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第4章「実は私」
第37話「魔法と超能力」
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---10分後、俺達は最初に居た砂浜にたどり着いた。2人と別れてどのくらい時間が経ったかはわからないが久しぶりに戻って来た感じがする。
時刻的にはもう日が沈み始めているから夕方ぐらいだろうか?気がつけば約1日をこの場所で過ごしている事になる。今日が休日だったのは不幸中の幸いだな。
「2人共、大丈夫かな?」
しかし1日もこんな所で過ごしていたとなると色々と不安も募ってくる。食事等の心配もあるがやはりこの場合、先生の超能力がまた暴走していないかが1番気になる。
「先生ー! 遅くなってすいませーん! 今戻って来ました!」
俺は先生が居た方に向かって呼びかけてみた。約束したとはいえあれから大分経っている可能性があるし心配になって俺の事を探してくれているかもしれない。ここに来る途中で鉢合わせしてたら最悪だな。
「和彦君!? 良かったー。ずいぶん遅かったから探さないといけないかなと思ってた所だったのよ!」
しかし先生の声が俺が見ている方向から聞こえてきた。どうやら約束を守ってくれていたようだ。安堵と同時にずいぶん待たせてしまった事に対しての罪悪感を感じた。でも本当によかった。
「って、ええ!? どうしてこんな所に女の子が?!」
すると先生はイーリスちゃんと梓を見て驚愕するような声をあげた。そりゃあそうか。俺等は勝手に無人島だと思い込んでいたから2人の登場は想定外だろう。
「えーっと、話せば長くなるんすけど…」
そう言いながらも俺は先生にかいつまんで今までの事を話した。この際だから2人が魔法を使える事も話した。ひょっとしたら魔法で解決出来るかもしれないし不可思議な事が多少起こっても理解してくれるだろう。まあ、先生は超能力者だから不可思議な事には慣れてはいるだろうが。
「本当にいたのね魔法使いって」
先生のそのセリフをそのまんま返してやりたかったが話しを進める為にあえてスルーしておこう。
「それで、どうにか出来んのかイーリスちゃん?」
俺はちょっと急かすように言ってみた。早く何とかしなければまた犠牲者が増える可能性がある。
「言ってるでしょ。何とかしないとこっちが困るのよ」
そう言い返すイーリスちゃんだが若干心配になってくる。魔法と超能力は似て非なるものだ。暴走した超能力を魔法で止める事など出来るのか?
「出来ない訳でもないぞ」
「えっ!?」
すると突然バードさんがまた話しに割って入ってきた。しかしその発言は最後の希望の光のような発言だった。
「どうすんだよ!?」
何故かいの一番に俺が反応示す。魔法も超能力も使えない俺だが不思議な事にどうしても気になってしまう。
「それはだなあ…」
時刻的にはもう日が沈み始めているから夕方ぐらいだろうか?気がつけば約1日をこの場所で過ごしている事になる。今日が休日だったのは不幸中の幸いだな。
「2人共、大丈夫かな?」
しかし1日もこんな所で過ごしていたとなると色々と不安も募ってくる。食事等の心配もあるがやはりこの場合、先生の超能力がまた暴走していないかが1番気になる。
「先生ー! 遅くなってすいませーん! 今戻って来ました!」
俺は先生が居た方に向かって呼びかけてみた。約束したとはいえあれから大分経っている可能性があるし心配になって俺の事を探してくれているかもしれない。ここに来る途中で鉢合わせしてたら最悪だな。
「和彦君!? 良かったー。ずいぶん遅かったから探さないといけないかなと思ってた所だったのよ!」
しかし先生の声が俺が見ている方向から聞こえてきた。どうやら約束を守ってくれていたようだ。安堵と同時にずいぶん待たせてしまった事に対しての罪悪感を感じた。でも本当によかった。
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すると先生はイーリスちゃんと梓を見て驚愕するような声をあげた。そりゃあそうか。俺等は勝手に無人島だと思い込んでいたから2人の登場は想定外だろう。
「えーっと、話せば長くなるんすけど…」
そう言いながらも俺は先生にかいつまんで今までの事を話した。この際だから2人が魔法を使える事も話した。ひょっとしたら魔法で解決出来るかもしれないし不可思議な事が多少起こっても理解してくれるだろう。まあ、先生は超能力者だから不可思議な事には慣れてはいるだろうが。
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「それで、どうにか出来んのかイーリスちゃん?」
俺はちょっと急かすように言ってみた。早く何とかしなければまた犠牲者が増える可能性がある。
「言ってるでしょ。何とかしないとこっちが困るのよ」
そう言い返すイーリスちゃんだが若干心配になってくる。魔法と超能力は似て非なるものだ。暴走した超能力を魔法で止める事など出来るのか?
「出来ない訳でもないぞ」
「えっ!?」
すると突然バードさんがまた話しに割って入ってきた。しかしその発言は最後の希望の光のような発言だった。
「どうすんだよ!?」
何故かいの一番に俺が反応示す。魔法も超能力も使えない俺だが不思議な事にどうしても気になってしまう。
「それはだなあ…」
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