ミリオンウォーズ

ネコノトリ

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四人の城主

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 「マジか!ようやくお前とも戦えるのか!こうしちゃいられねーアイツらにも教えやんなきゃ!」

 俺は亮太を連れて九条さんに挨拶をしに行った。
「おかえり剣崎くん。そこの彼が剣崎くんが話してたお友達?」

「はじめまして!龍吾って名前で遊んでます!さっきの戦い凄かったです!よかったら今度お手合わせお願いします!」

「おっなんだなんだ戦うってんなら今すぐ俺が相手してやってもいいぜ。」

 誰かにメールを送り終えたのか話を聞いていた朱羅さんが二人の話に割って入った。二人はそのまま離れた場所で戦闘始めた。
「あの……気になっていたんですが九条さんと朱羅さんってどんな関係なんですか?なんだか凄く仲良さそうですが?」

 不思議なくらい親しく話している二人を疑問に思い丈司さんに質問をした。
「あ~剣崎くんは知らないのか!朱羅さんと九条さんはね昔仲間として一緒に戦ってたんだよ。二人とも凄く有名なんだよ、なんせ最初にNPC城を攻略した四人組のメンバーだからね!」

「え?城を四人でですか?」

「うん。九条さんと朱羅さんと鬼塚さんと御影さんの四人だね。今ではそれぞれが城を持っていて。このゲームの四天王って言ってもいいくらいだよ!」

 断られて仕方なく入ったところが有名な場所だったことを知り驚いていると九条さんが会話に入ってきた。
「四天王は言い過ぎだよ。皆は五か六は占領してるしメンバーも多いけど。うちは二つしか城を占領できてないしメンバーも200人くらいしかいないしね。」

「いやいやいや!わざわざ城で迎え撃つなんて普通できませんって!それに僕の予想が正しければ資源の多さは九条さんが一番多いんじゃないですか?」

「さーなんのことかな?」

 二人の話についていけないでいると朱羅さんと亮太が帰ってきた。
「お前以外とやるな!リアルでなんかやってたのか?」

「はい!剣道やってました!でもダメですね攻める隙がありませんでした。」

「まぁ慣れない武器と戦ったんだからしょうがねぇよ!おっそっちも話し終わったか。じゃあ丈司連れて帰るは!今日は楽しかったぜ!」

 朱羅さんはそう言うと丈司さんを連れて嵐のように過ぎ去っていった。
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