続•拗らせ少女ステファニーの幸せオナホ生活〜禁欲編〜

白つくし

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続•拗らせ少女ステファニーの幸せオナホ生活〜禁欲編〜

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「――――ここは、どこかしら」


 目が覚めるとそこは、知らない部屋だった。
 普段使っているものと比べ物にならない位ふかふかのベッド、立派な調度品に囲まれたこの部屋には全く身に覚えがない。


(寮のベッドで寝ていたはずよね、何があったのかしら……もしかして、誘拐?――それにしては待遇が良いわね)


「まぁ、とにかく寮に戻りましょう」


 ステファニー・サンソン、17歳。彼女にはやるべき事がある。愛しの彼――ジル・ウォーカーを陰で見守り支えるのだ。
 ことは数ヶ月前、桃色髪の転校生から始まった。珍しい時期の転校生であったものの、彼女は持ち前の明るさで周囲を魅了し、打ち解けたのだ。
 ―――それだけならまだいい。
 彼女はなんと、ジルの周囲をうろつき始めたのだ。笑顔で馴れ馴れしく話しかけ、腕を組む、転けた拍子に抱きつく、その他諸々……許せない。
 学園の規律を取り締まる風紀委員長の彼は「歩くバーサーカー」などと呼ばれており、周囲からは尊敬されつつも怖がられていた。そのため、今まで気安く話しかける存在がいなかったのである。
 ジルが絆されてしまうのも、そう時間はかからないだろう……。
 ステファニーは、陰で涙に濡れたハンカチを噛む生活を続けていた。
 何も行動できない自分を棚に上げ、その転校生――アリアを羨ましく思いながら、それでも2人の関係が進んで行かないよう見守るしかなかったのだ。

 しかし悪いことばかりではなかった。ジルはステファニーがプレゼントしたオナホ(感覚共有魔法付き)を気に入ってくれたのだ。
 彼は昼夜問わずソレを使い込み、ステファニーは歓喜した。いつ訪れるかわからないペニスを待ち侘び、所構わず、よがり狂う日々――。
 彼女は自身がただの性処理玩具として成り下がっているのにも関わらず、ジルに愛されているような錯覚に陥っていたのだ。


 とりあえず家人を探そう。ジルのために帰らなければいけない。授業もある。


 そう思っていると、突然部屋のドアが開いた。

 中に入って来たのは、なんとステファニーが愛して止まない彼―――ジル・ウォーカーだった。


(ええええええジル様!?どうしてここに――――――!??)


「起きたか」
「ジ、ッ、ジジ……」
「どうした、話せないのか」
「えっ……なんっ、で……」
「――ここは俺の家だ」


 そう告げるとジルはベッドに近づき、ステファニーの顔を覗き込んだ。
 間近で見るジルの顔を直視できず、ステファニーは咄嗟に布団で顔を隠す。
 寝起きの顔を見られたくない……!
 190cmはあるだろう、しなやかな筋肉を纏った肉体は彫刻のように美しく、刈り上げられた髪と瞳は黒曜石を思わせる。そんな彼が触れられそうなほど近くにいるなんて―――信じられない。
 返事をしようにも、恥ずかしくて声が出ない。変な声だと思われたらどうしよう。
 ジルは初等部のことなど覚えていないだろうから、こんな反応不審がられるに違いないのに――。


「熱でもあるのか?」


(あぁ、声も素敵だわ…………)


 何も言わないステファニーを不審がったのか、ジルはますます顔を近づけて彼女の額に手を置こうとした。
 ジルの手が触れようとした瞬間、驚いたステファニーは飛び跳ね、背後に後ずさった。
 行き場を失った手を見て、ジルの表情が曇る。


「アッ、あの、、、」


(どうしよう、拒んだつもりはないの、ジル様。貴方に触れられると、好きすぎて、どうにかなってしまうのよ!)


「……どうした」
「あの、私はなぜここに……?」
「……分からないのか」
「えぇと……すっ、すみません。今何時ですか?じ、授業に行かなければ……」
「行かなくていい」


 長い沈黙が続き、ステファニーは段々とジルと同じ部屋にいることが耐えられなくなっていた。


(同じ部屋にいるなんて……どうしましょう。ジル様が吐いた息を、私が吸っているかもしれない……!?それって、深いキッッッスをしているって、こと……!?)


 そうだ、逃げよう。

 ジルのことが好きすぎるステファニー。至近距離で会話するなど百年早かった。
 腰に響くような低いバリトンボイスを聞くだけでも足腰が立たなくなりそう。もうお終いだ。
 普段からジルに対し頭のネジが数本外れてしまうステファニー。口を開くと何を言ってしまうか分からない。
 声を出せずモジモジしているステファニーをよそに、ジルの顔がだんだんと険しくなっていく。


「ステファニー・サンソン。俺と会話する気がないのか?」
「いっいいえ!そんな、ことは……っ」


(ジ、ジル様、私の名前を知っていたのね!初めて名前を呼ばれたわ……これ録音できないかしら。
あらちょっと待って、私のせいで怒ってる……?どうしましょう、怖いけど怒った顔も美しいわ……)


 貴方のことが好きすぎて、声が出せないの――なんて言った暁には「なんだこの女」と思われてしまうだろう。
 身体が熱くなって、目が潤む。手がこわばって、喉が渇く。
 きっと私の反応はジルにとって好ましいものでは無いだろう。
 どうして彼の屋敷にいるのかは分からないが、これ以上嫌われてしまう前に、この人の視界から消えなければいけない。
 ステファニーは立ち上がると、ジルの横を通り過ぎてドアに向かった―――――が、


「――――どこに行く」
「ヒッ……」


 ジルの力強い手がステファニーの腕を掴み、強引にベッドへと引き戻した。彼女をベッドに腰掛けさせ、自身も横に座り、足を組む。ハァ、と面倒臭そうに息を吐く彼は、何故か苛立っているようだ。


「君はここにいる理由が思い当たらないのか」


(何も分からないわジル様)


 本当に分からない。彼は私に何を求めているのだろうか。

 長い沈黙の後、ジルはため息をつき、箱を取り出した。中には細長い何かが入っているようだ。
 彼は丁寧な仕草で箱の蓋を開けると、ピンクの筒状の物体を取り出し――――――


「なぁ、君――――」


「これ、見覚えあるだろう?」


 ステファニーの目の前に、差し出したのだ。

 そう、例のオナホを。


「い、」
「……い?」
「イギャアアアアアアアアア!!!!!!」


 ステファニーは淑女らしからぬスピードでオナホを咄嗟に奪い取ると、壁に向かって思いっきり投げた。
 壁にぶつかりビタンと跳ね床に落ちたソレは、反動でブルンブルンと震える。ステファニーは思わずヒィィィと悲鳴をあげた。


(バレた!?バレてしまったの?私の愚行が!!!)


 まずい、非常にまずい。
 冷や汗がだらだらと耳の後ろを伝う。何故ここにコレがあるのだろう。プレゼントしておいて言える立場では無いが、こんなもの白昼堂々とお披露目していいものでは無い。
 密室に2人、オナホあり――――。
 もしかしてここは、ステファニーの狂った行動を断罪するため作られた舞台なのではないだろうか。


(どうしよう、オナホに感覚共有魔法をかけて、性欲処理するジル様のおチンポを味わっていただなんて……こんなこと、口が裂けても言えないわ)


「な、なななななななんでそれがここに?」
「大丈夫か」
「えっ?」
「いや、なんでもない」


 ジルは床に投げ捨てられたオナホを優しく拾い上げた。
 グロテスクなピンクの物体はジルに「可哀想に」と撫でられ、ぶにょんぶにょんと形を変える。
 先端には陰核を模した小さな突起がついており、ジルの指を掠めた瞬間、ステファニーの身体がピクリと跳ねた。


「ジ……っ、ウォーカー様、そんなもの触ったら……」
「ジルでいい」
「ジル様、どうしてそれを……」
「知っているだろう」
「どういうことでしょうか……」
「部屋にあった」


 ジルはオナホを撫でる手をやめない。先端の突起を摘み、クリクリと指で転がす。
 その度にピクン、ピクンと身体が反応してしまい、息が漏れる。


(まだ感覚共有について知られた訳じゃないわ。耐えるのよ、ステファニー)


 一体どこまでバレてしまったのだろう。少なくとも、オナホの贈り主がステファニーだと知られているらしい。

 快感を逃すようにフーッ、フーッと息を吐く。絶対に気付かれてはならない。
 軽く弄られただけというのに、もうすでにステファニーの下着はぐっしょりと濡れてしまっていた。


「君からのプレゼントだろう。コレの使い方、教えてくれないか」
「―――――ッ!」


 ジルはそう言うと、口角を上げ、オナホに軽いキスを落とした。


(ジル様の意地悪……毎日あれだけ使い込んでおいて、今更使い方を教えろだなんて)




「――――――分かりましたわ、ジル様」




 ステファニーはそう言い腹を括ると、ゴクリと唾を飲み込んだ。






「指を入れてほじると中から粘液が出てきたのだが……」
「ッこれは、特別なオナホで、っ、ぁん」


 ジルは興味深そうにオナホの穴を覗き込むと、2本の指で中を弄った。
 ペニスを求めいつでも準備万端のオナホは、与えられた刺激に歓喜し、愛液を垂れ流しながらヒクヒクと蠢く。


「ここを擦ると……、嬉しそうにキュウキュウ締め付けてくるぞ」
「ァッ、ふぅっ、ん、ソコは、だめっ」


(おまんこの弱い部分全部知ってるはずなのに…指でじゅぽじゅぽ弄んでっ、ジル様ったら私の反応を楽しんでいるんだわ)


「オナホとはなんだ?」
「ぃ、言えませんっ。そんな恥ずかしい事……」
「君がくれたモノじゃないか。責任持って説明するんだ」
「ぅぅ……オナニーするために使う道具です」
「――どうやって?」
「この筒の中に……ジル様の、その、アレを……」
「――アレ、とは?」
「お、おチンポを、入れて、上下に動かして使います……」


(どうしてこんな恥ずかしいこと言わされてるのかしら……)


 頬が羞恥で火照り、屈辱のあまり涙が出てくる。
 けれども悪いのは自分だ。
 不法侵入した挙句アダルトグッズを置いていく変態女……ご用案件である。
 悪いことをしてはいけない。


(私、捕まってしまうのね……。お父様、お母様、恋に狂った娘をお許しください……後悔はしていません……)


 ジルはステファニーの様子を眺めながら、表情が豊かで面白いな……とジュポジュポ指を動かしながら思った。
 もちろんこのまま終わらせる気はない。


「この穴に、俺のペニスを挿入したらいいんだな?」
「えっ今なんて」


 ズチュン!と大きな水音を立て、ジルは一気にペニスを挿入した。


「――――――ッッッ!」


(えっちょっと待ってッ……っ無理イクイクイク……ッ、イッちゃう、おまんこイクッ……ッぁぁっ!!)


 いきなり訪れた刺激に、ビクビクビクッと身体が震え、全身に快感が駆け巡った。


(イッちゃった、ジル様が横にいるのに……っ、こっそりおまんこ気持ちよくなっちゃった……っ)


 発情しきってトロトロになってしまっていたソコは、感覚共有されたオナホにペニスが挿入されただけで無様に果ててしまった。快感を逃すまいと腰が勝手にヘコヘコ動き、「ぉっ、お”っ……」と下品な声が漏れる。
 ステファニーは目をチカチカさせながらも、手で口を押さえ、何でもない風を装った。


「ハハ、すごいなコレ。熱くうねって、搾り取られそうだ、っ」


 ジルはゆっくり手を動かし、オナホの感触を楽しんでいるようだ。
 粘着質な水音が部屋に響く。
 ステファニーは快感でどうにかなりそうになりながらも、初めて見る、ジルの赤黒いペニスから目を離せずにいた。


(これがジル様のおチンポ……!こんなに太くてグロテスクなモノが、毎日私のおまんこにねじ込まれていたなんて……ッ)


「おい君、大丈夫か?すごい汗だ」
「んっ、っ、い、いいえっ、なんでもっないです、ァッ」
「目も潤んで、顔も赤いな……男のモノを見るのは初めてか?」
「は、いっ。初めて……んっ、ですっ」


 話しながらも、ジルは動かす手を止めない。
 ズチュズチュと水音を立て、余裕そうな表情をしながらも、何かを堪えているように息を吐いている。


「っ、君のくれたオナホとやら、とても具合がいいな……っ。近くで見るか?」
「……はい」


 ステファニーは立ち上がり、ベッドに腰掛けているジルの正面に座った。
 鼻先に触れてしまいそうなほど近くにジルのペニスがある。いやらしい臭いがツンと鼻を刺す。
 ズチュン、ズチュンと激しく出し入れしているせいで、オナホからはカウパーと愛液が混ざった液体が泡立っており、顔にかかってしまった。
 ステファニーは顔についた体液を指で拭うと口に運び、うっとりと舐めた。


(ジル様の生チンポ……こんなに近くにあるなんてっ、オナホなんかじゃなくて、おまんこに挿れて欲しい……っ)


 ステファニーは思わずスカートを捲り足を広げると、小さいながらも興奮し膨張してしまったクリトリスを下着の上から愛撫した。
 しかしすぐにそれだけでは物足りなくなってしまい、クロッチの横から指を蜜壺へ差し込み、自身を慰めた。
 ジルのペニスと、自身の指の感覚とが混ざり合い、倍になった快感がステファニーを苛む。


「ーー見ているだけでこんなになったのか」
「ジル様の、せいで……ッはぁ、んんんーーっ!ダメ、おかしくなっちゃ、ぅ。指、ダメなのに、お願い見ないでジル様ぁっ」


 ズボズボとペニスが挿入されるせいで、中をかき乱す指が止められない。
 目の前のペニスがオナホを突く度に、いつものようにみっともなく喘いでしまいそうになる。
 我慢しなければいけないのに……。

 ジルはステファニーを見つめ、興奮したように手の動きを早めた。激しいピストンの度にブポッ、ブポッ、と下品な水音が響く。



「ジル様っ、ダメっ、おチンポダメなのにっ、またイッちゃう――――ッッッ!」



 ビュルルルルッと、勢いよく膣内に精液が注がれた。
 ステファニーは足を開いたまま腰をガクガク揺らし、グッタリと力を抜いた。陰部からは精液がゴポゴポと溢れかえり、肉棒を失ってしまったソコは切なそうにヒクヒクと痙攣していた。
 ジルは尿道に残った精液を最後まで注ぎ込むと、オナホからペニスを引き抜いた。



(どうしよう、ジル様の前で……オナニーしながらイッちゃった……)


 果てた余韻でピクピクと痙攣しながら、頭が真っ白になったステファニーそのまま意識を手放した。













 ――――気を失ってしまったステファニーを抱き上げ、ジルは口角を上げた。




「……これは、まだ時間がかかりそうだな」




(時間は沢山ある。今は寝かせてやろう)

 ジルは汗と愛液でドロドロになってしまった彼女の身体を拭くと、ベッドに丁寧に寝かしてやり、額にキスを落とした。








 目が覚めると、身体が妙にスッキリとしていた。
 さっきの出来事は全て夢で、起きたら寮に戻っている……という事はなく、依然として煌びやかな部屋のままだった。
 コンコンとノックが鳴りドアが開くと、見知らぬ少女が顔を覗かせた。
 彼女はステファニーが起きていることを確認すると、スカートの裾を軽く上げ、恭しく頭を下げた。


「お初にお目にかかります。奥様のお世話をさせていただきます、シャロンと申します」


(メイドの子かしら……って奥様!?)


「シャロンさん……」
「どうぞ呼び捨てになさってください。敬語も必要ありません」
「シャロン、奥様ってどういう意味……?」
「奥様は、奥様ですが……」


 シャロンは肩の高さで切り揃えられた水色の髪をサラリと揺らし、首を傾げた。
 歳はステファニーよりも下だろうか。無表情ながらも整った顔立ちは幼く、琥珀色のアーンモンドアイは高貴な猫を彷彿とさせる。


「えっと……私は誰の妻なの?」
「ジル・ウォーカー様です。旦那様より、奥様のお世話を仰せつかっております」
「これが私の夢でなければ、ジル様と結婚なんてしていないわ。だって彼と私、恋人ですらないのよ」
「入籍済みだと聞いておりますが」
「えっ」
「あとは一ヶ月後の挙式のみと伺っております」
「えぇっ」
「お式まではこの屋敷で蜜月生活と聞いておりますが」
「えぇぇっ!そっ、そんなはずないわ。ジル様と私はほぼ初対面なのに……」


(そうよ、私の一方的な片想いだったじゃない……。一目惚れしたあの日から、告白もできず影でグチグチと、ストーカーのように付き纏うような女なのよ)


「こんな私が、ジル様の妻なんて有り得ないわ……」
「奥様……」


(挙げ句の果てに、とんでもない醜態を晒してしまった。もう彼に合わす顔がないわ……)


 情けなくて、涙が出てくる。ジルの記憶を消してしまいたい。そしてこのまま消えてしまいたい。
 シクシクと顔を覆うと、シャロンが心配しているようだった。


「奥様、旦那様に聞いてみては如何でしょうか。ちょうど昼食のお誘いが来ています。お支度させていただきます」
「…………そんな気分じゃ」
「綺麗に身支度していきましょう。お任せください、美しくなって旦那様と昼食を召し上がってください」


 ぐぅ、とお腹が鳴った。そういえば朝から何も食べていない。ステファニーは頬を染め、コクリと頷いた。



「お任せください、奥様」





 シャロンに身支度を整えてもらい、食堂に案内してもらった。
 中に入ると、先に待っていたジルと目が合いそうになり、思わず俯いてしまう。
 こちらを見る視線を感じながらも、顔を上げられないまま、食卓へついた。

 そうしている間にも料理が運ばれてくると、ほとんどがステファニーの好物だった。美味しそうな匂いに自然と頬が緩む。


「美味しそう……」
「そうか」


 声をかけられ、パッと顔を上げると目が合ってしまった。
 気付いた時にはもう遅く、ジルの瞳に釘付けになってしまう。途端に顔が熱くなり、逃げ出したい気持ちでいっぱいになった。
 それもそうだ。あれほど恋焦がれていたジルと、同じテーブルについているのだ。
 先ほどはオナホの出所がバレていたことの衝撃で普通に話せていたが、普段のステファニーであれば考えられないことだ。彼女はジルと同じ空間にいるだけで、飛び上がり走り出して転けて泣き、その夜今日のことを思い出して情けなさのあまり泣きながら自らを慰める……までがワンセットである。

 ジルの責任感につけ込むため「既成事実作戦」を企てたステファニー。結局彼女は「実はあのオナホ私なんです」などと言い出せるわけもなく、普段通り過ごす彼を見ながら、仄暗い喜びに浸ることしかできなかったのである。
 


「君の好物だろう」
「な、なんで知って……」
「なんでも知ってる」


 ジルに見つめられている。それだけで気を抜くと倒れてしまいそうなほど緊張して、身体が震えてしまっている。
 もういっそ、いつの間にか使えるようになっていた「時間停止魔法」か「透明人間化魔法」を使ってこの場から消えてしまおうか。ついでにしばらくこの屋敷に隠れながら、ジルと住んでみるのもいいかもしれない。
 

(そうだ、聞かなきゃ……)


「……そ、その、シャロンから聞きました。ジル様の、妻って、どういう事ですか……?」
「そのままの意味だ」
「私たち、恋人ですらないですよね……?」
「君が言うのであればそうなんだろうな」
「ジル様と私は夫婦なんですか?」
「――――あぁ。名実ともに」


(ジル様のことが好きすぎて、とうとう頭がおかしくなったのかしら?)


 驚きすぎて言葉が出ない。
 ジルと自分が結婚?
 知らないうちに入籍――?
 更には一ヶ月後に結婚式――――!?
 都合が良すぎて、自分の頭を疑ってしまう。
 もしかして現実世界では転校生とジルが恋人になっており、この世界は壊れた自分が見ている幻覚なのではないだろうか。


「学園は……?」
「今は二人とも休学している状態だ。挙式後すぐ復学すれば、影響はあまりないだろう」
「結婚式って……」
「ひと月後に予定している。明日ドレスと小物を見に行こう」
「お互いの親に……」
「承諾を得ている」
「ジ、ジル様って……」
「なんだ」
「もしかして、あの、私のこと……」


 今まで考えたことがない、馬鹿げた想像が頭をよぎる。

(まさか……そんな事って……)


「――――あぁ、言ってなかったな」


 ジルは表情を変えず、ただ目を細めて言った。



「――――――――愛している」



 そこからはあまり記憶がない。ジルの言葉が頭をぐるぐると巡り、ろくに味わえないまま食事を終えてしまった。放心状態のままジルに手を取られ、庭園を案内される。


「少し歩こう」
「はい……」


 色とりどりの花が植えられた庭園はとても綺麗で、花の甘い香りが鼻をかすめる。
 雲ひとつない空は青く、庭園は太陽の光を浴び輝いている。満開に咲いた花に寄せられ蝶は舞い、蜂は花粉を運んでいる。全てが完璧に思えた。
  二人は見晴らしの良い場所に建てられたガゼボに腰掛け、しばらく花々を眺めた。
 手入れが行き届いた温かみのある風景に、ステファニーは少し息をつくことができた。


「この家は、君のために建てた」
「えっ…………」
「花が好きだと言っていたな」
「そんなこと、いつ……」


 花が好き、とジルに伝えたことなどない。そもそも会話すらできなかったのだから。
 うんと前に、リリィに好きなものを聞かれ、「綺麗な花」と答えた記憶はあるけれども――。


 まさか、そんな昔から?


 ジルの方を見ると、考えを読んだように彼はコクリと頷いた。握られている手は熱く、ステファニーの仮説を裏付けているようだった。


「ジル様、私も、ジル様のことを……愛しています」


 胸の奥から熱いものが込み上げて、ポロポロと涙が溢れた。崩れた顔を隠すため、思わずジルの胸に縋りつく。


(嘘みたい、私たちが両想いだったなんて……!)
 
 
 彼を想い、何度も何度も何度も手紙やプレゼントを用意した。彼を陰から見守り、落ちた髪や捨てたゴミをそーっと回収して宝物にした。彼の靴箱に入っていた手紙をじっくり読んで、泣きながら破り捨て燃やしたりもした。そしてステファニーはたまに我に返ると、自身の行動を嫌悪したのだ。こんな自分はジルに会う資格がないと、ますます行動に移せなくなってしまったのである。

 あの泣き暮らした日々が、報われるようだった。
 
 ジルはステファニーの涙でシャツが濡れてしまうことを厭わず、彼女を強く抱きしめた。

 ステファニーは十数年の想いが報われた喜びとジルに対する気持ちでいっぱいになり、彼の胸でひとしきり泣いた。




 その後、ステファニーはジルからある約束事を提案された。
 ――――それは、自慰行為及び婚前交渉しないことであった。結婚式を終え初夜を迎えるまで、お互い禁欲に励み、純潔を保とう、と。
 彼はステファニーに、挙式まで指一本触れないことを誓った。
 しかし彼女は駄々をこねた。せっかく両思いと分かったのだ。せめて抱きつきたい、頬に口寄せしたい……ついでに添い寝したい。
 顔を真っ赤にして主張するステファニーに、ジルはめっぽう弱かった。
 それ以上はしないことを約束して、ハグと口以外のキス、添い寝だけは許可されたのであった。





◆◆◆




 ――――禁欲生活が始まり、一週間が経った。

 ジルとステファニーは挙式の準備をしたり、互いの親に挨拶に行ったりと、楽しい日々を過ごしていた。

 天気の良い昼下がり。ステファニーは紅茶を啜ると、深い息を吐いた。
 今日は庭園でシャロンと2人、優雅にティータイムを楽しんでいた。
 ジルは叔父の仕事を手伝うとかで、昼間家にいない。



(そういえば、あれは何だったのかしら……)


 ジルの実家に挨拶に行った日のことだ。
 帰りしな、義父からなんとも言えない表情で「不肖の息子だがよろしく頼む」と激励されたのだ。
 義母からは「血、かしらね……辛いことがあれば言ってね」と生温かい目を向けられた。
 てっきり、家柄が釣り合わないと反対されるのかと思っていたのだ。受け入れてもらえて良かったものの、何ともいえない反応にわだかまりが残った。


「――――奥様?」


 難し気なステファニーの様子に、シャロンが首を傾げた。彼女のアパタイト色の髪が日光に当たり、キラキラと透き通っている。
 ジルの屋敷に暮らし始めてからというもの、シャロンはとても良い話し相手になってくれていた。


(この子に相談しても困らせちゃうわよね……)


「どうかされましたか?」
「何でもないわ。ただ、平和だなーって」
「全て奥様のおかげです」
「そんな、私何もしてないわよ」
「……いえ、奥様次第では今頃、阿鼻叫喚の地獄絵図でした」
「それはどういう……」
「旦那様がそれだけ、奥様のことを愛していらっしゃるということです」
「ふふ、もうシャロンったら、面白い冗談を」
「………………」
「ちなみにジル様から今日の外出許可って下りて――――」
「……おりません」
「……昨日も一昨日もよね」
「……………」
「私っていつ外に……」
「…………奥様にお仕えすることができて、シャロンは幸せ者です」
「あ、ありがとう……?」


 シャロンにキラキラとした眼で見つめられ、思わず彼女の頭を撫でてしまった。満足そうに目を閉じ、手に擦り寄る様子は人懐こい猫のようで、本当に可愛い。
 話をはぐらかされてしまった気がするが……まぁいいか。


「私もこんなに可愛らしいお友達ができて幸せだわ」


 シャロンは目を細めると、赤くなった頬を隠すようにそっぽを向いた。無表情であるものの照れている様子に、心ときめいてしまう。

 ステファニーは今日も外出を諦め、紅茶と共に出された菓子を食べながら、のんびりとした時間を過ごした。





 日が落ちジルが帰ってくると、夕食へと案内された。食事はできる限り一緒にと約束しているのだ。
 今日は牛肉のソテーがメインで、またしてもステファニーの大好物だった。
 大好きな人と食べる、美味しい料理。
 ステファニーはニコニコしながら、ジルに今日あった出来事を話した。ジルは時折頷きながら話を聞いてくれた。


「今日は天気が良くて庭園がとても綺麗で~」
「そうか……」
「料理長が作ってくれた茶菓子がとても美味しくて~」
「そうか……」
「シャロンがとても可愛らしくて~」
「そうか……」
「ちなみに明日シャロンと買い物に行きたいのだけれど――」
「必要なものがあれば使用人に頼め」
「でも……」
「許可できない」
「…………わかったわジル様」


 この頃にはもう、恥ずかしさのあまりジルの前で声が出ない、ということが無くなっていた。
 口数は少ないものの、ジルはいつも自分を気にかけてくれている。ステファニーは、彼のことをますます大好きになっていた。


「ジル様は、お仕事どうでしたか?」
「……話すようなことは何も」
「学生のうちからお仕事なんて、尊敬しますわ!勉強や風紀委員長のお仕事もあるのに……私だったらパニックになってしまいます」
「叔父上の仕事を少し手伝っているだけだ」
「ジル様は、本当に凄いです……」


 ジルは照れくさそうに目を伏せた。
 自由に外出はさせてもらえないが、こんなに幸せな生活を送っていても良いのだろうか……。
 結婚式の準備も着々と進んでおり、3週間後には初夜を迎える。親友のリリィも挙式に参列してくれるとのことで、祝いの手紙が返ってきていた。
 一時期は転校生にジルを奪われることを恐れ、ドン底の気分だったが――――今は本当に幸せだ。


「ジル様、この後湯浴みですか?」
「あぁ……」
「もし良ければお手伝いを――」
「結構だ」


(うぅ……やっぱりダメよね)


 初夜までの禁欲生活――――これだけが今の悩みだった。
 あの宣言以降、ジルはオナホを使わなくなった。あれだけ昼夜問わず毎日使い込んでいたというのに……今は箱に入れて、大事に持ち運んでいるようだった。
 スキンシップもなかなか取れず、先日は抱きつこうとして避けられてしまった。
 夜に添い寝はしてもらえるものの、中々甘い展開にならない。
 一人寂しく自分を慰めようとしても、自慰行為も禁止されてしまっているので、もどかしい熱をどうすることもできないのだ。
 ステファニーは、肌身離さず持ち運ばれ、ジルと寝食を共にしているオナホに対して、次第に嫉妬するようになっていた。


 ステファニーは夕食後、結局1人で湯浴みを済ませ、ジルが待つ寝室へと入った。
 ガウンを羽織りベッドで仕事関係の書類を読んでいるジルに近づくと、胸元を少しはだけさせて、ぴとりとしなだれかかる。


(ジル様……いい匂いだわ。初夜までお預けなんだから、これくらい良いわよね……。最近私ばかり求めているみたいだし、ちょっとくらいドキドキして欲しいのだけれど)


「ジル様の手って、こんなに大きくてゴツゴツしてたのね……」


 手のひらを重ね合わせてみると、ステファニーの指の節一つ分もジルの手は大きく、角張っていた。そのまま指を絡ませると、ジルの身体がピクリと跳ねた。


「こら、よさないか」
「お許しください……」


 ステファニーは絡み合った手を口元に持っていくと、指先、手の甲、手首の順にキスを落とした。ふとジルの顔を見ると、悩ましげに眉が寄せられ、瞳は欲を孕み熱くなっていた。


「ジル様のこと、もっと教えてくださいませ」
「――――ッ君は、俺に誓いを破らせる気か」
「ジル様が私に手を出さなければ何も問題ありませんわ。……それに、キスとハグは良いのでしょう?」
「それはそうだが……」
「ジル様……愛していますわ」


 ステファニーはジルの両脇に手を差し込み、その厚い胸板にぴとりと身体を寄せた。スンスンと息を吸うと、ジルの体臭だろうか……独特な甘い香りがする。


(あぁ……っ!なんて芳しい香り!夢みたい、ジル様に全身包まれているわ!)


 ジル・ウォーカー香水でも作ろうかしら……と考えていると、下腹部に何か硬いものが当たった。
 そこはジルの股間のある場所で――――。


「あらまぁ!ジル様もしかして――」
「触るな」
「とても熱くなっていますわ。どうしてかしら」
「どう考えても君のせいだろう」
「私のせいで……!?痛そうに……私が鎮めて差し上げますわ!!!!」
「いや結構だ」
「何故ですの!こんなに腫れあがって痛そうなのに……責任取らせてくださいませ」
「責任は初夜まで取らなくて良い」
「せめて手で……」
「――――頼む、今は放っておいてくれないか」
「………………分かりましたわ」


 かつて無いほど真剣に頼まれて、ステファニーは引き下がるしかなかった。
 布越しにでも分かるくらい熱くそそり立つそれは、ドクンドクンと脈打っている。


(ジル様のおチンポ……お慰めしたかったわ。こんなにそそり立って痛そうなのに、眠れるのかしら……)


 ジルは少し怒ったようにな表情でステファニーの額にキスを落とすと、頭を抱き寄せ「もう寝ろ」と囁いた。


「はぁい」


 あと3週間で初夜……。早く来てほしい。でないと、ジルを襲ってしまいそうだ。
 ステファニーは今にも暴走しそうな欲を抑えつけながら、ゆっくりと眠りに落ちた。









 ズン、と強い衝撃と共に膣内に熱いものが入ってくる感覚で目が覚めた。熱い棒が膣を押し拡げ、奥を容赦なく打ち付ける。
 こちらの都合を丸無視した好き勝手なピストンに、ステファニーは思わずうつ伏せになり枕に顔を埋めた。


(ジル様のっ、おチンポがッ、)


 ジュッ、ジュブッ、ジュ、ブポッ、と下品な音が響く。
 自然と脚がガニ股開きになり、クリトリスがシーツにグニグニと当たった。ジルのペニスがオナホを突くたびにステファニーの腰が浮き、プシュッ、プシュッ、とはしたない液を撒き散らす。


(ぉ”っ、ジル様のっおチンポ気持ちいいッ、久しぶりに淫乱おまんこジュポジュポしてもらえてっ、んっ、クリトリスもシーツに当たって、腰ヘコヘコ止まらないよぉっ……オナニー禁止だからっ、イくの我慢しなきゃいけないのにぃ)


 フーッ、フーッと息を吐き、快感の波が押し寄せてくるのを耐え忍ぶ。
 薄目を開けて横を見ると、ジルはこちらを向き手元を必死に動かしている様子だった。
 彼は時折「ステフ、ステフ……っ」と言いながらオナホに夢中になっており、ステファニーの痴態に気づいていないようだった。


(っ、私っを、見ながら、オナホで性処理しているのね。恥ずかしい姿がバレないように、しないと……っ。隣でこっそりおチンポ様に屈服して、無様に腰をヘコつかせてるなんてバレちゃダメ……)


 枕で口を押さえているが、どうしても「ぉ”っ……、ぉ”ほぉ……ッ」とくぐもった声が漏れる。


「――――っ起きているのか」
「――――ッ」
「気のせいか」


(ジル様のいじわる……ッ!寝ている横で、私をおかずにオナニーするなんて。いつでもおまんこ準備できてるのに、オナホしか使わないなんて……酷いっ)


 もういっそ問い詰めてしまいたいが、そうすると感覚共有のことも話さなければいけない。はしたない女と思われてしまうのは避けたい。


(私にあれだけオナ禁させておいてっ、自分だけオナホで極太チンポちゅこちゅこ擦って気持ちよくなるなんて……酷いっ。私のおまんこ使ってほしいのにっ)


 ステファニーは我慢できず起き上がると、涙目になりながらジルを睨みつけた。彼女が起きていたことに驚いたのか、ジルは手を止め目を丸くする。


「――――ジル様」
「君、起きてたのか」
「どうして」
「え?」
「どうして一人で……」
「すまない、これは……」
「酷いですッ、ジル様が言ったのに、オナニー禁止だって!だから、ジル様のためにっ、ずっとおまんこイくの我慢してたのにっ」
「悪かった」
「もう知りませんっ、ジル様の悪いおチンポなんて、こうですッ」


 ステファニーはジルのペニスの根本を掴むと、軽く力を込めて握った。反対の手でオナホを握り、ジュッポジュッポと上下に動かす。


「おい、やめろ……」
「ぁん、はぁっ……私が満足するまで、びゅーびゅー出しちゃダメ、だからっ、んんっはぁっ」
「ーーーーーっ」
「んっ、んぅっ、ジル様のためにいつもおまんこ用意してるのにっ、オナホなんかに夢中になってっ……!私もおまんこほじくってイクイクしたいのにっ、四六時中ジル様のおチンポでジュポジュポすることしか考えられないのにッ」


 ステファニーはえぐえぐと泣きながらオナホを動かした。
 初めて直接触ったペニスはドクンドクンと脈打ち、硬くそそり立っていた。勝手に射精出来ないよう強く握ると、ジルは苦しそうに呻き、顔を歪めた。髪は濡れ、彫刻のように無表情だった顔は紅潮して歪み、汗が首筋を伝い胸に流れる。
 ステファニーは初めて見る煽情的なジルの姿に嬉しくなった。いつも表情を変えず何事にも動じない彼が、自分のせいで乱れているのだ。

 ――――ジルの全てを自分のものにしたい。


「まぁジル様……汗がこんなところに……」


 ステファニーは鎖骨から首筋に舌を沿わせ、汗を舐めとった。そのまま耳をレロォ…と舐め始めると、「ステフ」と低い声で止められた。
 顔を上げると、瞳孔が開き爛々と輝いているジルの目と合った。こめかみの血管は膨張して浮き上がり、息は荒く、歪んだ口角は少し笑っているように見える。


「ヒッ…………」


 またしても初めて見るジルのおっかない表情に、ステファニーはビクリと身体を震わせた。


(これは……凄く怒らせてしまったような……)


 この表情はあまり見たくなかったかもしれない……。

 ジルは陰茎を握るステファニーの手を解くと、ペニスを抜き、オナホを箱へと戻した。
 熱くそそり立っているモノはそのままに、彼は服を整え、ポカンとした表情で座っているステファニーと向き合う。


「我慢できずに1人でマスターベーションしていたことは謝る」
「――――は、ぃ」
「ただ、煽ったりするのはよしてくれ。耐えられない」
「ご、ごめんなさい……」
「約束はもう破らない。その代わり――――」


 ジルはステファニーの耳元に唇を寄せると、脅すように低い声で囁いた。



「――――君、覚えていろよ。初夜がとても楽しみだな」













【人物紹介】

◆ステファニー・サンソン
 ジルと両想いになり最高にハッピー。軟禁生活については深く考えていない。オナホの秘密はバレていないと思っている。早く初夜を迎えたい。

◆ジル・ウォーカー
 ステファニーを軟禁できてハッピー。お陰で(今のところ)法を犯さずに済んでいる。
 色々と言葉が足りないし全部知っている。オナホの感覚共有を隠そうと頑張る彼女が無様で愛しい。
 そろそろ理性が崩壊しそう。早く初夜を迎えたい。
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