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40日目-1
しおりを挟む40日目
MP385/500
火置き場に火を焚き凝り固まった背筋を伸ばす。
火置き場の前に移動し冷えた体を温めるように暖を取る。
朝ごはんを済ませ外で器と箸を洗いインベントリに収納した。
ふと空を見上げれば木々の枝の隙間に久しぶりの青空が見えた。
ずっと洞窟の中にいたので目が眩む。
積もった新雪の上に意味もなく寝転がった。冷たかった。
溶けた雪が衣服にしみこんできたので慌てておきあがった。
洞窟の中に戻り火置き場の前に行き乾かす。
野菜の世話をしたら木でも倒しに行くか。
MP397/500
薪に火を灯し灯りとし
トマトの苗の場所へ移動した。
土の上に薪を刺す。
トマトの様子はどうかな?
第四果房が収穫出来そうだ。
実をプチプチと捥いでインベントリに落としていった。
第五果房は小さな実が出来、
第六果房は花が枯れたところだった。
第五果房の房をサツマイモの蔓で支柱へ誘引しておいた。
生えて来ていた脇芽を欠いておく。
隣の苗はっと……
こちらの苗は第一果房が収穫出来そうだ。
捥いではインベントリの中に落としていった。
第二果房の実がが大きくなってきている。
第三果房は小さな実が付き始め、
第四果房の花が枯れ、
第五果房は花が咲き、
第六果房が出来たばかりだ。
第三果房をサツマイモの蔓で支柱に誘引しておいた。
こちらの苗はもうちょっと成長させてみようかな?
脇芽を丁寧に欠きそれぞれウォーターで2回づつ水をやった。
MP412/500
次はナス。
……成長早くないか?
昨日付き始めていた実は成長し過ぎて艶が無くなっていた。
なんだか株自体しおれてる?
うーんと考えていたら思い当たる節が頭を過ぎった。
……昨日魔力水2回やったような……。
ずっと実が付きっぱなし状態で疲れたって事か。
申し訳ないことをした。
インベントリからナイフを取り出し収穫していった。
脇芽を欠き根元にウォーターで1回水をやった。
隣の綿はどうかな。
こちらは実が膨らんできていた。
前回の様子からすると明日には割れそうかな?
根元にウォーターを4回唱え水をやった。
MP409/500
薪を手に取り唐辛子の苗の所へ移動する。
昨日まばらに染まっていた実は満遍なく赤く色づいていた。
これは収穫してもいいのかな?
百科事典で確認しインベントリから園芸用のこてを取り出した。
根元の土をザクザク掘る。
茎を持ち左右に揺らしてみる。
ブチブチとした音が聞こえてきた。
こてを地面に置き両手で茎を持つ。
足に力を入れて苗を引き抜いた。
根っこに付いた土を払い取りあえずインベントリに収納しておいた。
続いて玉ねぎの様子を伺う。
あんまり変化は見られなかった。土の中だもんな。
ウォーターを唱え4回水をやった。
ニンニクと生姜の様子はどうだ?
ニンニクを植えた部分からは玉ねぎの葉のようなひょろっとした葉が生えていた。
生姜を植えた部分を見てみた。
てっきり玉ねぎの葉のようなひょろっとしたのが生えるかと思いきや竹の子みたいな直立した茎っぽいの物が生えていた。
……葉は?これが葉なのか?
百科事典を確認したら間違いはないらしい。
変わってるなと魔力水を唱え4回づつ水をやった。
MP361/500
地面に刺していた薪を手に取り火置き場の前に移動した。
薪を火置き場にくべ洗面台の前に立ち唐辛子とナスの脇芽の確認をする。
……ほんの少し伸びた?
白い根っぽいものが昨日より伸びていた。
もとに戻しウォーターを唱えて水をやった。
洞窟の外に出る。
ストレッチをし筋を伸ばす。
久しぶりの日光だ。
ひんやりした風が肌を撫でる。
世界地図を開き前回印をつけた場所を確認しインベントリを開いて除雪しながら移動した。
目的の場所に付くと周りを見渡し木を倒す方向を決める。
インベントリに残ってる少ない泥を取り出して受け口と追い口の目印を付けた。
エアカッターを唱えて切れ込みを入れていった。
前回よりも細い木だったからかエアカッター15回で倒すことが出来た。
インベントリを広げ根元から収納していった。
消費MP45か……。
まだまだ倒せそうだな。
時間もあることだし……と倒せそうな木を見繕っては倒していった。
駆け回るついでに焼き石用の丸い石も探した。
木は最初の合わせて3本切り倒すことが出来た。
走り回ったおかげでお腹が鳴った。
これくらいでいったん休憩するべく洞窟へと戻ることにした。
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