真琴 Secretary !! 社会人の所作・マナー講座

剣世炸

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ビジネス電話編

chapter06 基本的な敬語~呼び方の基本~

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 あるコンビニにて…


『はい。コンビニ○○です。ですか?』


「ん!?店の奥から声が…」


「どうやら、店員さんが電話してるみたいね…」


は外出いまして…』


『…ええ…。確かに


『…はい…!!店長の奥様でしたか…失礼しました。は会議で外出しております』


『…分かりました。から。はい、失礼いたします』



「…随分と、身内と相手に対する言葉遣いがチグハグだったわね…」


「そんなに可笑しかった?私は最初の「すみません…は外出いまして…」位しか気が付かなかったけど…」


***


 ビジネス電話において、自分(身内)や相手をどう表現するのかは、大変重要となります。


 通常の呼び方としては…

自分 → 私・当社・当方・弊社・私ども

相手 → 御社・貴社・そちらさま


のようなものが挙げられると共に、社内の人を表現する際は、身内として一体化した呼び方をし、例えである「社長」や「部長」であったとしても、ことになっています。


 その際、となるため、今回の例では…


「申し訳ごさいません。は外出しておりまして…」


が、正しい敬語表現となります。


***


「その後の「…ええ…分かりました。確かにいたします」。これは、外部の人に対して、社内の人に対する自分の行動を「謙譲語」で表現しているから間違っているわ」


「そして「…はい…!!店長の奥様でしたか…失礼しました。は会議で外出しております」


「だけど、今度は相手が社内の人の家族になったわけだけど、社内の人の家族に対しては、その人本人(この場合は店長)を含めて「目上」として扱わなければだから、この言い方も間違い」


「さらに、「…からおきます。はい、失礼いたします」


「店長の奥さんだから安心してしまったのか、自分自身のことを「自分」と表現しているわね。「伝える」も、謙譲表現になっていないから、間違いと言えるわ」


***


 真琴さんの後半の指摘を順番に整理すると…

 まず、外部の人に対して、社内の人に対する自分の行動を「謙譲語」で表現はしません。

 コンビニ店員は…


「…ええ…。確かに


と言っていますが、これでは謙譲語で社内の人であるになってしまっています。

 この場合は…


「…ええ…。確かに


が正しい表現となるでしょう。


 次に


「…はい…!!店長の奥様でしたか…失礼しました。は会議で外出


 これは、相手が店長の家族であるため、店長を含め「目上」として扱った言葉遣いが必要になります。

 正しくは…


「…はい…!!店長の奥様でしたか…失礼しました。は会議で外出


となります。


 最後に


「…分かりました。から。はい、失礼いたします」


ですが、この表現で最大の間違いは、自分自身のことを「自分」と表現していることです。


 社会に出る前は、自分自身のことを「僕」「俺」「あたし」などと表現することが多く、「」や「」といった表現をするのが気恥ずかしい、慣れないという高校生や学生の皆さんが多いのが現状です。


 故に、「僕」「俺」「あたし」よりも使のですが、自分自身のことを「自分」と表現するのは誤りです。


 少しずつでもいいので、自分自身のことを「わたし」「わたくし」と表現することに慣れておくことが必要だと言えるでしょう。

 最後の表現は、正しくは


「…かしこまりました。から。はい、失礼いたします」


となります。


***


「敬語表現って、結構難しいんだね…」


「相手の表情や仕草を見ることができない「電話」では、難しいと言っても「敬語表現」を駆使して会話をしないといけないから、細心の注意が必要ね。」


「それにしても、さっきの電話の声、どっかで聞いたような…」


「いらっしゃいませ~」


「って、あなたたち、どうしてここに…」


「鳳城先輩!?」


「…」





chapter7 に続く





~検定問題にチャレンジ!~


 遠藤直行は取引先に電話で「貴社(きしゃ)に伺います」と言ったが、それを聞いた係長から後で、「『貴社』は聞き取りにくいので他の言葉で言うように」と言われた。このような場合、「貴社」の代わりに何と言えばよいか。次の中から「不適当」と思われるものを1つ選びなさい。
(第18回ビジネス電話実務検定知識B級より)


「1.御社(おんしゃ)」


「2.当社」


「3.そちら」


「4.そちらさま」


「不適当」な選択肢は…








































「2.当社」


~解説~


 「当社」は自分が所属している会社のことを言う言葉です。この場合は相手の会社のことを言うのですから「不適当」ということになります。尚「貴社」は相手の会社のことを言う尊敬語ですが、主に「文書」で使われる言葉です。
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