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第三章 新航路発見
19 ララとショウ
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「ショウ、メリッサに襲われなかったか」
メルトにサンズ島の開発を協力して貰う件を相談しに、父上を王宮に訪ねた途端にからかわれてショウは頬を染めながら否定する。
「そんなことより、父上に相談しに来たのです。メルト伯父上がサンズ島の開発を協力して下さると言われたのですが、軍の高い地位に付いておられるのに、あんな辺鄙な孤島に行って貰っても良いのでしょうか?」
アスランは辺鄙な孤島だから、メルトは申し出たのだと笑って許可する。
「メルト兄上は、軍艦乗りだ。サンズ島がレイテから遠いのが気に入ったのだろう。何度も資材や人材を運ばなければいけないからな。その間は軍艦で航海を楽しむつもりだ。中型艦か大型艦の古いのでも与えれば、よろこんで往復するだろう。それより、お前の兄上達には、ちゃんと話したのか? 娼館で良い目をさせて貰った御礼もしなくてはいけないぞ」
ショウは真っ赤になって、そんな出鱈目を何処で聞いたのかと抗議しだしたので、面倒臭いとチャッチャと手で追いやって、遣ることをしろと命じられた。それを側で見ていたフラナガン宰相は、この方は親として何か欠けている所があるのではと溜め息をついた。
「なんだ、フラナガン? おお、そうか自分にも仕事を振り分けて欲しいのだな。お前の仕事熱心なのには感心するぞ」
フラナガン宰相は、ぶるぶると首を振る。日頃から王宮を留守にしがちのアスラン王に、どれほど自分が苦労させられているか知らないのかと憮然とする。
「今度のカザリア王国の皇太子の結婚式や、その後の晩餐会や、舞踏会で、ショウとララが恥をかかないように特訓してやってくれ。若い頃は旧帝国三国に外交官として住んでいたお前だ。あちらの奇妙なダンスも修得していると聞いたぞ、では、宜しく頼むな」
フラナガン宰相が余りに無体な話に口をぱくぱくさせている間に、アスランはちゃっかり抜け出す。フラナガンは確かに若い頃、旧帝国三国の大使館勤務をした事があったし、実はダンスホールなどにコッソリ通っていたのだが、帝国かぶれと思われるのが恥ずかしくて第一夫人にも秘密にしていたのだ。
「どこで、アスラン王は私がダンス好きだというデマをお聞きになったのでしょう。こんな年老いた身で、ダンスなど教えられる筈がございません。良いダンス教師を見つけなければ……」
東南諸島連合王国の宰相として、老骨に鞭打ってダンスなど教えている暇はないと言い返そうとしたが、アスラン王はとっとと逃げ出した後だった。
「こんなに王宮を留守にされるのに、私がダンスなど教えている暇があるわけ無いでしょう!」
自分をパニックにさせて逃げ出したのを地団駄踏むほど悔しく思い、アスラン王の宰相を辞したくなったフラナガンだった。
ショウはサリーム、カリン、ハッサンの屋敷を訪ねて、それぞれに協力を頼み込んだ。
「兄上達は、みんな優しいなぁ。僕なら、面倒臭いと思うかも……」
兄上達を差し置いて後継者に指名されたのを、ショウは引け目に感じている。その上、自分が提案したプロジェクトに協力を願うのは図々しいようで気が重いと思っていたのに、各兄上達が二つ返事で引き受けてくれたのが嬉しかった。
「カリン様、ご機嫌が良いのですね」
カリンの第一夫人になったラビータが、ショウが訪問した後に珍しく鼻歌を歌っているのを見て驚いた。
「ラビータ、新航路の調査を任されたのだ。これからは航海が多くなるが、家の事は任せておくので、自分の良いと思うようにしてくれ」
ショウが発見した新航路に興味津々だったカリンが、彼方から調査を任されたのだから上機嫌な筈だわと、ラビータは微笑んだ。
「まぁ、カリン様、よろしかったですわね。新航路の整備は重要ですから、やりがいもありますわ。でも、無理はなさらないで下さい」
ラビータが来てくれてから、カリンは家の中の雰囲気がぐっと良くなり居心地良く過ごしていた。
サリームや、ハッサンも、それぞれが遣りたいと思っていた仕事を、ショウに任せて貰いホクホクしている。
ショウは兄上達との話しや、あれこれで数日ララと会ってないと思ったが、ロジーナやメリッサとの事や、レティシィアとのキスが何となく後ろめたくて足を向けにくかった。
「ララも、許嫁の事知ってるだろうなぁ。会いに行って事情を、説明したいけど……何と言って良いのかわからないよ」
根性無しのショウは、ララに会いたい気持ちを持て余していた。
『サンズ、僕はどうしたら良いのかな? ララに会いたけど、他に許嫁ができた事は話したくないんだ。いや、本当は話さなきゃいけないのは、わかっているけど……』
恋のお悩み相談は、竜のサンズの手に余った。
『ショウはララと交尾したいのか?』
『交尾?……僕は、そんな……』
真っ赤になって、アタフタしているショウをサンズは変なのと思った。
『ララに会いたいなら、会いに行けば良いんだよ』
ショウはサンズの言葉に背中を押されて、カジムの屋敷へ向かった。
「ララ、ごめんね。なかなか会いに来れなくて」
ショウが新しい許嫁のロジーナやメリッサに夢中になって、自分を忘れてしまったのではと不安になっていたララは、訪ねて来てくれてホッとした。
「新航路の航海から帰国したばかりですもの。色々と忙しいのは、わかってるわ」
ショウは許嫁が増えた事をララに言わなければと、口を開こうとした。
「会いに来て下さって、嬉しいわ。寂しかったの」
ショウは寄り添ってうつむくララが愛おしくて、自分が後継者で無かったらいいのにと未だ未練がましく考える。二人で海岸を散歩しながら、ショウは新しい許嫁が増えたことをララに話して謝った。
「僕はララだけで良いのに……でも、何故か父上に後継者に指名されてしまったから、後ろ盾もない僕には仕方が無いんだ。でも、ララへの気持ちは変わらないよ」
ララはショウがロジーナとメリッサを許嫁にするのはとうに知っていたが、本人の口から聞くとやはり嫉妬を感じてしまう。
「ショウ様は王太子になられるのですから、複数の夫人を持たれるのは仕方ありませんわ。でも、私を忘れないで下さいね」
少し悲しそうな顔のまま微笑むララを、ショウは抱きしめてキスをした。
「今度、カザリア王国のスチュワート皇太子殿下の結婚式に招待されているんだ。彼方はパートナー同伴がマナーだから、きっとララを連れて行っても良い筈だよ。ニューパロマまでは長旅だけど、きっと楽しいよ」
ララは、パァッと顔を輝かせる。
「カザリア王国のスチュワート皇太子殿下は、イルバニア王国の第二王女のロザリモンド姫と結婚されるのよね。ロザリモンド姫は綺麗な御方なのかしら」
王室同士の結婚にロマンチックな乙女心を刺激されたララが機嫌をなおして、あれこれ質問してきたが、ショウには全くウェディングドレスとかはわからなかった。
「私は東南諸島の服で良いのかしら? 帝国風のドレスは着こなす自信がないわ」
「あっちのドレスは肌の露出が多いから、ララが嫌なら東南諸島の服で大丈夫だよ。僕もこちらの服だしね。でも、ララならドレスも似合うと思うよ」
二人でカザリア王国に行ったら、結婚式とかの公式の行事の他の時間にパロマ大学へ訪ねに行こうとか、和気藹々と過ごした。
「ああ、本当にショウ様と一緒に行けたら良いわね。ニューパロマで本屋にも行きたいし、薄い陶器の茶器も見てみたいわ」
ララは他の許嫁もいるから、自分一人が選ばれるのかわからないので期待しないでおこうと思ったが、ショウと二人で異国の街を歩くのを心から楽しみにする。ララの希望は叶い、カザリア王国の皇太子の結婚式へショウのパートナーとして同伴が許された。
「でも、なんでミミが一緒なの?」
父上から正式にカザリア王国行きを告げられたララは飛び上がらんばかりに喜んだが、ミミも一緒だと聞いて怪訝に思う。
「お前には侍女が付き添うし、ニューパロマにはパシャム大使の夫人もいらっしゃるから心配はいらないが、話し相手が欲しいだろうとの配慮だよ」
ミミは父上から話を聞いて、飛び上がって喜んだ。
「カザリア王国の皇太子殿下の結婚式を見られるだなんて嬉しいわ!」
「いや、ミミは未だ十一歳だから、彼方では子供扱いなのだ。だから、社交の場にはミミは出られないよ。結婚式に参列ぐらいは許されるかもしれないが、大国同士の結婚だから列席者も多い。もしかしたら駄目かもしれないぞ」
「十一歳と言っても、結婚式の時には後少しで十二歳になるのよ。折角、ニューパロマに行くなら、結婚式を見たいわ」
がっかりするミミをララも少し可哀想に思ったが、なぜ同伴するのか疑問に感じていた。
「ニューパロマまでの航海は大変よ。ミミはレイテでゆっくりしていた方が楽よ」
「いいえ、姉上の話し相手としてだけでも、ニューパロマに行くわ。結婚式は列席できたらとても嬉しいけど、できなかったら諦めるわ」
ミミはショウと旅が出来るという千載一遇のチャンスを見逃すつもりは無かった。しおらしいミミの言葉をララは微塵も信じていなかった。
メルトにサンズ島の開発を協力して貰う件を相談しに、父上を王宮に訪ねた途端にからかわれてショウは頬を染めながら否定する。
「そんなことより、父上に相談しに来たのです。メルト伯父上がサンズ島の開発を協力して下さると言われたのですが、軍の高い地位に付いておられるのに、あんな辺鄙な孤島に行って貰っても良いのでしょうか?」
アスランは辺鄙な孤島だから、メルトは申し出たのだと笑って許可する。
「メルト兄上は、軍艦乗りだ。サンズ島がレイテから遠いのが気に入ったのだろう。何度も資材や人材を運ばなければいけないからな。その間は軍艦で航海を楽しむつもりだ。中型艦か大型艦の古いのでも与えれば、よろこんで往復するだろう。それより、お前の兄上達には、ちゃんと話したのか? 娼館で良い目をさせて貰った御礼もしなくてはいけないぞ」
ショウは真っ赤になって、そんな出鱈目を何処で聞いたのかと抗議しだしたので、面倒臭いとチャッチャと手で追いやって、遣ることをしろと命じられた。それを側で見ていたフラナガン宰相は、この方は親として何か欠けている所があるのではと溜め息をついた。
「なんだ、フラナガン? おお、そうか自分にも仕事を振り分けて欲しいのだな。お前の仕事熱心なのには感心するぞ」
フラナガン宰相は、ぶるぶると首を振る。日頃から王宮を留守にしがちのアスラン王に、どれほど自分が苦労させられているか知らないのかと憮然とする。
「今度のカザリア王国の皇太子の結婚式や、その後の晩餐会や、舞踏会で、ショウとララが恥をかかないように特訓してやってくれ。若い頃は旧帝国三国に外交官として住んでいたお前だ。あちらの奇妙なダンスも修得していると聞いたぞ、では、宜しく頼むな」
フラナガン宰相が余りに無体な話に口をぱくぱくさせている間に、アスランはちゃっかり抜け出す。フラナガンは確かに若い頃、旧帝国三国の大使館勤務をした事があったし、実はダンスホールなどにコッソリ通っていたのだが、帝国かぶれと思われるのが恥ずかしくて第一夫人にも秘密にしていたのだ。
「どこで、アスラン王は私がダンス好きだというデマをお聞きになったのでしょう。こんな年老いた身で、ダンスなど教えられる筈がございません。良いダンス教師を見つけなければ……」
東南諸島連合王国の宰相として、老骨に鞭打ってダンスなど教えている暇はないと言い返そうとしたが、アスラン王はとっとと逃げ出した後だった。
「こんなに王宮を留守にされるのに、私がダンスなど教えている暇があるわけ無いでしょう!」
自分をパニックにさせて逃げ出したのを地団駄踏むほど悔しく思い、アスラン王の宰相を辞したくなったフラナガンだった。
ショウはサリーム、カリン、ハッサンの屋敷を訪ねて、それぞれに協力を頼み込んだ。
「兄上達は、みんな優しいなぁ。僕なら、面倒臭いと思うかも……」
兄上達を差し置いて後継者に指名されたのを、ショウは引け目に感じている。その上、自分が提案したプロジェクトに協力を願うのは図々しいようで気が重いと思っていたのに、各兄上達が二つ返事で引き受けてくれたのが嬉しかった。
「カリン様、ご機嫌が良いのですね」
カリンの第一夫人になったラビータが、ショウが訪問した後に珍しく鼻歌を歌っているのを見て驚いた。
「ラビータ、新航路の調査を任されたのだ。これからは航海が多くなるが、家の事は任せておくので、自分の良いと思うようにしてくれ」
ショウが発見した新航路に興味津々だったカリンが、彼方から調査を任されたのだから上機嫌な筈だわと、ラビータは微笑んだ。
「まぁ、カリン様、よろしかったですわね。新航路の整備は重要ですから、やりがいもありますわ。でも、無理はなさらないで下さい」
ラビータが来てくれてから、カリンは家の中の雰囲気がぐっと良くなり居心地良く過ごしていた。
サリームや、ハッサンも、それぞれが遣りたいと思っていた仕事を、ショウに任せて貰いホクホクしている。
ショウは兄上達との話しや、あれこれで数日ララと会ってないと思ったが、ロジーナやメリッサとの事や、レティシィアとのキスが何となく後ろめたくて足を向けにくかった。
「ララも、許嫁の事知ってるだろうなぁ。会いに行って事情を、説明したいけど……何と言って良いのかわからないよ」
根性無しのショウは、ララに会いたい気持ちを持て余していた。
『サンズ、僕はどうしたら良いのかな? ララに会いたけど、他に許嫁ができた事は話したくないんだ。いや、本当は話さなきゃいけないのは、わかっているけど……』
恋のお悩み相談は、竜のサンズの手に余った。
『ショウはララと交尾したいのか?』
『交尾?……僕は、そんな……』
真っ赤になって、アタフタしているショウをサンズは変なのと思った。
『ララに会いたいなら、会いに行けば良いんだよ』
ショウはサンズの言葉に背中を押されて、カジムの屋敷へ向かった。
「ララ、ごめんね。なかなか会いに来れなくて」
ショウが新しい許嫁のロジーナやメリッサに夢中になって、自分を忘れてしまったのではと不安になっていたララは、訪ねて来てくれてホッとした。
「新航路の航海から帰国したばかりですもの。色々と忙しいのは、わかってるわ」
ショウは許嫁が増えた事をララに言わなければと、口を開こうとした。
「会いに来て下さって、嬉しいわ。寂しかったの」
ショウは寄り添ってうつむくララが愛おしくて、自分が後継者で無かったらいいのにと未だ未練がましく考える。二人で海岸を散歩しながら、ショウは新しい許嫁が増えたことをララに話して謝った。
「僕はララだけで良いのに……でも、何故か父上に後継者に指名されてしまったから、後ろ盾もない僕には仕方が無いんだ。でも、ララへの気持ちは変わらないよ」
ララはショウがロジーナとメリッサを許嫁にするのはとうに知っていたが、本人の口から聞くとやはり嫉妬を感じてしまう。
「ショウ様は王太子になられるのですから、複数の夫人を持たれるのは仕方ありませんわ。でも、私を忘れないで下さいね」
少し悲しそうな顔のまま微笑むララを、ショウは抱きしめてキスをした。
「今度、カザリア王国のスチュワート皇太子殿下の結婚式に招待されているんだ。彼方はパートナー同伴がマナーだから、きっとララを連れて行っても良い筈だよ。ニューパロマまでは長旅だけど、きっと楽しいよ」
ララは、パァッと顔を輝かせる。
「カザリア王国のスチュワート皇太子殿下は、イルバニア王国の第二王女のロザリモンド姫と結婚されるのよね。ロザリモンド姫は綺麗な御方なのかしら」
王室同士の結婚にロマンチックな乙女心を刺激されたララが機嫌をなおして、あれこれ質問してきたが、ショウには全くウェディングドレスとかはわからなかった。
「私は東南諸島の服で良いのかしら? 帝国風のドレスは着こなす自信がないわ」
「あっちのドレスは肌の露出が多いから、ララが嫌なら東南諸島の服で大丈夫だよ。僕もこちらの服だしね。でも、ララならドレスも似合うと思うよ」
二人でカザリア王国に行ったら、結婚式とかの公式の行事の他の時間にパロマ大学へ訪ねに行こうとか、和気藹々と過ごした。
「ああ、本当にショウ様と一緒に行けたら良いわね。ニューパロマで本屋にも行きたいし、薄い陶器の茶器も見てみたいわ」
ララは他の許嫁もいるから、自分一人が選ばれるのかわからないので期待しないでおこうと思ったが、ショウと二人で異国の街を歩くのを心から楽しみにする。ララの希望は叶い、カザリア王国の皇太子の結婚式へショウのパートナーとして同伴が許された。
「でも、なんでミミが一緒なの?」
父上から正式にカザリア王国行きを告げられたララは飛び上がらんばかりに喜んだが、ミミも一緒だと聞いて怪訝に思う。
「お前には侍女が付き添うし、ニューパロマにはパシャム大使の夫人もいらっしゃるから心配はいらないが、話し相手が欲しいだろうとの配慮だよ」
ミミは父上から話を聞いて、飛び上がって喜んだ。
「カザリア王国の皇太子殿下の結婚式を見られるだなんて嬉しいわ!」
「いや、ミミは未だ十一歳だから、彼方では子供扱いなのだ。だから、社交の場にはミミは出られないよ。結婚式に参列ぐらいは許されるかもしれないが、大国同士の結婚だから列席者も多い。もしかしたら駄目かもしれないぞ」
「十一歳と言っても、結婚式の時には後少しで十二歳になるのよ。折角、ニューパロマに行くなら、結婚式を見たいわ」
がっかりするミミをララも少し可哀想に思ったが、なぜ同伴するのか疑問に感じていた。
「ニューパロマまでの航海は大変よ。ミミはレイテでゆっくりしていた方が楽よ」
「いいえ、姉上の話し相手としてだけでも、ニューパロマに行くわ。結婚式は列席できたらとても嬉しいけど、できなかったら諦めるわ」
ミミはショウと旅が出来るという千載一遇のチャンスを見逃すつもりは無かった。しおらしいミミの言葉をララは微塵も信じていなかった。
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