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第6章 初任務編
第6章ー58
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「う゛っ、う゛う゛お゛ぇっ?!」
姉の無惨な姿を見せられ、嘔吐せずにはいられなかった。
「…うむ。これはあまりにも惨たらしいな。魔物といえど少女一人にここまで乱暴にするとは。本当に見るに堪えかねない光景だな」
リーフもあまりの惨状に険しい顔をしていた。魔物とはいえ、許し難かったのだろう。俺はそれどころではなく、ただただ現状の光景を目の当たりにして怒りよりも先に気持ち悪さの方が勝ってしまっていた。
栗色の長髪に綺麗な顔立ち。村の中でも美人の類でそれなりに男受けはよかった。そんな姉の顔も鼻がへし折られて血まみれのぐちゃぐちゃにされていた。その上、内臓の一部が飛び出た腹部も合わさって見るに堪えかねない。
「君、大丈夫かい?」
「うっ、うぅぅ…」
ゲロと涙で顔面が崩壊している俺に対してリーフは優しい言葉を投げかけ、そっと寄り添ってくれた。その優しさに俺は泣きながら黙って縋る事しか出来ずにいた。
「とりあえず彼女の遺体を持っていこう。また野生の魔物が出現する可能性も高いし、埋葬は村の中でやってもらうことにしよう。立てそうかい?」
リーフは姉の遺体をなるべく人前に晒さないよう魔法で大きな布を出し、顔ごと全身を包んで布の端を自分の身体に巻き付けて遺体を背負い、メンタルが限界寸前で立ち直れない俺を抱きかかえながら下山するのだった。
道中、彼は諸々事情を説明してくれた。どうやら帰りが遅くなった俺達の事を両親が心配していたらしく、その話を偶々聞いていた彼が二人の代わりに探しに来てくれたようだ。今日は俺達以外に山に入った者も居なかった事もあり、すぐに俺が探していた人物だと気づいたそうだ。言われて気づいたが、山に入ってから大分時間が経ってたな。下山し終えた頃には陽が沈みかけていたし、そのせいもあってか魔物が活発的に動いていたのだろう。野良犬や野良狼みたいな普通の野生動物が出て来てもおかしくはなかったのに、完全に油断していた。
村に戻った後、リーフが俺の代わりに両親に魔物に襲われた事や姉が死んだ事を説明してくれた。その時の二人の青ざめながら涙を流す姿は今でも鮮明に覚えている。そのこともあってか、それから暫く俺は二人と話す事に抵抗を感じた。
翌日、姉は村の近辺で埋葬され、村の人達も親身に弔ってくれた。その後数日ぐらいは皆親身になって接してくれていたっけな。誰も俺を責めたりしなかったが、あの時の俺は逆にそれが恐怖に感じていた。
姉の無惨な姿を見せられ、嘔吐せずにはいられなかった。
「…うむ。これはあまりにも惨たらしいな。魔物といえど少女一人にここまで乱暴にするとは。本当に見るに堪えかねない光景だな」
リーフもあまりの惨状に険しい顔をしていた。魔物とはいえ、許し難かったのだろう。俺はそれどころではなく、ただただ現状の光景を目の当たりにして怒りよりも先に気持ち悪さの方が勝ってしまっていた。
栗色の長髪に綺麗な顔立ち。村の中でも美人の類でそれなりに男受けはよかった。そんな姉の顔も鼻がへし折られて血まみれのぐちゃぐちゃにされていた。その上、内臓の一部が飛び出た腹部も合わさって見るに堪えかねない。
「君、大丈夫かい?」
「うっ、うぅぅ…」
ゲロと涙で顔面が崩壊している俺に対してリーフは優しい言葉を投げかけ、そっと寄り添ってくれた。その優しさに俺は泣きながら黙って縋る事しか出来ずにいた。
「とりあえず彼女の遺体を持っていこう。また野生の魔物が出現する可能性も高いし、埋葬は村の中でやってもらうことにしよう。立てそうかい?」
リーフは姉の遺体をなるべく人前に晒さないよう魔法で大きな布を出し、顔ごと全身を包んで布の端を自分の身体に巻き付けて遺体を背負い、メンタルが限界寸前で立ち直れない俺を抱きかかえながら下山するのだった。
道中、彼は諸々事情を説明してくれた。どうやら帰りが遅くなった俺達の事を両親が心配していたらしく、その話を偶々聞いていた彼が二人の代わりに探しに来てくれたようだ。今日は俺達以外に山に入った者も居なかった事もあり、すぐに俺が探していた人物だと気づいたそうだ。言われて気づいたが、山に入ってから大分時間が経ってたな。下山し終えた頃には陽が沈みかけていたし、そのせいもあってか魔物が活発的に動いていたのだろう。野良犬や野良狼みたいな普通の野生動物が出て来てもおかしくはなかったのに、完全に油断していた。
村に戻った後、リーフが俺の代わりに両親に魔物に襲われた事や姉が死んだ事を説明してくれた。その時の二人の青ざめながら涙を流す姿は今でも鮮明に覚えている。そのこともあってか、それから暫く俺は二人と話す事に抵抗を感じた。
翌日、姉は村の近辺で埋葬され、村の人達も親身に弔ってくれた。その後数日ぐらいは皆親身になって接してくれていたっけな。誰も俺を責めたりしなかったが、あの時の俺は逆にそれが恐怖に感じていた。
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