気持ちで伝える私の恋

紫苑

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「莉沙~!」
「聖那どーしたの?」
「音楽祭のソロ希望する?」
「するに決まってるじゃん!」
「莉沙歌うまいからね!」
「そうかなー」


あははは……




「音楽祭のソロは成海莉沙さんです。」
全員<おぉ!    (゚∀゚ノノ"☆パチパチパチ★





『よっしゃ~!』
『莉沙やったね!」
「うん!」


その後は嬉しくて嬉しくてたくさん練習した。声が枯れるまで。


音楽祭当日………

♪~


「………っ…」

声が出ない!?練習のしすぎ?!

「莉沙!私が歌うよ?」

「色づき始める未来にハロー」

パチパチパチ(・・||||r

「莉沙!なんで歌わなかったの!?」
「聖那が歌ったからよかったけど!」
「…っ………」
「黙ってるとか、さいってー!」
「友達やめよーっと。」
「そだね!聖那もこんな奴といるよりもうちらと仲良くしよーよ!」
「……だよ。」
「?」
「あんたらなんかと友達なんかこっちから願い下げつってんだよ!莉沙行こ!」
「ちょっと聖那!」

たったったっ

クスッ




聖那side


翌日….…


「なにこれ….…」


机には[いなくなれ!・バーカ】などとマジックで書かれた文字。多分クラスメイトの誰かが書いたのだろう。


「早く消さなきゃ。梨沙が来ちゃう。』
「聖……那?」
「……っ…」
「聖那ごめんね、ごめん……ね」
「梨沙が謝る事じゃないよ。」
「梨沙。」
「なぁに聖那。」
「クラスの人が梨沙の友達じゃないって言っても、私はずっと梨沙の友達だからね。」
「聖那……」
「早く消そう?」
「うん。」


「…………….」




第1章    声  END




第2章    誰?
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