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戦いの打診
しおりを挟む鈴木さんの護衛から1週間が経ち、ログインしている九条城のプレイヤーが一箇所に集められていた。
「皆さん集まって頂きありがとうございます。本日は皆さんに次の戦いのお話をするため皆さんに集まって頂きました!」
久しぶりの戦いに心が踊った。円満城の一件から1ヶ月以上が経ったが、九条さんが城を落とし勢力を拡大してからというもの城が攻められることがめっきりと無くなっていた。
「戦いの日は今から一ヶ月後。そして戦いの方法は相手から提案され城の代表者の五本勝負になりました!」
九条さんの発言に周囲がざわつき始めた。きっと本来ならありえない戦いなのだと察した。
「提案をしてくださったのは城主の佐伯さんという方で、佐伯さんは「我々の戦力では九条さんには勝てない。そして九条さんは城が欲しいが資源を大量に失うのは今は避けたいはず」と言っていました。」
九条さんが言葉を発すると途端に静まり返り九条さんの言葉の一言一言を全員が真剣に聞いていた。
「佐伯さんの発言は正しく。増えたプレイヤーと大量の資源のおかげで今は城を攻撃されていません。なのでもし城を落とすなら最低限の資源では城を落とさなくてはいけませんでした。」
普段どれだけのことを考えているのだろう。九条さんの話を聞き城主の大変さと凄さを改めて実感した。
「そこに佐伯さんから五本勝負を提案され、その提案を飲みました。この五本勝負では負ければ全てを失います!けれど勝てば佐伯さんの城と配下のプレイヤーそれに資源までもが手に入ります!もう決めたことなので皆さんが反対しても五本勝負は行います。僕たちはこの五本勝負に勝ち。このミリオンウォーズの世界で天下を取ります!もしよろしければ後日メールで送られてきた場所で戦うので応援しに来てください!」
九条さんの話が終わり、各々が各自でやりたいことをやる中。俺は今以上に強くなるために九条さんに修行をつけてもらいに行った。
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