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第二章 外側の世界
最終話 転生者の終わらない悩み
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俺たちがやってきたのは、なんと東方帝国だった。
どういう用件かというと、東方帝国の皇帝とデイジーの婚約が正式に決まったということらしい。
ただ、二人がまだ十二、三歳の子どもということで結婚は見送り。なので、将来は必ず結婚するという約束の下で婚約が結ばれることになったのだ。俺たちはその立会人らしい。
「いや、ただの獣人に立会人を頼むってどうなんだよ。それだったらまだ聖王様やネラールの方がいいだろう」
「何を言う。余たちからすれば、お前が魔王だ。聖王殿にも頼もうと思ったのだが、まだまだ忙しいようなのでな。そこで暇人であるそなたに頼むことにしたのだ」
「暇って何だよ。事実だが酷い言い方だな」
俺は露骨に不機嫌な表情をする。
「とはいえ、二人とも長い付き合いだからな。引き受けてやるよ」
「ありがとうございます、お姉様」
俺が了承すると、デイジーが嬉しそうに頭を下げていた。
聖王がどうしても同席できなかったので、俺とデイジーの父親であるフラウゼル伯爵が立ち会う中、皇帝とデイジーの婚約は無事に交わされたのだった。
これで、二人が十六歳になれば無事に結婚ができるようになる。
しかし、ここで問題になるのは、デイジーが帝国に嫁げば聖王の席が空になるということだ。
「聖王は誰が務めるのですかね」
セイ太がそんなことを言っていると、全員の視線がとあるところに集中する。
「えっ、私?」
そう、全員が揃ってセイ太を見ていたのだ。
なんといってもセイ太はレーヴェンの使徒だ。命を司る使徒のなのだから、俺たちの中では一番聖王にふさわしいだろう。
「ちょっと待って下さいよ。なんで私になるんですか。それなら、リヒテル様の使徒であるセイの方がよくないですか?」
「何を言っている。今の俺は魔族だぞ。魔族が聖王とか、国民が認めてくれるか?」
「セイってば、何を言っているんですか!」
セイ太は俺に文句を言っている。
「まあまあ、まだ三、四年の猶予があるんです。じっくり考えて決めましょう」
フラウゼル伯爵がこう言うので、その通りだなと俺たちは一度落ち着くことにしたのだった。
ところがだ。
せっかく落ち着こうとしたというのに、よりにもよって皇帝が特大の爆弾を放り込んできた。
「それはそうと、魔王。お前は結婚はしないのか?」
「はあ?」
そう、俺の結婚についての話だった。
これに対して目の色を変えたのが、セイ太とデイジーだった。
「そうですね。お姉様の結婚相手、とても気になります」
「セイ、やはり私とですよね」
「おいおい、セイ太。今の俺は女だぞ。女同士は結婚しても意味がないだろう。向こうの世界と違って、こっちは結婚して子どもが残せないと意味がないんだからな」
「いいえ、愛に性別など関係ないですよ」
「いや、だから、俺の話を聞いていたか?」
鼻息を荒くするセイ太に、俺は思わずドン引きしてしまう。
だが、この場にピエラがいなくてよかったと思うぜ。いたらもっと面倒なことになっている。なんといっても、元婚約者だからな。
ついでに言えば、ピエラは重度のケモナーだ。俺が女だといっても、構わず迫ってくるだろう。
結婚もしないで、あの島でのんびり暮らしたいが、こちらの世界の常識が許してくれないだろうな。
俺は大きなため息をつくしかなかった。
―――
婚約の話も終わり、俺とセイ太が島に戻って感覚的にひと月くらい経った時のことだ。
静かな島に、実に騒がしい連中がやってきた。
「セイーッ!」
誰かと思えば、ピエラの声だった。
と思ったら、いたのはピエラだけではなかった。
「おい、揃いも揃って何をしに来やがった」
現れたのは、ピエラ、キリエ、ネラールになぜかヨネスまでいた。どういう組み合わせだよ、これは。
「おい、セイ。結婚相手で悩んでいるようだな。どうだ、女となった今なら、俺と一緒になるというのもいいぞ」
「ダメよ。あなたは学生時代にやたらとセイに因縁つけにいってたでしょ。却下よ、却下」
「何を言う。ここは私と結婚して、一緒に魔王の血を残そうではないか」
「ご先祖様、魔王様の参謀は私ですよ。私こそふさわしいに決まっています」
いや、なんでこいつら俺のことをこんなに狙ってるんだよ。ピエラ以外は初耳だぞ、おい。
「セイ。女同士だがダメだっていうなら、そういう魔法を開発してみせるわよ。キリエと協力すれば、そんなに時間がかからないわ」
「そうですよ、魔王様。今までの誰も成しえなかったことを成し遂げたのです。魔王様の血は必ず残すべきなのです」
「なにをいう。やはり順当にいって魔族の男女で番になるのが普通であろう。私こそが一番ふさわしい」
「魔族には渡さん。追放はされたが、セイは南方王国の住民だ。俺こそがふさわしい」
まったく、スローライフ満喫中の目の前で痴話げんかが始まったよ……。
どうしたもんかね、これは……。
「セイ、言い争っている間に逃げましょう。島はここだけありません。隠れていればやり過ごせますよ」
「そうするか」
セイ太の意見に乗っかって、俺はこっそりと逃げ出そうとする。
「そうはいかないわよ!」
「うわっ!」
その瞬間、罠が作動して、俺はつかまってしまう。
「ふふん、こういうこともあろうかと私がこっそりと仕掛けておいたのよ。逃がさないんだから、覚悟なさいよ、セイ!」
「さあ、誰がいいんだ」
「決めてくれ」
「放っておいてくれ! 俺はもうのんびりと暮らしたいだけなんだ!」
ケオス大陸の東の諸島に、俺の悲痛な叫び声が響き渡る。
どうやら俺の真のスローライフは、こいつらを説得しなければ訪れそうにない。
平和になった世界で起きている小さな大問題。この問題を解決するには、まだまだ時間を要しそうだぜ。
―― 異世界転生者のTSスローライフ・完
どういう用件かというと、東方帝国の皇帝とデイジーの婚約が正式に決まったということらしい。
ただ、二人がまだ十二、三歳の子どもということで結婚は見送り。なので、将来は必ず結婚するという約束の下で婚約が結ばれることになったのだ。俺たちはその立会人らしい。
「いや、ただの獣人に立会人を頼むってどうなんだよ。それだったらまだ聖王様やネラールの方がいいだろう」
「何を言う。余たちからすれば、お前が魔王だ。聖王殿にも頼もうと思ったのだが、まだまだ忙しいようなのでな。そこで暇人であるそなたに頼むことにしたのだ」
「暇って何だよ。事実だが酷い言い方だな」
俺は露骨に不機嫌な表情をする。
「とはいえ、二人とも長い付き合いだからな。引き受けてやるよ」
「ありがとうございます、お姉様」
俺が了承すると、デイジーが嬉しそうに頭を下げていた。
聖王がどうしても同席できなかったので、俺とデイジーの父親であるフラウゼル伯爵が立ち会う中、皇帝とデイジーの婚約は無事に交わされたのだった。
これで、二人が十六歳になれば無事に結婚ができるようになる。
しかし、ここで問題になるのは、デイジーが帝国に嫁げば聖王の席が空になるということだ。
「聖王は誰が務めるのですかね」
セイ太がそんなことを言っていると、全員の視線がとあるところに集中する。
「えっ、私?」
そう、全員が揃ってセイ太を見ていたのだ。
なんといってもセイ太はレーヴェンの使徒だ。命を司る使徒のなのだから、俺たちの中では一番聖王にふさわしいだろう。
「ちょっと待って下さいよ。なんで私になるんですか。それなら、リヒテル様の使徒であるセイの方がよくないですか?」
「何を言っている。今の俺は魔族だぞ。魔族が聖王とか、国民が認めてくれるか?」
「セイってば、何を言っているんですか!」
セイ太は俺に文句を言っている。
「まあまあ、まだ三、四年の猶予があるんです。じっくり考えて決めましょう」
フラウゼル伯爵がこう言うので、その通りだなと俺たちは一度落ち着くことにしたのだった。
ところがだ。
せっかく落ち着こうとしたというのに、よりにもよって皇帝が特大の爆弾を放り込んできた。
「それはそうと、魔王。お前は結婚はしないのか?」
「はあ?」
そう、俺の結婚についての話だった。
これに対して目の色を変えたのが、セイ太とデイジーだった。
「そうですね。お姉様の結婚相手、とても気になります」
「セイ、やはり私とですよね」
「おいおい、セイ太。今の俺は女だぞ。女同士は結婚しても意味がないだろう。向こうの世界と違って、こっちは結婚して子どもが残せないと意味がないんだからな」
「いいえ、愛に性別など関係ないですよ」
「いや、だから、俺の話を聞いていたか?」
鼻息を荒くするセイ太に、俺は思わずドン引きしてしまう。
だが、この場にピエラがいなくてよかったと思うぜ。いたらもっと面倒なことになっている。なんといっても、元婚約者だからな。
ついでに言えば、ピエラは重度のケモナーだ。俺が女だといっても、構わず迫ってくるだろう。
結婚もしないで、あの島でのんびり暮らしたいが、こちらの世界の常識が許してくれないだろうな。
俺は大きなため息をつくしかなかった。
―――
婚約の話も終わり、俺とセイ太が島に戻って感覚的にひと月くらい経った時のことだ。
静かな島に、実に騒がしい連中がやってきた。
「セイーッ!」
誰かと思えば、ピエラの声だった。
と思ったら、いたのはピエラだけではなかった。
「おい、揃いも揃って何をしに来やがった」
現れたのは、ピエラ、キリエ、ネラールになぜかヨネスまでいた。どういう組み合わせだよ、これは。
「おい、セイ。結婚相手で悩んでいるようだな。どうだ、女となった今なら、俺と一緒になるというのもいいぞ」
「ダメよ。あなたは学生時代にやたらとセイに因縁つけにいってたでしょ。却下よ、却下」
「何を言う。ここは私と結婚して、一緒に魔王の血を残そうではないか」
「ご先祖様、魔王様の参謀は私ですよ。私こそふさわしいに決まっています」
いや、なんでこいつら俺のことをこんなに狙ってるんだよ。ピエラ以外は初耳だぞ、おい。
「セイ。女同士だがダメだっていうなら、そういう魔法を開発してみせるわよ。キリエと協力すれば、そんなに時間がかからないわ」
「そうですよ、魔王様。今までの誰も成しえなかったことを成し遂げたのです。魔王様の血は必ず残すべきなのです」
「なにをいう。やはり順当にいって魔族の男女で番になるのが普通であろう。私こそが一番ふさわしい」
「魔族には渡さん。追放はされたが、セイは南方王国の住民だ。俺こそがふさわしい」
まったく、スローライフ満喫中の目の前で痴話げんかが始まったよ……。
どうしたもんかね、これは……。
「セイ、言い争っている間に逃げましょう。島はここだけありません。隠れていればやり過ごせますよ」
「そうするか」
セイ太の意見に乗っかって、俺はこっそりと逃げ出そうとする。
「そうはいかないわよ!」
「うわっ!」
その瞬間、罠が作動して、俺はつかまってしまう。
「ふふん、こういうこともあろうかと私がこっそりと仕掛けておいたのよ。逃がさないんだから、覚悟なさいよ、セイ!」
「さあ、誰がいいんだ」
「決めてくれ」
「放っておいてくれ! 俺はもうのんびりと暮らしたいだけなんだ!」
ケオス大陸の東の諸島に、俺の悲痛な叫び声が響き渡る。
どうやら俺の真のスローライフは、こいつらを説得しなければ訪れそうにない。
平和になった世界で起きている小さな大問題。この問題を解決するには、まだまだ時間を要しそうだぜ。
―― 異世界転生者のTSスローライフ・完
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