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『君と待つ光』
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出られない部屋から出ていくと、俺たちは割と早い方だったらしく、ホールはがらんとしていた。脱出済なのは……レイはいるな。とはいえ俺たちもまぁまぁ手間取っていたので数ペアは出てきている。
その中にはやはりルースとヴィンセントも。あれっ??? こういうのってどきどきそわそわハプニングになるんじゃ
「あ。学級長じゃん、お前らも変な部屋? てか主催者でしょこれ、どういうこと?」
「交流会だしな。ダメか? 出られない部屋」
「まぁダメとかではないけど」
スタスタとヴィンセントが歩いてくる。その後ろには少し下がってルースがついてきていた。承認仕草だろうけど、東洋ではそれ妻の仕草だったっけ。いい妻になるよ、お似合いです。
「セリオンが思ってたより大きい規模の魔法が使えてな。凄くないか? 全ペア分結界できるとか。天才児だぞ、天才児」
「わーかったわかった。お前のオトートくん自慢なんっかいも聞いた。眠くなるとすーぐオトートの話する」
ヴィンセントがわかりやすくうげーっと舌を出し煽ってくる。確かに多少セリオンの話はした記憶はあるがそこまでではないだろう。誇張だ、誇張!
俺が眉を顰めていると、後ろからぐいっと体を引かれる。俺がされるがままになってやる相手なんて当然セリオンしかいない。
「やっぱ夜、あんたのとこ行ってんだ?」
「セリオン、なに威嚇して」
「ねっ兄さん。ぼくのこと褒めてるってほんと? 聴きたいなぁ」
「いいのか!?!?!?!?!?」
長くなるぞ。三日三晩徹夜し続ける準備はいいか? セリオンの功績なんて何度言っても飽き足りない。そもそも一年生の頃から、飛び級しないのが不思議なくらいの成績を残してきたのだ。俺のせいで舐められきっていたフィレンツェの威光を完全回復は減るレベルの偉業。
セリオンが作り上げた数々の記録は何度挑戦しても破られることはなく、そしてこれからも破られないと俺の未来視が言っている。
「それに、飛行術の成績もいい! セリオンは運動苦手だと思ってたんだが、一年生の頃からきちんと特訓してて今となっては飛行大会でも数々の好成績を出してるな、準優勝なんてすごいぞ、さすがは俺の弟! フィレンツェの至宝!」
「実戦で使えなかったら意味ないし。次は勝つ」
「驕らず努力してるのもお前のいいところだよなぁ。入学する前は魔法にだけ向いていた意欲が、きちんと鍛錬や飛行にも向いてくれたのはいいところだ」
セリオンはすらっとしててどうにかしたら骨が折れそうなので、鍛えてくれるのは個人的にもありがたい。
ベラベラと抱き抱えられたままセリオンを見上げ話していると、ほっぺをぐにゃりと挟まれる。なんなんだ。
「どうした、何か用かヴィンセント」
「いや、説明しろし。無茶振りじゃん普通に」
「え!」
無茶振りってなんなんだ。もしかして俺たちと同じくキスとかか? ダメだぞセリオン、BLにおいて焦りは禁物。二人の焦ったい絡みを周りからサポートしつつ見つめつつくっつくのを待つべしが鉄則なのだから。
そわそわしていると、ルースが困ったように微笑む。
「それにしても驚きましたね、お互いのいいところを三つ挙げる……なんて。偶然知り合いだったから良かったのですが、全く知らない同士だと苦労するのでは?」
あっきちんと難易度調節されてる。そうそう、最初はその程度からね。うわーなんて言ったんだろ聞きたい、確かに俺が創造主ではあるんだが、この二人の第一印象って終盤にならないと明かされないし。今この世界線の二人の第一印象三つ、聞きたすぎる。
「まぁ知り合いにしても、ちょっと顔しってるくらいだし難易度そこそこ高いけどね。ほぼ第一印象。俺のかっこいいとこがいいとこなんだ?」
「え? はい、アーノルド様の次に!」
「うわ、別にキョーミないけどこの平凡顔より下って言われるのは悔しい」
お前なんだその物言いは。モブ顔だって必死で生きてるんだぞ! 大体モブ顔じゃなくて最低保証顔な、きちんとフィレンツェの血筋は感じるので。二度と間違えるなよこのタコ助。
その中にはやはりルースとヴィンセントも。あれっ??? こういうのってどきどきそわそわハプニングになるんじゃ
「あ。学級長じゃん、お前らも変な部屋? てか主催者でしょこれ、どういうこと?」
「交流会だしな。ダメか? 出られない部屋」
「まぁダメとかではないけど」
スタスタとヴィンセントが歩いてくる。その後ろには少し下がってルースがついてきていた。承認仕草だろうけど、東洋ではそれ妻の仕草だったっけ。いい妻になるよ、お似合いです。
「セリオンが思ってたより大きい規模の魔法が使えてな。凄くないか? 全ペア分結界できるとか。天才児だぞ、天才児」
「わーかったわかった。お前のオトートくん自慢なんっかいも聞いた。眠くなるとすーぐオトートの話する」
ヴィンセントがわかりやすくうげーっと舌を出し煽ってくる。確かに多少セリオンの話はした記憶はあるがそこまでではないだろう。誇張だ、誇張!
俺が眉を顰めていると、後ろからぐいっと体を引かれる。俺がされるがままになってやる相手なんて当然セリオンしかいない。
「やっぱ夜、あんたのとこ行ってんだ?」
「セリオン、なに威嚇して」
「ねっ兄さん。ぼくのこと褒めてるってほんと? 聴きたいなぁ」
「いいのか!?!?!?!?!?」
長くなるぞ。三日三晩徹夜し続ける準備はいいか? セリオンの功績なんて何度言っても飽き足りない。そもそも一年生の頃から、飛び級しないのが不思議なくらいの成績を残してきたのだ。俺のせいで舐められきっていたフィレンツェの威光を完全回復は減るレベルの偉業。
セリオンが作り上げた数々の記録は何度挑戦しても破られることはなく、そしてこれからも破られないと俺の未来視が言っている。
「それに、飛行術の成績もいい! セリオンは運動苦手だと思ってたんだが、一年生の頃からきちんと特訓してて今となっては飛行大会でも数々の好成績を出してるな、準優勝なんてすごいぞ、さすがは俺の弟! フィレンツェの至宝!」
「実戦で使えなかったら意味ないし。次は勝つ」
「驕らず努力してるのもお前のいいところだよなぁ。入学する前は魔法にだけ向いていた意欲が、きちんと鍛錬や飛行にも向いてくれたのはいいところだ」
セリオンはすらっとしててどうにかしたら骨が折れそうなので、鍛えてくれるのは個人的にもありがたい。
ベラベラと抱き抱えられたままセリオンを見上げ話していると、ほっぺをぐにゃりと挟まれる。なんなんだ。
「どうした、何か用かヴィンセント」
「いや、説明しろし。無茶振りじゃん普通に」
「え!」
無茶振りってなんなんだ。もしかして俺たちと同じくキスとかか? ダメだぞセリオン、BLにおいて焦りは禁物。二人の焦ったい絡みを周りからサポートしつつ見つめつつくっつくのを待つべしが鉄則なのだから。
そわそわしていると、ルースが困ったように微笑む。
「それにしても驚きましたね、お互いのいいところを三つ挙げる……なんて。偶然知り合いだったから良かったのですが、全く知らない同士だと苦労するのでは?」
あっきちんと難易度調節されてる。そうそう、最初はその程度からね。うわーなんて言ったんだろ聞きたい、確かに俺が創造主ではあるんだが、この二人の第一印象って終盤にならないと明かされないし。今この世界線の二人の第一印象三つ、聞きたすぎる。
「まぁ知り合いにしても、ちょっと顔しってるくらいだし難易度そこそこ高いけどね。ほぼ第一印象。俺のかっこいいとこがいいとこなんだ?」
「え? はい、アーノルド様の次に!」
「うわ、別にキョーミないけどこの平凡顔より下って言われるのは悔しい」
お前なんだその物言いは。モブ顔だって必死で生きてるんだぞ! 大体モブ顔じゃなくて最低保証顔な、きちんとフィレンツェの血筋は感じるので。二度と間違えるなよこのタコ助。
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