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ステータス確認が終わったところでいよいよおまたせのガチャの時間だ。
「ガチャポイントは560ポイント貯まってるから、ノーマルガチャがかなり回せるな」
「こっちのレアガチャってのもやってみたいわ。金貨はこっちで出すわよ」
[投影]のスキルで床に写し出したカティのステータスウインドウを皆で見下ろしながらわいのわいの言い合う。
テディは宿には入れないため、外の獣舎にいる。
そのためこの場にいるのはカティ、リリス、フラウ。
ガルーダも姿を現してフラウの肩に止まっている。
『まずはノーマルからかな?』
(そうだな。より楽しみなのは後ってことで)
「とりあえずノーマルからでいいだろ?」
カティの問いにリリス、フラウの二人が頷く。
(さて、何ポイント分回すかだけど・・・)
10連ガチャで回しても5回と1連で6回。
さすがに全部使いきるのはもったいない気もするし、時間もかかるだろう。
「10連ガチャ2回くらいでいいか?」
「えー!せめて3回!」
「・・・了解。じゃあ3回で」
(なんかリリスの期待度が半端ないな)
『まあ、気持ちはわかるだろ』
頭の中で佑樹の笑い声が響く。
「それじゃ、行くぞ」
ノーマルガチャ、続いて10連ガチャをタッチする。
(よろしいですか?はいっと)
ポチポチっと。
ガチャにもずいぶん慣れてきたもの。
床に10個の魔方陣が並び、光が消えるとそれぞれアイテムが残る。今回もノーマルガチャは日用品的はものが多いようだ。
確認はまとめてやるとしていったん出てきたものを横にどけ、またノーマルガチャに戻る。
同じように10連ガチャを回して出てきたものを横にどけ、また回す。
リリスはその間ずっと目を丸くして魅入っていた。
『・・・おっ?』
3回目の10連ガチャ。
それまでと同じように10個の魔方陣が現れたその中に一つだけ他と違う色の魔方陣がある。
他が白いのに対し、それはうっすらと赤い。
『本じゃないか?漫画か?』
(ぽいな。やったか?)
「スッゴいじゃない!・・・見たことのないものばっかり!」
興奮して声を上げるリリスを尻目に赤い魔方陣から出た本らしきものを確認する。
『おおおおお・・・!』
(・・・漫画だ!)
頭の中では佑樹が狂喜乱舞。
それを手にしたカティの手も震えている。
(知らないタイトルだな。しかも5巻か)
『いいっていいって細かいことは!』
佑樹としては知らないタイトルだろうが途中だけだろうが漫画が読めるということだけでも充分らしい。
『後でビール飲みながら読みたい!な!』
(わかったわかった。そうしよう)
秘蔵のビールも飲むらしい。
テンション上がりっぱなしだ。
(あとは・・・お、ジャガイモがあるな一つだけだけど)
油を多めに買ってフラウにポテチを作ってあげようと思う。
他に黄色の蛍光ペン、リップクリーム、アルミの蓋付きのガラス瓶、リンスのボトル、ヘアクリップ。
やはりノーマルガチャは一見さしてたいしたことのないものが並んでいる。
どれもこの世界にないものであることを除けば。
「何これ?どうやって使うの?」
リリスはノーマルガチャで出たアイテムの中から歯ブラシを取り上げてしげしげと眺めている。
「あー、それは佑樹がいた世界の歯ブラシって道具で歯を磨くのに使うんだ」
「歯を?」
この世界に歯ブラシはない。
たいていの土地では水で口を濯ぐだけ。
もしくは草の根でどろ状の磨き液を作って口に含んだ状態で布や指先で磨く。
「・・・へえ」
「他のも全部佑樹のいた世界の道具だよ。これなんかリリスが使ったらいいんじゃないか?」
そう言ってカティが手に取ったのはヘアクリップだ。
こうして、とリリスの髪の一分をヘアクリップで留めて見せる。
「おもしろいわね」
自分でも髪を留めてみながらリリスが言うのにカティは「ただし」と指を立てた。
「外で着けたら目立つから他に人がいない室内でだけにしてくれる?」
「そうね。わかったわ」
リリスは機嫌よく頷くと「これはこれは?」と次々説明を促してくる。
(時間、かかりそうだなー)
30個全ていちいち説明することになりそうだ。
カティは「ねぇねぇねぇ」とにじり寄るリリスに曖昧な笑みを浮かべて、仕方ない、と口を開いた。
「ガチャポイントは560ポイント貯まってるから、ノーマルガチャがかなり回せるな」
「こっちのレアガチャってのもやってみたいわ。金貨はこっちで出すわよ」
[投影]のスキルで床に写し出したカティのステータスウインドウを皆で見下ろしながらわいのわいの言い合う。
テディは宿には入れないため、外の獣舎にいる。
そのためこの場にいるのはカティ、リリス、フラウ。
ガルーダも姿を現してフラウの肩に止まっている。
『まずはノーマルからかな?』
(そうだな。より楽しみなのは後ってことで)
「とりあえずノーマルからでいいだろ?」
カティの問いにリリス、フラウの二人が頷く。
(さて、何ポイント分回すかだけど・・・)
10連ガチャで回しても5回と1連で6回。
さすがに全部使いきるのはもったいない気もするし、時間もかかるだろう。
「10連ガチャ2回くらいでいいか?」
「えー!せめて3回!」
「・・・了解。じゃあ3回で」
(なんかリリスの期待度が半端ないな)
『まあ、気持ちはわかるだろ』
頭の中で佑樹の笑い声が響く。
「それじゃ、行くぞ」
ノーマルガチャ、続いて10連ガチャをタッチする。
(よろしいですか?はいっと)
ポチポチっと。
ガチャにもずいぶん慣れてきたもの。
床に10個の魔方陣が並び、光が消えるとそれぞれアイテムが残る。今回もノーマルガチャは日用品的はものが多いようだ。
確認はまとめてやるとしていったん出てきたものを横にどけ、またノーマルガチャに戻る。
同じように10連ガチャを回して出てきたものを横にどけ、また回す。
リリスはその間ずっと目を丸くして魅入っていた。
『・・・おっ?』
3回目の10連ガチャ。
それまでと同じように10個の魔方陣が現れたその中に一つだけ他と違う色の魔方陣がある。
他が白いのに対し、それはうっすらと赤い。
『本じゃないか?漫画か?』
(ぽいな。やったか?)
「スッゴいじゃない!・・・見たことのないものばっかり!」
興奮して声を上げるリリスを尻目に赤い魔方陣から出た本らしきものを確認する。
『おおおおお・・・!』
(・・・漫画だ!)
頭の中では佑樹が狂喜乱舞。
それを手にしたカティの手も震えている。
(知らないタイトルだな。しかも5巻か)
『いいっていいって細かいことは!』
佑樹としては知らないタイトルだろうが途中だけだろうが漫画が読めるということだけでも充分らしい。
『後でビール飲みながら読みたい!な!』
(わかったわかった。そうしよう)
秘蔵のビールも飲むらしい。
テンション上がりっぱなしだ。
(あとは・・・お、ジャガイモがあるな一つだけだけど)
油を多めに買ってフラウにポテチを作ってあげようと思う。
他に黄色の蛍光ペン、リップクリーム、アルミの蓋付きのガラス瓶、リンスのボトル、ヘアクリップ。
やはりノーマルガチャは一見さしてたいしたことのないものが並んでいる。
どれもこの世界にないものであることを除けば。
「何これ?どうやって使うの?」
リリスはノーマルガチャで出たアイテムの中から歯ブラシを取り上げてしげしげと眺めている。
「あー、それは佑樹がいた世界の歯ブラシって道具で歯を磨くのに使うんだ」
「歯を?」
この世界に歯ブラシはない。
たいていの土地では水で口を濯ぐだけ。
もしくは草の根でどろ状の磨き液を作って口に含んだ状態で布や指先で磨く。
「・・・へえ」
「他のも全部佑樹のいた世界の道具だよ。これなんかリリスが使ったらいいんじゃないか?」
そう言ってカティが手に取ったのはヘアクリップだ。
こうして、とリリスの髪の一分をヘアクリップで留めて見せる。
「おもしろいわね」
自分でも髪を留めてみながらリリスが言うのにカティは「ただし」と指を立てた。
「外で着けたら目立つから他に人がいない室内でだけにしてくれる?」
「そうね。わかったわ」
リリスは機嫌よく頷くと「これはこれは?」と次々説明を促してくる。
(時間、かかりそうだなー)
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