黒神真司

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人混みも薄れたターミナル
夕方のラッシュの中ですれ違ったきみは
懐かしい香りがした
子どもの頃遊んだあの時のまま
あの頃の面影を身にまとっていた
とてもきれいになったね
後姿を見送りながら
僕はきみに語りかけていた
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