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依頼2 火山の後始末をします。
4 ビジネス講義と伝承
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森からクリエたちが帰って来た夜。その日はちょっとした宴会になっていた。
宿の大広間には多くのテーブルと座布団が敷かれ、集まった人々は今までの不安を忘れる様に笑い合っている。
クリエたちや村人だけではなく、騎士団やリゼの護衛も加わり全員の姿がそこにはあった。
テーブルには豊富な高級食材 (魔物)をふんだんに使った多くの焼き物から煮物、唐揚げなどの料理が置かれ、リゼが持ってきていたワインや米酒なども加わる。
ウィルは料理の手腕を大いに振い、ほとんどの料理に携わっていた。
魔物などによる夜間の村の守りを心配されていたが、そこはクリエが自分が居るから大丈夫と、世界神のお墨付きがあった事で安心される。
準備などを手伝ったクリエたちは一息つくと風呂に入り、浴衣姿になって食事を始めた。
みんなが食事を楽しみ始めるが、ウィルだけは宿の従業員たちに料理のコツなどを聞かれ、忙しそうだが嬉しそうに説明をしている。
そしてそんな中、クリエだけは相変わらず、たまに首を捻って考え事をしていた。
「どうしたんだ。食べないなら私が全部食っちまうぞ」
その様子を見ていたミヨンがフォークで料理を次々と食べていく。
「なんかこう……昔ここに来てた気がするんだ。ただ、本当に思い出せなくてね」
「まぁ、クリエがいくつかは知らないが、昔過ぎるならそういう事もあるだろ。大事な事なのか?」
「それも含めて思い出せない。ただ、なんか引っかかっててね」
と、たまに食べる事を止めて考え出す。
その時に静香がクリエに近づくと、笑顔でクリエの湯飲みにお茶を入れた。
「みんなが、こんなに楽しそうなのは久しぶりで……クリエ様、本当にありがとうございます」
「火山の方は全然解決してないけど、少しは役に立てて良かったよ」
「いえいえ、良いんです。本当に元々どうすればいいのか分からない事ですし、最後にこうやって思い出が出来ただけで十分ですから。火山の件が無くても、この村は無くなるかも知れませんし」
「そうなの?」
「はい。火山の周囲にはここと同じように温泉村が複数あるのですが、うちの所はどうにも人気が無くてですね。あまり観光客が来てくれないのです」
「それはなぜでしょうか?」
商売の匂いを嗅ぎつけて来たリゼが、クリエの隣に座る。
「他の村はいわゆる『ゆるキャラ』とかマスコットを独自に作って、それを商売に生かしていました。でも、ここは昔からの職人気質の方が多くて、味や品質だけで勝負したいと」
「なるほど、商売としては良くないですわね」
「どうして? 味も良くて品質も良いなら、みんな買いに来るんじゃないの?」
アニスはリゼの持ってきた高級ワインのボトルを片手に持ち、お酒の匂いを漂わせながらクリエの近くに座った。
そんなアニスを見て、残念そうにリゼは首を横に振る。
「良いですか? 商品というのは、知名度に大きく左右され、見た目もまた同じくらい大切なのです。例えば、貴女が今飲んでるワインは一本10万ゴールドぐらいしますが……」
と、そこまで聞きアニスが飲んでいたワインを吹き出しそうになった。
「え? これそんなにするの!」
「美味しいでしょう? 味わって飲んで下さいね」
ワインをラッパ飲みしているアニスに、ニッコリと笑顔でリゼが言う。
「で、そのワインがもし、何の変哲もないビンと、今貴女が持っている高級そうな装飾のビンの二種類あったとして、どっちを選びますか?」
「そりゃ……高級そうな方かな? なんか特別感あるし」
「そういう事です。お金を出すと言う事は、時に特別感がほしい。そうなると見た目も重要になってきます」
「それって他の村のマスコットとか関係あるの?」
そこでリゼは近くにある饅頭を一つ手に取る。
饅頭は茶色で中は餡子のよくある物だった。
「まず、わたくしは他の温泉村の饅頭なども食べた事がありますが、味や品質に関しては、ここが一番だと断言できます」
リゼの言葉に静香はどこか胸を撫でおろし、嬉しそうな笑顔を浮かべる。
「ですが、それだけです。例えばこれに可愛いマークやキャラの焼き印があるとします。無地とキャラ絵がある方、アニスはどっちを選びますか?」
「え? 私は正直どっちでもいいけど?」
「大人はそうかもしれませんが、温泉村はカップルや家族連れなども多い。特に子供目線ではどうでしょう? 子供は可愛い物やカッコイイ物を手に取る傾向にあります」
「あー、確かにそれはあるかも。言われてみれば、私も装飾品は形や模様とか先に見るわ」
「親は子供を喜ばすためにそれを買い、思い出に残ればまたそこへ行こうとします。親同士で情報は共有され、他の家族も行こうと思う様になる。人が人を呼ぶ、それが人気です」
アニスと一緒に聞いていた静香は、いつの間にか真剣な表情になっていた。
「これが武具などの命に関わる場合はまた別ですが、観光地で大事なのは思い出。特に見た目や、思い出した時に特徴的な物があると、心に残りやすいのですよ。勿論最低限の品質も必要ですが」
「なるほどなぁ……そう考えると商売って難しいのね」
「そうですよ。私の偉大さが少しはお分かりいただけましたか?」
「本当にリゼの話は勉強になるね。女将さんも、もし火山問題が解決した場合は、この温泉村をどうしたいのかみんなと話し合ってもいいかもしれないよ」
クリエが話をまとめると、静香の目からはポロポロと鱗が落ちていた。
「エレクトラさん、私感動しました! 品質にだけ拘っていましたが、確かに言われる通りです。味だけではなく、見た目の思い出も大切ですね。もし今後があればみんなと話し合ってみたいと思います」
「ええ、ぜひそうして下さい。わたくし個人といたしましても、やはり品質の良い所が無くなってしまうのは悲しいので。あ、その時はぜひエレクトラ商会の会長の助言だと広めて下さいね」
ちゃっかり自身の宣伝もリゼは忘れない。
ビジネス講義は一旦終わり、そこでふとミヨンが思い出したように言った。
「そう言えば、結局あの雄叫びみたいのなんだったんだろうな?」
「雄叫びですか? 村までは聞こえませんでしたが、そんな事が?」
「ああ、なんかこう『グォォオン』ていう、かなりヤバそうな声だったな」
ただの雄叫びならそうでもないが、声そのものに魔力が含まれる事は、相手がそれだけ強力な魔力を所有している事を指していた。
「もしかすると、守護者様かもしれませんね」
「守護者様?」
「私がここに来る前。かなり大昔の話みたいですが、この土地には守り神みたいな守護者が居ると伝承が残っているんです。他の温泉村にも少し内容は違いますが、同じような話があります」
「へぇ、そんな伝承があったのか」
「今のこの土地を救ってくれるために現れた……なんて思うのは都合が良すぎるでしょうか」
「それを商品化しようと思わなかったんですか?」
伝承というフレーズにリゼが食いついた。
「一時期は他の村でもその話はあがったようですが、居るか居ないか分からないモノよりも、オリジナルの方がいいだろうと。あと、もし本当に居た場合、勝手に商売に使った事がバレると何を言われるか分からない、という結論になったようです」
「確かに細かい事は大事ですからね。商品化するにはちゃんと契約を結ばないと後が怖い」
経験でもあるのか、しみじみとリゼが言う。
「その守護者って見た事はないの?」
アニスが興味ありげに静香に聞いた。
「見た事は無いですが、たまに火山の遥か上空を何か飛んでいる時がありますね。ただ、遠すぎて何なのか分からないですし、それが守護者様かどうかも分かりませんけど……」
と、そこで静香は何かを思い出したように言う。
「あ、でも近くに姿を象ったと言われる石像があるので、よろしければ明日ご案内しましょうか?」
「どうするクリエ? 今回の火山と関係あると思う?」
「その話は騎士団にはしたの?」
「一応伝えましたが、関係ないだろうと言う事に」
「んー……もしかすると火山活動に関係あるかもしれないし、一応行くだけ行ってみようかな」
「分かりました。では明日、みんなさんをご案内しますね」
「案外、冒険者が溶岩にぶち込んだのって、その守護者だったりしてね」
冗談めかしてアニスが言うと、静香も同じように笑った。
「それは無いでしょう。そもそも守護者様が居るから、この土地は自然が豊かになって魔物が少なくなり、温泉村を周囲に造る事が出来たと言われたくらいですから。そんな強い守護者様が冒険者に倒される事は滅多に無いかと」
「それもそうね。そんなに強いなら冒険者の方が返り討ちに合うわ。そもそもその冒険者ってAランクだし、ドラゴンをぶっ倒したとか言い張ってるらしいけど」
「ここに来たその冒険者の方もそう言ってましたが、ドラゴンも倒せるんですか?」
アニスが首を横に振る。
「ドラゴンは強いからね、Aランク一人くらいじゃ無理じゃないかなぁ。他に二人も一緒だったみたいだけど、Bランクって話だったし。どうせ、なんかでっかい野鳥でも倒したんじゃないかって、周りは疑ってるくらいよ」
「それもそうですね。なんだかやたらと自慢話をする方でしたし」
と、アニスと静香は笑い合うが、
「……?」
やはりクリエが首を捻りながら、何かを思い出そうと考え込む。
それから暫くして宴会はお開きとなった。
宿の大広間には多くのテーブルと座布団が敷かれ、集まった人々は今までの不安を忘れる様に笑い合っている。
クリエたちや村人だけではなく、騎士団やリゼの護衛も加わり全員の姿がそこにはあった。
テーブルには豊富な高級食材 (魔物)をふんだんに使った多くの焼き物から煮物、唐揚げなどの料理が置かれ、リゼが持ってきていたワインや米酒なども加わる。
ウィルは料理の手腕を大いに振い、ほとんどの料理に携わっていた。
魔物などによる夜間の村の守りを心配されていたが、そこはクリエが自分が居るから大丈夫と、世界神のお墨付きがあった事で安心される。
準備などを手伝ったクリエたちは一息つくと風呂に入り、浴衣姿になって食事を始めた。
みんなが食事を楽しみ始めるが、ウィルだけは宿の従業員たちに料理のコツなどを聞かれ、忙しそうだが嬉しそうに説明をしている。
そしてそんな中、クリエだけは相変わらず、たまに首を捻って考え事をしていた。
「どうしたんだ。食べないなら私が全部食っちまうぞ」
その様子を見ていたミヨンがフォークで料理を次々と食べていく。
「なんかこう……昔ここに来てた気がするんだ。ただ、本当に思い出せなくてね」
「まぁ、クリエがいくつかは知らないが、昔過ぎるならそういう事もあるだろ。大事な事なのか?」
「それも含めて思い出せない。ただ、なんか引っかかっててね」
と、たまに食べる事を止めて考え出す。
その時に静香がクリエに近づくと、笑顔でクリエの湯飲みにお茶を入れた。
「みんなが、こんなに楽しそうなのは久しぶりで……クリエ様、本当にありがとうございます」
「火山の方は全然解決してないけど、少しは役に立てて良かったよ」
「いえいえ、良いんです。本当に元々どうすればいいのか分からない事ですし、最後にこうやって思い出が出来ただけで十分ですから。火山の件が無くても、この村は無くなるかも知れませんし」
「そうなの?」
「はい。火山の周囲にはここと同じように温泉村が複数あるのですが、うちの所はどうにも人気が無くてですね。あまり観光客が来てくれないのです」
「それはなぜでしょうか?」
商売の匂いを嗅ぎつけて来たリゼが、クリエの隣に座る。
「他の村はいわゆる『ゆるキャラ』とかマスコットを独自に作って、それを商売に生かしていました。でも、ここは昔からの職人気質の方が多くて、味や品質だけで勝負したいと」
「なるほど、商売としては良くないですわね」
「どうして? 味も良くて品質も良いなら、みんな買いに来るんじゃないの?」
アニスはリゼの持ってきた高級ワインのボトルを片手に持ち、お酒の匂いを漂わせながらクリエの近くに座った。
そんなアニスを見て、残念そうにリゼは首を横に振る。
「良いですか? 商品というのは、知名度に大きく左右され、見た目もまた同じくらい大切なのです。例えば、貴女が今飲んでるワインは一本10万ゴールドぐらいしますが……」
と、そこまで聞きアニスが飲んでいたワインを吹き出しそうになった。
「え? これそんなにするの!」
「美味しいでしょう? 味わって飲んで下さいね」
ワインをラッパ飲みしているアニスに、ニッコリと笑顔でリゼが言う。
「で、そのワインがもし、何の変哲もないビンと、今貴女が持っている高級そうな装飾のビンの二種類あったとして、どっちを選びますか?」
「そりゃ……高級そうな方かな? なんか特別感あるし」
「そういう事です。お金を出すと言う事は、時に特別感がほしい。そうなると見た目も重要になってきます」
「それって他の村のマスコットとか関係あるの?」
そこでリゼは近くにある饅頭を一つ手に取る。
饅頭は茶色で中は餡子のよくある物だった。
「まず、わたくしは他の温泉村の饅頭なども食べた事がありますが、味や品質に関しては、ここが一番だと断言できます」
リゼの言葉に静香はどこか胸を撫でおろし、嬉しそうな笑顔を浮かべる。
「ですが、それだけです。例えばこれに可愛いマークやキャラの焼き印があるとします。無地とキャラ絵がある方、アニスはどっちを選びますか?」
「え? 私は正直どっちでもいいけど?」
「大人はそうかもしれませんが、温泉村はカップルや家族連れなども多い。特に子供目線ではどうでしょう? 子供は可愛い物やカッコイイ物を手に取る傾向にあります」
「あー、確かにそれはあるかも。言われてみれば、私も装飾品は形や模様とか先に見るわ」
「親は子供を喜ばすためにそれを買い、思い出に残ればまたそこへ行こうとします。親同士で情報は共有され、他の家族も行こうと思う様になる。人が人を呼ぶ、それが人気です」
アニスと一緒に聞いていた静香は、いつの間にか真剣な表情になっていた。
「これが武具などの命に関わる場合はまた別ですが、観光地で大事なのは思い出。特に見た目や、思い出した時に特徴的な物があると、心に残りやすいのですよ。勿論最低限の品質も必要ですが」
「なるほどなぁ……そう考えると商売って難しいのね」
「そうですよ。私の偉大さが少しはお分かりいただけましたか?」
「本当にリゼの話は勉強になるね。女将さんも、もし火山問題が解決した場合は、この温泉村をどうしたいのかみんなと話し合ってもいいかもしれないよ」
クリエが話をまとめると、静香の目からはポロポロと鱗が落ちていた。
「エレクトラさん、私感動しました! 品質にだけ拘っていましたが、確かに言われる通りです。味だけではなく、見た目の思い出も大切ですね。もし今後があればみんなと話し合ってみたいと思います」
「ええ、ぜひそうして下さい。わたくし個人といたしましても、やはり品質の良い所が無くなってしまうのは悲しいので。あ、その時はぜひエレクトラ商会の会長の助言だと広めて下さいね」
ちゃっかり自身の宣伝もリゼは忘れない。
ビジネス講義は一旦終わり、そこでふとミヨンが思い出したように言った。
「そう言えば、結局あの雄叫びみたいのなんだったんだろうな?」
「雄叫びですか? 村までは聞こえませんでしたが、そんな事が?」
「ああ、なんかこう『グォォオン』ていう、かなりヤバそうな声だったな」
ただの雄叫びならそうでもないが、声そのものに魔力が含まれる事は、相手がそれだけ強力な魔力を所有している事を指していた。
「もしかすると、守護者様かもしれませんね」
「守護者様?」
「私がここに来る前。かなり大昔の話みたいですが、この土地には守り神みたいな守護者が居ると伝承が残っているんです。他の温泉村にも少し内容は違いますが、同じような話があります」
「へぇ、そんな伝承があったのか」
「今のこの土地を救ってくれるために現れた……なんて思うのは都合が良すぎるでしょうか」
「それを商品化しようと思わなかったんですか?」
伝承というフレーズにリゼが食いついた。
「一時期は他の村でもその話はあがったようですが、居るか居ないか分からないモノよりも、オリジナルの方がいいだろうと。あと、もし本当に居た場合、勝手に商売に使った事がバレると何を言われるか分からない、という結論になったようです」
「確かに細かい事は大事ですからね。商品化するにはちゃんと契約を結ばないと後が怖い」
経験でもあるのか、しみじみとリゼが言う。
「その守護者って見た事はないの?」
アニスが興味ありげに静香に聞いた。
「見た事は無いですが、たまに火山の遥か上空を何か飛んでいる時がありますね。ただ、遠すぎて何なのか分からないですし、それが守護者様かどうかも分かりませんけど……」
と、そこで静香は何かを思い出したように言う。
「あ、でも近くに姿を象ったと言われる石像があるので、よろしければ明日ご案内しましょうか?」
「どうするクリエ? 今回の火山と関係あると思う?」
「その話は騎士団にはしたの?」
「一応伝えましたが、関係ないだろうと言う事に」
「んー……もしかすると火山活動に関係あるかもしれないし、一応行くだけ行ってみようかな」
「分かりました。では明日、みんなさんをご案内しますね」
「案外、冒険者が溶岩にぶち込んだのって、その守護者だったりしてね」
冗談めかしてアニスが言うと、静香も同じように笑った。
「それは無いでしょう。そもそも守護者様が居るから、この土地は自然が豊かになって魔物が少なくなり、温泉村を周囲に造る事が出来たと言われたくらいですから。そんな強い守護者様が冒険者に倒される事は滅多に無いかと」
「それもそうね。そんなに強いなら冒険者の方が返り討ちに合うわ。そもそもその冒険者ってAランクだし、ドラゴンをぶっ倒したとか言い張ってるらしいけど」
「ここに来たその冒険者の方もそう言ってましたが、ドラゴンも倒せるんですか?」
アニスが首を横に振る。
「ドラゴンは強いからね、Aランク一人くらいじゃ無理じゃないかなぁ。他に二人も一緒だったみたいだけど、Bランクって話だったし。どうせ、なんかでっかい野鳥でも倒したんじゃないかって、周りは疑ってるくらいよ」
「それもそうですね。なんだかやたらと自慢話をする方でしたし」
と、アニスと静香は笑い合うが、
「……?」
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それから暫くして宴会はお開きとなった。
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