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80 (※微R18描写あり)
入学してからの1ヶ月は、慌ただしく過ぎた。
そして5月。
今回、みずき君のヒートはバッチリゴールデンウィークに掛かってしまった。
で。
実は今、僕は壱与家のみずき君の部屋にいるんだ。そして、かなり緊張してる。 だって今日から何日か、僕はこの部屋に泊まる事になってるから。実は3年つき合って初めてなんだ、みずき君ちに泊まるの。
2人で話して決めたんだ。今回のヒートで番になろうって。
僕達は運命の番で、ホントはみずき君は1日も早く僕と番になりたかったんだ。
でも番になるには、ヒート中のセックスが不可欠。高校生だった上、まだアルファとして未熟だった僕は、みずき君の相手としては不釣り合いだった。初めて出会った時、僕はみずき君のヒートフェロモンを嗅いでも、そうとは認識出来なかったくらい子供だった。今ではすっかり大人…って訳ではまだないけど、何かあったらみずき君を支えられるくらいにはなれたと思う。
人よりずっとゆっくりだった僕の成長を、彼は優しく見守っていてくれた。僕が追いつくのを、ずっと隣で待っててくれたんだ。
でもそんなみずき君が、もう待てなくなっちゃうような出来事が、ここ最近で頻発しちゃったんだ。
僕は大学生になってから、好意的なアプローチを受ける事が増えて来た。みずき君がモテるのは元からなんだけど、僕にも来るようになっちゃったんだ。主なとこだと純人の女の子達。大体はベータの子達だけど、学外で声を掛けてくる中にはオメガの男女もいた。オメガの人達はみずき君のマーキングがあるから怖々って感じだけど、ベータの人達には効かないから気にせず寄ってくるんだよね。ベータ、強過ぎる。その結果、逆ナンとか初めての経験が1ヶ月の間で何度もあって、見ていたみずき君がとうとうキレちゃったのだ。
「もう無理。目覚しい成長で、ランの魅力に世界が気づいてしまった。もう無理。これ以上野放しにはできない」
「えぇ…おおげさじゃない?」
「おおげさじゃない。」
部屋に入って、ドラッグストアの袋をローテーブルの上に載せながら、重々しく首を振るみずき君。肩より伸びた茶色い髪がサラサラ揺れて綺麗だけど眉間の皺、深っ。
僕もゼリー飲料とかを袋から取り出して部屋用の小さい冷蔵庫に入れながら、う~んと首を傾げた。僕の魅力、そんなに開花しちゃってたのかぁ。まあ、背も伸びたし筋肉だってまあまあついたもんね。成長期&朝トレの賜物だよね。
さっき2人でヒート前の買い出しに行ってきて、今はみずき君の部屋に帰って来たとこ。買ってきた物を片付けてから、お母さんに『ゴールデンウィークだからみずき君ちに泊まるね』ってメッセージ入れたけど、何だかちょっと恥ずかしい。すぐに『OK』って絵文字付きで返信が来たけど、絶対バレてるよ…。一度も泊まった事が無いのにいきなり何日も泊まるだなんて不自然過ぎるし。
大学入学したら慣れるまで忙しいって聞いて、アルバイトのスタートを来月からにしといて良かった。じゃなきゃ、連休中に急に休むなんて迷惑でしかないもんね。
「おばさん、なんて?」
僕のスマホのメッセージの通知音が2連続で鳴ったから、みずき君が覗き込んできた。
「あ、うん、良いって」
「そっか、良かった」
みずき君はホッとしたみたいに笑って、後ろから僕を抱きしめてきた。もう立ったまま抱きしめられても、みずき君が屈んだりしてない。
「ラン。」
顎を掴んで上を向かされて、キスをされる。みずき君の唇はしっとりしてて気持ち良い。良い匂いもするし、僕はいつもすぐにうっとりしてしまう。でも、いつもはせいぜい長くて十秒程度で終わるのに、今日は全然終わらない。逆に唇を舌でこじ開けられて、口の中に入られてしまった。熱くてぬめったみずき君の舌は、甘かった。最初は戸惑っていた僕は、その甘さに気づいて吸い寄せられるみたいに舌を舐めて吸ってた。ざらざらのところも、ぬるぬるのところも気持ち良い。
(何これ…こんなの知らない)
いつの間にか夢中になって目を閉じて、今度は反対にみずき君の口の中に舌を入れてあちこちを舐め回してみる。甘くて美味しくて、脳が痺れてきそうだった。しばらくそんなやらしいキスをしてたら、みずき君の体がぶるっと震えるのを感じた。目を開けると、とろんと熱に浮かされたような目と蕩けたような顔。少し紅潮して、唾液で濡れた唇がすごくいやらしい…と思った瞬間、ずくん、と僕のアソコが脈打った。
「……ぁ…ラン、感じたのか、俺で…」
みずき君は僕の変化に敏感だ。下半身の反応はすぐにしられてしまった。ズボンの股間に伸びてくる、熱い手。
「あ、みずきく…っ…んっ」
「ははっ…硬くなってる、ランのちんこ」
「だって、みずき君が…」
布の上から撫で回されて、大きくなってるのを確かめるみたいに鷲掴みにされる。それからやわやわ揉まれて、初めてそんな事をされた僕のアソコはどんどん硬くなっていく。みずき君の手、気持ちいい、気持ちいい。
「あっ、あ、み…、あっ!」
「すごい…ランが俺の手で感じてる…」
みずき君は僕の耳元で、熱い吐息混じりの声で言う。
僕のアソコ…つまり、ちんこはカチンカチンに硬くなってしまった。
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