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プロローグ
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就職と同時に地元を離れ早10年。
仕事にもだいぶ慣れ、今では後輩を指導する立場だ。ただこの後輩がかなりの問題児だった。
真面目で素直なんだがやる気が空回りし上手く噛み合わない。今回もそうだった。
まず手始めに、先方が困っているようだったので納期を変更したは良いものの、現場へ変更の連絡が漏れてたりだとか、これもまた良かれと思って先方へ提案したは良いものの現場への仕様変更の連絡が漏れてたりだとか、おまけにバックアップミスをしたり、仕舞いには書類の紛失、フォローは出来る方だと自負していたが、流石に血の気が引いた。
修羅場は人を育てるのか俺の指導が間違ってたのか、問題を起こした後輩が二徹目位から覚醒でもしたかのような怒涛の働きぶりで、トライアンドエラーを行いながらも結局納期には間に合った。ビックリした。
朝一でアポを取り頭を下げつつ無事に先方への納品を終えるとそのまま直帰する事を許された。
4日前まではピシッとしていたYシャツはもう見る影もなくヨレヨレだ。
3日間の徹夜となってしまった為、目を閉じたらすぐにでも夢の世界に旅立てるほどの眠気が襲ってくる。
正直立っているのもやっとだが、会社で仮眠を取ってから家に帰るのも億劫だった。
なんとかかんとか耐えて家へ帰ることにした。
ああ……春の爽やかな朝日が身にしみる。
ずっとPCと睨めっこしていた目には眩しすぎた。
眠気を紛らわす為に楽しいことでも考えよう。
家へ帰って一寝入りしてから何をしようか。せっかく明日も休みを貰ったし、どうせなら溜まってたゲームでもやろうか? 農業ゲームで延々と小麦の採取とか。でもこの間もやったしなぁ、今度はジャガイモにしようかな。このストックを延々と貯め続ける作業が楽しいんだよなぁと久々の休日に思いをはせた。
そして、それは起きた。
ソレは今の俺とは対称的な女学生達とすれ違った時だった。
「……ん?ぉおおお?!」
―っきゃ……!!!!――
足元に奇妙な模様が浮かび、眩い光に包まれた。
あまりの眩しさに目を瞑る。
次に来る衝撃に備えて腕で顔を覆った。
……何も……ない?
無音の世界がしばらく続き体に痛みが走る気配もない。
恐る恐る目を開けることにした。
「やほ―」
なんとも気の抜けたトーンと裏腹に聞くものを聞き惚れさせる済んだ声、そこにはプラチナの美しい髪を漂わせた妙齢の美女がにへらと笑って佇んでいた。
これはもしやいわゆる転生か?と寝ぼけた頭で小首を傾げながら美女を見る。あちらの美女も小首を傾げた。
しばし無言で見つめ合うと耐えきれなかったのか美女が口を開いた。
「や―や―そんなにリアクション薄いとこっちも戸惑うよ―」
「あ―……すみません」
「いやいいってことさ―。うんうん。分かるよ―その戸惑う気持ち。今元の世界に戻すからまってて「ちょっと待った!!!」
ビックリしすぎて思わず声が大きくなってしまった。
「うわぁ―びっくり―」
「えっああ、すみません!」
「え?戻して欲しいんじゃないの―?」
「いや…いやいやいや!この状態で戻してくれるんですか!?ってこの流れは異世界に言ってくれって流れでしょう!!」
「ううん。呼ばれた子は一緒にいた学生さんだよ―。君は所謂巻き込まれってやつさ―。え?何?期待しちゃった―?ごめんごめん。でも大丈夫。戻ったら忘れるようにしとくからさ―」
「無駄に親切だな。」
「えへへ」
美女は腰に手を当てて得意げな表情を浮かべていた。次の瞬間にいは真顔になって、そして何かを察したような表情を浮かべ最後はにやにやと笑った。
それを見てこれが世にいう百面相かとのんきに考えていた。
「え?何々?行きたかったの?それなら早く言ってよ―。人数指定なんてないし。はい。じゃ、いってら「ちょっと待った!!!!!」」
「ん?行きたくなかったの―?じゃあ戻「人の話を聞いて頂けないでしょうか?!」」
「ぶ―ぶ―」
漫画のように頬を膨らませブーイングしてくる美女。そういやあなたの名前すら聞いてないんだがと思ったがこの人?相手だと話がまた逸れそうだ。なのでほっておく事にした。そして改めて考えてみる。
この忙しい毎日の中で隙を見ては異世界物のラノベは読んでいた。俺だったらこうしたいとかこんな能力あったらなと空想に浸れる時間は幸せだった。
特にスロ―ライフ物だ。ゲームでコツコツストックを貯めるのも好きだ。異世界でのんびりまったり物を作ったりっていうのにも憧れてはいた。
これはチャンスなのか? はやる気持ちを抑えて聞いてみる。
「これは召喚ですか?転生ですか?」
「召喚だよ―。あちらの世界の住人があの学生さんを呼んだんだ―」
「私も望んだらあちらの世界に行けるって事ですか?」
「行けるよ―。ただ、学生さんたちと一緒だとめんどくさい事になるから、君が行く場合時間と場所を勝手にいじるけどね―。決意は固まったかな―?私はめんどくさくなってきたよ―。決めてくれないならぽいっと戻すよ―。あと、あっちで死んだらこの世界の時間軸の君がここに来た瞬間のあの場所に戻してあげるよ。」
「親切だけど心の声駄々漏れだ!!」
「当たり前じゃないか―。君は今回の召喚に無関係なんだからね。じゃあ今から飛ばすけどなにか要望はあるかな―?」
「ちなみにあちらの世界はどういった世界なんですか?」
「う―んとね―、あの子達が呼ばれたのは、君たちの世界で言う剣と魔法の世界ってやつさぁ。お馴染みだね。あの子達は聖女として呼ばれたんだよ―」
「聖女…」
「だから一緒に行くとめんどくさいでしょ―?」
「そうですね……、そういえば、あっちにはこのままの姿でとばされるんですか?」
「そのままだよ―。なに?なにか変えたいの―?」
「種族の変更とかは可能ですか? できれば長命種とか? あと持ち物に手心を加えて頂けるとありがたいです。」
せっかく異世界に良くならアバタ―感覚で外見を弄りたい。
このままの姿だとラノベ的展開では異世界人丸出しだからな。長命種を希望したのは、せっかくの異世界をゆっくり堪能したいからだ。
「はいはいは―い。そんじゃエルフにしとくね。はい。あと後かには?」
「あと、私はあちらの世界で農業やりたいんです。元の世界では時間に追われる毎日だったので。スローライフのような?のんびりした生活に憧れてるんですが…」
「ほうほう。農業ね―じゃあこんなのはどう?ぱんぱかぱ―ん!謎の袋―」
「謎ってなんですか…」
「これはね―魔力を込めると種が出てくるんだよ―」
「おお、俗に言うチ―トアイテム」
「でしょう―。今なら特別にマスター登録しちゃうよ―」
「あぁ……ありがとうございます。後は………」
――――――――――――――――――――
――――――――――――
――――――
仕事にもだいぶ慣れ、今では後輩を指導する立場だ。ただこの後輩がかなりの問題児だった。
真面目で素直なんだがやる気が空回りし上手く噛み合わない。今回もそうだった。
まず手始めに、先方が困っているようだったので納期を変更したは良いものの、現場へ変更の連絡が漏れてたりだとか、これもまた良かれと思って先方へ提案したは良いものの現場への仕様変更の連絡が漏れてたりだとか、おまけにバックアップミスをしたり、仕舞いには書類の紛失、フォローは出来る方だと自負していたが、流石に血の気が引いた。
修羅場は人を育てるのか俺の指導が間違ってたのか、問題を起こした後輩が二徹目位から覚醒でもしたかのような怒涛の働きぶりで、トライアンドエラーを行いながらも結局納期には間に合った。ビックリした。
朝一でアポを取り頭を下げつつ無事に先方への納品を終えるとそのまま直帰する事を許された。
4日前まではピシッとしていたYシャツはもう見る影もなくヨレヨレだ。
3日間の徹夜となってしまった為、目を閉じたらすぐにでも夢の世界に旅立てるほどの眠気が襲ってくる。
正直立っているのもやっとだが、会社で仮眠を取ってから家に帰るのも億劫だった。
なんとかかんとか耐えて家へ帰ることにした。
ああ……春の爽やかな朝日が身にしみる。
ずっとPCと睨めっこしていた目には眩しすぎた。
眠気を紛らわす為に楽しいことでも考えよう。
家へ帰って一寝入りしてから何をしようか。せっかく明日も休みを貰ったし、どうせなら溜まってたゲームでもやろうか? 農業ゲームで延々と小麦の採取とか。でもこの間もやったしなぁ、今度はジャガイモにしようかな。このストックを延々と貯め続ける作業が楽しいんだよなぁと久々の休日に思いをはせた。
そして、それは起きた。
ソレは今の俺とは対称的な女学生達とすれ違った時だった。
「……ん?ぉおおお?!」
―っきゃ……!!!!――
足元に奇妙な模様が浮かび、眩い光に包まれた。
あまりの眩しさに目を瞑る。
次に来る衝撃に備えて腕で顔を覆った。
……何も……ない?
無音の世界がしばらく続き体に痛みが走る気配もない。
恐る恐る目を開けることにした。
「やほ―」
なんとも気の抜けたトーンと裏腹に聞くものを聞き惚れさせる済んだ声、そこにはプラチナの美しい髪を漂わせた妙齢の美女がにへらと笑って佇んでいた。
これはもしやいわゆる転生か?と寝ぼけた頭で小首を傾げながら美女を見る。あちらの美女も小首を傾げた。
しばし無言で見つめ合うと耐えきれなかったのか美女が口を開いた。
「や―や―そんなにリアクション薄いとこっちも戸惑うよ―」
「あ―……すみません」
「いやいいってことさ―。うんうん。分かるよ―その戸惑う気持ち。今元の世界に戻すからまってて「ちょっと待った!!!」
ビックリしすぎて思わず声が大きくなってしまった。
「うわぁ―びっくり―」
「えっああ、すみません!」
「え?戻して欲しいんじゃないの―?」
「いや…いやいやいや!この状態で戻してくれるんですか!?ってこの流れは異世界に言ってくれって流れでしょう!!」
「ううん。呼ばれた子は一緒にいた学生さんだよ―。君は所謂巻き込まれってやつさ―。え?何?期待しちゃった―?ごめんごめん。でも大丈夫。戻ったら忘れるようにしとくからさ―」
「無駄に親切だな。」
「えへへ」
美女は腰に手を当てて得意げな表情を浮かべていた。次の瞬間にいは真顔になって、そして何かを察したような表情を浮かべ最後はにやにやと笑った。
それを見てこれが世にいう百面相かとのんきに考えていた。
「え?何々?行きたかったの?それなら早く言ってよ―。人数指定なんてないし。はい。じゃ、いってら「ちょっと待った!!!!!」」
「ん?行きたくなかったの―?じゃあ戻「人の話を聞いて頂けないでしょうか?!」」
「ぶ―ぶ―」
漫画のように頬を膨らませブーイングしてくる美女。そういやあなたの名前すら聞いてないんだがと思ったがこの人?相手だと話がまた逸れそうだ。なのでほっておく事にした。そして改めて考えてみる。
この忙しい毎日の中で隙を見ては異世界物のラノベは読んでいた。俺だったらこうしたいとかこんな能力あったらなと空想に浸れる時間は幸せだった。
特にスロ―ライフ物だ。ゲームでコツコツストックを貯めるのも好きだ。異世界でのんびりまったり物を作ったりっていうのにも憧れてはいた。
これはチャンスなのか? はやる気持ちを抑えて聞いてみる。
「これは召喚ですか?転生ですか?」
「召喚だよ―。あちらの世界の住人があの学生さんを呼んだんだ―」
「私も望んだらあちらの世界に行けるって事ですか?」
「行けるよ―。ただ、学生さんたちと一緒だとめんどくさい事になるから、君が行く場合時間と場所を勝手にいじるけどね―。決意は固まったかな―?私はめんどくさくなってきたよ―。決めてくれないならぽいっと戻すよ―。あと、あっちで死んだらこの世界の時間軸の君がここに来た瞬間のあの場所に戻してあげるよ。」
「親切だけど心の声駄々漏れだ!!」
「当たり前じゃないか―。君は今回の召喚に無関係なんだからね。じゃあ今から飛ばすけどなにか要望はあるかな―?」
「ちなみにあちらの世界はどういった世界なんですか?」
「う―んとね―、あの子達が呼ばれたのは、君たちの世界で言う剣と魔法の世界ってやつさぁ。お馴染みだね。あの子達は聖女として呼ばれたんだよ―」
「聖女…」
「だから一緒に行くとめんどくさいでしょ―?」
「そうですね……、そういえば、あっちにはこのままの姿でとばされるんですか?」
「そのままだよ―。なに?なにか変えたいの―?」
「種族の変更とかは可能ですか? できれば長命種とか? あと持ち物に手心を加えて頂けるとありがたいです。」
せっかく異世界に良くならアバタ―感覚で外見を弄りたい。
このままの姿だとラノベ的展開では異世界人丸出しだからな。長命種を希望したのは、せっかくの異世界をゆっくり堪能したいからだ。
「はいはいは―い。そんじゃエルフにしとくね。はい。あと後かには?」
「あと、私はあちらの世界で農業やりたいんです。元の世界では時間に追われる毎日だったので。スローライフのような?のんびりした生活に憧れてるんですが…」
「ほうほう。農業ね―じゃあこんなのはどう?ぱんぱかぱ―ん!謎の袋―」
「謎ってなんですか…」
「これはね―魔力を込めると種が出てくるんだよ―」
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