私が好きなのはあなたじゃないですよ?

夜明シスカ

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兄と妹の作戦会議始まる

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ペリングパーテイーが終わって2ヶ月程経った頃、私とアミカとヒイロの3人は順調に友情を育んでいる。
3人とも外遊びよりも室内でお喋りしたり、図書室で思い思いの本を探して同じ場所で読書にふけったり、自分の作ったお菓子を持ち寄って庭の東屋でお茶会をしたり・・
本当に好きなことも似ているから、無理することもなく楽しく過ごせている。

気づけば月1回でお茶会しようと約束までしてしまっていた(笑)

それだけ楽しいということ。

あのパーティーでは3人で友達関係にはなれたけど、ペアを作ることは出来なかった。
それが悪いとか、ダメだということはないけど、気に入った子が居たら後日、家宛にペア申し込みの手紙が届いてそれで組むこともあるみたい。

それより~~
私気づいちゃったの。

アミカとヒイロって、両思いなんじゃないかしら??っていうことに。
何かと2人でチラチラ見てたり、目線が合ったらすぐ反らしてるのも良く見かけるし、特にアミカったら最近やたらとエメラルドグリーンの飾りとかつけちゃってるの。
私の大好きな2人がペアになって、将来結婚するなんてことになったら・・もう全力でお祝いしちゃうんだ~
って先走っちゃってるわね・・

でも~ぜーーーーったい二人とも好きなんだと思うの。

どうやったら解決出来るのかしら?

うーんと唸っていると、後ろから、
「ウンウン言ってどうしたんだ?」
と声がした。
振り向くと、お兄様だ。
「お兄様!ちょうど良いところに~あのね、少し相談の乗ってもらえませんか?」
「ん?悩み事かい?いいよ、僕もいま今日やること終わってきたところだから時間はあるよ。どこで聞こうか?」
「やった♪お兄様大好き♪んーと、私のお部屋でお菓子とお茶を淹れるのでいいですか?」
「クラナからのお呼ばれなんて、嬉しよ♪是非そうしよう」
仲良し兄妹は手を繋いで、クラナの部屋へと向かった。

「お兄様、どうぞ!」
「ん、ありがとう」
そういって柔らかく微笑んでくれた。
我が兄ながらに恐ろしく眩しい・・
コホン、お兄様の感想いいとして。

部屋の中央にあるテーブル前のソファに座ってもらい、お茶とお菓子を並べる。
「相変わらず、クラナの淹れるお茶は絶品だねぇ、お菓子もしばらく食べない間に随分と上手になったじゃないか。
いやぁ僕の妹は本当に素晴らしいね。」
独り言で私を絶賛してくれるのは嬉しいけど、本人の目の前ではやめてほしいわ。
軽く拷問よ・・

堪能したのか、やっとこちらへ戻ってきた(苦笑)
「さて、僕に相談とはなにかな?」
優雅にお茶を飲みながら聞いてくる。

「あのね、私のお友達の2人はご存知ですよね?」
じぃっと兄の目を見つめて問う。
「あぁ、ライアット侯爵家のアミカ嬢と、サマントス伯爵家のヒイロ殿だね。お二人は良くうちに遊び来てくれるから、僕も流石に覚えているよ。
2人に関係することなのかな?」
・・
「そうなんです。実は最近2人の様子が前と違っていて、どうしてだろうって考えたんですけど、閃いたのです。
2人は両思いなんです!
ぜーーーったいにそうなんです」
クラナの力説に、ほぉっと感心したように声をあげた。
「では、クラナはどうしたいのかな??」
もごもご考えて、お兄様に言う。
「えっと、私は2人が両思いだって思ってます。
でも、2人に確認したわけじゃないし~間違ってたらお友達っていう関係もなくなっちゃったら嫌だし・・
でも2人が好きってわかったら、ペアになれるようにお手伝いして2人のこと応援したいです!」
幼いながらに一生懸命考えたのであろう妹の言葉を聞いて、成長したなぁとしみじみ。
そして、だからこそ僕もクラナのやりたいことを後押しするし、間違ったことは指摘して修正させなきゃ。
そうやって、僕もまた成長出来るんだから。

「わかったよ。それじゃぁ僕と作戦会議といこうか?」
兄の言葉にクラナは目をキラキラさせて頷く。
僕の妹は世界一可愛い♪

ーーーーーー
兄妹愛・・こんな平和な関係ならいいんですけどね。






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