『緑満ちる宇宙』

segakiyui

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第5章 『第二の草』(1)

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 翌日も、サヨコはカージュの治療に時間を取られた。順調な回復ではあるものの、宇宙での治療がどのような差異をもたらすかという経験も知識も十分ではない。それが心配で、彼女の話し相手として結局ベッドの側で1日を過ごした。
 ステーションの夜の時間帯になってから、眠りについたカージュの側を離れようとしたサヨコに、ファルプが話しかけてきた。
「疲れているのはわかるんだが、スライのところへ行ってくれないか? カージュはほとんど回復したし、このままじゃ、もう一度、スライがあんたを地球へ帰すと言い出しかねないからな。その前に、モリのケースを少しでも考えてみてくれ。あんたなら、何か手掛かりをつかむかもしれん」
 どこかからかうようにも聞こえたが、悪気はなさそうだった。
(モリのケース)
 概略についてはファルプから聞いていたが、彼女の手に負えるものなのかどうか、それだけでは判断しかねた。もう2、3確かめたいこともある。それに、カージュと話していて、少々引っ掛かったこともあった。
(スライに確かめなくては)
「わかりました……スライ…はどこに?」
「この時間なら、中央ホールだろう」
 きょとんとしたサヨコに、ファルプは青い目を微笑ませた。
「あそこが彼のお気に入りでね。眠る前の安定剤といったところかな、よく『泳ぎ』に行っているよ。ああ、サヨコ」
 出て行きかけたサヨコを、ふと気がついたようにファルプが引き止めた。デスクの上にのせてあったコーヒーのコップを差し出す。
「しゃっきりするよ、飲んでいきなさい」
「ありがとう、ファルプ」
 サヨコは数口飲んだ。スライに会うという緊張感からだろうか、それ以上は飲めなくて、ファルプにコップを返す。
「ごちそうさま……これ…どうしましょう」
「ああ、それじゃ、私がもらおう」
 ファルプはサヨコがたじろぐ間もなく、残りを一気に口に流し込んだ。呆気に取られているサヨコに片目をつぶって見せる。
「あんたは検疫済み、だからね」
 はは、と声を上げて笑ったファルプに、サヨコも笑い返して部屋を出た。
 中央ホールへ、教えられたとおりにエレベーターを乗り継いで行きながら、サヨコは久しぶりの充実感を噛みしめていた。
 地球でもそうだった。
 患者と接しているときのみ、サヨコは本当の自分に戻れるような気がする。
 自分を取り巻く複雑な状況も、もがけばもがくほど締めつけてくるような運命も、患者の人生の中に溶けこんで浄化されていくような気がする。
 サヨコを心理療法士として評価するものは、彼女が患者を救っていると考えるかもしれない。だが、本当は、患者こそがサヨコを救い、本来の彼女自身、『GN』や日本人という枠組み以外の存在に戻してくれているのだ。
 だからこそ、サヨコは心理療法士の仕事が辞められない。辞めたくない。
 サヨコはベッドで眠るカージュのことを考え、死んでしまったモリのことを考えた。
 どんな形にせよ、サヨコはモリの死を調査するために派遣された。それに手もつけられないまま地球に戻ったなら、サヨコは地球での心理療法士としての仕事まで奪われてしまうのではないだろうか。
 宇宙で暮らすことがかなわなくても、せめて心理療法士は続けたかった。
 どこかで、サヨコの手を待つ、カージュのような患者がいるかもしれない。そういう患者に少しでも役立つことができたなら生きて行く意味もあるだろうという気がした。
 サヨコは顔を上げた。
 いつも冷ややかにサヨコを見つめる、スライの暗い瞳を思い出した。
 その目はサヨコを責めている。サヨコの受け継いでいる日本人の『血』を、『GN』としての存在を、強く激しく拒んでいる。
 確かに無理もないことなのだろう。幼いころに自分の居場所を強制的に奪われた苦痛と絶望を、サヨコも知っている。やっと得た唯一の世界を壊されたくない、失いたくない、その思いもよくわかる。
(でも、わたしにも、これしかないんだもの)
 一生に1度、どんな人でも勇気を出せるものなら、今この時にこそ出さなくては。
 サヨコは唇を引き締め、力を込めて歩き続けた。
 スライに、後5日、ここに滞在できるように頼んでみるつもりだった。

 スライは中央ホールで、いつものように身をまかせるような姿勢で浮いていた。身体のどこにも妙な力を入れず、ただ漂っている。
 そうやって、心身ともに緊張を強いられる、『一般人』を受け入れる宇宙ステーションの責任者である負担を巧みに拡散させる術を、スライは当然のように習得している。それが『CN』であるということ、宇宙に適応しているということ、なのかもしれない。
(サヨコ・J・ミツカワ……)
 黒髪の、『GN』の、日系の、女。
(『GN』は宇宙でどうやって適応するんだろう)
 ふとスライは思った。
(不安だったり、緊張したり、疲れたりした時には)
 今までそんなことは考えもしていなかった。
(ひょっとして、適応の形の1つが『宇宙不適応症候群』なんだろうか)
 発作を起こし、外界と自分を切り離すことで宇宙に居ることに対する衝撃を切り抜ける。
 それはつまり、宇宙にある何かの要素に対して『GN』の方が敏感だということなのではないだろうか。だからこそ、彼らは地球で暮すことを『種』として選んだ。つまり、『GN』にとって宇宙は不要なものだということではないのか。
(なのに、宇宙へ上がってきたがる『GN』がいる。自分が発作を起こす危険を犯してまで)
 いったいなぜなのだろう。
 スライの思いは再びサヨコに戻った。
 報告ではカージュの回復は順調、明日にも客室に戻れるだろうとのことだ。
 そうなれば、サヨコを地球に帰さなくてはならない。
(そうなれば、もう、2度と会うこともない…)
 不安定な奇妙な切なさがスライの胸に満ちた。
 カナンには、あの後も連絡が取れなかった。あるいは、故意に、スライからの通話をつながないようにしているのかもしれない。
(向こうがその気なら、強制的にでもサヨコを送り返すだけだ)
 思いながらも、以前ほど強引に実行に移す気になれない自分がいるのを感じる。
(あのサヨコを見たせいだ)
 確かに、サヨコの、心理療法士としての腕は認めざるを得ない。サヨコがいれば、ひょっとすると、モリの死は防げたかもしれない。
 だが、モリは死んでしまったのだ。死人に心理療法士が役立つとは思えない。
(だが、ひょっとして)
 スライは胸の中の呟きに気がついている。
(ひょっとして、サヨコなら、モリの死を解明するかもしれない)
 スライは小さな吐息をついて腕を組んだ。眉をしかめ、体を抱え込むようにして丸くなる。無重力ではことさら筋肉を酷使する姿勢なのだが、今はなぜか自分の体に負荷をかけてみたかった。力を込めてぐいぐいと浮き上がった足の先を見つめながら考える。
(だが、いまさら、どうやって調査を依頼する?)
 スライはあまりにもサヨコに反感をもたれすぎている。もちろん、それはスライ自身が招いたことではある。ファルプやクルドに依頼してくれと頼むのも気が引ける。
(何よりも、俺は…)
 サヨコに話しかけて、また、あの怯えた目で見られるのが辛いんじゃないのか。
(ばかな)
 胸の中で否定したとたん、力を込め損ねて、ばらっと体が広がった。吐息をついて、そのまま疲れた筋肉を休ませる。再びぼうっと暗いホールを見つめていると、ふいに視界の端に光が灯った。ゆるゆると体を倒してそちらを見ると、エレベーターのドアが開いて、なんと当のサヨコが姿を現し、スライはうろたえた。
 一瞬隠れようかとまで考え、寸前に踏みとどまる。
 エレベーターから出たサヨコは、周囲の光景に飲まれたように凍りついていた。サヨコの目には、宇宙そのもののように見えたのだろう。入り口に不安そうに掴まったまま、スライを探すように顔を動かす。それに従ってまとめていない髪の毛がふわりと背後からサヨコのまわりに広がって、廊下の灯を遮り、その先端でちらちらと細かい光を散らせた。
(まるで……背中に宇宙を背負ってるみたいだ)
 スライは不思議な気持ちに襲われて、しばらくその光景に見入った。
 サヨコはあちこちを向き目を凝らしている様子だったが、それでもスライを見つけられなかったのだろう、細いかすかな声で呼んだ。
「スライ…船長…?」
「スライでいい、と言ったはずだ」
 サヨコが声をかけるまで黙っていた自分がふいに気恥ずかしくなって、スライはぶっきらぼうに応じた。腰につけていたフィクサーを使って壁に位置を固定し、ゆっくりとサヨコの側へ泳ぎ寄って行く。
「何か用か?」
「ファルプがここだと教えてくれたので……お好きな場所だそうですね」
 サヨコがじっとスライを見上げた。黒い瞳がつやつやと濡れている。思わず眉を緩めて見愡れそうになって、危うく自制した。同時に相手のことばに引っ掛かる。
(ファルプはそのまま呼ぶのか)
 何だか無性にいらいらした。むっつりと、
「君に関係はないだろう。用件は?」
「あ…あの…」
 サヨコはスライの不機嫌を感じたらしい。おどおどとした様子になって、慌ててエレベーターの出口を押して、スライの方へ近づこうとした。
「あ、待て…」
「きゃ…」
 スライの制止は遅かった。無重力空間に慣れないサヨコはバランスを崩し、くるくる回りながらとんでもない方向へ飛ばされていく。
 小さく舌打ちをしたスライは、フィクサーを外し壁を蹴って方向を変え、サヨコを追った。周囲の壁にぶつかる寸前で、ぎりぎりサヨコの手を掴み、自分の胸に抱え込むような形でかばいながら、迫った壁に軽く足を突いて衝撃を和らげる。同時にフィクサーで再度位置を確保した。
「あ、ご、ごめんなさい、わたし、何かふわふわして…」
 スライの腕の中にすっぽりと抱き込まれた状態になって、サヨコはみるみる赤くなって弁解した。身体を小刻みに震わせている。スライの叱責を恐れたのだろう、緊張を満たした固さだった。
 そのままバランスを保とうとしていたスライは、ついつい相手の警戒心に意地悪い気持ちになった。これみよがしに溜め息をついて応じる。
「無重力でふわふわするのは当たり前だと思うがね。用件は?」
 サヨコは自分の体を見回して、困ったようにスライを見上げた。
 サヨコのしなやかな身体は深くスライの腕に包まれている。スライは決して大柄ではないけれど、それでもサヨコの身体を抱え込むには余裕を残している。
「あ、あの…」
 サヨコがためらいがちに声をかけてきて、スライは我に返った。相手の視線の意味を十分理解して、もう一度溜め息をつく。
(俺に抱かれて困ってる…?)
 その思いが口調をより冷ややかにさせた。
「こっちも、こんな妙な格好で話したくはないが、君がうまく姿勢を保てないのだから仕方ないだろう? 手を離せば、それこそ話どころではなくなる。迷惑をかけていると思うなら、手早く用件を済ませてくれ」
「ごめんなさい」
 スライの声がよほどうんざりしたものに聞こえたのだろう、サヨコは消え入りそうに体を竦めたが、地上とは違って無意識に体は僅か後方に反る。それを抱えるスライはどうしてもサヨコにのしかかるような姿勢になってしまう。わずかに首を上げた姿勢のせいで、華奢な鎖骨に交わるようにTシャツに吸い込まれる細い首筋がスライの視界に入ってくる。ゆらゆら揺らめく髪が微かな甘い香りを運んでくる。『草』のどこか鋭い香りと交じって、まるで地球の植物園かどこかにいるような気がする。腕の中にある体は細くて脆そうで、あまり強く抱き締めると、草花の香りだけ残して砕けて消えていきそうだ。
(それでも、サヨコを今抱いてるのは俺だ…)
 ふいにその思いが胸を押しつぶすほどの圧倒的な強さで広がった。
 スライだけが今この娘を支えられる。暗い宇宙の中で、サヨコの安全を守っているのはスライだけなのだ。ここでなら、サヨコは傷つかないですむ。地球で繰り返された、自我を崩壊させるような検査を強いられることなどない。
(そうだ、そんなこと……もう、させやしない)
 そして、スライはサヨコの笑顔を手に入れるのだ、百も千も…億万も。
 とく、と感じたことのない甘い鼓動が胸で躍った。
 だが、続いたサヨコのことばは、スライを厳しい現実に呼び戻すのに十分だった。
「あの…ほんとに……ごめんなさい。お邪魔するつもりはなかったんです……ただ、モリさんのことを聞きたくて……それに…気になることもあって…」
 サヨコが細い声で紡いだことばに、スライは体を強ばらせた。
(では、お前はどうなんだ)
 どこか魂の奥から響く厳しい声で尋ねられたような気がした。
 スライはモリの死に何の責任ももっていないのか。
 日系人のモリに対するスライの対応は、本当に、サヨコを追い詰めた『CN』のものとは違っていたのか。
(俺は…)
 第一、一番最初にサヨコを拒んだのは、スライではなかったのか。
(知らなかったんだ……俺はサヨコのことを何も知らなかった)
 それは単なる言い訳だろう。自分の差別意識を今さら隠すつもりなのか。
 再び厳しい声が内側から響いて、スライは一瞬唇を噛んだ。眉をしかめ、サヨコの凝視に睨み返す。
「モリ……気になること…?」 
「ええ…」
 サヨコは居心地が悪そうな様子のまま、それでも考え込んだ表情になった。黒い目が深みを増し、その奥で、あの永遠の炎が揺れる。
 スライは乾いてきた喉に唾を飲み込んだ。知らず知らずサヨコの目に意識のすべてが吸い寄せられていく。
「カージュは、宇宙旅行の経験が何度もあります。そのたびに『草』を使ってきたのですが、今回のような発作を起こしたことはなかったそうです。このステーションに来る直前にも、小さなフライトを経験しているのですが、そのときも大丈夫だった、と言っています。ただ…」
「ただ?」
 機械的にスライはサヨコのことばを促した。話が続いている間は内なる制裁を聞かずにすむ。それに。
(瞳が)
 話すにしたがってサヨコの瞳の奥が輝きを増してくる。それはまだスライの知らぬ表情、知らぬ輝きだ。その輝きにとことんまで意識を飲み込まれたい気分になっている。
 スライの動揺にサヨコは全く気づいていないようだった。考え込んだ顔のまま、
「ただ、今回の旅行では、どうも『草』が『違う』ような気がした、と言っているんです。『草』で得られる感覚が薄いような気がした、と」
 サヨコはことばを強調するように瞬きして、スライを下から見上げた。そうすると、サヨコの瞳の中の炎は一層鮮やかにスライの胸を射る。彼女を覗き込むような姿勢は首や背中に負担がかかっているきしみを訴えてきているのに、スライは彼女から目を離せなくなった。
「ファルプに相談して、カージュの血液中の『草』の濃度を確かめました。基準よりわずかに下回っていたそうです。カージュの『草』も一応調べましたが、こちらは問題がなかった……。ファルプはカージュが『草』の代謝に対して異常な反応をしているのではないか、と言ったんですが」
 サヨコは少し首を傾げた。黒髪がふわりと揺れて、話し続ける唇にかかる。ふっくらと淡い色の、その唇に。話しにくそうに見えるから、指先で髪の毛を掬い、唇から取りのけてやりたい。そんな気持ちがスライの胸を掠める。だが、
「それなら、今までのフライトで問題が起こっていたはずです……わたしのように」
 サヨコの最後のことばがひどく切ない響きを帯びていて、スライは我に返った。
 聞いた内容を頭の中で反芻する。それが、みるみるとんでもない結論を導き出してくるのに、そう時間はかからなかった。
「君は……『草』が2種類ある、と言っているのか?」
 サヨコはゆっくりと頷いた。なぜか、どこか眠たそうに2、3度、瞬きをしてスライを見る。
「だが、ファルプはカージュの『草』代謝を確認しなければ、と言ったし、まだしていないんだろう? 君の意見は暴論じゃないか」
「でも……もし、モリさんが…」
 ふ、と急にサヨコは語尾を途切れさせた。後のことばを続けようとして開いた唇が、小さく丸く開いたまま力を失う。
「サヨコ・J・ミツカワ?」
 スライは不安になって呼びかけた。相手の瞳がぼうっと弛んでこちらを見上げるのに緊張する。
(発作か?)
「もし……モリさんが……『GN』で………カージュのような……『草』を…飲まされたと……したら……一時的な……錯乱が…」
 眠りに落ちそうな人間が必死にことばを紡ぐようにサヨコは答えた。自分でも妙だと思ったのだろう、緩やかに首を振って呟く。
「変だわ……どうして……こんなに…眠い…のかし…」
 サヨコの身体がゆるやかに揺れる。
「サヨコ・J・ミツカワ?。サヨコ? サヨコ!」
「スライ……」
 スライの名前を呼ぶと同時に、サヨコはふうっと目を閉じた。ぎょっとしてなお深く覗き込んだスライの腕に、身を委ねて首を仰け反らせ、目を閉じてやがて気持ち良さそうに寝息をたて出した。唇が小さく頼りなく咲いた花のように、ふわりと弛んで開く。
 まるで、スライの唇を誘う、ように。
 一瞬我を失ってサヨコを強く抱き締めかけ、スライはかろうじて踏み止まった。ほてるように熱くなっている自分の体に気がついて、苛立ち、眉をしかめてぼやく。
「何だ? 疲れてたのか? にしても、急に…」
 ほっとしたせいと我を失った自分が恥ずかしくて乱暴な動作でサヨコを揺り動かそうとした、次の瞬間、スライはぎくりとして周囲を見回した。
 空気が動いていない。
 しかも、換気が止まっている。
 無重力空間では、空気が動かない場所で眠ると、自分の吐いた二酸化炭素に顔面を覆われて窒息する。
 モリが死んでいたのもここだった。換気は止められ、モリは多量の睡眠薬を飲んでいて深く眠り込んでいた。ちょうど、今のサヨコのように。
「サヨコ! 起きろ!」
 スライは叫んでサヨコを揺さぶった。だが、サヨコはますます深く眠り込んでいくばかりだ。
(モリのときも、こう、だったのだろうか)
 突然ひらめいた考えに、スライはサヨコを抱え込んだまま、凍りついた。それが意味するところに気づき、フィクサーを外し、急いで壁を蹴り、エレベーターの方へ向かう。
(もし、サヨコが狙われたのだとしたら、モリの死は自殺ではない)
 ぐったりと柔らかくスライの腕の中で意識を失っている体を、見えない手に奪われていきそうな気がして、今度こそスライはサヨコを強く抱き締めた。
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