逆行令嬢と転生ヒロイン

第三章 ロゼリア９歳

人物紹介２

アイヴォリー王家
　本編舞台となる、広大な土地を有する王国を治める一族。
　国王と王妃、王配と女王という形ではなく、国王と女王が同時に存在する珍しい国である。
　家名はアイヴォリー（象牙色）で白色系の名前を持つ。

シルヴァノ・アイヴォリー
　王国の第一王子。とは言っても他に子どもは居ない。
　人が良く、結構騙され易いお人好しで、前回はそれが災いしてチェリシアの捏造を信じ込み、ロゼリアとその一族郎党を処刑してしまった。
　幼少時は映えるショタ。屈託のない笑顔の破壊力は計り知れない。
　ロゼリアたちが製作した一点物の万年筆は、お気に入りのようである。
　由来はシルバー（銀）。

クリアテス・アイヴォリー
　現在の国王陛下。
　息子に少し甘いが、為政者としては無難にこなせる手腕の持ち主。だが、妻である女王ブランシェードの尻に敷かれている印象がある。
　まだ王太子だった頃には妻共々騎士団に所属していたようで、剣と槍と戦斧を扱えるらしい。
　由来はクリア（透明）。

ブランシェード・アイヴォリー
　現在の女王陛下。
　厳格の持ち主で、かなり恐れられている女傑。国王との馴れ初めは、先の魔物氾濫の時らしいが詳しくは語ってくれない。
　夫共々、少々息子に甘いが、気に入った相手はとことん大事にする模様。ただ、少しばかり強引なところがある。
　由来はブラン（白）。
　また、ブランシェは枝の意味であり、情報通の一面も持ち合わせている。

ブラウニル・マルーン
　王国の宰相を務める公爵。
　先祖が王弟だったらしく、それを受け継ぐ由緒正しい家柄。それ故に、代々要職に就く事を求められ、そのために猛勉強を強いられている。
　少し老け気味なのはその猛勉強の反動であり、現在はまだ三十歳代である。
　由来はブラウン（茶）。家名の方は、某鉄道会社の車体色でお馴染みのマルーン色。

マロンシア・マルーン
　宰相夫人。穏やかな雰囲気を持つ才女であり、夫の仕事の補佐をしている。
　由来はマロン（栗）。

チークウッド・マルーン
　宰相夫婦の息子であり、攻略対象。聡明で整った顔をしている。年齢はカーマイルと同じなので、後半三年間は学園に在籍していない。
　右目が隠れるような感じの前髪で、後ろは肩にかかるほどの長さがある。ゲーム内時間では眼鏡をかけているが、この時点ではかけていない。
　由来は木材で有名なチーク。

シャドレア・ノワール
　王国騎士団副団長夫人。自身も元騎士という脳筋系女子。
　ちなみに家系は伯爵位。
　由来はシャドー（影）。家名の方はノワール（黒）。

オフライト・ノワール
　王国騎士団副団長の長男で、双子の兄。ロゼリアたちと同い年で、騎士を目指すやんちゃ坊主。
　攻略対象の脳筋枠。オールバックではないものの、額を見せるように髪は左右に分かれている。
　由来はライトオフ（消灯）。

シェイディア・ノワール
　王国騎士団副団長の長女で、双子の妹。オフライトルートのお邪魔虫。今はまだ普通の伯爵令嬢ではあるものの、ゲーム時間軸ではしっかりとツンデレに成長していた。
　ツインテールの髪型の一部を三つ編みにして、それで髪を縛るという、なんとも面倒くさい髪型をしている。素直にリボンで結びなさい。
　由来はシェイド（陰）。

　第三章までに出てきたキャラクターは、一応全員紹介されたかな？
　もしかすると、しれっと情報が追加されるかも知れません。