20 / 20
きっと恋じゃない
しおりを挟む
私は脆くなったのかな。
たくさん泣くようになった。
今も泣いてる。
「朱羽くん、ありがとう」
震えが止まらない私。朱羽くんは、私の部屋に行くまで、手をずっと握っててくれた。
「もうそろそろ葵月って呼んでほしいな~。」
「えっ」
「俺は愛梨ちゃんって呼んでるんだし、愛梨ちゃんも俺のこと名前で呼んでほしい」
「わかった、葵月……くん」
自分でも、顔が赤くなったのがわかった。
「くん付いてるけどまぁいいや」
朱羽…いや、葵月くんは少し顔を赤くしながら私に微笑んだ。
ドキっ
なんで、葵月くんの笑った顔見たらドキってしちゃったの…?
きっとこれは恋じゃない。私はもう恋はしない。いや、もう恋なんてできないんだよ。
たくさん泣くようになった。
今も泣いてる。
「朱羽くん、ありがとう」
震えが止まらない私。朱羽くんは、私の部屋に行くまで、手をずっと握っててくれた。
「もうそろそろ葵月って呼んでほしいな~。」
「えっ」
「俺は愛梨ちゃんって呼んでるんだし、愛梨ちゃんも俺のこと名前で呼んでほしい」
「わかった、葵月……くん」
自分でも、顔が赤くなったのがわかった。
「くん付いてるけどまぁいいや」
朱羽…いや、葵月くんは少し顔を赤くしながら私に微笑んだ。
ドキっ
なんで、葵月くんの笑った顔見たらドキってしちゃったの…?
きっとこれは恋じゃない。私はもう恋はしない。いや、もう恋なんてできないんだよ。
0
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(9件)
あなたにおすすめの小説
行き場を失った恋の終わらせ方
当麻月菜
恋愛
「君との婚約を白紙に戻してほしい」
自分の全てだったアイザックから別れを切り出されたエステルは、どうしてもこの恋を終わらすことができなかった。
避け続ける彼を求めて、復縁を願って、あの日聞けなかった答えを得るために、エステルは王城の夜会に出席する。
しかしやっと再会できた、そこには見たくない現実が待っていて……
恋の終わりを見届ける貴族青年と、行き場を失った恋の中をさ迷う令嬢の終わりと始まりの物語。
※他のサイトにも重複投稿しています。
次期国王様の寵愛を受けるいじめられっこの私と没落していくいじめっこの貴族令嬢
さら
恋愛
名門公爵家の娘・レティシアは、幼い頃から“地味で鈍くさい”と同級生たちに嘲られ、社交界では笑い者にされてきた。中でも、侯爵令嬢セリーヌによる陰湿ないじめは日常茶飯事。誰も彼女を助けず、婚約の話も破談となり、レティシアは「無能な令嬢」として居場所を失っていく。
しかし、そんな彼女に運命の転機が訪れた。
王立学園での舞踏会の夜、次期国王アレクシス殿下が突然、レティシアの手を取り――「君が、私の隣にふさわしい」と告げたのだ。
戸惑う彼女をよそに、殿下は一途な想いを示し続け、やがてレティシアは“王妃教育”を受けながら、自らの力で未来を切り開いていく。いじめられっこだった少女は、人々の声に耳を傾け、改革を導く“知恵ある王妃”へと成長していくのだった。
一方、他人を見下し続けてきたセリーヌは、過去の行いが明るみに出て家の地位を失い、婚約者にも見放されて没落していく――。
貴方の幸せの為ならば
缶詰め精霊王
恋愛
主人公たちは幸せだった……あんなことが起きるまでは。
いつも通りに待ち合わせ場所にしていた所に行かなければ……彼を迎えに行ってれば。
後悔しても遅い。だって、もう過ぎたこと……
初恋にケリをつけたい
志熊みゅう
恋愛
「初恋にケリをつけたかっただけなんだ」
そう言って、夫・クライブは、初恋だという未亡人と不倫した。そして彼女はクライブの子を身ごもったという。私グレースとクライブの結婚は確かに政略結婚だった。そこに燃えるような恋や愛はなくとも、20年の信頼と情はあると信じていた。だがそれは一瞬で崩れ去った。
「分かりました。私たち離婚しましょう、クライブ」
初恋とケリをつけたい男女の話。
☆小説家になろうの日間異世界(恋愛)ランキング (すべて)で1位獲得しました。(2025/9/18)
☆小説家になろうの日間総合ランキング (すべて)で1位獲得しました。(2025/9/18)
☆小説家になろうの週間総合ランキング (すべて)で1位獲得しました。(2025/9/22)
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
P.S. 推し活に夢中ですので、返信は不要ですわ
汐瀬うに
恋愛
アルカナ学院に通う伯爵令嬢クラリスは、幼い頃から婚約者である第一王子アルベルトと共に過ごしてきた。しかし彼は言葉を尽くさず、想いはすれ違っていく。噂、距離、役割に心を閉ざしながらも、クラリスは自分の居場所を見つけて前へ進む。迎えたプロムの夜、ようやく言葉を選び、追いかけてきたアルベルトが告げたのは――遅すぎる本心だった。
※こちらの作品はカクヨム・アルファポリス・小説家になろうに並行掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
初めまして
お話はやっぱりハッピーエンドが良いです
主人公ちゃん たくさん泣いてましたし
ただ 彼氏くんの他の女の子から守ってたみたいな自己中な感じは嫌です
主人公ちゃんの気持ちを考えると別の人とのハッピーエンドが良いかな?
初めまして、とても参考になりました。
ありがとうございます。
やはり、主人公には幸せになって欲しいです。って事でハッピーエンドがいいです。
わかりました。ご協力ありがとうございます。
ハッピーエンドですっきりしたい
わかりました。ありがとうございます。