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第一章
10.狂化の化け物
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「見えてきたわ!」
そう言ってエレナさんが指を指す。そこには今でも僕たちを探している化け物がいた。
「アレは、なんて面妖な・・・。」
アランさんは剣を引き抜く。
「確かにな・・・。アレが魔獣の種で狂化された人間なのか・・・。」
ドロンさんは顔を引きつらせている。
「魔獣の種を飲んだ人間はもう助かりません。あのまま放っておけば近隣の村が襲われます。その前にあの化け物をなんとかしませんと・・・。」
ミネアさんが言う。
「まあ、やることは変わらないわね!仕掛けます?」
そう言ってエレナさんが弓を構える。
「そうね・・・。とりあえず、あの化け物の動きを止めますよ。エレナ、私に合わせて!」
「はい!」
そう言ってミネアさんは魔法を唱える。
「「アローレイン」」
次の瞬間、化け物の頭上に魔法陣が浮かびそこから大量の水の矢が降り注ぐ。それが化け物の身体を襲う。
「私も!」
そう言ってエレナさんは化け物を囲むように矢を四本放つ。その矢は化け物の肢体に突き刺さる。
「「アースニードル」」
次の瞬間、その矢を起点に地面から土の棘がせり上がり化け物の肢体を貫く。
『ぐおぉぉ!!?』
化け物は突然の襲撃に驚いていた。
「アラン!ドロン!」
「はい!」
「おうよ!」
アランさんとドロンさんはそれぞれの得物を持って化け物に接近する。
「はぁ!!」
「どりゃ!!」
アランさんとドロンさんの剣と斧がそれぞれ化け物の両肩に突き刺さる。
『ぐわぁ!!』
化け物はアランさん達に反撃をしようとするが両前足はエレナさんの放った土の棘により縫い付けられて動かすことが出来ない。
「もういっちょう!」
そう言ってドロンさんは斧を横に一閃する。
『ぐおぉ!』
その攻撃が化け物に傷を作る。そこから血が噴き出す。
「二人共、下がって!」
ミネアさんが二人に声を掛ける。二人はすぐに化け物から離れる。
「「アクアランス」!」
ミネアさんが水の槍を召喚し、その水の槍が化け物に殺到する。化け物はなすすべもなく水の槍に貫かれて声をあげずに動かなくなった。
「・・・やったか?」
ドロンさんがそう言って近づいた時だった。化け物の身体からどす黒い魔力が漏れ出してくる。
「ドロン、下がって!?」
次の瞬間、そのどす黒い魔力は鋭利な形になりドロンさんを貫く。
「がぁ!?」
ドロンさんはその黒い棘に肩を貫かれて膝をつく。
「ドロン!!」
アランさんがすぐにドロンさんを貫いている棘を両断する。そんなアランさんに別の黒い棘が迫る。
「くっ!?」
アランさんは紙一重で避けるが、鎧に黒い棘がかすってその部分が削れていた。
「二人共、下がって!何か変よ!」
ミネアさんがそう言いながら水の槍を召喚する。そしてまた化け物に水の槍を向けるがそれを見越してか、黒い棘が水の槍に激突し水の槍は水塊へと変えてしまった。
「そんな・・・。わたくしの「アクアランス」が・・・。」
呆然とするミネアさんに黒い棘が殺到する。
「ミネアさん、危ない!」
僕は咄嗟にミネアさんに体当たりをして黒い棘を避ける。僕とミネアさんはその場に転がる。
「・・・!?すみません、ポムさん。」
「いえ・・・。でも、まだ終わっていないみたいです。」
化け物の方を見るといつの間にか肢体を貫いていた土の棘が崩壊していた。さらに、化け物の身体もさっきより少し大きくなっていた。
「これは、一体・・・。」
僕がそう呟くと・・・。
「・・・魔力の暴走ね。」
「魔力の暴走?」
僕がミネアさんに問い返す。
「狂化された人間は膨大な魔力を体に入れられるの。個人の魔力許容量は様々だけどそれを超えると制御不能となりところかまわず攻撃するの・・・。」
「そんな・・・。一体どうすれば・・・。」
「時間が経てば魔力も尽きて自然消滅するはずよ・・・。」
「どれぐらいかかるんですか?」
「わからないわ・・・。」
そう言っていると、化け物は突然、反転する。
「まずいですよ!あの化け物、捕まってるチビット族の方へ向かっています!!」
エレナさんがミネアさんに言う。
「まずいわね!アラン!どうにかその化け物進路をふさいで!」
「わかりました!」
そう言ってアランさんは化け物に切りかかる。
「エレナ!援護を!ポムさんはドロンの治療を!」
「「はい!」」
エレナさんは矢をつがえる。僕はドロンさんの近くに行く。
「ドロンさん!大丈夫ですか!」
「・・・ああ。」
そう言うドロンさんだったがその肩からは血が大量に出ていた。
「すぐに治療します!「エイド」!」
僕は回復魔法を発動する。すると、傷口が徐々にふさがっていく。
「・・・悪い。すぐに俺もアランと一緒にあの化け物を・・・。」
そう言って歩き出そうとするドロンさんだったがすぐにふらつく。
「ドロンさん!」
「・・・大丈夫だ。少し、ふらつくだけだから・・・。」
そう言ってドロンさんは斧を杖代わりにして歩き出す。
「無茶です!そんな状態で・・・。」
「それでも、行くしかないんだ!俺たちが動かなければ多くの死人が出るんだ!」
そう言ってドロンさんは化け物に向かっていく。化け物はアランさんの決死の攻撃により足止めを食らっていた。しかし、アランさんも鎧があちこち削れ、その個所から血が出ていた。
エレナさんもいつの間にかアランさんの後ろに陣取り弓を引き続ける。化け物の体中にエレナさんが放った矢が大量に突き刺さっているがそれでも化け物は動きを止めない。
ミネアさんも魔法を放ち続けていた。
「一体どうすれば・・・。」
僕は動けないでいた。僕の力じゃみんなの足手まといになるだけだ。
その時だった。
『力が欲しいですか?』
「え?」
その声は僕の頭に響く。僕はその声を聞いて混乱する。しかし、その声はそんな僕の様子に頓着せず、
『力が欲しいですか?』
さっきと同じ問いかけを続ける。
「う・・・うん!力が欲しい!この状況を打開する力が!!」
『では、あなたに力を・・・。』
次の瞬間、僕の目に前に光り輝く直系3㎝ほどの小さい球が浮かんでいた。僕はそれを握る。次の瞬間僕は光に包まれた。
「お嬢様!このままでは!!」
そう言って身体のあちこちから血を流しているアランがわたくしに言う。
「アラン!耐えて!わたくしたちがここで引いたらチビット族の皆さんが・・・。」
そう言いながらもわたくしも魔力の枯渇に耐える。
(くっ・・・!このままではみんなが・・・。)
ドロンもポムさんから治療を受けて戦線復帰しているが斧を振る姿はいつもと違い少しふらついていた。
エレナも矢が尽き、今は短剣で化け物と相対していた。
(これまでなの?)
わたくしが諦めかけた時、前方から強大な魔力の反応を感じた。それは化け物からではなくその後ろから。
「これは一体?」
その瞬間、化け物が後方を向く。その方向を見ると光り輝く人物が立っていた。
「・・・ポムさん?」
そこに立っていたのはわたくしの新しい仲間のポムさんだった。まだ、駆け出しの彼から温かい魔力の波動を感じた。
化け物はそのポムさんの姿を見て怯えた様子を見せていた。
「ポムさん・・・。あなたは一体・・・。」
そう言ってエレナさんが指を指す。そこには今でも僕たちを探している化け物がいた。
「アレは、なんて面妖な・・・。」
アランさんは剣を引き抜く。
「確かにな・・・。アレが魔獣の種で狂化された人間なのか・・・。」
ドロンさんは顔を引きつらせている。
「魔獣の種を飲んだ人間はもう助かりません。あのまま放っておけば近隣の村が襲われます。その前にあの化け物をなんとかしませんと・・・。」
ミネアさんが言う。
「まあ、やることは変わらないわね!仕掛けます?」
そう言ってエレナさんが弓を構える。
「そうね・・・。とりあえず、あの化け物の動きを止めますよ。エレナ、私に合わせて!」
「はい!」
そう言ってミネアさんは魔法を唱える。
「「アローレイン」」
次の瞬間、化け物の頭上に魔法陣が浮かびそこから大量の水の矢が降り注ぐ。それが化け物の身体を襲う。
「私も!」
そう言ってエレナさんは化け物を囲むように矢を四本放つ。その矢は化け物の肢体に突き刺さる。
「「アースニードル」」
次の瞬間、その矢を起点に地面から土の棘がせり上がり化け物の肢体を貫く。
『ぐおぉぉ!!?』
化け物は突然の襲撃に驚いていた。
「アラン!ドロン!」
「はい!」
「おうよ!」
アランさんとドロンさんはそれぞれの得物を持って化け物に接近する。
「はぁ!!」
「どりゃ!!」
アランさんとドロンさんの剣と斧がそれぞれ化け物の両肩に突き刺さる。
『ぐわぁ!!』
化け物はアランさん達に反撃をしようとするが両前足はエレナさんの放った土の棘により縫い付けられて動かすことが出来ない。
「もういっちょう!」
そう言ってドロンさんは斧を横に一閃する。
『ぐおぉ!』
その攻撃が化け物に傷を作る。そこから血が噴き出す。
「二人共、下がって!」
ミネアさんが二人に声を掛ける。二人はすぐに化け物から離れる。
「「アクアランス」!」
ミネアさんが水の槍を召喚し、その水の槍が化け物に殺到する。化け物はなすすべもなく水の槍に貫かれて声をあげずに動かなくなった。
「・・・やったか?」
ドロンさんがそう言って近づいた時だった。化け物の身体からどす黒い魔力が漏れ出してくる。
「ドロン、下がって!?」
次の瞬間、そのどす黒い魔力は鋭利な形になりドロンさんを貫く。
「がぁ!?」
ドロンさんはその黒い棘に肩を貫かれて膝をつく。
「ドロン!!」
アランさんがすぐにドロンさんを貫いている棘を両断する。そんなアランさんに別の黒い棘が迫る。
「くっ!?」
アランさんは紙一重で避けるが、鎧に黒い棘がかすってその部分が削れていた。
「二人共、下がって!何か変よ!」
ミネアさんがそう言いながら水の槍を召喚する。そしてまた化け物に水の槍を向けるがそれを見越してか、黒い棘が水の槍に激突し水の槍は水塊へと変えてしまった。
「そんな・・・。わたくしの「アクアランス」が・・・。」
呆然とするミネアさんに黒い棘が殺到する。
「ミネアさん、危ない!」
僕は咄嗟にミネアさんに体当たりをして黒い棘を避ける。僕とミネアさんはその場に転がる。
「・・・!?すみません、ポムさん。」
「いえ・・・。でも、まだ終わっていないみたいです。」
化け物の方を見るといつの間にか肢体を貫いていた土の棘が崩壊していた。さらに、化け物の身体もさっきより少し大きくなっていた。
「これは、一体・・・。」
僕がそう呟くと・・・。
「・・・魔力の暴走ね。」
「魔力の暴走?」
僕がミネアさんに問い返す。
「狂化された人間は膨大な魔力を体に入れられるの。個人の魔力許容量は様々だけどそれを超えると制御不能となりところかまわず攻撃するの・・・。」
「そんな・・・。一体どうすれば・・・。」
「時間が経てば魔力も尽きて自然消滅するはずよ・・・。」
「どれぐらいかかるんですか?」
「わからないわ・・・。」
そう言っていると、化け物は突然、反転する。
「まずいですよ!あの化け物、捕まってるチビット族の方へ向かっています!!」
エレナさんがミネアさんに言う。
「まずいわね!アラン!どうにかその化け物進路をふさいで!」
「わかりました!」
そう言ってアランさんは化け物に切りかかる。
「エレナ!援護を!ポムさんはドロンの治療を!」
「「はい!」」
エレナさんは矢をつがえる。僕はドロンさんの近くに行く。
「ドロンさん!大丈夫ですか!」
「・・・ああ。」
そう言うドロンさんだったがその肩からは血が大量に出ていた。
「すぐに治療します!「エイド」!」
僕は回復魔法を発動する。すると、傷口が徐々にふさがっていく。
「・・・悪い。すぐに俺もアランと一緒にあの化け物を・・・。」
そう言って歩き出そうとするドロンさんだったがすぐにふらつく。
「ドロンさん!」
「・・・大丈夫だ。少し、ふらつくだけだから・・・。」
そう言ってドロンさんは斧を杖代わりにして歩き出す。
「無茶です!そんな状態で・・・。」
「それでも、行くしかないんだ!俺たちが動かなければ多くの死人が出るんだ!」
そう言ってドロンさんは化け物に向かっていく。化け物はアランさんの決死の攻撃により足止めを食らっていた。しかし、アランさんも鎧があちこち削れ、その個所から血が出ていた。
エレナさんもいつの間にかアランさんの後ろに陣取り弓を引き続ける。化け物の体中にエレナさんが放った矢が大量に突き刺さっているがそれでも化け物は動きを止めない。
ミネアさんも魔法を放ち続けていた。
「一体どうすれば・・・。」
僕は動けないでいた。僕の力じゃみんなの足手まといになるだけだ。
その時だった。
『力が欲しいですか?』
「え?」
その声は僕の頭に響く。僕はその声を聞いて混乱する。しかし、その声はそんな僕の様子に頓着せず、
『力が欲しいですか?』
さっきと同じ問いかけを続ける。
「う・・・うん!力が欲しい!この状況を打開する力が!!」
『では、あなたに力を・・・。』
次の瞬間、僕の目に前に光り輝く直系3㎝ほどの小さい球が浮かんでいた。僕はそれを握る。次の瞬間僕は光に包まれた。
「お嬢様!このままでは!!」
そう言って身体のあちこちから血を流しているアランがわたくしに言う。
「アラン!耐えて!わたくしたちがここで引いたらチビット族の皆さんが・・・。」
そう言いながらもわたくしも魔力の枯渇に耐える。
(くっ・・・!このままではみんなが・・・。)
ドロンもポムさんから治療を受けて戦線復帰しているが斧を振る姿はいつもと違い少しふらついていた。
エレナも矢が尽き、今は短剣で化け物と相対していた。
(これまでなの?)
わたくしが諦めかけた時、前方から強大な魔力の反応を感じた。それは化け物からではなくその後ろから。
「これは一体?」
その瞬間、化け物が後方を向く。その方向を見ると光り輝く人物が立っていた。
「・・・ポムさん?」
そこに立っていたのはわたくしの新しい仲間のポムさんだった。まだ、駆け出しの彼から温かい魔力の波動を感じた。
化け物はそのポムさんの姿を見て怯えた様子を見せていた。
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