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第11章「異世界編、始まる」
第4話「俺のアレが限界」
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「2人とも! ボサッとしないで手伝って?!」
「えっ? あっ、うん」
「し、仕方ないみたいですね」
「ええっ?! ちょっと待って!? さすがにこれ以上引っ張られると俺の腕が、いや、ホントにマジなやつだから!?」
有紗はボーッとしていた梓とみのりに声をかけ引っ張るのを手伝うよう促した。このままだとマジで俺の身体がグロテスクになってしまう。
それに、さっきから耐えているのだが、アレがそろそろ限界を迎えてきている。
「ごめんねお兄ちゃん。もう少し辛抱してね?」
「和彦君、すぐに助けますからがんばってください!?」
2人はとにかく俺に言葉をかけ少しでも不安を取り除こうとしているが、腕の痛みとアレを我慢しているせいで俺の耳にはほとんど入ってきていない。
「ッ!?」
そのとき、とうとうアレの我慢の限界がきていた。この状態でアレするのはマズい気がするのだが、もうアレがすぐそこまできている。
「ほら、いくわよ!?」
「ッッ!?」
俺がアレを抑えようとしていたそのとき、有紗達3人が一斉に俺の腕を引っ張り始めた。
「イダダダダダダダダダッ!? 腕が、腕が…」
「ちょっと和彦!? 暴れないでよね?!」
俺が激痛に悶えると有紗から注意されるのだが、そんなこと言われてもこの激痛を味わってジッとしていられるわけがない。
「っ!? はっ…」
そのとき、不意にアレがきてしまった。マズい。このままだと有紗達にかかってしまう。
「はっっぶっしょいーー!!」
「ッ!?」
そう思った矢先だった。俺の鼻は限界を迎え、大きなくしゃみをした。
すると、俺の鼻水とツバが有紗達の方に勢いよく飛んでいった。
しかし、有紗はそれをすぐに察知したのか、避けようと無意識に俺の手を離した。
「あっ」
そのことにすぐに気づいた有紗だったが、
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
気づいたときには時すでに遅く、ゲートは一瞬にして俺を吸いこんでしまい、俺はゲートの中に呑み込まれてしまった。
「和彦?! きゃっ?!」
「有紗ちゃん?! きゃ?!」
「みなさん?! きゃあ!?」
俺がゲートに呑み込まれると有紗は俺を助けようと慌てて手をゲートの中に突っ込んだ。
だがしかし、慌てていたせいか、体勢が悪く踏ん張りきれずにそのままゲートの中に吸い込まれてしまった。そこから芋づる式に梓とみのりも有紗と同じようにゲートに吸い込まれていった。
そして、ゲートは何事もなかったかのようにスッと消えていくのだった。
「えっ? あっ、うん」
「し、仕方ないみたいですね」
「ええっ?! ちょっと待って!? さすがにこれ以上引っ張られると俺の腕が、いや、ホントにマジなやつだから!?」
有紗はボーッとしていた梓とみのりに声をかけ引っ張るのを手伝うよう促した。このままだとマジで俺の身体がグロテスクになってしまう。
それに、さっきから耐えているのだが、アレがそろそろ限界を迎えてきている。
「ごめんねお兄ちゃん。もう少し辛抱してね?」
「和彦君、すぐに助けますからがんばってください!?」
2人はとにかく俺に言葉をかけ少しでも不安を取り除こうとしているが、腕の痛みとアレを我慢しているせいで俺の耳にはほとんど入ってきていない。
「ッ!?」
そのとき、とうとうアレの我慢の限界がきていた。この状態でアレするのはマズい気がするのだが、もうアレがすぐそこまできている。
「ほら、いくわよ!?」
「ッッ!?」
俺がアレを抑えようとしていたそのとき、有紗達3人が一斉に俺の腕を引っ張り始めた。
「イダダダダダダダダダッ!? 腕が、腕が…」
「ちょっと和彦!? 暴れないでよね?!」
俺が激痛に悶えると有紗から注意されるのだが、そんなこと言われてもこの激痛を味わってジッとしていられるわけがない。
「っ!? はっ…」
そのとき、不意にアレがきてしまった。マズい。このままだと有紗達にかかってしまう。
「はっっぶっしょいーー!!」
「ッ!?」
そう思った矢先だった。俺の鼻は限界を迎え、大きなくしゃみをした。
すると、俺の鼻水とツバが有紗達の方に勢いよく飛んでいった。
しかし、有紗はそれをすぐに察知したのか、避けようと無意識に俺の手を離した。
「あっ」
そのことにすぐに気づいた有紗だったが、
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
気づいたときには時すでに遅く、ゲートは一瞬にして俺を吸いこんでしまい、俺はゲートの中に呑み込まれてしまった。
「和彦?! きゃっ?!」
「有紗ちゃん?! きゃ?!」
「みなさん?! きゃあ!?」
俺がゲートに呑み込まれると有紗は俺を助けようと慌てて手をゲートの中に突っ込んだ。
だがしかし、慌てていたせいか、体勢が悪く踏ん張りきれずにそのままゲートの中に吸い込まれてしまった。そこから芋づる式に梓とみのりも有紗と同じようにゲートに吸い込まれていった。
そして、ゲートは何事もなかったかのようにスッと消えていくのだった。
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