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銭湯
しおりを挟む言い争う声を聞き銭湯を覗くと、おじいさんと鈴木さん達が女湯の前で言い争っていた。おじいさんは女湯をたち塞ぐ形で立っており、それを見た瞬間鈴木さんが何をしようとしていたのかすぐにわかった。最悪だ。
「佐藤くん!よく来たな!聞いてくれよこのジジイ俺たちが風呂に入るの止めてくんだよ。」
「テメェらが女湯に入ろうとするからだろうが!毎日毎日きやがって!テメェらは生まれた時から死んだ後も女湯に入る資格はねぇんだよ!」
「俺たちは昨日死んだばかりの佐藤くんを女湯で労わってやろうとしてるんだよ。そうじゃなくてもルールのない死後の世界でなんでお前に従わなくちゃならないんだよ。」
そういうと鈴木さんはおじいさんを突き倒し女湯の中へ向かった。生きていた時なら問題な鈴木さんの行為もこの死後の世界では罰せられることなく行えてしまう。複雑だ。
「お前さんも女湯に入るつもりか……?」
おじいさんは半ば諦めているのか暗い表情で俺に聞いてきた。
「いえ、一ミリも興味がないと言えば嘘になりますが俺も女湯は女性だけが入るものだと思うので!」
その後当初の予定とは違うが俺とおじいさんは同じ湯を共にした。
言い争う声を聞き銭湯を覗くと、おじいさんと鈴木さん達が女湯の前で言い争っていた。おじいさんは女湯をたち塞ぐ形で立っており、それを見た瞬間鈴木さんが何をしようとしていたのかすぐにわかった。最悪だ。
「佐藤くん!よく来たな!聞いてくれよこのジジイ俺たちが風呂に入るの止めてくんだよ。」
「テメェらが女湯に入ろうとするからだろうが!毎日毎日きやがって!テメェらは生まれた時から死んだ後も女湯に入る資格はねぇんだよ!」
「俺たちは昨日死んだばかりの佐藤くんを女湯で労わってやろうとしてるんだよ。そうじゃなくてもルールのない死後の世界でなんでお前に従わなくちゃならないんだよ。」
そういうと鈴木さんはおじいさんを突き倒し女湯の中へ向かった。生きていた時なら問題な鈴木さんの行為もこの死後の世界では罰せられることなく行えてしまう。複雑だ。
「お前さんも女湯に入るつもりか……?」
おじいさんは半ば諦めているのか暗い表情で俺に聞いてきた。
「いえ、一ミリも興味がないと言えば嘘になりますが俺も女湯は女性だけが入るものだと思うので!」
その後当初の予定とは違うが俺とおじいさんは同じ湯を共にした。
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