの生徒会室に預けられるのが慣例になってきていた。
遊は私を撫でるのがうまいし、さらにキャットフードまで用意されている。もはやここに住みたいくらいである。
いや……私が生徒会室に住んでしまったら、ご主人が危険だな。ご主人は治安の悪い地域に一人暮らしなので、私が守ってやらないといけない。
一応ご主人も、私には気を使ってくれている。エサもシャンプーも寝床も遊び場も……いろいろと用意してくれている。なによりご主人は私のことを愛してくれている。ならば、身の安全くらいは保証してやろう。
「あ……そうだ」閑古鳥はなにやら草を取り出して、「こんなの拾ってきたよ」
「おお……猫じゃらしですね」
ネコジャラシ……? 猫じゃらし……つまり猫の遊び道具か何かか。どうやら私のために持ってきてくれたらしい。拾ってきたと形容して、さらにくさであることを考えると、どこかに自生している植物のようだな。
ふん……たまにご主人が買ってくる猫用のおもちゃみたいなものだろう。そんなものでこの元魔王が懐柔できると思っているのなら浅はかだったな。
ご主人だってその手のおもちゃを買ってきてくれる。しかし魔王たる私に興味はない。まぁご主人が悲しまないように、適当に遊んではいる。決してご主人が私のためを思って買ってきてくれたのが嬉しいとか、そういうことではない。たぶん。
「ほれほれ。猫じゃらしだぞー」閑古鳥は私の目の前で草――猫じゃらしを振る。「私とも遊んでおくれよー」
そんなことを言われてもな……私は私の興味でしか動かない。元魔王たる私は……
「ニャ……(……なんだ……)」
ふと猫じゃらしに目をやる。閑古鳥の手によってフリフリと左右に揺れている猫じゃらし。
これが猫じゃらしか……なるほど暇つぶしくらいにはなりそうだが……なんというか……
「ニャー……(……おお……)」
目が離せられん。閑古鳥が振る猫じゃらしに合わせて、目線と体が動いてしまう。
なんとも甘美な動きだった。異常なほど猫じゃらしとやらが魅力的に見えた。魔王を持ってしても抗えない魅力が猫じゃらしから発せられていた。まるでブラックホール……
気がつけば、
「わ……」閑古鳥が慌てて猫じゃらしを引っ込める。それから、ニヤリと笑って「お気に召したようだね」
自分でも知らないうちに、私は猫じゃらしに飛びついていた。完全に私の理性を離れた行動だった。幽霊にでも操られたかのようだった。
「ほら、こっちこっち」
さらに閑古鳥は猫じゃらしを振る。考える間もなく、私の体は猫じゃらしに吸い寄せられる。前足で猫じゃらしを追いかける。
なんとも心が躍る遊びだった。やってることは子供だまし。ただ草を追いかけているだけ。だが、気がつけば私は猫じゃらしに夢中になっていた。
しばらくして、
「会長……そろそろ会議はじめますよ」
「あ……ごめん。了解」神代の声で、私は正気に戻る。そんな私に閑古鳥が、「今度はもっと持ってくるよ。気に入ってくれたみたいだね」
正気に戻って、ようやく自分の状態に気がつく。
腹を見せて、猫じゃらしをいじっていた。警戒心や威厳など何もなく、猫じゃらしに夢中になっていた。完全に理性を失っていた。
……この猫じゃらし……これは劇薬だ。猫を惑わせる嗜好品だ。これを目の前で見せられて、正気を保てる自信がない。実際に正気は保てなかった。
この魔王……一生の不覚。
いや……このまま平和が続く可能性だってあるだろう。魔王時代は平穏な時間が長く続くと不安になったものだが、今はその戦乱の時代とは違うのだ。
この世界は、本来は平和な世界なのだ。破壊神だの悪霊だの……この平和な世界で聞いていい単語じゃない。
管理者……吸血鬼……まだまだ危機的な単語は多く聞く。最近になって、急に危険な単語を聞くようになった。
もちろん私はこの時代の新参者だ。だが、過去の歴史を調べても、ここまで物騒なワードが並んでいる時代は少なかった。
何かが起こっているのかもしれない。私の知らないところで、何かが乱れているのかもしれない……
とはいえ……
「相変わらずもふもふしてるね……ケントニス・ノレッジ・コネサンス・シュテルケ・ポテンツァ・サジェス・ウィズダム・ヴィスハイト・ヴィゴーレ・マハト・フォルスさん……」
「ニャー(相変わらずなのはお前だよ。遊)」
なんで毎回、こいつは私のことをフルネームで呼ぶのだろう。ご主人はご主人でまともに私の名前を呼ばんし……
「すっかりキミも馴染んだねぇ……」閑古鳥が遊に撫でられる私を見て、「キミにもなにか役職を与えてあげようか」
「ニャー(いらん)」
役職なんて、もううんざりだ。魔王なんて大層な役職をもらったがばっかりに、私はえらい苦労をした。もはやこの猫の姿で役職をもらおうとは思わない。
ともあれ、今現在私は生徒会室にいる。ご主人が生徒会室に遊びに来たり、補習のときはこの生徒会室に預けられるのが慣例になってきていた。
遊は私を撫でるのがうまいし、さらにキャットフードまで用意されている。もはやここに住みたいくらいである。
いや……私が生徒会室に住んでしまったら、ご主人が危険だな。ご主人は治安の悪い地域に一人暮らしなので、私が守ってやらないといけない。
一応ご主人も、私には気を使ってくれている。エサもシャンプーも寝床も遊び場も……いろいろと用意してくれている。なによりご主人は私のことを愛してくれている。ならば、身の安全くらいは保証してやろう。
「あ……そうだ」閑古鳥はなにやら草を取り出して、「こんなの拾ってきたよ」
「おお……猫じゃらしですね」
ネコジャラシ……? 猫じゃらし……つまり猫の遊び道具か何かか。どうやら私のために持ってきてくれたらしい。拾ってきたと形容して、さらにくさであることを考えると、どこかに自生している植物のようだな。
ふん……たまにご主人が買ってくる猫用のおもちゃみたいなものだろう。そんなものでこの元魔王が懐柔できると思っているのなら浅はかだったな。
ご主人だってその手のおもちゃを買ってきてくれる。しかし魔王たる私に興味はない。まぁご主人が悲しまないように、適当に遊んではいる。決してご主人が私のためを思って買ってきてくれたのが嬉しいとか、そういうことではない。たぶん。
「ほれほれ。猫じゃらしだぞー」閑古鳥は私の目の前で草――猫じゃらしを振る。「私とも遊んでおくれよー」
そんなことを言われてもな……私は私の興味でしか動かない。元魔王たる私は……
「ニャ……(……なんだ……)」
ふと猫じゃらしに目をやる。閑古鳥の手によってフリフリと左右に揺れている猫じゃらし。
これが猫じゃらしか……なるほど暇つぶしくらいにはなりそうだが……なんというか……
「ニャー……(……おお……)」
目が離せられん。閑古鳥が振る猫じゃらしに合わせて、目線と体が動いてしまう。
なんとも甘美な動きだった。異常なほど猫じゃらしとやらが魅力的に見えた。魔王を持ってしても抗えない魅力が猫じゃらしから発せられていた。まるでブラックホール……
気がつけば、
「わ……」閑古鳥が慌てて猫じゃらしを引っ込める。それから、ニヤリと笑って「お気に召したようだね」
自分でも知らないうちに、私は猫じゃらしに飛びついていた。完全に私の理性を離れた行動だった。幽霊にでも操られたかのようだった。
「ほら、こっちこっち」
さらに閑古鳥は猫じゃらしを振る。考える間もなく、私の体は猫じゃらしに吸い寄せられる。前足で猫じゃらしを追いかける。
なんとも心が躍る遊びだった。やってることは子供だまし。ただ草を追いかけているだけ。だが、気がつけば私は猫じゃらしに夢中になっていた。
しばらくして、
「会長……そろそろ会議はじめますよ」
「あ……ごめん。了解」神代の声で、私は正気に戻る。そんな私に閑古鳥が、「今度はもっと持ってくるよ。気に入ってくれたみたいだね」
正気に戻って、ようやく自分の状態に気がつく。
腹を見せて、猫じゃらしをいじっていた。警戒心や威厳など何もなく、猫じゃらしに夢中になっていた。完全に理性を失っていた。
……この猫じゃらし……これは劇薬だ。猫を惑わせる嗜好品だ。これを目の前で見せられて、正気を保てる自信がない。実際に正気は保てなかった。
この魔王……一生の不覚。
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