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魔酔いの森
第七話
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ほど良く陽が差すテーブルで、そよ風に当たりながらお茶を飲んでると、大人の時間って感じがする。
きっとナイスミゲルは、こうして作られたに違いない。
「ノボル、目は大丈夫かい?」
「まだ視界は緑色ですが、だいぶ視えるようになって来ました」
僕は聖女様の光を浴びて倒れてたらしい。
室内まで真っ白になった事に驚いたミゲルさんが駆け付け、僕をテーブルまで運んでくれたそうだ。
「あんな光は、今まで一度も見たことがない。何であんな事に?」
「お礼に水晶を差し上げました」
と言っても、状況が掴めないだろうから、僕はリュックを手繰り寄せ、現物を見せながら説明した。
「ノボルの世界の宝石には、そんな力があるのかい?」
「いいえ。僕も初めて見ました」
「本人に聞こうにも、もういらっしゃらないしな……」と声を曇らせるミゲルさんに聞いてみよう。
「何で聖女様と呼ばれてるんですか?」
「神話に出てくるからだよ」
神話? ああ、そうだ、噴火を竜に例えたような話を洗濯物を干す前に聞いたっけ。
神話と竜か……、ヤマタノオロチってどんな話だったんだろう……?
「さっき話した神話は、千二百年ほど前に、実際に起きた出来事だと言われていてね……」
厳密には千二百十九年前で、その前が紀元前の戦国時代として伝わってるようだ。
この大陸の中央平原を巡る戦争を「マルカザミンの戦い」と言い、六百年ほど続いたとか。
ただ、主な戦いについては諸説あり、国家間の直接衝突を重視した、「五王戦争」とする歴史書もあるそうだ。
「隣のバール領では、『三王二侯の戦い』と言う人もいるが、私は歴史書の方が正しいと思っているよ」
うーん、歴史は苦手だけど、色も普通に見えるようになったからメモしておこう。
――その時代、数多の神がそれぞれの陣営に関与した。
――女神は信士を、男神は信女を伴って戦地に赴き、戦局を動かした。
――裏切り、報復、後継問題、そこに神々の対立や、神と人の諍いが混乱に拍車を掛けた。
――各国とも内乱に陥った頃、一柱の神が、ある国に「召喚の秘儀」を授け、執り行われた。
――どこからともなく、光の剣を持つ少年が現れ、圧倒的な武力で内乱を鎮圧した。
――転戦に継ぐ転戦で、各地を平定した少年は、いつしか「神王」を称する暴君となった。
――神をも恐れぬ神王を抑えるべく、神々は停戦して「竜」を喚んだ。
――ここが最初に聞いた話なので割愛。
――岩峰に姿を変えた平原は、人々の欲望を挫き、大陸に平穏をもたらした。
「『バアアル王は今日も山頂より国を治む』で終わる話なんだが、この信女が後に聖女と呼ばれたんだ」
あ、思ったより面白いかも。
歴史というより物語な感じ?
「少年を召喚したとされる国は滅んで、関与した神と共に詳細は伝わってないんだが、信女は別でね」
今でも歌で語り継がれているそうだ。
――軽やかな巻き毛が戦場を走ると戦人は手を止めた。
――神さえ溜息させるたおやかな手は敵味方の境なく癒やした。
――終わりなき戦に心を痛める神に寄り添うさまは正に聖女。
(後日、本を探したが、『亡国の聖女アイリス』は文章化されていなかったため、ニュアンスは不正確)
戦後、「無私の貢献は復興に資する」と王に赦された信女は、各地を行脚したそうだ。
このことから、旅の癒し手を聖女と呼ぶのだとか。
「聖女様は、みんな巻き毛なんですか?」
「いや、巻き毛は亡国の象徴と言って、その血統は途絶えたとされているよ」
「ここの聖女様は、あの通りだから分からないけどね」とミゲルさんは肩をすくめた。
古めかしく話すシーツの中身を知ってる僕は、あれこそ伝説の聖女様だと思う。
雰囲気が女神達に似てたし、巻き毛の美人でスタイルも良いからそう思っただけなんだけど。
それはそうと、聖女様にはお礼を言えたから胸の支えは下りた。
あと、引っ掛かるのは、「聖女様は王に赦された」って所かな。
火山が人を赦す?
「ミゲルさん、王はどうやって聖女様を赦したんですか?」
「セラエノを遣わせたそうだよ」
黒翼のハーピーで、その美しさを称える歌は数多く、今なおヒットソングなのだとか。
「ハーピーですか? 僕の世界では物語に出てくる怪物だったような……」
「ほう、面白いね。ここでは、『歌で、王に世相を、人に王命を』と言われ、重要な伝達役を担っていたんだよ」
過去形なのは、王女が歌を好まなかったため、配置転換が行われたからだそうだ。
ん? 王が火山なら、王女は小山? 歌を好まない小山とは……?
あれ? でも、王女は二十年前に復興事業を指揮したって聞いたから、山ではなく実在してる?
それなら、ハーピーが退けられたのも、最近って事になるから、セラエノさんも実在してる?
「……王女ってどんな方なんですか?」
「王女はダフネリア様と言ってね、母方の白凰の容姿を引き継がれた見目麗しい御方だそうだよ」
んん……? 白い鳳凰って聞こえたぞ……!?
鳳凰って何だっけ!? 大きな鳥……?
「他にも王子がいらっしゃるそうだが、私は詳しくは知らないんだ」
……うん、理解するのは止めよう。
メモに徹するぞ!
「すると、セラエノさんは、今どちらに……?」
「今は、聖女様と一緒に行動していてね、一昨日あたりも森の中で見掛けたよ」
今のハーピーの役割は、市井の出来事を歌にして、人々に聞かせるのだとか。
それじゃあ、木の上を飛び移ってたのは、セラエノさんだったかも知れないのか……。
うん、どうやら、理解できなくても、受け入れざるを得ないらしい。
この世界は、まだ神話が続いてるようだ。
最初に会ったのも、女神なんだから当然と言えば当然か。
それなら、王が竜でも不思議じゃないし、歯ブラシの材料にされる竜もいるんだろう。
「すると、王様は、山と同名で、現役で、バール領にも関係してますか?」
「うん。バアアル王は、御名を冠する山で、代替わりせずに統治を続けているし、もちろん、バール領とも関係がある」
バール領は、かつてイーサー王国といい、エルフと繋がりが深いことから、美男美女の多い地域だそうだ。
アルブって感じの発音だけど、エルフって聞こえた様な……?
「ノボルの所にもいるんだね?」
「いいえ、物語に登場するだけでした」
「そうか」と言ったミゲルさんが続けた。
――戦後の存続を許されたイーサー家は、美しき一族としてその後も栄華を極めた。
――取り分け、千年祭を取り仕切った末娘は、花容月貌と評判高く、人化した王に見初められ、子を生した。
そんな話が、歌や物語で語り継がれてるのだとか。
因みに、千年祭とは、在位千年の祝祭の事で、二百年前に各領で盛大に行われたと記録にあるそうだ。
「イーサー家は、生まれた子の正統性を主張して、王家に連なるバール家を名乗るようになったんだよ」
「揉めそうですね……」
腕を組んで深く頷いたって事は、深刻らしい……。
「王が人への関心を失い、ジザベラ様に入れ込んだ切っ掛けとも言われているからね」
ジザベラ様とは、王女の母親で白凰のことのようだ。
人前に姿を現さなくなった王は、ジザベラ様の関心を引くため、山の形を変え、愛の巣を建てたとか。
ただし、これには公共事業の側面があったことは否定できないとのこと。
「政治が滞ってしまったんですか?」
「いや、政治よりも治安の方だ」
ある神が、王の役割を次のように説明したらしい。
――人の争いを止め、争わずに済む状態を維持すること。
――異なる世界から異なる種族を招き入れ、人の生活を支える役割を与えること。
――矛を収めない人、従わない種族に鉄槌を下すこと。
近年、王がこの役割を全うしなくなり、各地で異変と紛争が増えたそうだ。
「この状況を危惧して、孤軍奮闘してるのが彼らさ」
ミゲルさんが顎をしゃくって見せた先に、地響きを立て、砂埃を上げる集団が見えてきた。
きっとナイスミゲルは、こうして作られたに違いない。
「ノボル、目は大丈夫かい?」
「まだ視界は緑色ですが、だいぶ視えるようになって来ました」
僕は聖女様の光を浴びて倒れてたらしい。
室内まで真っ白になった事に驚いたミゲルさんが駆け付け、僕をテーブルまで運んでくれたそうだ。
「あんな光は、今まで一度も見たことがない。何であんな事に?」
「お礼に水晶を差し上げました」
と言っても、状況が掴めないだろうから、僕はリュックを手繰り寄せ、現物を見せながら説明した。
「ノボルの世界の宝石には、そんな力があるのかい?」
「いいえ。僕も初めて見ました」
「本人に聞こうにも、もういらっしゃらないしな……」と声を曇らせるミゲルさんに聞いてみよう。
「何で聖女様と呼ばれてるんですか?」
「神話に出てくるからだよ」
神話? ああ、そうだ、噴火を竜に例えたような話を洗濯物を干す前に聞いたっけ。
神話と竜か……、ヤマタノオロチってどんな話だったんだろう……?
「さっき話した神話は、千二百年ほど前に、実際に起きた出来事だと言われていてね……」
厳密には千二百十九年前で、その前が紀元前の戦国時代として伝わってるようだ。
この大陸の中央平原を巡る戦争を「マルカザミンの戦い」と言い、六百年ほど続いたとか。
ただ、主な戦いについては諸説あり、国家間の直接衝突を重視した、「五王戦争」とする歴史書もあるそうだ。
「隣のバール領では、『三王二侯の戦い』と言う人もいるが、私は歴史書の方が正しいと思っているよ」
うーん、歴史は苦手だけど、色も普通に見えるようになったからメモしておこう。
――その時代、数多の神がそれぞれの陣営に関与した。
――女神は信士を、男神は信女を伴って戦地に赴き、戦局を動かした。
――裏切り、報復、後継問題、そこに神々の対立や、神と人の諍いが混乱に拍車を掛けた。
――各国とも内乱に陥った頃、一柱の神が、ある国に「召喚の秘儀」を授け、執り行われた。
――どこからともなく、光の剣を持つ少年が現れ、圧倒的な武力で内乱を鎮圧した。
――転戦に継ぐ転戦で、各地を平定した少年は、いつしか「神王」を称する暴君となった。
――神をも恐れぬ神王を抑えるべく、神々は停戦して「竜」を喚んだ。
――ここが最初に聞いた話なので割愛。
――岩峰に姿を変えた平原は、人々の欲望を挫き、大陸に平穏をもたらした。
「『バアアル王は今日も山頂より国を治む』で終わる話なんだが、この信女が後に聖女と呼ばれたんだ」
あ、思ったより面白いかも。
歴史というより物語な感じ?
「少年を召喚したとされる国は滅んで、関与した神と共に詳細は伝わってないんだが、信女は別でね」
今でも歌で語り継がれているそうだ。
――軽やかな巻き毛が戦場を走ると戦人は手を止めた。
――神さえ溜息させるたおやかな手は敵味方の境なく癒やした。
――終わりなき戦に心を痛める神に寄り添うさまは正に聖女。
(後日、本を探したが、『亡国の聖女アイリス』は文章化されていなかったため、ニュアンスは不正確)
戦後、「無私の貢献は復興に資する」と王に赦された信女は、各地を行脚したそうだ。
このことから、旅の癒し手を聖女と呼ぶのだとか。
「聖女様は、みんな巻き毛なんですか?」
「いや、巻き毛は亡国の象徴と言って、その血統は途絶えたとされているよ」
「ここの聖女様は、あの通りだから分からないけどね」とミゲルさんは肩をすくめた。
古めかしく話すシーツの中身を知ってる僕は、あれこそ伝説の聖女様だと思う。
雰囲気が女神達に似てたし、巻き毛の美人でスタイルも良いからそう思っただけなんだけど。
それはそうと、聖女様にはお礼を言えたから胸の支えは下りた。
あと、引っ掛かるのは、「聖女様は王に赦された」って所かな。
火山が人を赦す?
「ミゲルさん、王はどうやって聖女様を赦したんですか?」
「セラエノを遣わせたそうだよ」
黒翼のハーピーで、その美しさを称える歌は数多く、今なおヒットソングなのだとか。
「ハーピーですか? 僕の世界では物語に出てくる怪物だったような……」
「ほう、面白いね。ここでは、『歌で、王に世相を、人に王命を』と言われ、重要な伝達役を担っていたんだよ」
過去形なのは、王女が歌を好まなかったため、配置転換が行われたからだそうだ。
ん? 王が火山なら、王女は小山? 歌を好まない小山とは……?
あれ? でも、王女は二十年前に復興事業を指揮したって聞いたから、山ではなく実在してる?
それなら、ハーピーが退けられたのも、最近って事になるから、セラエノさんも実在してる?
「……王女ってどんな方なんですか?」
「王女はダフネリア様と言ってね、母方の白凰の容姿を引き継がれた見目麗しい御方だそうだよ」
んん……? 白い鳳凰って聞こえたぞ……!?
鳳凰って何だっけ!? 大きな鳥……?
「他にも王子がいらっしゃるそうだが、私は詳しくは知らないんだ」
……うん、理解するのは止めよう。
メモに徹するぞ!
「すると、セラエノさんは、今どちらに……?」
「今は、聖女様と一緒に行動していてね、一昨日あたりも森の中で見掛けたよ」
今のハーピーの役割は、市井の出来事を歌にして、人々に聞かせるのだとか。
それじゃあ、木の上を飛び移ってたのは、セラエノさんだったかも知れないのか……。
うん、どうやら、理解できなくても、受け入れざるを得ないらしい。
この世界は、まだ神話が続いてるようだ。
最初に会ったのも、女神なんだから当然と言えば当然か。
それなら、王が竜でも不思議じゃないし、歯ブラシの材料にされる竜もいるんだろう。
「すると、王様は、山と同名で、現役で、バール領にも関係してますか?」
「うん。バアアル王は、御名を冠する山で、代替わりせずに統治を続けているし、もちろん、バール領とも関係がある」
バール領は、かつてイーサー王国といい、エルフと繋がりが深いことから、美男美女の多い地域だそうだ。
アルブって感じの発音だけど、エルフって聞こえた様な……?
「ノボルの所にもいるんだね?」
「いいえ、物語に登場するだけでした」
「そうか」と言ったミゲルさんが続けた。
――戦後の存続を許されたイーサー家は、美しき一族としてその後も栄華を極めた。
――取り分け、千年祭を取り仕切った末娘は、花容月貌と評判高く、人化した王に見初められ、子を生した。
そんな話が、歌や物語で語り継がれてるのだとか。
因みに、千年祭とは、在位千年の祝祭の事で、二百年前に各領で盛大に行われたと記録にあるそうだ。
「イーサー家は、生まれた子の正統性を主張して、王家に連なるバール家を名乗るようになったんだよ」
「揉めそうですね……」
腕を組んで深く頷いたって事は、深刻らしい……。
「王が人への関心を失い、ジザベラ様に入れ込んだ切っ掛けとも言われているからね」
ジザベラ様とは、王女の母親で白凰のことのようだ。
人前に姿を現さなくなった王は、ジザベラ様の関心を引くため、山の形を変え、愛の巣を建てたとか。
ただし、これには公共事業の側面があったことは否定できないとのこと。
「政治が滞ってしまったんですか?」
「いや、政治よりも治安の方だ」
ある神が、王の役割を次のように説明したらしい。
――人の争いを止め、争わずに済む状態を維持すること。
――異なる世界から異なる種族を招き入れ、人の生活を支える役割を与えること。
――矛を収めない人、従わない種族に鉄槌を下すこと。
近年、王がこの役割を全うしなくなり、各地で異変と紛争が増えたそうだ。
「この状況を危惧して、孤軍奮闘してるのが彼らさ」
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