貴族と使い魔 (旧:貴族は使い魔を溺愛する)

momo6

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第1章

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朝食も食べ、一息ついた時  奥さまに質問されました。 

「ところで、どうして1人で歩いていたの?アランさんは一緒じゃなくて?」
『えっと、そのーー・私が一方的に飛び出してしまったんです。使い魔失格ですよね。』
俯きながら話すと、奥さまは目を細めながら更に聞いてきた。

「そうね、、主人から離れる使い魔はよろしく無いわね。何が原因だったのかしら?」


(うーーっ、、どうしよ、、下手に嘘ついてもアランさんが話したらバレるしな、、)

黙っていると 奥さまは続けた。
「理由はどうあれ、主人から離れ何かあった場合はまなみさん。どうするつもり?」

はっとした!
使い魔がいる理由。それは主人を護り盾になる事。
いくら、屋敷内だとしても離れる事はダメだ。
顔面蒼白になる。


「それで、主人と離れた理由は  私にも話せない事かしら?」

『いえっ!あのーー昨日の夜に人間になりお風呂に入っている所をアランさんに見られて、それから人間になれとしつこいので・・飛び出してしまいました。』

素直に話したら目を見開かれまして
「まなみさんは人間になれるの?!見たいわ!是非是非みたいわ!」
『えっと・アランさんにも言ったんですが たまたま  なっただけですからできませ「いぃぇ!出来ます!信じれば出来るのです!」
話を遮られあまりの迫力に負け、変身することにしました。


『あまり、他の人に言わないで下さいね?秘密なんで。』
念を押したがうんうんと頷くだけで、大丈夫かな?心配です。


『では、失礼して。変身』
淡い光に包まれながら、ピンクの髪をなびかせながら、真っ白のワンピースに身を包んだ真奈美が立っていた。

「まぁ・・まぁまぁまぁ!!!何て可愛らしいの!?ちょっとそのままでお待ちになって!メアリー!メアリー!いないのかしら?メアリー
「はい、奥様。お呼びでしょうか?」
あっ!メアリー!私の服を何着か見繕って、まなみちゃんに着せてあげてちょうだい!あっ、髪飾りは新しい造花があったわよね?それをもってきてちょうだい!今すぐよ?!」

メアリーと呼ばれたメイドさんは、真奈美を見るなり「かしこまりました。」一礼して部屋を後にした。

さすがメイドさん、出来る女は騒がないのねー
真奈美は関心しながら見送った。


扉の外では、(なんっって可愛いの!あんな可愛い子見た事ない!何を着せようかしら?ラブリー系も良いし大人っぽいのもいいわねー)
また1人虜にしたのを真奈美は知らずにいた。





「まなみちゃん!ちょっと、こちらに座ってみなさいな。」
トントンとソファーを叩きながら奥さまが手招きで呼んだ


『では、失礼して』
ちょこんと隣に座ると奥さまはブラッシングをしてくれました。


「私には2人の息子しかいないから、女の子が欲しかったのよね。こんな風に髪を整えるのが夢だったのよ?」

奥さまから意外な本音を聞き、戻るに戻れなくなった真奈美。





*****




もう何着目だろうか、、確か奥さまは数着と言っていたはず。
着終わったドレスを見ると衣装ケースからはみ出て小さな山になっている。

「うーん。これも可愛いけど、髪の色と合わないわね?メアリーどうかしら?」
「奥様、それでしたら薄ピンクと白いレースが入ったこちらはどうでしょうか?」
「あら!さすがメアリーね!うん、何着ても似合うわね~」
「そうですね、奥様」

あれから数時間、奥さまとメイドさんは意気投合し  私の着せ替えが続いています。

(私、アランさんの所にいないとって言われたのに、、
戻らないから心配してるかな?)


着せ替えに疲れてきた真奈美は、あれだけ怒ってたアランに助けを求めるのだった。



トントン


「母上、こちらにまなみは来ていますか?朝から姿が見えなくて」
『アランさん!』
「んっ?!まなみか?母上、失礼します」

思いが通じたのかアランさんが来てくれました。

「あら、アランさん。まなみちゃんは借りているわよ?もう、お城に行く時間は過ぎてましてよ?」
『あっ!では、一緒に行きます!奥さま素敵な時間をありがとうございました。』
ぺこりと頭を下げてアランさんの方に逃げる。

「まなみ、っ!その姿は?!」
『後で、話します。では、奥さまメアリーさん失礼します』
ぺこりと頭を下げてそそくさと部屋を後にする。


『はぁーーっ助かりました。ありがとうございます』
「その格好は?人間になれたんだね、まなみ、、」

もう、動きにくい!
『戻れ』ボフン
アランの声を無視して、元に戻りました。
先程まで来ていたドレスを近くにいたメイドさんに渡し。
着慣れた制服でアランの足元を歩きます。


「なんて事だ!なぜ戻ってしまうんだ!まだ堪能していないのに、、」
何を堪能するんですか、白い目で見るが恨めしそうにみられた。

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