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第6章 春到来
第145話 VS凍見3
しおりを挟むノーアウト1.3塁のピンチ。
颯爽と登場した豹馬君は抑える事が出来るのか。
「当たり前だよなぁ!」
迎えるは3番バッター。
線が細くてストレートで押せそうだけど油断はしない。これまでの打席を見た感じ、バットコントロールは上手かったからね。
初球。タイガのサインに内心驚きながらも頷く。
そして投げた瞬間、バッターはバットを寝かせた。スクイズである。
しかしタイガはこれを読んでいたのか、俺にウエストを要求していた。
この点差だから、スクイズはないと思ってたんだけどね。
しっかり外されたボールはバットに当たらず。
三塁ランナーは飛び出していて、見事に挟まれた。そして、レオンが冷静にタッチしてアウト。
その間に一塁ランナーが二塁に進んだ。
しかしこれでワンアウト。三塁ランナーも居なくなり、かなり楽に投げられる。
タイガさんのファインプレーですね。はい。
そして2球目。
アウトコースへのストレート。球速は149キロと150キロは出なかったもののキレキレである。
しかし判定はボール。やはり今日の審判は渋い。
ぶいしーである。VC3000のど飴か。
……どうもすみません。
まっ、どんだけ渋い審判でも俺は基本的にゾーンで勝負するので。
明らかなストライクをボールって言われなきゃなんとかなるよ。四球は出しちゃうかもだけど。
3球目は右打者のインコースへ食い込むスラッターを選択。
バッターは手を出して、根っこで打ってしまう。
打球は三塁に転がり、レオンが打球処理。
当たりが弱くて二塁ランナーが三塁へ進んだが、これでツーアウトである。
「ふーむ。今のをバットに当てるのか。空振りを取る予定だったんだけど」
確かにバットコントロールが上手い選手だなとは思ったけど、当てられるとは思わなかったぜ。
次の打席も要注意だな。
続く4番。この打者は昔ながらの4番って感じ。
ちょっと太めの体型で、足は遅いけど長打や一発があるタイプだ。
「そして左打者。残念ながらカモですわぁ」
チェンジアップ2球で追い込み、最後はアウトコースへスイーパー。
三球三振で見事にピンチ脱出である。
「わはははは! ひかえおろー! 豹馬様のお帰りでーい!」
「ほんと、一回痛い目にあえばいいのに」
おいおい。ピンチを切り抜けたピッチャーに随分な言い様だな。
ちゃんと仕事をこなしたんだから、調子に乗るぐらいいいじゃんね。
「豹馬っちー! 助かったっすー!」
「そうそう。こういうのが欲しいんだよ。大浦は良い奴だな。後で飴ちゃんをやろう」
「ハッカのドロップでお願いするっす!」
チョイスがおかしいだろ。
それはいつも残されてる可哀想なやつじゃん。
まぁ、欲しいならあげるけど。
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