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サイドストーリー1 ミミックの宝物
1 運命との出会い
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とあるダンジョンの最奥にある宝物庫。
そこの中にある数ある宝箱の一つが、名前も無く、何の変哲もない箱の形をしたミミック……ミヨンだった。
「おい! ここが最深部みたいだ。見ろよ、宝の山だぜ!」
宝物庫に剣を持ち鎧姿の三人組の男性がやってくる。
男性たちは部屋の中央に置かれている山積みの金銀財宝を見ると、喜びの声を上げた。
そして、一人の男性が財宝に手を伸ばし、取ろうとした時、
「それは俺のもんだ! 汚ねぇ手で触んじゃねぇ!!」
突如背後に居た別の男性に剣を刺され、絶命する。
それを見ていたもう一人の男性が叫んだ。
「なっ!? お前何してやがんだ! その宝は俺のもんだ!」
「いいや、俺のだね! 黙って死ね!!」
やがて生き残った二人が財宝を巡って殺し合いを始める……。
戦闘の末、息も絶え絶えで生き残った男性の一人が財宝に触れようとしたが、一つの宝箱が動き出した。
箱の両端から腕が出現し、上部に大きな目が一つ現れると、音も無く背後から忍びる。
ミヨンが大きく口を開くと、両腕で男性を締め上げて頭部を食い千切って殺した。
全員が死んだ後、装備や金目になりそうな物は財宝の一部にして、それ以外はミヨンが食べ、血の跡などの汚れは舐め取り綺麗にする。
元の位置に戻ると、再び宝箱の姿にミヨンは戻った。
このダンジョンの宝物庫にはあるトラップが仕掛けられている。
それは物理的な物ではなく心理的な物で、ある条件下で欲望が際限なく増幅され、財宝を独り占めしようとして殺し合う魔法のトラップだった。
戦闘で疲弊し生き残った最後の一人を仕留め、宝物庫に冒険者の持っていた宝を追加し、部屋を綺麗する。
一人の場合は、持ち切れないほどの宝を持って帰ろうとして身動きが取れなくなり、ミヨンに殺されていた。
そんな事を番人として100年は繰り返している。
そしていつか誰かに殺される……その程度の存在だった。
******
ある日、宝物庫にそれぞれが30代くらいに見える茶髪と金髪の男性二人と、若い20代くらいの女性一人の冒険者パーティーが来て、ミヨンはこっそりと様子を伺った。
宝を目の当たりにした金髪の男性が、その豪勢さに声を上げる。
「おぉ、こりゃすげぇ。お前らはこの宝で何に使うんだ?」
「そりゃもう一生遊んで暮らすさ。セレンはどうするんだ?」
セレンと呼ばれた女性は、暫く財宝を見つめて口を開いた。
「必要な分があればいい。私の宝物は別にあるからな」
銀髪のセミロング、長袖長ズボンの簡素な服の上には胸当てなど軽装な防具で、剣を携えているセレンがぶっきらぼうに答えた。
全体的に細身だが、姿勢が良く凛とした佇まないはどこか美しく見える。
他の男性二人は財宝を前にして目が輝いているが、セレンだけはどこか冷静だった。
「なんだ勿体ない。これだけあれば好きな事が出来るって言うのに。しかし、ここ結構楽なダンジョンだったが、なぜ帰還率が低いんだ?」
「そうだな。魔族はいないし、そんなに強い魔物もいない。宝物庫に至っては門番やトラップもない。なんだか拍子抜けだったな」
二人の男性がここまでの道のりを思い出して言う。
ダンジョンの難易度は入った者が帰って来る帰還率によって変わり、このダンジョンは「ほとんどの者が帰ってこない」という、高難易度に認定されていた。
「もしかしすると、帰り道に何かあるかもれしれないな。ダンジョンを出るまでは注意しよう」
宝物庫に罠などな一切ない事をセレンは疑問に思っていた。
「そうだな。だがまずはお宝だ。セレン、お前は周囲の警戒をしろ」
「後ろから刺そうだなんて思うなよ? お前じゃ俺たちには勝てないんだからな」
「分かってる。これだけあれば残りでも十分だからな」
男性二人から少し離れて、セレンは周辺を警戒する。
勝てないと言われたのは事実だった。
実際セレンは冒険者となって日が浅い方で、弱くはないが男性二人はベテラン冒険者。
今回のダンジョン攻略には無理を行って付いて来ている。
何度も屈辱的な言葉を浴びせられる事もあったが、セレンは出来るだけ早くお金を用意する必要がどうしてもあった。
「……」
男性二人は下品な笑いをしながら、鞄に次々と財宝を詰めて行く。
そんな光景を心の中で溜息を吐きながら無言で見つめていた。
セレンは見るのも嫌になり視線を外す。
「それは俺のもんだって言ってるだろうが!!」
「俺のだね! どこにお前のだっていう証拠があるんだ? 名前でも書いてるのかよ!」
「?」
急に男性二人の争い合う声が聞こえ振り向くと、お互いに剣に抜き殺し合っている姿があった。
「なっ……お、おい! 止めるんだ!」
咄嗟にセレンが止めようと大声を上げるが、
「うるさい! お荷物は黙ってろ!」
「お前も後で殺してやるから大人しくしてろよ!!」
血走った目でセレンを男性たちが怒鳴りつける。
その異様な光景にセレンは動けずにいた。
男性二人はまるで獣のようにお互いにけなし合って殺し合い……やがて茶髪の男性が胸を貫かれて死んだ。
死体をゴミように蹴った金髪の男性は、ジロリとセレンの方を向く。
真っ赤に充血した目に、口からは涎を垂らしながら醜悪に笑う様に、すでに理性は感じられず、咄嗟にセレンは剣を抜いて構える。
「く、くそっ……やるしかないのか!」
狂ったように襲い掛かって来る金髪の男性と戦うが、実力差は最初から明らかで、さらに相手はトラップ魔法によって、精神的タガが外れているため人を殺す事に躊躇いがない。
一方セレンは状況が全く分からず、何とか攻撃を凌ぐも、腕や足などに切り傷を負い、やがて剣を弾き飛ばされ壁際に追い詰められた。
「ここまでだな? セ~レ~ン」
「……」
セレンの喉元に剣を突き付けられ、観念したようにその場に座り込む。
金髪の男性はセレンを見下ろすと、ニヤリと気味の悪い笑顔を見せた。
「お前、良く見たら良い女じゃないか。殺す前に楽しむのいいな」
セレンが男性の表情を直視する事ができず、視線を逸らす。
だが暫くして意を決したようにセレンは真っ直ぐに相手を見据えた。
「分かった……私に事は好きにしていい。だが頼む。少しでいいから宝を私の家族に送ってくれ。少しでいいんだ」
「なんだ? 結局宝がほしいんじゃねぇか」
「……妹の為なんだ。病気の妹の治療費が、どうしても早く必要なんだ。頼む……本当に少しでいいから」
セレンの頼みに金髪の男性は空いている左手を顎に当て、少し考える仕草をする。
そして、セレンを見下すような視線で見つめて口を開いた。
「断る。お前を好きにして、この宝も全部俺の物にする。どうして俺がお前の頼みなんぞ聞かなきゃならんのだ? 全部を好きにする、最高じゃねぇか!」
無慈悲な金髪の男性の高笑いが宝物庫に響き、セレンが絶望の表情になる。
そして、金髪の男性の手がセレンに触れそうになった時、背後から二本の腕が男性を掴むと、そのまま上半身を鋭い牙に鎧ごと噛み砕かれた。
「……なっ」
血がセレンと周囲に飛び散り、突然の事に言葉を失う。
ミミックのミヨンは、箱上部にある目でセレンを一瞥すると、興味なさげにそっぽを向き、死んでいる男性二人から金品を奪い財宝に加えると、食べて処理をした。
「ミ、ミミック……? そんな……」
武器も無く、完全に戦意喪失していたセレンを新たな絶望が襲う。
しかしそんな事は余所にミヨンは血痕を舐めて綺麗にして行き、全てがセレン以外は元通りになると、セレンの前に来て見つめた。
そして、魔法で空中に文字を浮かび上がらせる。
ミミックは魔物ではなく魔族に分類され、知能が低くては待ち伏せや不意打ちなど難しい事は出来ず、魔法を使う事も出来た。
『オマエには宝を持っていくシカクがある。ヒツヨウな分だけ取ってさっさとデてイけ』
「……え?」
暫く空中に浮かんだ奇妙な魔法の文字をセレンは凝視していると、ミヨンは元居た場所に戻り再びただの宝箱に戻る。
何が起きたのか分からないセレンだったが、ふらつく身体でなんとか立ち上がると、持っていた袋に金貨や換金できる宝を詰めて行く。
「……」
必要な分を詰め、セレンは宝箱になっているミヨンを暫く見つめると、
「ありがとう……」
呟き、最後に頭を下げてダンジョンを跡にした。
これがセレンと、のちにミヨンとなるミミックの最初の出会いだった。
そこの中にある数ある宝箱の一つが、名前も無く、何の変哲もない箱の形をしたミミック……ミヨンだった。
「おい! ここが最深部みたいだ。見ろよ、宝の山だぜ!」
宝物庫に剣を持ち鎧姿の三人組の男性がやってくる。
男性たちは部屋の中央に置かれている山積みの金銀財宝を見ると、喜びの声を上げた。
そして、一人の男性が財宝に手を伸ばし、取ろうとした時、
「それは俺のもんだ! 汚ねぇ手で触んじゃねぇ!!」
突如背後に居た別の男性に剣を刺され、絶命する。
それを見ていたもう一人の男性が叫んだ。
「なっ!? お前何してやがんだ! その宝は俺のもんだ!」
「いいや、俺のだね! 黙って死ね!!」
やがて生き残った二人が財宝を巡って殺し合いを始める……。
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箱の両端から腕が出現し、上部に大きな目が一つ現れると、音も無く背後から忍びる。
ミヨンが大きく口を開くと、両腕で男性を締め上げて頭部を食い千切って殺した。
全員が死んだ後、装備や金目になりそうな物は財宝の一部にして、それ以外はミヨンが食べ、血の跡などの汚れは舐め取り綺麗にする。
元の位置に戻ると、再び宝箱の姿にミヨンは戻った。
このダンジョンの宝物庫にはあるトラップが仕掛けられている。
それは物理的な物ではなく心理的な物で、ある条件下で欲望が際限なく増幅され、財宝を独り占めしようとして殺し合う魔法のトラップだった。
戦闘で疲弊し生き残った最後の一人を仕留め、宝物庫に冒険者の持っていた宝を追加し、部屋を綺麗する。
一人の場合は、持ち切れないほどの宝を持って帰ろうとして身動きが取れなくなり、ミヨンに殺されていた。
そんな事を番人として100年は繰り返している。
そしていつか誰かに殺される……その程度の存在だった。
******
ある日、宝物庫にそれぞれが30代くらいに見える茶髪と金髪の男性二人と、若い20代くらいの女性一人の冒険者パーティーが来て、ミヨンはこっそりと様子を伺った。
宝を目の当たりにした金髪の男性が、その豪勢さに声を上げる。
「おぉ、こりゃすげぇ。お前らはこの宝で何に使うんだ?」
「そりゃもう一生遊んで暮らすさ。セレンはどうするんだ?」
セレンと呼ばれた女性は、暫く財宝を見つめて口を開いた。
「必要な分があればいい。私の宝物は別にあるからな」
銀髪のセミロング、長袖長ズボンの簡素な服の上には胸当てなど軽装な防具で、剣を携えているセレンがぶっきらぼうに答えた。
全体的に細身だが、姿勢が良く凛とした佇まないはどこか美しく見える。
他の男性二人は財宝を前にして目が輝いているが、セレンだけはどこか冷静だった。
「なんだ勿体ない。これだけあれば好きな事が出来るって言うのに。しかし、ここ結構楽なダンジョンだったが、なぜ帰還率が低いんだ?」
「そうだな。魔族はいないし、そんなに強い魔物もいない。宝物庫に至っては門番やトラップもない。なんだか拍子抜けだったな」
二人の男性がここまでの道のりを思い出して言う。
ダンジョンの難易度は入った者が帰って来る帰還率によって変わり、このダンジョンは「ほとんどの者が帰ってこない」という、高難易度に認定されていた。
「もしかしすると、帰り道に何かあるかもれしれないな。ダンジョンを出るまでは注意しよう」
宝物庫に罠などな一切ない事をセレンは疑問に思っていた。
「そうだな。だがまずはお宝だ。セレン、お前は周囲の警戒をしろ」
「後ろから刺そうだなんて思うなよ? お前じゃ俺たちには勝てないんだからな」
「分かってる。これだけあれば残りでも十分だからな」
男性二人から少し離れて、セレンは周辺を警戒する。
勝てないと言われたのは事実だった。
実際セレンは冒険者となって日が浅い方で、弱くはないが男性二人はベテラン冒険者。
今回のダンジョン攻略には無理を行って付いて来ている。
何度も屈辱的な言葉を浴びせられる事もあったが、セレンは出来るだけ早くお金を用意する必要がどうしてもあった。
「……」
男性二人は下品な笑いをしながら、鞄に次々と財宝を詰めて行く。
そんな光景を心の中で溜息を吐きながら無言で見つめていた。
セレンは見るのも嫌になり視線を外す。
「それは俺のもんだって言ってるだろうが!!」
「俺のだね! どこにお前のだっていう証拠があるんだ? 名前でも書いてるのかよ!」
「?」
急に男性二人の争い合う声が聞こえ振り向くと、お互いに剣に抜き殺し合っている姿があった。
「なっ……お、おい! 止めるんだ!」
咄嗟にセレンが止めようと大声を上げるが、
「うるさい! お荷物は黙ってろ!」
「お前も後で殺してやるから大人しくしてろよ!!」
血走った目でセレンを男性たちが怒鳴りつける。
その異様な光景にセレンは動けずにいた。
男性二人はまるで獣のようにお互いにけなし合って殺し合い……やがて茶髪の男性が胸を貫かれて死んだ。
死体をゴミように蹴った金髪の男性は、ジロリとセレンの方を向く。
真っ赤に充血した目に、口からは涎を垂らしながら醜悪に笑う様に、すでに理性は感じられず、咄嗟にセレンは剣を抜いて構える。
「く、くそっ……やるしかないのか!」
狂ったように襲い掛かって来る金髪の男性と戦うが、実力差は最初から明らかで、さらに相手はトラップ魔法によって、精神的タガが外れているため人を殺す事に躊躇いがない。
一方セレンは状況が全く分からず、何とか攻撃を凌ぐも、腕や足などに切り傷を負い、やがて剣を弾き飛ばされ壁際に追い詰められた。
「ここまでだな? セ~レ~ン」
「……」
セレンの喉元に剣を突き付けられ、観念したようにその場に座り込む。
金髪の男性はセレンを見下ろすと、ニヤリと気味の悪い笑顔を見せた。
「お前、良く見たら良い女じゃないか。殺す前に楽しむのいいな」
セレンが男性の表情を直視する事ができず、視線を逸らす。
だが暫くして意を決したようにセレンは真っ直ぐに相手を見据えた。
「分かった……私に事は好きにしていい。だが頼む。少しでいいから宝を私の家族に送ってくれ。少しでいいんだ」
「なんだ? 結局宝がほしいんじゃねぇか」
「……妹の為なんだ。病気の妹の治療費が、どうしても早く必要なんだ。頼む……本当に少しでいいから」
セレンの頼みに金髪の男性は空いている左手を顎に当て、少し考える仕草をする。
そして、セレンを見下すような視線で見つめて口を開いた。
「断る。お前を好きにして、この宝も全部俺の物にする。どうして俺がお前の頼みなんぞ聞かなきゃならんのだ? 全部を好きにする、最高じゃねぇか!」
無慈悲な金髪の男性の高笑いが宝物庫に響き、セレンが絶望の表情になる。
そして、金髪の男性の手がセレンに触れそうになった時、背後から二本の腕が男性を掴むと、そのまま上半身を鋭い牙に鎧ごと噛み砕かれた。
「……なっ」
血がセレンと周囲に飛び散り、突然の事に言葉を失う。
ミミックのミヨンは、箱上部にある目でセレンを一瞥すると、興味なさげにそっぽを向き、死んでいる男性二人から金品を奪い財宝に加えると、食べて処理をした。
「ミ、ミミック……? そんな……」
武器も無く、完全に戦意喪失していたセレンを新たな絶望が襲う。
しかしそんな事は余所にミヨンは血痕を舐めて綺麗にして行き、全てがセレン以外は元通りになると、セレンの前に来て見つめた。
そして、魔法で空中に文字を浮かび上がらせる。
ミミックは魔物ではなく魔族に分類され、知能が低くては待ち伏せや不意打ちなど難しい事は出来ず、魔法を使う事も出来た。
『オマエには宝を持っていくシカクがある。ヒツヨウな分だけ取ってさっさとデてイけ』
「……え?」
暫く空中に浮かんだ奇妙な魔法の文字をセレンは凝視していると、ミヨンは元居た場所に戻り再びただの宝箱に戻る。
何が起きたのか分からないセレンだったが、ふらつく身体でなんとか立ち上がると、持っていた袋に金貨や換金できる宝を詰めて行く。
「……」
必要な分を詰め、セレンは宝箱になっているミヨンを暫く見つめると、
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