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新たな恋心?
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少しずつみんなの恋が進んでいる様子。
ミー君は、3回目の食堂恋活。僕とハルくんは、たまには、違うところでお昼を食べようと温室にむかった。
温室には、先客の魔術師さんがいた。何か考えこんでいる様子で、モゴモゴと言いながら紙に何かを書いていた。
上から覗きこんで紙をみる遺伝の法則らしきものが書かれていた。
「ここをこう考えれば、こうなって、こうなって、次世代は、このようになって、孫世代は、こうなるよ。」
理系の僕は、つい紙に書いて、説明してしまった。中学生の問題だから懐かしくて。
「すごい、では、これは、どう考えますか?」
「えっとこれは、xがこうだとyをこうすることにより、aがわかり、そして、xがこうなってこうするとほら。」
「そうですか。すごい。」「ありがとうございます。」
「いえ」
「では、報告してきます。」
「一体なんだったの?」
ハル君が言った。
「たぶん何か作り出したい植物があって、たぶん交配させていたんだと思う。何通りもの作ったものの記録みたいだったから。あと、そのために必要な栄養素?魔力の量かなあ?を出した感じ。」
僕が言うと、
「しおん君ってホントに理系男子だったんだね。」
「えっ、でも、これ中学生ぐらいだかは、ハルくんも分かるよ」
「いや、ぼくは、むりかなあ(笑)」
「お腹すいたしご飯食べよ」
「うん」
温室でのんびりしていると、さっきの魔術師さんと見たことのないきれいな魔術師さんがこちらに向かってきた。
「先ほどは、ありがとうございました。」
「いえ」
「魔術薬剤課のアーネストと申します。」
「私は、魔術薬剤課の部長のダグラスと申します。しおん様ですね。ありがとうございました。」
「しおんって呼んで下さい。」
「これは、孕み子に発症しやすい病気の特効薬の薬草についての研究をしていまして、どうしても答えにたどりつけなくて悩んでいたのです。」
「本当にありがとうございました。」
僕のお節介が役に立ったみたいで良かった。そして、しばらくダグラスさんとお話をした。とても話し易い方で、僕の兄のような雰囲気で、自然と距離が近くなっていた。そして、離れがたい気持ちになっている自分に気がつき、また、明日もここに来てよいか?どこに行けば会えるのか自然に聞いていた。
「ねぇ、しおん君、もしかして、ダグラスさんに」
「うん。たぶん惹かれてる、すごく安心できるし、離れがたくて。」
「これが恋なのかまだはっきりしないけど」
ミー君は、3回目の食堂恋活。僕とハルくんは、たまには、違うところでお昼を食べようと温室にむかった。
温室には、先客の魔術師さんがいた。何か考えこんでいる様子で、モゴモゴと言いながら紙に何かを書いていた。
上から覗きこんで紙をみる遺伝の法則らしきものが書かれていた。
「ここをこう考えれば、こうなって、こうなって、次世代は、このようになって、孫世代は、こうなるよ。」
理系の僕は、つい紙に書いて、説明してしまった。中学生の問題だから懐かしくて。
「すごい、では、これは、どう考えますか?」
「えっとこれは、xがこうだとyをこうすることにより、aがわかり、そして、xがこうなってこうするとほら。」
「そうですか。すごい。」「ありがとうございます。」
「いえ」
「では、報告してきます。」
「一体なんだったの?」
ハル君が言った。
「たぶん何か作り出したい植物があって、たぶん交配させていたんだと思う。何通りもの作ったものの記録みたいだったから。あと、そのために必要な栄養素?魔力の量かなあ?を出した感じ。」
僕が言うと、
「しおん君ってホントに理系男子だったんだね。」
「えっ、でも、これ中学生ぐらいだかは、ハルくんも分かるよ」
「いや、ぼくは、むりかなあ(笑)」
「お腹すいたしご飯食べよ」
「うん」
温室でのんびりしていると、さっきの魔術師さんと見たことのないきれいな魔術師さんがこちらに向かってきた。
「先ほどは、ありがとうございました。」
「いえ」
「魔術薬剤課のアーネストと申します。」
「私は、魔術薬剤課の部長のダグラスと申します。しおん様ですね。ありがとうございました。」
「しおんって呼んで下さい。」
「これは、孕み子に発症しやすい病気の特効薬の薬草についての研究をしていまして、どうしても答えにたどりつけなくて悩んでいたのです。」
「本当にありがとうございました。」
僕のお節介が役に立ったみたいで良かった。そして、しばらくダグラスさんとお話をした。とても話し易い方で、僕の兄のような雰囲気で、自然と距離が近くなっていた。そして、離れがたい気持ちになっている自分に気がつき、また、明日もここに来てよいか?どこに行けば会えるのか自然に聞いていた。
「ねぇ、しおん君、もしかして、ダグラスさんに」
「うん。たぶん惹かれてる、すごく安心できるし、離れがたくて。」
「これが恋なのかまだはっきりしないけど」
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