僕はどうやら神様の手違いにより飛ばされたみたいです・・・。

わっしー

文字の大きさ
35 / 62
第二章

32話

しおりを挟む
ギルドに着くと僕はギルドの受付に行った。
「・・・また、貴方ですか?」
「はい。今度こそ、ギルド長に会いたくて。」
「ギルド長は忙しい身の上・・・。お帰り下さい。」
ギルドの受付の女性は拒絶するように言い放つ。
「報告書は提出したはずです!今、この時にも村が襲われ、男性は食料に!女性は孕ませ袋にされているんですよ!早急に手を打たないと・・・!」
「貴方の活躍によりそれは解消されたはずです。」
受付の女性は冷たく言い放つ。
「その功績を認めて貴方の冒険者ランクを上げてあげたのです。ゴブリン退治は新人に任せて貴方は他のランクが高い魔物の討伐をしてください。」
「その新人もこの前ゴブリンにやられたばかりじゃないか!」
僕はカウンターを叩く。
「ゴブリンを絶滅させない限り、被害が増える!なんでわからないんだ!」
「落ち着いてください。」
「その辺にしとけよ、ゴブリン殺し。」
そう声を掛けてきたのはガラの悪そうな男達だった。
「・・・なんですか?」
「お前がゴブリン退治ばかりするお陰で新人どもの仕事が減っているんだよ。」
「そうそう・・・。ゴブリンは俺達冒険者にとっていい経験値稼ぎなんだからさぁ・・・。」
「なんだと・・・?」
僕は男たちを睨み付ける。
「お前たちは罪のない人たちが死んでも良いと・・・そう言いたいのか?」
「世の中弱肉強食だろ?ゴブリンは自分よりも弱い人間を狩る。それで増えたゴブリンを俺たちが狩って報酬を頂く・・・。」
「弱い奴が悪いんだよ。それによぉ・・・。孕ませ袋にされた女は使い勝手がいいよなぁ。どんなことをしても求めてきてよぉ・・・。」
「この、外道共が!!」
僕は男たちの中でも比較的近くに居た男の顔面を殴る。
「ぐぁ!?」
「ふざけるな!それでもお前たちは人間か!?罪のない人たちがゴブリンたちに蹂躙されているのを黙ってみていろと言うのか!」
「この!」
男達の中の一人が殴りかかって来る。
「遅い!」
「ぐは!」
僕は殴りかかった男に蹴りを入れる。
男は、くの字に身体を曲げて動きが止まる。
その隙を逃さずに男の首に手刀を入れる。
男は地面に崩れる。
「くそ!やっちまえ!」
仲間をやられた男たちが僕に殺到する。
(やばいな・・・。)
冷静になって見て見ると男たちは5人ほどいた。
そいつらは冷静さを失っている状態でも勝てる見込みは低い。
「おらぁ!」
「くっ!」
男達の内の一人から拳を受け止める。
(強い!?)
男の拳は重い。
受け止めた腕は痺れ反応が遅れる。
他の男が蹴りを繰り出し僕の腹に突き刺さる。
「がはぁ!」
僕は膝をつきそうになったが何とか耐える。
しかし、男たちの攻撃は収まらない。
拳で殴られ脚で蹴られ身体中が悲鳴を上げる。
「・・・こ・・の・・・。」
僕は満身創痍になりながらも立ち続ける。
「・・・さて、これでおしまいだ!」
男の拳が腹に迫る。
(くそ・・・。)
僕は訪れるであろう衝撃に目を閉じる。
しかし、いくら待っても痛みが訪れることがなかった。
目を開くと白目を剥いた男が僕に倒れかかってきたので寸前で避ける。
「大丈夫か、正真?」
そこに居たのは正文兄さんだった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

再婚相手の連れ子は、僕が恋したレンタル彼女。――完璧な義妹は、深夜の自室で「練習」を強いてくる

まさき
恋愛
「初めまして、お兄さん。これからよろしくお願いしますね」 父の再婚によって現れた義理の妹・水瀬 凛(みなせ りん)。 清楚なワンピースを纏い、非の打ち所がない笑顔で挨拶をする彼女を見て、僕は息が止まるかと思った。 なぜなら彼女は、僕が貯金を叩いて一度だけレンタルし、その圧倒的なプロ意識と可憐さに――本気で恋をしてしまった人気No.1レンタル彼女だったから。 学校では誰もが憧れる高嶺の花。 家では親も感心するほど「理想の妹」を演じる彼女。 しかし、二人きりになった深夜のキッチンで、彼女は冷たい瞳で僕を射抜く。 「……私の仕事のこと、親に言ったらタダじゃおかないから」 秘密を共有したことで始まった、一つ屋根の下の奇妙な生活。 彼女は「さらなるスキルアップ」を名目に、僕の部屋を訪れるようになる。 「ねえ、もっと本気で抱きしめて。……そんなんじゃ、次のデートの練習にならないでしょ?」 これは、仕事(レンタル)か、演技(家族)か、それとも――。 完璧すぎる義妹に翻弄され、理性が溶けていく10日間の物語。 『著者より』 もしこの話が合えば、マイページに他の作品も置いてあります。 https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/658724858

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

サイレント・サブマリン ―虚構の海―

来栖とむ
SF
彼女が追った真実は、国家が仕組んだ最大の嘘だった。 科学技術雑誌の記者・前田香里奈は、謎の科学者失踪事件を追っていた。 電磁推進システムの研究者・水嶋総。彼の技術は、完全無音で航行できる革命的な潜水艦を可能にする。 小与島の秘密施設、広島の地下工事、呉の巨大な格納庫—— 断片的な情報を繋ぎ合わせ、前田は確信する。 「日本政府は、秘密裏に新型潜水艦を開発している」 しかし、その真実を暴こうとする前田に、次々と圧力がかかる。 謎の男・安藤。突然現れた協力者・森川。 彼らは敵か、味方か—— そして8月の夜、前田は目撃する。 海に下ろされる巨大な「何か」を。 記者が追った真実は、国家が仕組んだ壮大な虚構だった。 疑念こそが武器となり、嘘が現実を変える—— これは、情報戦の時代に問う、現代SF政治サスペンス。 【全17話完結】

ドマゾネスの掟 ~ドMな褐色少女は僕に責められたがっている~

ファンタジー
探検家の主人公は伝説の部族ドマゾネスを探すために密林の奥へ進むが道に迷ってしまう。 そんな彼をドマゾネスの少女カリナが発見してドマゾネスの村に連れていく。 そして、目覚めた彼はドマゾネスたちから歓迎され、子種を求められるのだった。

異世界で貧乏神を守護神に選ぶのは間違っているのだろうか?

石のやっさん
ファンタジー
異世界への転移、僕にはもう祝福を受けた女神様が居ます! 主人公の黒木翼はクラスでは浮いた存在だった。 黒木はある理由から人との関りを最小限に押さえ生活していた。 そんなある日の事、クラス全員が異世界召喚に巻き込まれる。 全員が女神からジョブやチートを貰うなか、黒木はあえて断り、何も貰わずに異世界に行く事にした。 その理由は、彼にはもう『貧乏神』の守護神が居たからだ。 この物語は、貧乏神に恋する少年と少年を愛する貧乏神が異世界で暮す物語。 貧乏神の解釈が独自解釈ですので、その辺りはお許し下さい。

断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜

深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。 処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。 なぜなら彼女は―― 前世で“トップインフルエンサー”だったから。 処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。 空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。 タイトルは―― 『断罪なう』。 王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。 すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、 国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。 そして宣言される、前代未聞のルール。 支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。 処刑台は舞台へ。 断罪はエンタメへ。 悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。 これは、 処刑されるはずだった悪役令嬢が、 “ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。 支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、 それとも――自由か。

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

処理中です...