1 / 2
出会い
しおりを挟む
あぁ… どうして君と出逢ってしまったのだろう?
どうしてこのタイミングで君と出逢ってしまったのだろう?
もしも、もしも もっと早くに出逢えていたら…
君は私だけにこの溢れんばかりの一途な愛情をくれたのじゃないだろうか?
あの子じゃなく、私に…
帰国してから早半年
未だに就職は決まっていない
一人暮らしのフリーター、金無し、彼氏は…
まぁ、居るっちゃ居る。
友達はみんな、社会人3年目に突入。
私だけひとり、遅めのスタートで1年目。
みんな、私がフラフラしていた時にちゃんと就活したんだ、正規社員の枠勝ち取ったんだ。
偉いなぁ…
なんだか、取り残された気分
少し寂しい気分で今日も面接に向かう。
午後3時 到着
一応、上場企業のこの会社
外国人スタッフ、特にアジア人率高し。
事務所から出てきた従業員に面接に来た旨を伝える。
たどたどしい日本語で
「少々オマチクダサイマセ」
と言われ、10分後ようやく、本日 私を査定するであろう、中年の縦も横も大きい ヒグマのような男が出て来た。
ヒグマは平木という男で、一見笑顔だが目が全く笑っていない。
私は緊張したまま、中に入り 言われた通り、椅子に座る。
査定開始。
ーーーーーー
一体何十分経ったのだろう
緊張のし過ぎで何も覚えていない
ただ、あがり症の私のことだ。
きっとまたダメだ。
いつもそう。
頭では散々考えるくせに、本番にめっぽう弱いせいで面接は惨敗だ。
今回も恥を晒しただけだ。
なんて、考えていた2日後
平木から電話があり、二次面接に来てほしいとのこと。
日程は3日後だ。
なんだか、いい予感がする。
ーーー3日後
この事務所を訪れるのは、6日前の面接の時と今日の二次面接で2回目だ。
(大丈夫、大丈夫)
私は自分に心の中でそう言い聞かせ、面接に臨んだ。
今回は、前回の平木とは違い、小柄で少し厳格そうな中年男だ。
名前はーー
覚えていない。
ただ、前回よりもスムーズに受け答えが出来た。
そのかいがあってか、その場で採用。
しかし、私の望んでいた正規職員ではなく、契約社員で、だ。
(ハローワークの内容と違うじゃないか)
と思いつつも、一刻も早くこの貧乏フリーター生活から抜け出したい私は、平均より少し上の月給に惹かれ、この会社で契約社員として働くことにした。
一週間後、契約書を交わす為に私はまたこの事務所に居た。
契約は一年、問題が起こらない限り自動更新。正社員登用有り。月給は東京に基準を合わせている為、少し高め。
そして、私の配属先は来月にオープンする新店だ。
つまり、オープニングスタッフ。
まぁ、オープンしてから3日後の入社になるから正確には違うのかもしれないけど。
とにかく、3週間後から私は契約"社員”なのだ。
私は少々雇用形態に納得がいかないものの、自分が選ばれたことに満足していた。
やっと やっと 私を必要としてくれる場所を見つけたのだ。
面接に落ちるたびに、やるせない気持ちになり 泣いていた私とはようやくオサラバなのだ。
契約でもなんでもやってやろうじゃないか。
私は契約書を交わした後、彼氏に早速メッセージを送った。
(オッパ~^^ 私、就職決まった。 今日 契約書も書いたよ。私も ついに会社員です。)
ー私の彼氏
彼は年上の韓国人だ。
付き合って7ヶ月。私が帰国する1ヶ月前に飲み会で知り合った。そして知り合った3日後に私から告白した。
私の一目惚れだ。
遠距離でもお互いに会いに行けばいい。
ただ、私は彼が他の女のモノになるのがイヤだった。その一心で告白した。
彼は最初は戸惑っていたが、少しだけ考えてオッケーした。
最後の1ヶ月は、殆ど毎日 彼と過ごした。
そして私が帰国し、半年経った今、会っていない。メッセージだけで繋がった関係だ。
会いに行くってあれだけ言ってくれたのに…
嘘つき
私のこと好きじゃなくなったの?
愛してるって言って私のこと抱いたのは何だったの?
最近はいつもこんな疑問ばかり…
こんなんじゃもうダメだよ
諦めよう
てか、そこまで好きじゃないんじゃない?
♪♪♪~
彼だ
彼はいつも絶妙なタイミングで電話を掛けてくる。
もしもし、
就職決まったんだって?
オメデトウ
オッパ、コマウォ~
そこからたわいのない話をいくつか…
因みに彼は日本語が出来ない
でも最近、私の為に なのかは知らないけど、日本語の勉強をしているようだ。
てことは少しは私のこと想ってくれてるんだよね?考えてくれてるんだよね?
本当に?本当に?…
なかなか会えない2人、もしかして私だけ好き?
会ってくれないのは他に相手が居るの?
こんなことばっかり考えてるから、
揺れるんだよ
取り返しのつかない、苦しい恋をするすることになるんだよ
3週間後ー
いよいよ今日から新しい環境でスタート。
前日は緊張で眠れなかった。
眠気覚ましにドトールでアイスコーヒーを一杯飲んでから新しい職場へ
ドキドキしながら建物の中に入る。
中からは日本語と中国語が聞こえる。
恐る恐る挨拶をすると、1人の日本人女性が笑顔で迎えてくれた。
「おはようございます、サービス推進部の三原です。」
多分、昔は綺麗だったんだろうと思わせる、華のある50代くらいの女性だ。
「もう1人、あなたと同じく今日入社の社員がいるのよ」
そう言って、三原さんは1人の女の子を呼んだ。
女の子はこっちに来て、私を見ると
「初めましてテ。私は李瑞季(リールェイジー)デス。中国人デス。よろしくお願いシマス。」
所々、発音が違うのがなんだか可愛い。
それに、なんだかいい子そうだ。
私も自分の自己紹介をし、お互いに頑張ろうね、と 言葉を交わした。
制服に着替え、売り場に出て行くと他のスタッフが開店前作業をしていた。
三原さんは私とルェイジーに店のことや、今日やる研修について話してくれた。
ルェイジーは分かってるんだか分かってないんだか、微妙な表情をしていた。
「朝礼始めまーす」
どこからか、声がしてきた。
声のする方に行くと、たくさんの人がいた。 その中に平木も居た。恐らく、売り場スタッフじゃない人達もいる。
朝礼では、社訓、接客基本用語の唱和をし、昨日の売り上げ、今日の目標金額、諸連絡などを社員がした後、
「今日から新入社員が2人イマス。自己紹介ヨロシクオネガイシマス。」
朝礼を進行していた中国人の年配女性が言った。
私とルェイジーは前に出てそれぞれ、名前と一言、よろしくお願いします。と 言った。
あがり症の私は 顔を赤く染めながらモゴモゴと自己紹介していたことだろう。
初出勤してわずか30分でこんな恥ずかしい目に遭うとは…
その後、開店間もないのに、既に閑古鳥が鳴いている売り場で私とルェイジーは三原さんによる研修を受けた。
社訓について、身だしなみについて、挨拶について…
学生時代から接客業をやっていた私からしたら特に新鮮なことはない、つまらない研修だ。
お客さんが入ってくる度、三原さんは研修を中止し、そのたびにどこまで進んだか分からなくなっていた。
そうこうしているうちに、遅番スタッフたちだろうか?
人が増えた。
その中に君は居たんだ。
私に笑顔を向け、声を掛けた。
「もしかして、新しい社員の方ですか?初めまして。僕は社員の河島光樹です。よろしくお願いします。」
左側だけ八重歯が見えている。
背が高くて大人っぽいのに、なんだか可愛い。
そんな君の笑顔に私も思わず笑顔になった。
もしかして、私はこの瞬間 堕ちてしまったのかもしれない
君の無邪気な笑顔に
聞きやすい声に
一年後の私達の関係なんて、誰がそんなこと想像できるのだろう
どうしてこのタイミングで君と出逢ってしまったのだろう?
もしも、もしも もっと早くに出逢えていたら…
君は私だけにこの溢れんばかりの一途な愛情をくれたのじゃないだろうか?
あの子じゃなく、私に…
帰国してから早半年
未だに就職は決まっていない
一人暮らしのフリーター、金無し、彼氏は…
まぁ、居るっちゃ居る。
友達はみんな、社会人3年目に突入。
私だけひとり、遅めのスタートで1年目。
みんな、私がフラフラしていた時にちゃんと就活したんだ、正規社員の枠勝ち取ったんだ。
偉いなぁ…
なんだか、取り残された気分
少し寂しい気分で今日も面接に向かう。
午後3時 到着
一応、上場企業のこの会社
外国人スタッフ、特にアジア人率高し。
事務所から出てきた従業員に面接に来た旨を伝える。
たどたどしい日本語で
「少々オマチクダサイマセ」
と言われ、10分後ようやく、本日 私を査定するであろう、中年の縦も横も大きい ヒグマのような男が出て来た。
ヒグマは平木という男で、一見笑顔だが目が全く笑っていない。
私は緊張したまま、中に入り 言われた通り、椅子に座る。
査定開始。
ーーーーーー
一体何十分経ったのだろう
緊張のし過ぎで何も覚えていない
ただ、あがり症の私のことだ。
きっとまたダメだ。
いつもそう。
頭では散々考えるくせに、本番にめっぽう弱いせいで面接は惨敗だ。
今回も恥を晒しただけだ。
なんて、考えていた2日後
平木から電話があり、二次面接に来てほしいとのこと。
日程は3日後だ。
なんだか、いい予感がする。
ーーー3日後
この事務所を訪れるのは、6日前の面接の時と今日の二次面接で2回目だ。
(大丈夫、大丈夫)
私は自分に心の中でそう言い聞かせ、面接に臨んだ。
今回は、前回の平木とは違い、小柄で少し厳格そうな中年男だ。
名前はーー
覚えていない。
ただ、前回よりもスムーズに受け答えが出来た。
そのかいがあってか、その場で採用。
しかし、私の望んでいた正規職員ではなく、契約社員で、だ。
(ハローワークの内容と違うじゃないか)
と思いつつも、一刻も早くこの貧乏フリーター生活から抜け出したい私は、平均より少し上の月給に惹かれ、この会社で契約社員として働くことにした。
一週間後、契約書を交わす為に私はまたこの事務所に居た。
契約は一年、問題が起こらない限り自動更新。正社員登用有り。月給は東京に基準を合わせている為、少し高め。
そして、私の配属先は来月にオープンする新店だ。
つまり、オープニングスタッフ。
まぁ、オープンしてから3日後の入社になるから正確には違うのかもしれないけど。
とにかく、3週間後から私は契約"社員”なのだ。
私は少々雇用形態に納得がいかないものの、自分が選ばれたことに満足していた。
やっと やっと 私を必要としてくれる場所を見つけたのだ。
面接に落ちるたびに、やるせない気持ちになり 泣いていた私とはようやくオサラバなのだ。
契約でもなんでもやってやろうじゃないか。
私は契約書を交わした後、彼氏に早速メッセージを送った。
(オッパ~^^ 私、就職決まった。 今日 契約書も書いたよ。私も ついに会社員です。)
ー私の彼氏
彼は年上の韓国人だ。
付き合って7ヶ月。私が帰国する1ヶ月前に飲み会で知り合った。そして知り合った3日後に私から告白した。
私の一目惚れだ。
遠距離でもお互いに会いに行けばいい。
ただ、私は彼が他の女のモノになるのがイヤだった。その一心で告白した。
彼は最初は戸惑っていたが、少しだけ考えてオッケーした。
最後の1ヶ月は、殆ど毎日 彼と過ごした。
そして私が帰国し、半年経った今、会っていない。メッセージだけで繋がった関係だ。
会いに行くってあれだけ言ってくれたのに…
嘘つき
私のこと好きじゃなくなったの?
愛してるって言って私のこと抱いたのは何だったの?
最近はいつもこんな疑問ばかり…
こんなんじゃもうダメだよ
諦めよう
てか、そこまで好きじゃないんじゃない?
♪♪♪~
彼だ
彼はいつも絶妙なタイミングで電話を掛けてくる。
もしもし、
就職決まったんだって?
オメデトウ
オッパ、コマウォ~
そこからたわいのない話をいくつか…
因みに彼は日本語が出来ない
でも最近、私の為に なのかは知らないけど、日本語の勉強をしているようだ。
てことは少しは私のこと想ってくれてるんだよね?考えてくれてるんだよね?
本当に?本当に?…
なかなか会えない2人、もしかして私だけ好き?
会ってくれないのは他に相手が居るの?
こんなことばっかり考えてるから、
揺れるんだよ
取り返しのつかない、苦しい恋をするすることになるんだよ
3週間後ー
いよいよ今日から新しい環境でスタート。
前日は緊張で眠れなかった。
眠気覚ましにドトールでアイスコーヒーを一杯飲んでから新しい職場へ
ドキドキしながら建物の中に入る。
中からは日本語と中国語が聞こえる。
恐る恐る挨拶をすると、1人の日本人女性が笑顔で迎えてくれた。
「おはようございます、サービス推進部の三原です。」
多分、昔は綺麗だったんだろうと思わせる、華のある50代くらいの女性だ。
「もう1人、あなたと同じく今日入社の社員がいるのよ」
そう言って、三原さんは1人の女の子を呼んだ。
女の子はこっちに来て、私を見ると
「初めましてテ。私は李瑞季(リールェイジー)デス。中国人デス。よろしくお願いシマス。」
所々、発音が違うのがなんだか可愛い。
それに、なんだかいい子そうだ。
私も自分の自己紹介をし、お互いに頑張ろうね、と 言葉を交わした。
制服に着替え、売り場に出て行くと他のスタッフが開店前作業をしていた。
三原さんは私とルェイジーに店のことや、今日やる研修について話してくれた。
ルェイジーは分かってるんだか分かってないんだか、微妙な表情をしていた。
「朝礼始めまーす」
どこからか、声がしてきた。
声のする方に行くと、たくさんの人がいた。 その中に平木も居た。恐らく、売り場スタッフじゃない人達もいる。
朝礼では、社訓、接客基本用語の唱和をし、昨日の売り上げ、今日の目標金額、諸連絡などを社員がした後、
「今日から新入社員が2人イマス。自己紹介ヨロシクオネガイシマス。」
朝礼を進行していた中国人の年配女性が言った。
私とルェイジーは前に出てそれぞれ、名前と一言、よろしくお願いします。と 言った。
あがり症の私は 顔を赤く染めながらモゴモゴと自己紹介していたことだろう。
初出勤してわずか30分でこんな恥ずかしい目に遭うとは…
その後、開店間もないのに、既に閑古鳥が鳴いている売り場で私とルェイジーは三原さんによる研修を受けた。
社訓について、身だしなみについて、挨拶について…
学生時代から接客業をやっていた私からしたら特に新鮮なことはない、つまらない研修だ。
お客さんが入ってくる度、三原さんは研修を中止し、そのたびにどこまで進んだか分からなくなっていた。
そうこうしているうちに、遅番スタッフたちだろうか?
人が増えた。
その中に君は居たんだ。
私に笑顔を向け、声を掛けた。
「もしかして、新しい社員の方ですか?初めまして。僕は社員の河島光樹です。よろしくお願いします。」
左側だけ八重歯が見えている。
背が高くて大人っぽいのに、なんだか可愛い。
そんな君の笑顔に私も思わず笑顔になった。
もしかして、私はこの瞬間 堕ちてしまったのかもしれない
君の無邪気な笑顔に
聞きやすい声に
一年後の私達の関係なんて、誰がそんなこと想像できるのだろう
0
あなたにおすすめの小説
壊れていく音を聞きながら
夢窓(ゆめまど)
恋愛
結婚してまだ一か月。
妻の留守中、夫婦の家に突然やってきた母と姉と姪
何気ない日常のひと幕が、
思いもよらない“ひび”を生んでいく。
母と嫁、そしてその狭間で揺れる息子。
誰も気づきがないまま、
家族のかたちが静かに崩れていく――。
壊れていく音を聞きながら、
それでも誰かを思うことはできるのか。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
大丈夫のその先は…
水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。
新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。
バレないように、バレないように。
「大丈夫だよ」
すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m
あんなにわかりやすく魅了にかかってる人初めて見た
しがついつか
恋愛
ミクシー・ラヴィ―が学園に入学してからたった一か月で、彼女の周囲には常に男子生徒が侍るようになっていた。
学年問わず、多くの男子生徒が彼女の虜となっていた。
彼女の周りを男子生徒が侍ることも、女子生徒達が冷ややかな目で遠巻きに見ていることも、最近では日常の風景となっていた。
そんな中、ナンシーの恋人であるレオナルドが、2か月の短期留学を終えて帰ってきた。
幼馴染の許嫁
山見月あいまゆ
恋愛
私にとって世界一かっこいい男の子は、同い年で幼馴染の高校1年、朝霧 連(あさぎり れん)だ。
彼は、私の許嫁だ。
___あの日までは
その日、私は連に私の手作りのお弁当を届けに行く時だった
連を見つけたとき、連は私が知らない女の子と一緒だった
連はモテるからいつも、周りに女の子がいるのは慣れいてたがもやもやした気持ちになった
女の子は、薄い緑色の髪、ピンク色の瞳、ピンクのフリルのついたワンピース
誰が見ても、愛らしいと思う子だった。
それに比べて、自分は濃い藍色の髪に、水色の瞳、目には大きな黒色の眼鏡
どうみても、女の子よりも女子力が低そうな黄土色の入ったお洋服
どちらが可愛いかなんて100人中100人が女の子のほうが、かわいいというだろう
「こっちを見ている人がいるよ、知り合い?」
可愛い声で連に私のことを聞いているのが聞こえる
「ああ、あれが例の許嫁、氷瀬 美鈴(こおりせ みすず)だ。」
例のってことは、前から私のことを話していたのか。
それだけでも、ショックだった。
その時、連はよしっと覚悟を決めた顔をした
「美鈴、許嫁をやめてくれないか。」
頭を殴られた感覚だった。
いや、それ以上だったかもしれない。
「結婚や恋愛は、好きな子としたいんだ。」
受け入れたくない。
けど、これが連の本心なんだ。
受け入れるしかない
一つだけ、わかったことがある
私は、連に
「許嫁、やめますっ」
選ばれなかったんだ…
八つ当たりの感覚で連に向かって、そして女の子に向かって言った。
俺の可愛い幼馴染
SHIN
恋愛
俺に微笑みかける少女の後ろで、泣きそうな顔でこちらを見ているのは、可愛い可愛い幼馴染。
ある日二人だけの秘密の場所で彼女に告げられたのは……。
連載の気分転換に執筆しているので鈍いです。おおらかな気分で読んでくれると嬉しいです。
感想もご自由にどうぞ。
ただし、作者は木綿豆腐メンタルです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる