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レオニダス獣王国編
旅の空 帝国で1泊します!
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お待たせいたしました!思わぬ長考になってしまいました~!!申し訳ない!!m(_ _)m
そして、間も無く3000…に近ずいて参りました!!ありがとう御座います!!
御礼“もしも”は、3話考えております…まだ2話は決まってませんが…(*´ー`*)
こんなに読み手が増えて嬉しい悲鳴を上げてます!本当にありがとうございます!!
どうぞ、これからも応援よろしくお願い致します!!
では、以下本編です!
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
王宮を出た千尋達一行は馬車で王都を出てから暫く行った人気の無い所で馬車を降りた…。
今回の旅のメンバーは、千尋に白雪、真白親子、侯爵夫人マリアンヌに侍女のローズ、枢機卿アーシュ卿…そして…。
「ん~~~馬車って…お尻が痛くなる~~~!!」
既に白無垢姿では無く動きやすい服装に戻った千尋くんである。
「妾も…馬車は嫌じゃ…」
「僕も…無理…」
白雪、真白親子も馬車移動は疲れた様だ。
「ふふふ…結構貴族も大変であろう?」
「私も馬車より歩きが良いです。」
「私も歩く方が楽ですね~!」
侯爵夫人マリアンヌもドレスでは無く冒険者の服装に着替えていた。
彼女の武器は短槍…元冒険者でランクはSであった…侯爵とは侯爵の護衛クエストで知り合い、お互いの可愛いのも好きで意気投合し大恋愛の結婚であった…勿論、大騒ぎだったがここでは割愛します。
アーシュ卿も普通に冒険者の姿で、とても教国の偉い人には見えない。
今回教皇代理で同行する事になった。
侍女のローズも動きやすい服装に着替え初心冒険者の様な感じだ。
「さて、そろそろ白音が帝国の王都に到着したかな?」
「あいな!白雪~戻ったアル!」
噂の白音が転移で現れた。
「白音~お疲れ様~!」
「千尋~今回側にいられるの嬉しいアル!今夜私も撫で撫でして~!」
「はーい!喜んで~!」
「やった!」
タイガスの序列7位の白音は、美人揃いのタイガスの中でも可愛い系…。
歌が上手で魔物界ではアイドル的存在で、王都のカフェでも固定ファンが出来始めていた。
「白音は我が一族の中で最も脚が速い子なのじゃ!先行して行って貰って、そこを目指して転移を繰り返す予定じゃ!」
「あい!今日は帝国領に入っているアル!人気の無い場所に案内するアル!」
「では、馬車は収納して馬ごと転移する!」
「う~ん…なんて楽な旅だ!」
「旅って気がしませんね…。」
「では、行くぞ!…[転移]!」
そして千尋達一行は帝国の王都に到着した!
「うわ~~また、グローディアス王国とは違う感じだね!」
「うむ…昔より臭く無くなった感じがするな…。」
「そうなの?…結構臭い…」
「さて、今日はここで泊まりじゃ!明日朝から白音に先行して貰って早々にこの国から出る事にしよう…。」
「「「はーい!」」」
「ねぇ~白雪~観光して来ていい?」
「宿が決まってからなら良い…でも必ず真白か白音と一緒に行くのだ。」
「うん!分かったよ~!」
「皆様、宿は主神教会へどうぞ!」
「アーシュ卿お願いする…さすがに今の帝国は内情が不安定だから宿屋には泊まらぬ方がいいであろう。」
「ええ…見る限り今のところ落ち着いて来てはいますけど…何かあってからでは困りますから…。」
キョロキョロする千尋にローブのフードを被せて、他のメンバーも同じ様にローブのフードを深く被り移動した。
帝国の主神教会はこじんまりとした小さい教会でその隣に治療院が併設されていた。
その併設された治療院には多くの人々が治療に訪れていた。
帝国では解放された奴隷達が暴動を起こし、その後治安維持のため騎士団が動いたが抑え切れるものでも無かったらしく大勢の人がその為に怪我をしたり…亡くなった者もいた。
今は元宰相が国の様々な事に奔走しているという。
教会側の道は多くの人が治療待ちで並んでいた。
アーシュ卿の案内で、とりあえず教会の貴賓室に落ち着いた一行であった。
「私は治療院を見て来ます…どうぞ、ゆっくりしていて下さい。」
「アーシュ卿!僕も!」
「いえ、チヒロ様は魔力を温存せねばなりません…ここにいて下さい…大丈夫!私はこれでも枢機卿ですから治癒魔法得意ですからね!」
「…うん…」
「千尋…アーシュ卿の言う通りだ…今は我慢じゃ!」
「うん…」
「では、暫く失礼致します。」
そう言ってアーシュ卿は出掛けて行った。
少し悲しい顔をしてソファーに座った千尋は、さっきまで観光とか言っていた自分のお気楽さに落ち込んだ。
「チ~ちゃん…そう落ち込むな…アーシュ卿も凄い治癒魔法をお持ちだ、だから大丈夫だ!」
「そうだね…ここは我慢だよね…僕は小さいままだし…」
「さて、千尋は真白や白音と一緒に帝国がどんな所か見て来るといい…何事も経験じゃ!」
「「「はーい!」」」
そう白雪に言われて宿から出された千尋達は帝国の首都クロムゾンへと出掛けた。
グローディアス王国は白と緑が基調なら帝国は黒と赤が基調の国って感じで建物も見上げる城の形も違う。
さすがに首都だけあって人の多さはグローディアス王国と変わらないが人々の表情はなんとなく暗い。
「なんか暗い国だね~」
「うん…まあこの前まで戦争してたんだ…そして負けたんだよね…」
「…なんかさぁ~みんな楽しい事が無いって顔アルな…お腹減ってるのかなぁ~」
「お腹減ってる…そう言えば露店が無いね!こんな広場だったら露店があっても良いのに…」
「本当だ~そう言えば無いな…面白くない…」
千尋は暗く下を向いて歩く人々の顔を見て考えた…どうしたら顔を上げてくれるんだろうって…そして思い付いた!
千尋が始めてグローディアス王国で王都の人達と触れ合ったあの日の事を…。
そして千尋は真白と白音に向かって言った!
「真白!白音!手伝って!!」
「「へ?」」
帝国首都の中心にある広場に芳しい…変わった香りは拡がった!
香りの中心に陣取ったのはこの世界では珍しい黒髪の可愛い子供と銀髪に一房メッシュが入った美男美女が変わった服装をしていた。
背の高い青年が大きな声で呼び掛けた!
「帝国の皆さーん我等は新しい料理カレーを振る舞いに来た山々亭でーす!某国で流行しているカレーを皆さんに振る舞いに来ました~!是非少しですが味見してみて下さーい!!」
「いらっしゃいませ~!!美味しいアルよ~!!」
そう呼び掛ける二人に遠巻きだった人達だったが鼻をくすぐる香りに釣られて一人の男が近寄って聞いた。
「これはなんだい?食べ物?」
「そう!今某国で流行ってるカレーっていう食べ物だよ!色はこんなだけど…食べてみてよ!体が温まるよ!」
「…お金は?」
「今日は挨拶がわりの振る舞いだからタダだよ!いつかこの国で店を出したら食べに来てね!!はい!どうぞ~召し上がれ~」
そう言って小さい茶碗一杯分のカレーを貰った男は最初は恐々と見ていたが思いきってカレーをひとすくいして口に入れた!
「!!!!…美味しい…辛い…いや複雑で…でも美味しい!!」
そう言って掻き込み始めた!
そんな男を見て遠巻きにしていた人達がひとり、ふたりと来てカレーを貰って食べると皆が皆で美味しいと叫んだ!
そこからは、いつもの見慣れた風景で多くの人が並んでいた。
「今日は振る舞いでーす!食べ終わった食器はこちらに~ひとり一個でお願いします!!」
「並んでね~!真白!応援呼んできて!」
「え?…はーい!!」
そして念話でグローディアス王国から応援を呼んで、さらに何時もの風景が帝国でも繰り広げられた…。
「なかなか帰って来ぬと思えば…本当に面白いのぉ~」
「ふふふ…さすがチ~ちゃん!本当に可愛い…」
「チヒロ様…」
広場では笑顔でカレーを食べる人々の顔がいっぱいだった。
下を向いて暗い顔で歩いていた人々が今はニコニコした笑顔でカレーを味わっていた。
そこを縦横無尽に動き回るタイガス達…。
「さあ~どうぞ~!山々亭のカレーだよ~!食べて元気になってね!!」
「ありがとう…お嬢ちゃん…」
「えへへ~……反論出来ないのが悔しいけど…ま!いっか!…いや、良くないけど…う~ん…。」
大量に作ったカレーが全部食べ尽くされ、まだ並んでいた人達に終了を告げると多くの人がガックリ頭を下げた。
そして、千尋はグローディアス王国で言った事と同じ事を言うのだ!
「ごめんなさい!でも、ここでお店を出す時は今日と同じ様に振る舞うから!待ってて!!」
「本当かい?」
「嬉しい!その時は絶対食べる!!」
「私も!」
「俺もだ!!」
笑顔で頷いて千尋は宣言した!
「カフェ山々亭の支店をここで開くからね!その時は皆さん食べに来てね!!」
広場にいる大勢の人達から歓声が上がった!
「待ってるよ!!」
「楽しみだ~!」
「カレー美味しかった!ありがとう!!」
そういう声に、千尋はにっこり笑顔でかえした。
暗い顔をした人々を笑顔にした千尋は応援に来てくれたタイガス達にお礼を言って解散させた。
千尋達が居なくなっても人々はさっき食べたカレーの摩訶不思議な香りと味を語り合って帰り着いた家でも笑顔が続いた。
そして帰り着いたら家族に美味しいカレーを語って家族も笑顔に変えていく…。
その日帝国の首都の大広場に降り立った可愛い黒髪の女の子の事を人々は長く忘れられなかった。
ずっと下ばかり見ていた人々の顔を上に上げて、そして笑顔にした女の子はきっと憐れな帝国に遣わされた天使であったと皆が噂した…。
その日を境に今まで広場で商売をする事は禁止されていたが、少しずつ出店が許され大きなマルシェとなって帝国に活気を取り戻すきっかけになった。
そのマルシェは帝国から連邦政府となった後もずっと続く事になる。
続く!
そして、間も無く3000…に近ずいて参りました!!ありがとう御座います!!
御礼“もしも”は、3話考えております…まだ2話は決まってませんが…(*´ー`*)
こんなに読み手が増えて嬉しい悲鳴を上げてます!本当にありがとうございます!!
どうぞ、これからも応援よろしくお願い致します!!
では、以下本編です!
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
王宮を出た千尋達一行は馬車で王都を出てから暫く行った人気の無い所で馬車を降りた…。
今回の旅のメンバーは、千尋に白雪、真白親子、侯爵夫人マリアンヌに侍女のローズ、枢機卿アーシュ卿…そして…。
「ん~~~馬車って…お尻が痛くなる~~~!!」
既に白無垢姿では無く動きやすい服装に戻った千尋くんである。
「妾も…馬車は嫌じゃ…」
「僕も…無理…」
白雪、真白親子も馬車移動は疲れた様だ。
「ふふふ…結構貴族も大変であろう?」
「私も馬車より歩きが良いです。」
「私も歩く方が楽ですね~!」
侯爵夫人マリアンヌもドレスでは無く冒険者の服装に着替えていた。
彼女の武器は短槍…元冒険者でランクはSであった…侯爵とは侯爵の護衛クエストで知り合い、お互いの可愛いのも好きで意気投合し大恋愛の結婚であった…勿論、大騒ぎだったがここでは割愛します。
アーシュ卿も普通に冒険者の姿で、とても教国の偉い人には見えない。
今回教皇代理で同行する事になった。
侍女のローズも動きやすい服装に着替え初心冒険者の様な感じだ。
「さて、そろそろ白音が帝国の王都に到着したかな?」
「あいな!白雪~戻ったアル!」
噂の白音が転移で現れた。
「白音~お疲れ様~!」
「千尋~今回側にいられるの嬉しいアル!今夜私も撫で撫でして~!」
「はーい!喜んで~!」
「やった!」
タイガスの序列7位の白音は、美人揃いのタイガスの中でも可愛い系…。
歌が上手で魔物界ではアイドル的存在で、王都のカフェでも固定ファンが出来始めていた。
「白音は我が一族の中で最も脚が速い子なのじゃ!先行して行って貰って、そこを目指して転移を繰り返す予定じゃ!」
「あい!今日は帝国領に入っているアル!人気の無い場所に案内するアル!」
「では、馬車は収納して馬ごと転移する!」
「う~ん…なんて楽な旅だ!」
「旅って気がしませんね…。」
「では、行くぞ!…[転移]!」
そして千尋達一行は帝国の王都に到着した!
「うわ~~また、グローディアス王国とは違う感じだね!」
「うむ…昔より臭く無くなった感じがするな…。」
「そうなの?…結構臭い…」
「さて、今日はここで泊まりじゃ!明日朝から白音に先行して貰って早々にこの国から出る事にしよう…。」
「「「はーい!」」」
「ねぇ~白雪~観光して来ていい?」
「宿が決まってからなら良い…でも必ず真白か白音と一緒に行くのだ。」
「うん!分かったよ~!」
「皆様、宿は主神教会へどうぞ!」
「アーシュ卿お願いする…さすがに今の帝国は内情が不安定だから宿屋には泊まらぬ方がいいであろう。」
「ええ…見る限り今のところ落ち着いて来てはいますけど…何かあってからでは困りますから…。」
キョロキョロする千尋にローブのフードを被せて、他のメンバーも同じ様にローブのフードを深く被り移動した。
帝国の主神教会はこじんまりとした小さい教会でその隣に治療院が併設されていた。
その併設された治療院には多くの人々が治療に訪れていた。
帝国では解放された奴隷達が暴動を起こし、その後治安維持のため騎士団が動いたが抑え切れるものでも無かったらしく大勢の人がその為に怪我をしたり…亡くなった者もいた。
今は元宰相が国の様々な事に奔走しているという。
教会側の道は多くの人が治療待ちで並んでいた。
アーシュ卿の案内で、とりあえず教会の貴賓室に落ち着いた一行であった。
「私は治療院を見て来ます…どうぞ、ゆっくりしていて下さい。」
「アーシュ卿!僕も!」
「いえ、チヒロ様は魔力を温存せねばなりません…ここにいて下さい…大丈夫!私はこれでも枢機卿ですから治癒魔法得意ですからね!」
「…うん…」
「千尋…アーシュ卿の言う通りだ…今は我慢じゃ!」
「うん…」
「では、暫く失礼致します。」
そう言ってアーシュ卿は出掛けて行った。
少し悲しい顔をしてソファーに座った千尋は、さっきまで観光とか言っていた自分のお気楽さに落ち込んだ。
「チ~ちゃん…そう落ち込むな…アーシュ卿も凄い治癒魔法をお持ちだ、だから大丈夫だ!」
「そうだね…ここは我慢だよね…僕は小さいままだし…」
「さて、千尋は真白や白音と一緒に帝国がどんな所か見て来るといい…何事も経験じゃ!」
「「「はーい!」」」
そう白雪に言われて宿から出された千尋達は帝国の首都クロムゾンへと出掛けた。
グローディアス王国は白と緑が基調なら帝国は黒と赤が基調の国って感じで建物も見上げる城の形も違う。
さすがに首都だけあって人の多さはグローディアス王国と変わらないが人々の表情はなんとなく暗い。
「なんか暗い国だね~」
「うん…まあこの前まで戦争してたんだ…そして負けたんだよね…」
「…なんかさぁ~みんな楽しい事が無いって顔アルな…お腹減ってるのかなぁ~」
「お腹減ってる…そう言えば露店が無いね!こんな広場だったら露店があっても良いのに…」
「本当だ~そう言えば無いな…面白くない…」
千尋は暗く下を向いて歩く人々の顔を見て考えた…どうしたら顔を上げてくれるんだろうって…そして思い付いた!
千尋が始めてグローディアス王国で王都の人達と触れ合ったあの日の事を…。
そして千尋は真白と白音に向かって言った!
「真白!白音!手伝って!!」
「「へ?」」
帝国首都の中心にある広場に芳しい…変わった香りは拡がった!
香りの中心に陣取ったのはこの世界では珍しい黒髪の可愛い子供と銀髪に一房メッシュが入った美男美女が変わった服装をしていた。
背の高い青年が大きな声で呼び掛けた!
「帝国の皆さーん我等は新しい料理カレーを振る舞いに来た山々亭でーす!某国で流行しているカレーを皆さんに振る舞いに来ました~!是非少しですが味見してみて下さーい!!」
「いらっしゃいませ~!!美味しいアルよ~!!」
そう呼び掛ける二人に遠巻きだった人達だったが鼻をくすぐる香りに釣られて一人の男が近寄って聞いた。
「これはなんだい?食べ物?」
「そう!今某国で流行ってるカレーっていう食べ物だよ!色はこんなだけど…食べてみてよ!体が温まるよ!」
「…お金は?」
「今日は挨拶がわりの振る舞いだからタダだよ!いつかこの国で店を出したら食べに来てね!!はい!どうぞ~召し上がれ~」
そう言って小さい茶碗一杯分のカレーを貰った男は最初は恐々と見ていたが思いきってカレーをひとすくいして口に入れた!
「!!!!…美味しい…辛い…いや複雑で…でも美味しい!!」
そう言って掻き込み始めた!
そんな男を見て遠巻きにしていた人達がひとり、ふたりと来てカレーを貰って食べると皆が皆で美味しいと叫んだ!
そこからは、いつもの見慣れた風景で多くの人が並んでいた。
「今日は振る舞いでーす!食べ終わった食器はこちらに~ひとり一個でお願いします!!」
「並んでね~!真白!応援呼んできて!」
「え?…はーい!!」
そして念話でグローディアス王国から応援を呼んで、さらに何時もの風景が帝国でも繰り広げられた…。
「なかなか帰って来ぬと思えば…本当に面白いのぉ~」
「ふふふ…さすがチ~ちゃん!本当に可愛い…」
「チヒロ様…」
広場では笑顔でカレーを食べる人々の顔がいっぱいだった。
下を向いて暗い顔で歩いていた人々が今はニコニコした笑顔でカレーを味わっていた。
そこを縦横無尽に動き回るタイガス達…。
「さあ~どうぞ~!山々亭のカレーだよ~!食べて元気になってね!!」
「ありがとう…お嬢ちゃん…」
「えへへ~……反論出来ないのが悔しいけど…ま!いっか!…いや、良くないけど…う~ん…。」
大量に作ったカレーが全部食べ尽くされ、まだ並んでいた人達に終了を告げると多くの人がガックリ頭を下げた。
そして、千尋はグローディアス王国で言った事と同じ事を言うのだ!
「ごめんなさい!でも、ここでお店を出す時は今日と同じ様に振る舞うから!待ってて!!」
「本当かい?」
「嬉しい!その時は絶対食べる!!」
「私も!」
「俺もだ!!」
笑顔で頷いて千尋は宣言した!
「カフェ山々亭の支店をここで開くからね!その時は皆さん食べに来てね!!」
広場にいる大勢の人達から歓声が上がった!
「待ってるよ!!」
「楽しみだ~!」
「カレー美味しかった!ありがとう!!」
そういう声に、千尋はにっこり笑顔でかえした。
暗い顔をした人々を笑顔にした千尋は応援に来てくれたタイガス達にお礼を言って解散させた。
千尋達が居なくなっても人々はさっき食べたカレーの摩訶不思議な香りと味を語り合って帰り着いた家でも笑顔が続いた。
そして帰り着いたら家族に美味しいカレーを語って家族も笑顔に変えていく…。
その日帝国の首都の大広場に降り立った可愛い黒髪の女の子の事を人々は長く忘れられなかった。
ずっと下ばかり見ていた人々の顔を上に上げて、そして笑顔にした女の子はきっと憐れな帝国に遣わされた天使であったと皆が噂した…。
その日を境に今まで広場で商売をする事は禁止されていたが、少しずつ出店が許され大きなマルシェとなって帝国に活気を取り戻すきっかけになった。
そのマルシェは帝国から連邦政府となった後もずっと続く事になる。
続く!
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