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過去との戦い Ⅱ ~真実~
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「4年前のあの日、覚えてるか?綺麗な青空だったなぁ。その日はお前の誕生日だったそうだな。」
宙愛「そうだったな」
「俺は青空が嫌いだ。何でかって、お前らの族は宙恋だからだよ。どういうことかわかるか?俺は中学生の頃、宙とはよく遊んでいた」
宙愛「…は?なのにどうして殺したんだよ…!」
「まぁ最後まで聞けよ。宙は、良い奴だった。…だが、15歳になって、総長に言われたんだ。宙恋の宙を殺してこい、と。」
宙愛「…でもまだ15歳だ。事件が起こったのは2年後だけど。」
「だから聞けよ、もう最後まで口を出すな。」
宙愛「わかった」
「15歳の俺には、そんなこと出来なかった。毎日一緒にいてた奴を、殺すことなんて。俺らはこれからも一緒にいると思っていた。だから俺は宙に言ったんだ。
『お前の事なんか親友じゃない、お前なんか嫌いだ、最初から好きなんかじゃなかった』とな。
あの時の宙の顔は…今でも覚えてる。忘れられる訳がない。
そう、俺はお前の兄、宙を裏切ったんだよ」
聞いた途端、私は、返す言葉がなかった。
「『お前もそういうやつだったんだな』と言われたよ。
そして総長に殺したか聞かれたから、俺は殺したと答えたんだ。総長には褒められた。だが俺には後悔ばかりが募っていた……それから、2年の月日が経った。俺は総長に呼び出された…そしてこう言われた。『矢追 宙は2人いるのか?』と。とうとうバレたんだと思った。俺は『どういう事ですか』と答えたんだよ。なら総長が『次殺さなければお前の家族、どうなるのかわかるよな』と言った…。俺はもうどうすることも出来なかった。宙を殺さないと家族が殺される。父親、母親、そして病弱な妹を。そして、4月20日、お前の誕生日に、俺はお前の大好きな兄を殺した。……だから俺は青空が嫌いだ。宙恋が嫌いだ。そして、宙歌が嫌いだ。…宙、を思い出してしまうからだ」
私は、話を聞き終わったあと、理解してしまったんだ。あいつは、宙兄を守る為に裏切り、家族を守る為に親友の宙兄を殺したのだと。
宙愛「そうだったな」
「俺は青空が嫌いだ。何でかって、お前らの族は宙恋だからだよ。どういうことかわかるか?俺は中学生の頃、宙とはよく遊んでいた」
宙愛「…は?なのにどうして殺したんだよ…!」
「まぁ最後まで聞けよ。宙は、良い奴だった。…だが、15歳になって、総長に言われたんだ。宙恋の宙を殺してこい、と。」
宙愛「…でもまだ15歳だ。事件が起こったのは2年後だけど。」
「だから聞けよ、もう最後まで口を出すな。」
宙愛「わかった」
「15歳の俺には、そんなこと出来なかった。毎日一緒にいてた奴を、殺すことなんて。俺らはこれからも一緒にいると思っていた。だから俺は宙に言ったんだ。
『お前の事なんか親友じゃない、お前なんか嫌いだ、最初から好きなんかじゃなかった』とな。
あの時の宙の顔は…今でも覚えてる。忘れられる訳がない。
そう、俺はお前の兄、宙を裏切ったんだよ」
聞いた途端、私は、返す言葉がなかった。
「『お前もそういうやつだったんだな』と言われたよ。
そして総長に殺したか聞かれたから、俺は殺したと答えたんだ。総長には褒められた。だが俺には後悔ばかりが募っていた……それから、2年の月日が経った。俺は総長に呼び出された…そしてこう言われた。『矢追 宙は2人いるのか?』と。とうとうバレたんだと思った。俺は『どういう事ですか』と答えたんだよ。なら総長が『次殺さなければお前の家族、どうなるのかわかるよな』と言った…。俺はもうどうすることも出来なかった。宙を殺さないと家族が殺される。父親、母親、そして病弱な妹を。そして、4月20日、お前の誕生日に、俺はお前の大好きな兄を殺した。……だから俺は青空が嫌いだ。宙恋が嫌いだ。そして、宙歌が嫌いだ。…宙、を思い出してしまうからだ」
私は、話を聞き終わったあと、理解してしまったんだ。あいつは、宙兄を守る為に裏切り、家族を守る為に親友の宙兄を殺したのだと。
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